小田急江ノ島賎民と相鉄賎民の流れが交錯する神奈川県大和市は、交通が便利ということ以外大して取り柄のないただの田舎です。米軍のヒコーキもうるさいですし。しかし、こんなところがA大臣の政治献金問題に伴い突然世の中の注目を集め、発覚直後は「大和駅前で街頭インタビュー」などというニュース映像が流れているのを目にして、「いや~世の中何がどうなるか全く分からん」という印象を強く抱いております (^^;
そんな土地柄を通る相鉄は、最近また新たなCI戦略に伴う塗装変更を打ち出したところですが、折角相鉄車両に似合うと思っていた現行塗装が意外にも短命に終わってしまうのは些か寂しさを禁じ得ません。昨年の9月に旧塗装が発売された新7000系鉄コレが、昨年末に新塗装も記念撮影会つきで発売されたのも、相鉄社内における漠然とした現行塗装への思い入れを反映したものなのでしょう。あるいは、新旧両塗装を出して稼ごうという算盤勘定もあるのでしょうが (笑)。
しかし、ネット上で見かける状況証拠からして、本来は新旧塗装を同時発売するつもりだったのかも知れません(旧塗装の展示用レールに新塗装と印刷されたものがうっかり混入 ^^;)。そして実際に新塗装をパッケージから取り出してみますと、相鉄CIロゴが印刷された車体中央部のみが厚塗りされ、車体のテカリ具合が他の部分と全然異なるという……。
恐らく、CIロゴを印刷する位置をうっかり間違え、全数上塗りするのに時間を要し、旧塗装との同時発売には間に合わなかったのでしょう。そこで、約半年後のボーナスシーズンにまた改めて発売し、客寄せで撮影会も開催しよう……ということにしたのだろうと推測しています。
何はともあれ、購入時のままでは車体中央部のみ余りにもテカって不自然なため、今回のN化における最もキモとなる作業として、同梱の車番ステッカーを貼ったうえで車体全体に半光沢を吹き、テカリ具合を平準化することにしました。独自フォントの車番インレタが別メーカーから発売されるとは思えず、ステッカーを永久にコーティングで固定してしまっても良いかな、ということもありますので……。
その後は、窓をOAクリーナーで丁寧に拭くという作業を経て (綿棒の先が真っ茶! -_-;)、屋根パーツも装着して再び組み立てました。以上の作業の結果、懸案のテカリの差も解消し、う~ん♪満足な雰囲気です……(*^^*)。種別は、幕板の青ラインに合わせて快速とし、手持ちの鉄コレではまだ貼ったことがなかった湘南台行きにしてみました。
なお、最適な動力であるTM-09は再生産が途絶えて久しいため (TM-17に役目を譲って絶版?)、前回の新7000系旧塗装のときと同様、第9弾のボディにTM-17を突っ込むことでTM-09を捻出しております。
作業終了後はマイクロの8000系と並べ、ナウな相鉄の雰囲気をひとしきり机上で楽しんでみましたが、こうして見てみるとマイクロはかなり青っぽい色ですね……。かっちり組み上がっている雰囲気は流石マイクロの方が上ですが、今後もし9000系がマイクロから出たら、一体いくらするのか……(-_-;;)。
さて、こうして旧6000系・新旧7000系の鉄コレが出たということで、今後は是非、2100系や5100→5050系を出して頂ければ嬉しいですね。とりわけ、アルミ車体技術初期の雰囲気を濃厚に漂わせ非常にドン臭い風貌の、2100系二段窓車を激しく待望したいと思います……。いやいやその前に、折角モニが良い感じである以上、その元である2000系(2100系に足回りを譲って廃車)も是非出るべきではないかと……。これが出れば大雄山線や三岐、そして幻の銚子電鉄=犬吠の放置車体など、いろいろバリ展も出来ますし♪。しかし、先日発表された第23弾は、地方私鉄の電車で攻めるという予告にもかかわらず、どうやら相鉄2000系ボディは含まれないらしい……(真ん中のシルエットは張り上げ屋根ではないため、少なくとも2000系末期ボディではないと思います)。う~む、相鉄ボディの鉄コレがこの先、何時どんな車種で出るのか、引き続き煩悩は尽きません。