昨年の9月に鉄コレ第18弾が発売されて、早いもので間もなく1周年。このラインナップは地方民鉄の大型車大好き人間にとってはこたえられないものがありましたが、世間的にはそれほどでもないようで、阿武急の人気だけが過熱して他の車種は晒し売りでも余り高騰せず、やがて新たなブツのリリースの中で忘れ去られていった……という印象があります。しかも今や鉄コレ第20弾の顔触れが確定し、鉄コレを愛玩するニッチ層の注目は圧倒的にクルクモルに集中している感がありますので、なおさら第18弾は過去の車両になってしまったのかも知れません。
しかし今や、第18弾の派生車両や兄弟車両として、伊豆急100系の低運車や長電OS10系が今週末に発売されるだけでなく、考えようによっては今年発売されたえち鉄7000系も時空を超えた京福3001形の同僚であるわけで (?)、改めて第18弾の方向性は評価されてしかるべきであろう、と思わなくもありません。個人的にはもっと地方私鉄大型車、出て欲しいですしね……☆
そんなことをつらつら思いつき、ふとプラケースに収納した第18弾を眺め返してみたところ……あちゃー!折角の長電OSカーをほとんど愛玩せずに放ったらかしていたことを思い出しました (→といふわけで、私の脳内も世間並み ^^;)。とくに長電OSカーは、窓廻りにきちんとクリーム色が吹かれておらず、実に無様に赤いのが何ともトホホであり、これをきちんと塗り直してからでなければ楽しめないな~と購入時に思ったのですが、以来すっかり他の車両をいじるのにかまけてしまい、肝心のOSカー・ドレスアップ計画は完全放置……。そして気が付いてみればOS10の発売が迫り、このままじゃいかん!と大いに焦った次第です。
とはいえ、クリーム色を全て塗り直すのでは、側面はもとより正面部分のマスキングが死ぬほど面倒臭い……(そう思うことが作業を先延ばしにさせた最大の原因)。何とかこの作業を回避しつつ、うまく窓廻りを塗る方法はないものか……。そこで思いついたのが、田の字窓部分だけにスプレーが当たるようにマスキングするという方法。こうすれば、とにかく目立つ部分に確実にクリームを吹き付けることが可能です。では、ドア窓部分はどうするか? 仔細に観察しますと、この部分は余り下地の赤が目立たないことから、ささっと面相筆でタッチアップする程度で何とかなりそうだ……という結論に。
そこで、サクサクとマスキングを進め、ブワーッとGM西武アイボリーを吹き、車番を2・52に変更したうえで半光沢を吹き、再び組み立てたところ……ををっ素晴らしい!! 余りにも間抜けだった窓廻りが飛躍的にシャキッとシャープな印象になり、実に惚れ惚れとする見映えとなりました♪ また、かくなる上は、4連化して走らせる際の見映えアップを狙おうと思いまして、スカートを切除加工してボディマウント式TNカプラーを装備してみました。実車の写真を見ますと、スカートが正面下回りをほとんどスッポリ覆った雰囲気となっており、ジャンパ栓のようなものは見当たりませんので (?)、形状が全然違うと言われればそれまでですが……出来るだけTNカプラー側はいじりたくないということでスミマセン (汗)。所詮ヘタクソ初心者の自己満足、パッと見の見映えが上がればそれで良し……ということです、ハイ (^^;)。
ともあれこんな感じで、もう2両を改装することになりますが、何としてでもOS10が発売される前に済ませなければ……。そして、OS10が発売されるとやはり窓廻りがイマイチで、自分で再塗装しなければならないことは目に見えているわけで、些かユーウツではあります (滝汗)。しかし、机上で長電をより一層楽しむためには、通らなければならない関門なのかも知れません……。