地味鉄庵

鉄道趣味の果てしなく深い森の中にひっそりと (?) 佇む庵のようなブログです。

残雪光る長電散歩 (2) 赤み増す8504編成

2018-04-13 23:30:00 | 地方民鉄 (甲信)


 2020系の増備開始により、そろそろ田園都市線8500系の大変動が起ころうとしている昨今ですが、何故か青帯8637Fがこの期に及んで一頃の北総のようなカラフルドアに衣替えし、またひとつカラバリが増えております。そんな中、8500系3連6本が活躍する長電でも、スカート無しの8504編成が、戸袋の位置に長野県JAバンクの広告を貼り、ちょっと一味違う雰囲気を放っています。



 この赤が目立つラッピング、何と申しますか……セーラー服姿のJKの写真 (老け顔なのが残念!) さえなければ、東武50000系列的なノリ、あるいは豊橋鉄道的ノリが8500系において実現したかのような斬新さですね〜。もうこの際、セーラー服JKが写っていない戸袋部分赤ラッピングを長電8500系全編成に貼り、標準色化すれば良いのに、と思います。今のところ、社紋の位置はラッピングの対象から外されていますが、この際にもう、赤ラッピングの上に社紋を印刷すれば、かなりカッコ良さが増すような……(でもって、鉄コレも出る、と ^^;;)。

長野国鉄物語2018春 (3) クモユニ143

2018-04-12 21:43:00 | 事業用車両


 20数年来スーパーあずさとして運用されてきたE351系は、結局全車廃車ということで、先日長野へのラストランがあったとのこと。走行距離が長い上に振子機構が東海の383系と比べてショボく (?) やたらと揺れ、車内も結構ボロボロな気配が漂い始めていましたので、完全引退はやむを得ないことなのでしょう。
 いっぽう、国鉄末期に登場したクモユニ・クモユ・クモニといった郵便・荷物電車の類は、周知の通り鉄道郵便・小荷物輸送があっという間に廃れてしまったため、多くの車両が圧倒的短命の憂き目に遭ってしまいましたが、ごく一部の車両は事実上の事業用車両として生き延びて、JR世代の車両よりも長命となったのは痛快な (?) 成り行きと言えましょう。長野車両センターから長野駅に毎日 (?) 一回顔を出すスカ色クモユニ143は、その最たるものかも知れません。



 当初は身延線の新性能化に合わせて1981年に登場したクモユニ143は、1985年に身延線の鉄道郵便・荷物輸送が廃止になったことから長岡に転属したものの、それも束の間、1986年には国鉄全体の鉄道郵便・荷物輸送が廃止となったことから、しばらく幕張所属で房総の新聞輸送に従事、それが113系の先頭車の一部を新聞コーナーとするようになったことで、計4両が各地へ散り散りとなりました。そして最近は、長野以北がしな鉄に移管される中、長野車両センターと長野駅のあいだで辛うじてJR持ちの列車を走らせるという実績をつくるのも兼ねて、職員輸送列車100M/101Mとして、基本的に毎日1回、長野駅へ姿を現しているようです。もっとも、この手の列車の常として、突然予告なく運休をすることもあり得るでしょう。
 というわけで、本当に来るか否か全く分からない中、「スカ色クモユニ大歓迎よぉ〜〜ん♪」という気分で待ち構えていたところ、うぉぉぉ〜っ!本当に来ました♪ 切妻+スカ色……惚れ惚れとします。(^^)

長野国鉄物語2018春 (2) 115系スカ色

2018-04-08 21:20:00 | 地方民鉄 (甲信)


 しなの鉄道は現役の営業用車両が全て115系ということで、東における115系最後の牙城となっていますが、周知の通り今後数年をかけて新型車に置き換えることが発表されているだけに、今のうちに乗って撮るのを楽しむに越したことはないでしょう。そんな115系に飢える鉄ヲタのためにしな鉄が用意して下さったのが、国鉄色&JR初期色のリバイバル♪ とりわけ個人的には、スカ色にグッと来ます (*^^*)。



 そんなスカ色115系、長野駅で189系を待ち構えている間に、6連の片割れとして到着し、戸倉へと折り返して行きましたので (=ラッシュ輸送を終えて入庫 -_-;)、橋上駅舎の関係で暗く明暗差が激しいながらも何とか撮影しレタッチしてみました。う〜ん♪スカ色であるというだけでも惚れ惚れとしますが、何と言ってもJRマークが貼られていないのが素晴らしい! いずれまた是非出直して、順光のもと激写したいものです。

JR日光線205系「いろは」を初めて撮る

2018-04-06 14:00:00 | 国鉄型車両


 MT61モーターつながりで、205系の最新の話題をお一つ。
 宇都宮から日光に至るJR日光線は、東京からの直通列車が東武との競争に敗れて消えて以来、観光路線としては没落して久しく、もっぱら栃木県内の通勤・通学路線という意味合いが強かったように記憶しておりますが、ここ数年激増した外国人観光客はJRパスを使って東北新幹線とJR日光線を乗り継ぐことも少なくなく、宇都宮駅で新幹線の自由席にドドッと西洋人が乗ってくる光景にビビッたこともあります。すると、駅間が長い日光線を単に爆走するだけのロングシート205系では、「お・も・て・な・し♪」としてはちょっとどうよ?という印象も否めません。そこで、そんな新幹線乗り継ぎ観光客への配慮のためでしょうか、この4月1日から205系を2扉セミクロス化した「いろは」が走り始めています。



 そして私も、ほんの偶然ではありますが、そんな205系「いろは」を早速撮影することが出来ました。宇都宮駅の暗闇の中ではありますが……(^^;
 先日、全く鉄とは関係ない野暮用で、新幹線に乗って宇都宮を訪れたときのこと。ちょこっと時間に余裕がありましたので、すぐに駅を出るのではなくちょこっと在来線ホームに下りてみたところ、何と!目の前に本当に「いろは」が停まっているではないですか! というわけで、乗ったわけではありませんが、速攻で編成写真と形式写真を撮ってしまった……(^^
 ドアを埋めた部分はかなり目立つことは否めませんが、それを逆手に取って敢えてカラーリング上のアクセントとしたことは、なかなか良いのでは?という印象です。そして……真新しいボックスシート! こんな感じで205系や幕張の209系に設置することに吝かではない以上、是非長野の211系ロングシート車にも夜露死苦……と思うのは私だけではないでしょう。
 そして今後の焦点は、鉄コレとして出るか否かでしょうが、まぁ間違いなく出るでしょう。私も買います (笑)。

残雪光る長電散歩 (1) スノモン@長野駅

2018-04-03 12:00:00 | 地方民鉄 (甲信)


 長野を訪れれば、国鉄型車両だけでなく長電を訪れたくなるのが人情というものですので、久しぶりに須坂まで往復してみました。何と、2012年夏の林檎色2000形引退記念・須坂撮影会以来、約6年ぶりに……(滝汗)。
 その際には、成田エクスプレス色の253系改め2100系は撮影しているのですが、長電スノモン・オリジナル塗装は未だ撮ったことがないため、長野駅で折返し待ちの光景を撮影してみました。



 それにしても、久しぶりの訪問だけに、253系が東急8500系や営団3000系と並んでいる光景は未だに慣れないです (^^;)。しかしそれにしても、実に不可思議な運命の巡り合わせで,長野の場でこれら3形式が入り乱れている一方、東武伊勢崎〜日光線においても、かつて営団3000系が走った路線を東急8500系が走り、さらにその先の栗橋以北に253系が乗り入れてくるという……。これだから鉄道車両のカヲスな邂逅シーンはやめられません (笑)。
 なお、かつては「集団見合いでボッタクリ」と思っていた253系も、今や100円の特急料金をプラスするだけで乗れるのであれば、文句のつけようもございません。むしろ、何気に205系と同じモーター音が響くのが実に面白いところです。とはいえ、個人的に一層グッときたのは、スノモンよりも↓こちらだったのでありました……。


湯たんぽ営団3000系・最後の中間車……モハ3602 (元3571) 車内!
このボロさ! 小窓と鋼製塗りドアの組み合わせ!