地味鉄庵

鉄道趣味の果てしなく深い森の中にひっそりと (?) 佇む庵のようなブログです。

ジャカルタ炎鉄録 (1) JR103低運編成

2009-08-20 10:49:00 | インドネシアの鉄道


 今回のインドネシア訪問は初めてでありまして、総じて初めて訪れる街に夜も更けてから到着するというのは何とも心細いもの。空港から市街へは、インドネシアの門にふさわしく明るく照らし出された高速道路を走るわけですが、一旦高速道路を下りて市街地に入った途端、ところどころぼんやりと電灯が点る真っ暗な街の光景に、「予備知識を勉強するヒマもなく乗り込んだ自分は、果たしてこの先一週間鉄活動出来るのだろうか・・・」という不安を覚えたのでした。
 それでも、翌朝からは何が何でも乗って撮りまくらなければ、高い航空券代を払った意味がないというもの。朝4時過ぎから街中に響き渡るアザーン(礼拝の時刻を告げるコーランの朗唱ですが、実にうまい時間に流れる時報代わりでもあります)で目を覚ましたのち、やおら身支度を整え、さっそく夜明け前の暗い街を歩いてゴンダンディア駅へ向かったのでした。すると……ゴンダンディア駅の手前150mあたりで、高架上を走る103系の灯りが目に飛び込んで来たではありませんか!! その瞬間、果たしてどれだけ内心の不安が吹っ飛んだことでしょうか……!! 嗚呼、こうして異国の地を走る103系と本当に巡り会えたのだから、自分はもう孤独ではない!!と (何ともオーバーな表現ですが)。



 ゴンダンディア駅に到着した後は、まず90年代に円借款で建造されながらも早くもボロボロな駅の雰囲気や、夜明け前だというのに早くも屋根に人を乗せて満員で到着する非冷房電車の凄絶な眺めに圧倒されつつ、ジャカルタコタから折り返して来る103系をじっと待ち……そして6時15分頃、ついにデポック行の103系エコノミーAC (AC=エアコン) 到着!! やって来たのは低運編成が2本連結された8連でありまして、後ろから2両目のモハ102-321に乗車。外気の蒸し暑さとは全く無縁なほど強烈に冷房が効いた馴染みの車内に思わず「ふーっ……」と安堵の深呼吸……(^^;)。そして、次第に明るくなり行くジャカルタの街を車内から眺める頃には、103系のおかげで少しは気分にも余裕が生まれまして、何とも雑然とはしているものの何処か懐かしい風情の街並みに「これなら何とか馴染めそうだな。さぁこれからどう撮ってやろうか……」というファイトが湧いてきたのでした。
 そんな、記念すべきジャカルタでの初乗車となりました103系低運編成 (ケヨ21・27編成)、こんな感じでうまく撮ることも出来、まずは満足です。

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 以下、総論・備忘録の続きです(前回記事が字数制限に達しましたので ^^;)。

●撮影許可証について……「Asian Railway Plaza」さんの記述によりますと、最近は恐らくテロ対策との関連で撮影許可証が必要になった模様であり、現地でお会いしたYさんも最初に取得されていました。しかし、私の場合はと申しますと……到着翌日の早朝からいてもたってもいられず乗り撮り鉄に出掛けてしまい (^^;)、「許可証は文句を言われたら取りに行けば良いか」というノリで臨んでおりました。その後Yさんとのお食事中に、ジャカルタコタ駅での取得方法を教えて頂いたのですが、発行するオフィスの場所がなかなか分からず、まずはそれっぽい関係者詰め所に出向き、オフィスの場所を伺ったところ……連れて行かれたのは改札口脇の運行管理室。しかも二つ返事で「どうぞどうぞ、どんどん撮ってくれ!」とのことで、許可証云々は現場に周知されていない雰囲気……。他の駅やボゴール電車区でも、やはり許可証なしでも即オーケー。私の存在に気付いた運転士氏が気を利かせてライト点灯サービスをして下さったり、沿線民の皆様もフツーにウェルカムだったり……。というわけで、結局帰国するまで許可証を取得することもなく、気分良く撮影に徹したのでした (^^;)。但し、それも恐らくは往路の飛行機の中で必死に覚えたカタコトのインドネシア語が功を奏したに過ぎないのかも知れず、治安の状況によっては本当に許可証が必要になる可能性もありますので、訪問される方は臨機応変に対応して頂きますようお願い申し上げます。

●線路内での撮影について……今後ご紹介する画像の中には、踏切以外の線路内で撮影しているカットがあることを予めお断りしておきます(既にネット上でいろいろな方によって紹介されている画像も、線路内に立ち入らなければ撮影出来ないものが多数あります)。つい最近までの中国と同じく、インドネシアでは事実上「列車が来ない線路は生活道路と同じ」と見なされ(本当は立入禁止のはずですが、当局も完全に黙認しています)、例えば複線内を歩いているとしても、立ち入った本人が自分の責任で安全に配慮する限り、対向する列車の運転士は気にも掛けないのが現状です。但し、列車が向かって来る目の前にいるのは厳禁であることは言うまでもありません。列車本数が頻繁な中央線やブカシ線では、線路内撮影をなるべく避けるのが無難かと思われます。なお、現状では黙認されていても、今後厳禁される可能性もありますのでご留意下さい。

ジャカルタ炎鉄録 (0) 東急8500と仲間たち

2009-08-18 10:02:00 | インドネシアの鉄道


 8610Fと国鉄アメロコ風DLの並び。ガンビール駅にて。



 8608Fと低運103系の並び。ポンドック・チナ駅にて。



 8613F「JALITA」と日本製抵抗制御車との並び。ボゴール駅にて。



 8611Fと東葉高速との並び。デポック・バル~デポック・ラマ間にて。

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 いつも当ブログをお楽しみ頂きありがとうございます。
 このたび管理人はかねてから念願のインドネシア訪問を果たし、赤道直下の猛烈な暑さに連日ヘトヘトになりながらも、第二の活躍の舞台を得た日本製冷房車をはじめ各種の鉄道車両が織りなす鉄道シーンに圧倒されまくり、このたび無事帰国しました。そこで、大量にあるカットの中から選りすぐったうえで、冷房車の活躍の模様をはじめインドネシア国鉄の奥深い (?) 味わいをご紹介できればと考えておりますが、何しろデータ量が膨大過ぎて、どこから手をつけたら良いか分からん……(^^;)。そこでとりあえずは、最大のお目当てである東急8500系と他の車種との競演の模様をお楽しみ下さい~。

 なお、ジャカルタでの撮影記録をシリーズとしてアップするにあたり、まずはマンガライ駅で偶然お会いし、現地鉄道事情をいろいろと御教示下さいましたYさんに心より御礼申し上げます! m(_ _)m お会いした日の晩に食事をご一緒していなければ、インドネシア初訪問でなかなか思い通りの食事にありつけず、暑さにやられ気味だった私の体力と気力も萎えてしまったかも知れません。お楽しみのカットは早めに銀塩プリントにしてお送りしますので、しばらくお待ち下さい。
 また、現行の電車時刻表や現地最新の話題をアップされているサイト「JABOTABEK RAILNEWS」さん及び「Asian Railway Plaza」さんの記事を大いに参考にさせて頂きました。この場ながら、心より御礼申し上げます。m(_ _)m

 以下、あれこれ備忘録です。

●09年8月中旬時点での日本型冷房車運用……今月発売のRP誌最新号にて斎藤幹男氏が紹介されている4月の時点での運用と比較してもかなり変化があるようです。もっとも、いつでも臨機応変にコロコロ変わる雰囲気もありますので、以下の内容も曖昧な参考にしかならない点を宜しくご留意下さい。

 都営6000・8連オレンジ帯2本→中央線急行(日中も運用。一部ボゴール~スルポン)。
 都営6121F(8連紺帯)→中央線急行。日祝はボゴール~アンチョール急行。
 都営6連→輪番で中央線朝夕急行・タンゲラン線急行・タンジュンプリオクorクマヨラン~ブカシ間EAC・スルポン線などなど。
 メトロ59F→中央線急行。(日中も運用)
 メトロ66F→スルポン線急行。
 メトロ67F→中央線デポック急行に入ったと思ったら、8月15日は東~ブカシ線EAC終日運用に。
 東葉06F (黄緑顔)→東~ブカシ線EAC。(日中も運用)
 東葉08F→メトロ67Fと似た動き。
 東葉09F→中央線急行またはEAC。(日中も運用)
 東急8003F→中央線朝夕のデポック (&ボジョン?) 急行。
 東急8007F→中央線朝夕のデポック&ボジョン急行。
 東急8039F→中央線EAC。(日中も運用)
 東急8604F→平日土曜は中央~ブカシ線急行 (日中も運用)。日曜はブカシ~アンチョール急行。
 東急8607F→中央線急行またはEAC。 (日中も運用)
 東急8608F→中央線急行。(日中も運用)
 東急8610F→中央線EAC。(日中も運用。最も酷使されている印象・・・)
 東急8611F→中央線急行またはEAC。(日中も運用)
 東急8612F→平日土曜朝夕は中央~ブカシ線急行。日中及び休日は東~ブカシ線EAC。
 東急8613F→中央線急行またはEAC。(日中も運用)
 東急8618F→8612Fと似た動き。
 JR103系8連2本→中央線朝夕・ボジョングデ以北の急行またはEAC。

●鉄道雑誌『Kereta Api』(「鉄道」の意) について……インドネシア語オンリーですが、フルカラーで結構濃そうな話題もあり、おみやげに最適。ガンビール駅北口の雑誌ショップにはバックナンバーもあり、店主は英語を話せます。まだまだインドネシアでの鉄道趣味は限られた中産階層の高級な趣味かも知れませんが、主要駅には地元撮り鉄の姿があったり(マンガライ駅のはずれで一眼レフを構えた鉄子さん2名を見かけたときにはマジで衝撃を受けました ^^;)、検測車をチャーターして (!) 乗り鉄に興じていたり……既にかなり熱いものがあるようです。


 やっぱり本当にあった……投石 (-_-;;)。デハ8812車内にて。
 実際、時々「ボコッ!」と車体に石が当たる過激な音がします (爆)。
 完全に割れると透明アクリル板に交換され、傷が付くにつれ視界が悪化 (苦笑)。



 下車した東急8500の側面をふと見ると……何というカオスな表示!!
 大慌てでカメラを取り出すも、動き出してしまいちょいブレ (^^;
 でもまぁ……こんな表示を拝んだだけでも来た甲斐があったというもの。

紀州鉄道キハ603・満身創痍で最後の活躍

2009-08-10 00:05:00 | 地方民鉄 (近畿)


 JR紀勢線御坊駅の片隅から発車する紀州鉄道は、もともと廃止の危機にあった超零細私鉄・御坊臨海鉄道を、「鉄道」のネームバリューに着目した不動産デベロッパーが買収して存続している路線として知られていますが (公式HPを見ると一目瞭然 ^^;)、趣味的には大分交通出身のバス窓DCであるキハ603・604の存在が突出していると言えましょう。そんな紀州鉄道、個人的にはこれまで縁がなく……高校生の頃、御坊駅で駅寝をしたことがあるのですが、それも天王寺発新宮行の165系夜行で御坊到着後、朝一番の和歌山行きに乗って、今は亡き野上電鉄に行くための仮の宿としただけ。釣掛式電車専門だった中学・高校時代、まだまだ「新しい車両」に見えた昭和30年代DCは歯牙にもかけなかったのでした……(^^;;;)。
 その後約10年の非鉄のブランクを経て撮り鉄趣味に戻り、昭和の気動車も追い求めるようになってからは、俄然紀州鉄道も訪れてみたい場所となりまして、10代の頃の不明を恥じるようになったのですが、多忙の身にとって紀勢線沿線は遠い……(-_-;)。気がついてみると、キハ604は北条鉄道出身のキテツ1に取って代わられて紀伊御坊駅片隅のオブジェとなり、さらに今年改めて北条鉄道から2軸レールバスが入線したということで、これはついに一度もキハ603を味わう機会がないままとなってしまうのか……という後悔の念が……(苦笑)。しかし、ちょうどそのようなタイミングで和歌山出張の機会に恵まれまして、既に整備を終えたキテツ2が試運転を始めたというネット情報が流れる中、キハ603がいつ引退してもおかしくない最後のタイミングにうまく出張が重なったことは、本当に「ありがたや……」の一言。そこで、昨日昼までの用務が終了した後、和歌山13:04発の「くろしお」に飛び乗って勇躍御坊へと向かったのでした。



 昨日の和歌山は、既にニュース等でも伝えられている通りの天候不順の影響で極めて天気が宜しくなく、日中はやや明るい空になったものの、御坊駅に到着してさっそく地図上で目をつけていた撮影スポットに歩いて行こうとした瞬間にポツポツと雨が……。当初はにわか雨で済むだろうと期待したものの、それも空しくやがて本降りに……(T_T)。それでも、踏切が鳴って無事キハ603が現れた瞬間、「ぬををっ!シブ過ぎる! 雨だろうが何だろうが来て良かった……!」という感動が炸裂! その後は次第に雨も激しさを増し、光量は最終的にISO400で1/125秒、f4.5という「昼間なのに真っ暗」レベルまで激減 (号泣)、さらには傘も無意味な滝の雨で全身ズブ濡れとなってしまったのですが (地獄だ……)、とにかくキハ603は満身創痍、茨交のキハ112や鹿島鉄道の旧型DC群の末期と比べても「動くこと自体が不思議」という雰囲気が漂い、いつ突然致命的な故障が発生してそのまま廃車という運命をたどるとしてもおかしくないように見えるだけに、「今撮らなければもう永遠にキハ603を撮る機会はない!!」という覚悟を以て撮り続けたのでした……。そして、奮闘の甲斐がありまして、絞り開放によるアマアマな描写や被写体ブレが懸念された各カットも、何とかうまく撮影出来ていて大満足……(^O^)。
 というわけで、悲惨な土砂降りの中、撮影スポットを求めて御坊駅から歩き続けたところ、約1時間ほどでいつの間にか終点の西御坊に到着~(爆)。既に日本最短の民鉄の座を芝山鉄道に譲っている紀州鉄道ではありますが、途中駅がある鉄道としては相変わらず日本最短ではあり、あくまで御坊市内からJRへの連絡鉄道として存在しているのだなぁ~ということを思い知った次第です (笑)。
 西御坊からはいよいよ念願のキハ603乗車! (って……フツー誰でもJR御坊から体験乗車するだろ、という声が聞こえて来そうですね ^^;) ほとんどのキハ603体験乗車客 (「鉄」だけでなく家族連れなども……) は先頭付近にかぶりついている中、私は思いきり距離を置いてエンジン真上のボックスシートに座ったのですが、本当に骨董品に近いエンジンと車体が辛うじて時速20~30km程度で最後の力走をするのを味わいながら、改めてキハ603の現役走行に間に合った喜びをかみしめ、またこうして一つ消えゆく「昭和」を惜しんだのでした……。

 それにしても……返す返すも昨日の雨は悲惨でした。列車が無事定時運行していたのが救いでしたが……。明日いよいよインドネシアに行くというのに、台風来ないでくれぇ……(-_-;)。

神奈臨・初夏の千鳥町物語 (3) 帰りはマルタイ

2009-08-06 20:13:00 | 貨物列車 (神奈臨)


 インドネシア訪問を前に相変わらず多忙なのですが (汗)、時間が出来たためちょこっと更新 (^^;)。インドネシアへ旅立った103系やメトロ5000系などが最後にたどった神奈臨千鳥線にて、去る6月に撮影した甲種輸送カットのつづきです。
 京王6000系を完全に追放するまでそろそろカウントダウン……という感じで、今月に入っても追加新造がなされた9000系ですが、1067mmの仮台車を外して陸送用台車を取り付ける川崎市営埠頭に入る際には最後尾のヨを外してヤードにしばらく放置する、というところまでを以前ご紹介しました。通常、その作業は千鳥町のヤードに到着次第ただちに行われるのですが、去る6月の甲種輸送の場合は京王9000系とヨを置き去りにしてDD55 18が先に埠頭に入ってしまい、ヨの入換劇が始まるまで約1時間待たされることになりました (@o@)。
 というわけで、ひょっとすると埠頭から何かしら輸入車両を連れてくるのだろうか……と思っていたところ、ぬほっ♪やって来ましたマルタイ様☆



 しかも今回は、マルタイの長~い (?) 編成が何と2組連結されており、しかもどちらも東鉄工業塗装ということで、何やら滅多に見られない超豪華編成の趣き……(*^^*)。そこで、DD55が埠頭から戻ってくるまでさらに1時間少々、化学工場から容赦なく放出されるケミカルなかほり (爆) を浴びまくりながら、忍の一字で待ち続けていたところ……ついにDD55が川崎貨物側に連結され、驚異の重量級編成がいよいよ発車!! 無機質の極みな光景をバックに超レア編成を連写しまくるにつけ、千鳥線ファンをやっていて良かった……と改めて思った次第です。
 その後は猛ダッシュして (^^;;)、大踏切通過シーンを無事ゲット! 広角側で撮っているため、マルタイ長大編成を表現出来ているわけではありませんが、ともあれヨとマルタイが連結されていることが大事 (笑)。
 こんな感じで、約2ヶ月前の撮影となってしまった千鳥線甲種の画像を眺めるにつけ、ここを通って旅立った車両たちに来週再開するのがいよいよ楽しみになって来ました……! しかし、忙し過ぎるため、ネットで得られる時刻表をもとにダイヤを描くヒマがない……。準備不足をどう挽回すれば良いのやら……(苦笑)。

関鉄キハ5000導入とキハ30・35の今後

2009-08-04 21:06:00 | 地方民鉄 (関鉄系)


 今月に入ってやたらと多忙でありまして、インドネシア遠征から帰国するまで当分アップをお休みするつもりだったのですが……衝撃的ニュースに脳内がグルグルしておりまして、超速攻で記事を書くことにしました (笑)。
 関東鉄道公式HPによりますと、このたび8月下旬の甲種輸送ののち常総線に導入される新車は、キハ2000シリーズではなく環境低負荷型の新型エンジンとボルスタレス台車を装備した新形式・キハ5000形になるとのこと! しかも何と!鬼怒川と小貝川の流れをイメージした新塗装を採用するとのことで、これがまた従来の京成グループのバスに使われているパターン(趣味的にイマイチ……)とは一線を画し、なかなかシンプルで好感の持てるものに!!(^O^) これで今後、キハ2000シリーズも順次塗装変更されれば、今後旧型DCが減って行くとしても抵抗感なく常総線で撮り鉄を楽しむことが出来そうです。



 しかし、新型車両が入れば自ずと消え行く車両あり。今や関鉄・久留里線・会津鉄道に残るのみとなったキハ30・35系列がまた2両(?)消えて行くことが予想されます。久留里線の国鉄ツートン復活も未だ撮りに行くヒマがないのですが (-_-;)、千葉支社がこのような色を敢えて塗るということは、近いうちに久留里線に代替車両(他の地域で余剰になるキハ40系列? ハイブリッドDC?) が入る可能性が高いことを暗に意味しており、本当に昭和は遠くなりにけり……と痛感します。
 そこで関鉄の場合はどの車両が廃車となるのか……ですが、5000形が常総北線用の単行ワンマンカーであることを考えますと、常総筑波色とタラコ色を纏っているキハ100×2が最も危機に直面しているように思われます。あるいは常総北線増発用の純増としてキハ5000が造られているとすれば、当面命拾いするかも知れませんが……。その一方で、標準塗装・パッ○ギ京浜東北塗装・関鉄旧塗装を纏っているキハ350の今後も危ういわけで……果たしてキハ5000と同じ新塗装となって生き永らえるか、それともひっそりと消えて行くことになるのか……。ここしばらく常総線はご無沙汰になってしまっただけに、改めて撮っておかないとなぁと思い始めているところです(ヒマが欲しい……爆)。