地味鉄庵

鉄道趣味の果てしなく深い森の中にひっそりと (?) 佇む庵のようなブログです。

さよなら横浜線205系・最後の風雪

2014-08-21 00:00:00 | 国鉄型車両


 今年の2月以後あれよあれよと言う間に急減していった横浜線の205系は、ついに1編成のみが孤軍奮闘する状況が続き、とりわけ最近はかつて103系が誤乗防止のために掲げていた大型の「横浜線」HMを模したさよならHMを掲げて運行されて来ました。しかし個人的には先月末以降激務が続き、それがようやく終わるとすぐにインドネシアに行き、帰国してみればもう最終運行直前で沿線はヲタでいっぱい、ジャカルタで撮った画像を整理するので精一杯……ということで、その花道姿を完全に撮り逃したまま脳内でフェイドアウトさせて行くことになりそうです。



 しかしまぁ、今年2月の風雪シーンなど、横浜線205系は何度か記録しておきましたし、小田急江ノ島賎民の私としても長年横浜線の205系は新横浜から新幹線に乗る際や中央・八高線方面に出るときなど大いにお世話になり、駅間が長い区間で強烈な走行音に酔いしれ、眼を閉じれば脳内でいつでもその凄まじさを再現することもできます。しかも先日には、ジャカルタに到着したばかりでKCJ色になる前のH7編成を激写するという最高に特別な経験も得ました。したがって個人的には、横浜線時代の205系との惜別は既に終了し、これからはジャカルタを訪れるごとに横浜線組を激励してやりたい……という心情に変わっているのですが、何はともあれ首都圏有数の大混雑&黒字路線である横浜線における205系の長年の大活躍、本当にお疲れ様でした!!

第六ジャカルタ炎鉄録 (3) 横浜線205系H07

2014-08-19 00:00:00 | インドネシアの鉄道


 横浜線で長年活躍した205系の完全引退がついに今週末となり、沿線では鉄ヲタが雲集しているといわれるほか、にわかにメディアの注目を集めるところともなっているようです。いっぽう、離脱した編成は部品取りとなる一部の編成を除き、続々と各地の空き線路に疎開されたのち(先日成田から高速バスで自宅に戻る際には、習志野のようなおよそ横浜線にとって場違いな場所にも留置されていて吃驚しました)新潟送りとなり、インドネシアに送られています。既にジャカルタに到着した編成の荷揚げの模様は、いつもお世話になっておりますパクアン急行様のブログで詳細に伝えられている通りであり、しかもついにデポックにて現地化改造(主に塗装変更・パンタ変更・手すりステップ新設)が開始されたようです。まさに怒濤の勢いで、横浜線205系のKCJ Seri JR205 (205はDuaratus Limaと読む) 化が進んでいるということが言えます。



 そんな横浜線205系のジャカルタ入り、もし運が良ければ以前からの訪問予定とうまく重なり、水切りシーンやレールに乗せるシーン、さらにはマンガライへ回送されるシーンなどを拝むことが出来るのかも知れませんが、残念ながら私がジャカルタ入りする数日前に第二陣が到着してしまいましたので、そんな感動のシーンに立ち会うことは出来ず……。しかし今回の滞在中は、パクアン急行様のお取り計らいのもと、ブキッドゥリ電車区に当面留置されているH7編成を訪ねることが出来ました!! 横浜線時代そのままの姿の205系が、ジャカルタの空気・風景の中に佇んでいるという、まさに過渡期の光景……。今後は、今年2月の豪雪に象徴されるような四季の中を走ることはなく、一年365日ひたすらクーラーを作動させるという第二の車生が始まるわけですが、それを控えて束の間、一切の電源も切られて灼熱の中にまどろんでいるのを眺め、さらには椅子が一部外された車内にて、長い航海を経てきたことを思いつつ、これからも東急8000/8500系ともども神奈川県代表として頑張れよ……と声をかけたのでした。
 いっぽう、マンガライ工場ではH12編成(そしてもう1編成……確認出来ず)が草に埋もれて留置されていましたが、ここは警備が厳重なため接近することは出来ず。ウロウロしているセキュリティの兄ちゃんの目を盗んで、工場の門の外側から望遠レンズで撮影したカットがあるだけです。右下からどうぞ~。



 サハ204-107は、船倉に納めきれずデッキの上に乗せられたためか、ステンレスボディであるにもかかわらず表面がうっすら錆びています (滝汗)。ビニールカバーをかけても海上の強烈な潮風を連続して浴び続けるとこうなってしまうということでしょうか……? 果たして「KCJ謹製謎液体」で落ちるのか? また、床下機器もビニールで養生されていますが、ここが塩分でやられていないか心配です。下手をしたら今後の調子にもかかわることでしょう……。



 全開にされた窓が一瞬、205系初期車かと思わせます (笑)。



 既に埼京線6扉車が盛んに運用されていますが、まさかジャカルタに大量の6扉車が入ることになろうとは……初めて訪れた5年前には想像すら出来ず。



 運転室の各種表示は今のところ現物渡し状態です。



 マンガライで草に埋もれるH12編成。後ろにもう1編成見えます。


第六ジャカルタ炎鉄録 (2) 総論2・よろず備忘録

2014-08-18 00:00:00 | インドネシアの鉄道


 昨日は「JRE帝国と化したKCJで没落した東急車の命運を嘆く」という趣旨の駄文を書き散らして大変失礼しました (笑)。今日はそれ以外の、一年前と比較した全体的な変化を、個人的にこう見てこう感じた……という備忘録をダラダラと綴らせて頂きます。
 * 全体的に遅延が深刻。もともとKCJ公式HPに掲載されているダイヤは「こう走らせたい」という努力目標であり (そう思うのは私だけ?)、実際の運転本数も概ねその通りに保たれていることは間違いないものの、既に列車本数の過密さはジャカルタコタ・ガンビール・マンガライの信号処理能力を超えつつあるのではないか……とすら思えます。このため、上記三大関所を越える前の運転停車時分もかつてなく長くなっているような気が。とくに個人的に目撃した衝撃の光景は……ナンボ発のセメント袋貨物がボゴール線の勾配を下って来てマンガライに進入する際、信号で何と20分以上停車! しかもその直後に東葉高速が追いつき、貨物の後ろで同じく20分以上停車! 急いでいる人はどうするのでしょう……。「それでもクルマよりは速い」と割り切るのか? もっとヤバいのは、急にトイレに行きたくなった人でしょうか?!
 * また、環状線東半分、クマヨランやパサールスネンの前後に複数ある大踏切は、かねてから交通渋滞の発生源となっており、しかも年々深刻の度をきわめるクルマ・バイクの激増の結果、ついにラッシュアワーにはクルマ・バイク優先となったかの感があります。具体的には、複数の列車がさしかかるまで踏切を閉めず、それまで列車は踏切の手前で運転停車! これではタイ・バンコクのヨムマラート~チットラダー王宮駅界隈みたいではないか!! というわけで私も、朝6時半前にカンプンバンダンから環状線の電車に乗ってクマヨランに向かったところ、見事に20数分の運転停車を食らってしまいました……(超爆汗)。普段なら所要6~7分程度で済むところが35分近くかかってしまい、このために撮りそびれた列車もあり……(鬱)。何よりも、宿の自室で朝食と共に飲んだコーヒーと東葉高速車のギンギンのクーラーの組み合わせで、急激に小便がしたくなれど、ドアコックをいじって下車するわけにもゆかず、参りました……(この点、運転停車スポットとお気に入り撮り鉄スポットが重なればその場で下車出来た非冷房エコノミーは良かったですぅ! 笑)。



 * 遅延原因ネタをもう一丁。既にパクアン急行様のブログでも簡単に触れられていますが、ジャカルタコタ~マンガライ間の中央線高架区間では一律に減速措置がとられており、概ね最高時速30km程度でダラダラと実にヤル気無く走ります。理由は高架橋・軌道の状態不良による騒音のためだとか。補強工事が終わるまで当面長らくこの措置が続くことでしょう。嗚呼、この区間を早朝かっ飛ばす非冷房エコノミー電車のドアに立って、MT54とMT55を足して2で割ったようなモーター音の雄叫びに惚れ惚れしながら、ジャカルタの朝の空気を深呼吸したのが懐かしい……。
 * いっぽう、サービスの改善は少しずつ可能なところから図られているような印象ですが、その象徴が駅トイレ! 何と、全駅で無料となり、しかも以前と比べれば総じて清潔になりました(作業手順や様式などが規格化されている印象)。さらに一部の駅では、小便の色で健康状態を計る「Pee Meter」なる掲示 (しかもKCJ公式)が立小便器の前に貼られています。撮り鉄活動中の計測結果は……ご想像にお任せします (爆)。
 * 電車列車と客車鈍行が並存する路線(スルポン=バンテン線および環状東線~ブカシ線)では、電車用切符の全ICカード化・自動改札化により、客車鈍行の切符を持っている客のためにセキュリティ氏がいちいち開閉用カードを自動改札の感知部位にかざしていたわけですが、その面倒を解消するため、多くの駅で電車用自動改札と客車鈍行用改札が分離されつつあります。とくに客車鈍行を利用する場合には注意。
 * 駅ナカは加速の一途をたどっており、マンガライ駅には非常に小綺麗で洒落たパン屋が出現し、ハイソなジャカルタ女子 (爆) で賑わっていたほか、近日バブルジュース&ティーの店が進出する旨の予告が出ていました。駅ナカコンビニは完全に定着したかの感がありますが、電車区間の外側でもランカスビトゥン駅で駅コンビニが開業していました。そのうち、スタバの類のシアトル系コーヒー、あるいはそれに刺激されたジャワコーヒーの店あたりが大増殖するのも時間の問題か? (珈琲屋の増加は結構期待しているのですが)
 *車内放送充実! これまではほとんど車内放送がなかったはずが、今年訪れると一気に普及しており感動しました。自動放送装備編成の場合は「ピンポーン、Stasiun ○○」と流れるのみですが、乗換駅で丁寧に肉声で案内する場合もあり。いっぽう自動放送なし編成の場合は、乗務員の肉声でかなり丁寧な内容の放送をしている……という印象です。とくに205系は今のところ完全肉声。
 * いっぽうインフラ面では……マンガライ駅の客車区大改造が進展中。ガンビール駅やパサールスネン駅における長距離列車の集中による列車大渋滞を緩和し、マンガライ発着の列車を増やし、ジャワ島内全体における複線化の進展と合わせて増発を図るためと考えられます。しかしそれ以上に、マンガライ駅の立体化による関所の解消も急務だと思われるのですが……その気配は今のところ無し。まぁ、マンガライ駅が立体化されたら、重要な撮影スポットが壊滅してしまいますので、痛し痒しといったところですが (汗)。いっぽう、上述した環状線クマヨラン・パサールスネン界隈については、渋滞の劇的緩和のためジョコウィ(次期大統領)市政の目玉として高架化を急ぐ云々……という趣旨をどこかで目にした記憶があるのですが、これまた着手する気配はゼロ。しかも、オランダ風の古い架線柱を日本風の架線柱に代える動きが進んでおり、KAIは「しばらく高架化など実現しない」と割り切っている感が……(汗)。まぁ、ここも高架化されると撮影地が消えて困るという問題があります (^^;)。
 * ドゥリの線路市場は消滅寸前の衰退ぶり……。今回の訪問直前には、タナアバン駅南側の鉄道用地不法占拠売春街が強制撤去され、荒廃した残骸と行き場を失った人々の野宿生活が車内からも生々しく見えました。この影響のためか、たびたび当局と衝突してきたドゥリ線路市場・周辺住民にも緊張が走っているようで、ただでさえホームから遠い位置に移動した線路市場の商売人から「写真は撮るな」と言われました。3~4年前までの隆盛を思い起こすにつけ、これも時代の流れというものでしょうか……。
 * まぁとりあえずはこんな感じで、他にも思い出し次第ダラダラと綴ることにしますが、何はともあれ結論は……5年前のボロボロ気味な鉄道風景とは天地の差だ、ということです。最早電車の屋根に乗る客も全くいないのは言うまでもありません。屋根よりも車内の方が涼しいですから……。

第六ジャカルタ炎鉄録 (1) 総論1・JRE帝国?

2014-08-17 00:00:00 | インドネシアの鉄道


 周知の通りジャカルタにおける電車シーンは、日本から新たに中古車が導入される都度、全く異なる路線になってしまったかと思えるほどの激変を見せて来ました。しかし今回の訪問にあたっては、埼京線205系の大量投入がかつてないほど巨大なインパクトを与えているような印象を受け、これまでにない衝撃を受けたのでありました……(滝汗)。
 思い出してもみれば、初訪問の2009年当時は非冷房エコノミー電車の方が圧倒的に多かった一方、冷房電車と言えば都営6000・メトロ5000&東葉1000・東急8000系列が三大陣営であり (そして103系が8連2本)、とりわけ本数が多いボゴール線では東急車中心の布陣が敷かれていたことから「東急ボゴール線」という印象すら抱いたものです。その後、メトロ7000/6000系、JR203系、メトロ05系といった顔触れが参入しましたが、これらの系列はブカシ線とスルポン線の運用に多数充てられたことから (203系はスルポンには余り入らず)、「東急ボゴール線」そのものは少しずつ変容しつつも決定的な印象変化には至らず……。
 しかしながら、既に205系が13編成運用入りし、かつ8連化されたハエ31編成を除けば全て中央~ボゴール線の運用専属となっているのみならず、昨年絶不調気味であったメトロ6000系の一大陣営が懸命の保守作業を経て大挙して運用に戻り、ボゴール~環状線運用においても大きな座を占めるようになりました。また、メトロ5000&東葉1000は故障知らずの最高に使いやすい電車として認知されているようで、検査入りしない限り常に終日運用されているかのような印象があり、呼ばなくても来る状態 (笑)。一方東急8000系列は、8613Fが完全に廃車同然といわれ (今回は直接確認していませんが)、8611Fは検査中のため全く見かけず。計9編成はボゴール線のみならずブカシ・タンゲランの運用に入っていました。



 その結果……いくら5~6編成がボゴール線の運用に入っているといっても、圧倒的なJR・メトロ軍団の布陣のもとでは多勢に無勢。東急ファンのはしくれとして抱き続けていた「東急ボゴール線」という印象は完全に崩壊してしまったのでありました……。裏返していえば、今後の横浜線205系22編成大量投入と合わせ、これはJREの一発逆転大勝利であります。さらに、メトロ東西線・千代田線のいずれもJREに乗り入れることを加味しますと、ジャカルタはいつの間にかJRE巨大帝国となってしまった感があります……。しかも最近JREとKCJのあいだで結ばれた技術提携といい、KCJの親会社であるKAIの城南社長がJREに心酔しているといわれていることといい、この巨大帝国の地位は今後も永きにわたって揺らぐことはないでしょう。
 いや勿論、個人的には205系も203系も103系も大大大好き♪ですし (笑)、とりわけ今回はこの3形式の大爆走を堪能しましたので (^O^)、今回の205系激増そのものに文句を言うつもりは全くございません。否それ以上に、何故もっと早くから、少なくとも10年以上前から、JREとKAIは親密な関係にならなかったのか……とすら思うこともあります。もしそうであれば、103系が今でも大量にジャカルタで走っているかも知れないのですから。
 しかし同時に、東急ファンのはしくれとしましては、「東急8000系列は負けた」……という印象を拭えず、一抹の寂しさを禁じ得ないものがあります。もしJAL問題で東急が大損失を蒙っていなければ、今頃はもっと大量に8500系がジャカルタ入りし、「東急ボゴール線」の座は鉄壁不動だったのではないかと……。
 とりわけ、今回は東急8000/8500系のうち8611・8613Fを除く全編成の現状を激写できたとはいえ、駅で待っていても一度もすぐには現れず、結局ジャカルタで一度も東急8000系列に乗る機会がなかったという衝撃の結果となってしまっただけに、なおさら「東急破れたり……」の感を強くしてしまうのであります (苦笑)。否もちろん、来るまで待てば良く、ボゴール線であれば日中でも8~10本待てば必ず東急もやって来ます。しかし、5日間と限られた訪問にあっては、何時までも待っているわけには行きません。パクアン急行様から事前に頂いた運用表がいくら手許にあると言っても、常にダイヤが大幅に乱れている中では、その通りの順序で運用が回っているかどうか確信など抱きようもありませんし……。
 というわけで、帰路空港へ向かうタクシーの車内からジャカルタの夜景を眺めつつ、「いいもん!どうせ東急8500系なら田都でまだいっぱい走ってるし!」「伊豆急に行けば全部8000」などと強がったのでありました (^^;)。

第六ジャカルタ炎鉄録 (0) 怒濤の遠征後の御挨拶

2014-08-16 00:00:00 | インドネシアの鉄道


 2009年8月に初めてジャカルタの地を訪れて以来、何のかの言って毎年夏休みに敢行しているジャカルタ撮り鉄遠征、早いもので初訪問から5周年となりました。その間、ジャカルタはもとよりインドネシアの鉄道シーンは、内需が強いためにリーマン・ショックの影響を余り受けなかったこの国の勢いをそのまま体現するかのように目まぐるしく変化し、毎年訪れるごとに全く異なる光景の展開に圧倒されて来たものですが、第6回目となる今回の訪問もまさに「炸裂する玉手箱からの爆風にやられた浦島太郎」状態 (笑)。いやはや、計5日間の撮り鉄・乗り鉄活動は、目撃するのを期待していた様々なネタに触れる最高に充実したものとなりました♪
 とくに今回の訪問にあたりましては、いつもお世話になっております『JABODETABEK COMMUTERS NEWS』のパクアン急行様のお力添えによってブキッドゥリ車庫訪問が実現し、超!感動!の光景に触れましたほか、アジア鉄道本の名著中の名著として永く記憶されるであろう『インドネシア鉄道の旅』を刊行された落花生。様も、私の訪問に合わせ (?) 御勤務地のスラバヤからジャカルタにお越しになり、パクアン急行様の御同僚・御友人ならびにJ新聞の記者Tさんともども、楽しいひとときをご一緒させて頂きました。さらに、線路脇で会話をさせて頂いた現地鉄の皆様にもお世話になりました (翌日の都合のため夕食をご一緒できず残念!)。とにもかくにも、ジャカルタでお世話になった皆様には心よりお礼申し上げます!



 なお、毎度のジャカルタ遠征の都度、最初に申し上げていることですが……原則として線路内は立入禁止です。しかし今のところ現実には、線路内で撮影していても、自分の立ち位置の安全に十分注意していさえいれば怒られませんし、運転士氏が点灯サービスをして下さることもしばしばです(たまにVサインをする運転士氏も。笑)。但し、これはあくまでも地元民の線路内歩行と同様に黙認されているに過ぎません。従いまして、もし当ブログや他のジャカルタ鉄道事情を紹介されているブログ様の画像を参考にして線路内に立ち入り、安全上大きな問題を起こされたり処罰されたりしましても、当ブログでは一切責任を負いませんのでご承知おき下さい。あくまで徹頭徹尾自己責任ということで宜しくお願い申し上げます。
 また、無許可での駅構内撮影は、非常にうるさくなっております。セキュリティ要員諸氏は、自分の持ち場に撮り鉄が闖入してきますと、非常にやかましく排除しようとしますので、彼らを見かけたら早々に立ち去ることをお勧めします(持ち場から去れば追ってきません)。鉄道関係者(とくに駅管理責任者)が駅構内で撮影しようとする撮り鉄を見かけると、ヘルメットをかぶったセキュリティ諸氏ほど手荒な態度には出ませんが、ニッコリ笑顔で「ここはノーフォトでよろしくね♪」と婉曲に文句を言ってきますので、この場合も「何が悪い!」と反発して怒らせる前に、簡単に謝って立ち去るのが吉です。総じて、テロ事件がたまに起こっている国ではありますので、人の集まる場所でのセキュリティには年々過敏になっていることだけは頭に入れておかれると良いかと存じます。
 連載開始にあたっての感謝&おことわりの口上は以上こんな感じで、次回は総論を備忘録的にまとめる予定ですが、とりあえず昨年活躍していた電車は今年もこんな感じで華麗に競演しまくってました♪ということで、並びシーンをアップしておきます。しかし一見すると、メトロ車における車体全面広告の増加を除けば、昨年と余り変わらないのでは?という雰囲気を感じられるかも知れません。ところがどっこい実態は……(滝汗・つづく)。