(ヤンゴンからバンコクに昨晩遅く着いたら、宿の部屋にネットがピュンピュン飛んでいるため、帰国後にアップする予定であった記事を一足お先にアップします。次回はもっと皆様お楽しみの画像をアップします)
東南アジア有数の大国でありながら、長年政治的理由により沈滞し、最近ようやく急速な発展を始めたミャンマー(ビルマ)。昨年の今頃、一応民主化を宣言したということで、鉄道写真も撮りやすそうになっているはずだよな……と当たりをつけて初訪問し、鉄道といい街や人々の雰囲気といい、その質朴な雰囲気にすっかりメロメロになってしまったものです(昔からビルメロ=ビルマメロメロという表現があるそうな)。そして早いもので約1年。新たな変化も多々ありそうだと思いまして、このたび改めてヤンゴンを再訪してみました。そして、真冬の日本から酷暑のミャンマーに一気に移動するという過酷さにもめげず、とにかく撮って乗り、大いに楽しんだ次第です。加えて、昨年と比べていろいろ変化があり、単に浦島気分を味わうのみならず、昨年撮ったカットは今年撮れないのでは……とすら思えた展開も多々あります。そこで今後、例によって極めてチンタラとしたペースではありますが、ネタ切れ気味の当ブログの埋めぐさと備忘録を兼ねてアップして参りますので、お楽しみ頂ければ幸いです。
なお、現地での活動及び記事作成にあたりましては、いつもお世話になっております斉藤幹雄様、および「西船junctionどっと混む」様の懇切な御教示によるところが大です。改めて心よりお礼申し上げます。また、現地時刻表や機関車の諸元につきましては、Google検索で得られる諸情報を参考にしておりますほか、日本からの気動車の細かいデータ・運用につきましては新興のHP「RBE ミャンマーで活躍する日本の中古気動車・レールバス」様を参考にさせて頂きました。とくに「RBE」様は頻繁なご訪問によるアップデートで有用なサイトです。この場ながら心よりお礼申し上げます。
撮影にあたっては、基本的に現地旅行会社を通じて鉄道省の正式な許可を取得すべきであるとされています。しかし私の場合は、昨年の訪問時と同様、全く事前の許可を得ていない旨おことわりしておきます。ヤンゴン駅ホームでデンと居座っている軍人?警察?のお偉いさんっぽい方に訊いても「あーどうぞどうぞ」という感じでした。とにかく外国人観光客が急増し、誰もが大喜びで列車や駅にカメラを向けるため、いちいち軍事機密扱いする必要性はなくなった……と言わんばかりです。しかし、車庫訪問希望の場合には絶対に許可証要取得でしょうし、他の多くの国と同じく橋梁などでは引き続き撮影禁止と思われます。勿論、今後の政治社会情勢次第では、駅や沿線での通常の撮影が再び難しくなる可能性もありますので、くれぐれもご留意ください。訪問された方は必ず最新の状況を確認されることをお勧めします。