地味鉄庵

鉄道趣味の果てしなく深い森の中にひっそりと (?) 佇む庵のようなブログです。

鉄コレ長電OS0系をドレスアップする

2014-08-26 00:00:00 | 超へっぽこ模型製作


 昨年の9月に鉄コレ第18弾が発売されて、早いもので間もなく1周年。このラインナップは地方民鉄の大型車大好き人間にとってはこたえられないものがありましたが、世間的にはそれほどでもないようで、阿武急の人気だけが過熱して他の車種は晒し売りでも余り高騰せず、やがて新たなブツのリリースの中で忘れ去られていった……という印象があります。しかも今や鉄コレ第20弾の顔触れが確定し、鉄コレを愛玩するニッチ層の注目は圧倒的にクルクモルに集中している感がありますので、なおさら第18弾は過去の車両になってしまったのかも知れません。
 しかし今や、第18弾の派生車両や兄弟車両として、伊豆急100系の低運車や長電OS10系が今週末に発売されるだけでなく、考えようによっては今年発売されたえち鉄7000系も時空を超えた京福3001形の同僚であるわけで (?)、改めて第18弾の方向性は評価されてしかるべきであろう、と思わなくもありません。個人的にはもっと地方私鉄大型車、出て欲しいですしね……☆
 そんなことをつらつら思いつき、ふとプラケースに収納した第18弾を眺め返してみたところ……あちゃー!折角の長電OSカーをほとんど愛玩せずに放ったらかしていたことを思い出しました (→といふわけで、私の脳内も世間並み ^^;)。とくに長電OSカーは、窓廻りにきちんとクリーム色が吹かれておらず、実に無様に赤いのが何ともトホホであり、これをきちんと塗り直してからでなければ楽しめないな~と購入時に思ったのですが、以来すっかり他の車両をいじるのにかまけてしまい、肝心のOSカー・ドレスアップ計画は完全放置……。そして気が付いてみればOS10の発売が迫り、このままじゃいかん!と大いに焦った次第です。



 とはいえ、クリーム色を全て塗り直すのでは、側面はもとより正面部分のマスキングが死ぬほど面倒臭い……(そう思うことが作業を先延ばしにさせた最大の原因)。何とかこの作業を回避しつつ、うまく窓廻りを塗る方法はないものか……。そこで思いついたのが、田の字窓部分だけにスプレーが当たるようにマスキングするという方法。こうすれば、とにかく目立つ部分に確実にクリームを吹き付けることが可能です。では、ドア窓部分はどうするか? 仔細に観察しますと、この部分は余り下地の赤が目立たないことから、ささっと面相筆でタッチアップする程度で何とかなりそうだ……という結論に。
 そこで、サクサクとマスキングを進め、ブワーッとGM西武アイボリーを吹き、車番を2・52に変更したうえで半光沢を吹き、再び組み立てたところ……ををっ素晴らしい!! 余りにも間抜けだった窓廻りが飛躍的にシャキッとシャープな印象になり、実に惚れ惚れとする見映えとなりました♪ また、かくなる上は、4連化して走らせる際の見映えアップを狙おうと思いまして、スカートを切除加工してボディマウント式TNカプラーを装備してみました。実車の写真を見ますと、スカートが正面下回りをほとんどスッポリ覆った雰囲気となっており、ジャンパ栓のようなものは見当たりませんので (?)、形状が全然違うと言われればそれまでですが……出来るだけTNカプラー側はいじりたくないということでスミマセン (汗)。所詮ヘタクソ初心者の自己満足、パッと見の見映えが上がればそれで良し……ということです、ハイ (^^;)。
 ともあれこんな感じで、もう2両を改装することになりますが、何としてでもOS10が発売される前に済ませなければ……。そして、OS10が発売されるとやはり窓廻りがイマイチで、自分で再塗装しなければならないことは目に見えているわけで、些かユーウツではあります (滝汗)。しかし、机上で長電をより一層楽しむためには、通らなければならない関門なのかも知れません……。

新ヤンゴン熱鉄記 (17) のとNT122

2014-08-25 00:00:00 | ミャンマーの鉄道


 日本を後にして海を渡ったJR205系がジャカルタで大量にデビューしつつある一方、JRE・JRHからミャンマーに送られたキハ38・キハ40/48が約2ヶ月前に現地に到着、整備を受けている状況がネット上で散見されました。そして現地英字紙が伝えるところによりますと、ついにこのたびキハ38・キハ40/48はヤンゴン環状線の冷房車としてデビュー! 基本的にキハ38はキハ38のみで、キハ40/48はキハ40/48のみで編成を組み、しかも塗装はそのままのため、どちらの形式にしても日本時代よりも編成美を楽しめる可能性が大です。全面広告を貼られない限り……。
 この結果、既にデビューしているキハ181の5連と合わせ、ヤンゴン環状線の冷房車は計3運用となり、俄然遭遇回数も増えるものと想像されます。また、運賃は400チャットから300チャットへと値下げされ、路線バスでそれなりの距離を乗る場合の200チャットと結構良い勝負にして冷房付きでもあることから、かなり鉄道利用の増加を促すことが予想されます。そして、冷房車では必ず検札が来ることから、かつてジャカルタで冷房車が増加するごとに運賃収入も確実に増えていったというサイクルが、ヤンゴンでも加速度的に進むのではないかと想像されます。



 そこで気を良くしたミャンマー国鉄は、今後さらに冷房DCをヤンゴン環状線に投入することが予想されるわけで、日本からまとまった数の中古冷房DCを調達しようとすることでしょう。しかし、恐らく同じことを、路線再開が近づいているフィリピン国鉄も考えているわけで(RP誌今月発売号の、おなじみ斎藤幹雄氏レポート参照)、いやーこれからは中古DCの大争奪戦が起こるかも知れません。JRCでは、来年以後キハ40系列が大量に余剰となるわけですが、果たしてこれが海を渡ることになるのかどうか……? あるいは、DCが足りないものの冷房車は欲しいということで、フィリピン国鉄が203系で実現させたような発電機設置による冷房客車列車がヤンゴン環状線で実現しないとは誰も断言できないでしょう (私だけの妄想かも知れませんが ^^;)。まぁそもそもヤンゴン環状線などは、いっとき陸橋の大改造(嵩上げ=掛け替え)という犠牲を払いながらも思い切って電化してしまう方が良いと思うのですが……。冷房電車を客車として導入するとしても、クーラーが陸橋にぶつかってしまうことは目に見えているわけですから、いっそ架線の高さまで……。
 をっと妄想が止まらなくなってしまいました。ともあれミャンマー国鉄は、整備費用さえ何とかなれば、日本から持ってきた車両をとにかく大事に活用したいという願望を持っているようで、早い段階に輸入して酷使してきたDCについても、最近次々に周到な整備を受けて見違えるような姿で活躍している……という光景を眼にします。去る3月のヤンゴン訪問の際にも、のとNT122→RBE2518が、整備終了ほやほやの極めて美しい姿を魅せてくれました♪ 
 というわけで、ヤンゴン環状線で急増し始めた (?) 冷房車ともども、非冷房車も末永く活躍して欲しい……と改めて思うものです。

JRE東京総合車両センターのクモヤ143とE655

2014-08-24 00:00:00 | 事業用車両


 昨日は、毎年夏休み末期恒例となっている、JRE東京総合車両センターの一般公開が開催され、クソガキもとい電車大好きなちびっ子をはじめとした親子連れ、ならびに大きなお友達 (爆) とゆーかレールファンが多数押しかけ盛会となりました。個人的には、南入曽に多分並べられるであろうなんちゃって京急も良いな……と思わなくもありませんでしたが、西武の赤いヤツはそのうち誰も見向きもしなくなった頃に撮れば良いわけで、むしろJRE公式のPDFファイルに記された「クモヤ143御開帳」という趣旨に心が千々に乱れてしまったのであります (笑)。このため、人が多いだけで疲れるこのイベントを無視するわけには行かず、長津田から6000系急行に乗って一路大井町へ。天気がイマイチであったためか、待ち時間ゼロで正門に突入できたのは大いなる幸いでした。



 その後は、「雨の中でクハ901-1なんぞを撮って何が面白いねん」「常磐線のE231が並んでいるが、こんなのがいくら常磐快速として飛ばしてもつまらん。先日スルポン線で乗った103系やタンゲラン線で乗った203系の大爆走はサイコーだったなぁ~!」などとつぶやきつつ (キモッ!)、ひたすら早足で奥へ奥へと進んで行きますと……をっ、お目当ての青と黄色のマスクが見えて来ました……と思ったら、何と!その脇にはE655系が!! 以前、EF58 61を予告無しで並べたこともありましたが、それと同じノリなのでしょう。最初からE655系を並べると予告してしまいますと、これ見たさに押しかけるヲタや親子連れは多いものと思われ、必ずやとんでもないカヲスが現出して収拾がつかなくなってしまうでしょうから……。
 何はともあれ、鉄コレ第20弾の発売を数ヶ月後に控え、久しぶりにクモヤ143の御尊顔を仰いだのは嬉しいことですし、その脇にサイコーに神出鬼没なE655系が並んでいるというのは、何とも激レア度マックスであるように思うのは私だけでしょうか? E655系、ひと頃はしばしば設定されていた金持ち中高年向けの団臨も (大人の休日倶楽部はもとより、クラブツーリズムでもしばしば)、最近は余り走らないような気がするのですが、些か宝の持ち腐れではないかと……。高級すぎて余りツアー参加者が集まらないのでしょうか? (両親がクラツーのツアーでこれに乗って大糸線まで往復した際には、一編成に50数人しか乗っていなかったとのこと) あるいは、皇室御乗用列車としての権威を演出するため、意図的に登板回数を減らしているのでしょうか?
 ※カテゴリーは、宣伝PDFファイルに記載された当初のお目当てを基準として「事業用車両」とさせて頂きました (^^;)。まぁある意味、お召し列車の存在も国家事業の一環ではありますし。


マイクロの逸品EF13を愛でる

2014-08-23 09:34:00 | 模型素人物欲見聞記


 本日はお台場で大規模な鉄道模型イベントが開かれているわけですが、個人的にはこのイベント、元々興味ない……。ま、自宅が狭い貧乏人で、ジオラマをこさえたりHOを走らせるのなんて夢のまた夢であるからですが (笑)。というわけで、相も変わらず気に入った車両のN模型を買ってきて、机上で眺めて「ムフフ……♪」とつぶやくキモヲタに徹する今日この頃でございます (爆)。
 そんな拙宅の新たな濃いぃ模型として仲間入りしたのが、マイクロから発売されたEF13! 一応、デッキの手すりが無くて寂しい登場時戦時型ではなく、凸型戦後改良バージョンをチョイスしてみました。



 いやー!個人的には凸型電機は大好きですし、戦時中に「大東亜戦争勝利完遂まで走ればよい」というヤッツケぶりで生産された車両が戦後もしぶとく走ったという、ロクサン→73系に似た生い立ちに何故かグッと来ますので、そんな車両がお手頃価格のN模型として手に入るということ自体が喜ばしいですね♪
 今回の発売に至るまでには、周知の通り生産委託先のメーカーがC国の労働争議に巻き込まれ、マイクロの新製品販売計画全体が狂いに狂いまくったという経緯があり、さらにマイクロ製品の値段そのものもかつてのようなお手頃さは全くなくなってしまいましたが、こういう「ネタで勝負」な模型を、今後より一層精密な金型でリリースして頂ければ、マニアックな車両好きな人間としては嬉しい限りですので、関係者の皆様には是非頑張って頂きたいものです。とくに、相鉄7000系&モヤ700、ならびに山陽電鉄3050系は熱烈に期待しておりますので……♪


東急恩田通信・一畑向け (?) 謎の新顔編

2014-08-22 00:00:00 | 大手民鉄 (東急)


 先日、ジャカルタ遠征の総論として、何と乗車時に東急8000&8500系には一度も当たらなかったという衝撃の事実を記しましたが、そのリベンジとして昨日中央林間と大手町のあいだを往復した際にはしっかりと8500系の準急・急行に乗り、神の世界の如き重厚なサウンドに酔いしれた次第です♪ ジョイント音たっぷりなインドネシアでの走行音も良いですが、やはりビシバシ飛ばす田都での走行音こそ東急8500系の「正宗」のサウンドと言うべきでしょうか?
 そんな昨日、夕方は少々早めに仕事が終わりましたので、約1ヶ月少々ぶりに恩田に寄り道。かねてからウワサの、一畑向けと言われる東急1000系の改造ヘンテコ顔を拝むためですが……幸いにしてその姿を激写することが出来ました♪ 位置こそビミョーですが、屋内に収容されていたり、手前に他の車両がカブって見えない可能性を考えれば、多忙の中での久々の訪問でこうして拝めたのはラッキーなことであると言わなければならないでしょう! 
 しかしまぁ……一瞬「京成3500かよ!」と思いました。ヘッドライトの位置が異なりますが……。長電に続くなんちゃって貫通扉がキュートです♪



 いっぽう、正門脇に留置された7602Fは相変わらずですので省略。5080系の奥に佇むデハ8591も相変わらずでした。テクノ側では、これまた複数の1000系の改造が進行中ですが、屋外にある1両 (原型正面) が完全に帯を剥がされていました。こちらの一畑向け (?) は未だ帯を剥がしていないことを考えますと、別のところに譲渡されるのでしょうか? それとも、剥がすも剥がさぬも単なる気まぐれで、目的地は全く同じとか……?
 それはさておき、高台から恩田駅に向かってブラブラしておりますと、駐車場には行先表示LEDもナンバーも抜かれて明らかに廃車になると思しきエルガが2台並んでいました。来る恩田まつり(9月下旬、抽選制で開催。私は仕事が重なっているためそもそも応募していません)にて、ヘンな幕を挿入して展示されたのち、どこか地方の事業者に売却されるものと予想しますが、今やこんなエルガでも続々と廃車になる時代なのですなぁ……。未だにこのデザインはつまらん最新型と信じて疑わない、バスに関しては超初心者な私ですので、どうにもこうにも目が点です。そういえば、今回恩田に来るにあたり、青葉台からバスに乗って来たのですが、青葉台駅前には東急・横浜市営ともどもまだ辛うじて00年代初頭っぽいボディが出入りしていましたので、これも早めに撮っておかないと……。個人的にはエルガなんてどうでも良いのですが、ブルーリボン系や西工系が激しく気になりまくりでした (笑)。