地味鉄庵

鉄道趣味の果てしなく深い森の中にひっそりと (?) 佇む庵のようなブログです。

鉄コレ飯田線クハユニ56を化粧直しN化する

2013-03-29 00:00:00 | 超へっぽこ模型製作


 脳味噌が昭和で止まったヲッサンを目当てに次から次へと鉄コレ旋風が吹き荒れる昨今でありますが、昨日は恐らく年度末決算のタイミングとC国からの貨物船の入港タイミングが重なったためか、鉄コレ119系2種と戦前型旧国3種が一気にドドッと発売となりました。こう見えても一応国鉄型車両大好き人間である私も、それぞれかねてから大いに期待し、発表早々から近所の模型屋に予約を入れて、一日千秋の思いで待ち続けて来たことは言うまでもありませんが、逆に数種類が一度にドドッと入荷するということでは、財布に一気に寒風が吹きすさぶ感覚と、ひたすらパッケージを開封して (今回は計12個 ^^;) 不要なプラパーツを外して棄てる作業の面倒臭さが同時に押し寄せ、何だかなぁ~と思うのは私だけでしょうか? (滝汗)。
 そんなオープンパッケージの国鉄型鉄コレ、119系につきましては、登場時水色編成の白帯がイマイチ薄く、するがシャトル編成についてはドア廻りの塗り具合がイマイチな個体があるかな……と思う他は総じて宜しく、なるべく早めに6連を組めるようにN化を進めて行きたいと思案しているところですが、問題は旧国 (-_-)。単色の福塩は文句のつけようがなく、仙石も特徴的なベンチレータ台座に塗りムラがある他は悪くない印象ですが、飯田線スカ色につきましては……鉄コレツートンカラー旧国の常として、やっぱり窓廻りにしっかり色がついておらず、まるでマスカラでも塗ったかのような奇妙な縁取り状態に……(-_-;)。



 しかも今回の場合、クハユニ56の塗装がアレ過ぎるという落とし穴が……(鬱)。既にヨコハマ模型フェスタに展示された試作品の段階でも危惧されたところですが、荷物&郵便室用扉と車体の間の厚みの部分について、クリームの塗りがダメダメ過ぎる……(号泣)。またそもそも、クリームの塗りが全体的に薄く感じられなくもありません……。これはもう「スケスケ××よりも木綿の××の方が純朴でむしろ××い」という歪んだ感性の持ち主である私にとっては、遺憾を通り越して断固是正を図らねばならないレベルです。まぁもともと個人的に、スカ色の鉄コレを購入した場合には、窓廻りクリームの再塗装は必須だと思っているのですが、ケースから取り出したクハユニ56をつらつら眺めるにつけ「これはもう一刻も早く手を入れなければならない。2m眼を離しても全然ダメダメでは……」という思いが沸騰したのでした。そこで、模型ドシロウトな自分でも不思議なほど猛然と解体→マスキング→塗装→再組み立て作業を進め、記念写真撮影と備忘録記事作成まで済ませてしまったという次第です (爆)。
 とはいえ、帰宅後就寝までの間に一通り作業を進められるのはせいぜい1両が関の山。そこで、未施工車と並べて比較出来るようにしたのですが、もう余りにも違いが明らかですね……はい (滝汗)。きちんと窓廻りを塗って初めて、鉄コレならではの見事なモールドが真に引き立つことがお分かり頂けるかと存じます。逆に、如何にもキタイスキー的なテキトー感覚が、折角の素材をどれほどスポイルしまくっているか……という鉄の現実も改めて露骨に示されているかのようです (-_-メ)。とくに今回のクハユニ56、運転席と荷物室の仕切りが差し込み式になっていたり、荷物&郵便室扉や屋根の踏み板が別パーツになっていたり (というわけで、踏み板にねずみ色1号を塗ってしまった♪)、さらなる精巧さが追究されているだけに、本当にこの塗りは勿体ない……の一言です。
 さて……と、まだ広窓流電の窓廻り再塗装&N化がまだ終わっていないというのに、さらに作業を施すべきネタが増え、沸き上がるファイトと面倒臭さの板挟みに陥りまくり (^^;)。いやはや、鉄コレについても「各自工夫のこと」な領域がむしろ非常に大きいと痛感する年度末であります……。