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ミステリ感想-『黄泉津比良坂、血祭りの館』藤木稟

1998年11月20日 | ミステリ感想
~あらすじ~
五百年の歴史を持つ十津川村随一の名家・天主家。
寂しい山中の閉ざされた館で血族婚を繰り返す一族は、巨万の富を争い次第に狂気に蝕まれていく。


~感想~
二階堂黎人への雪辱としてものされた(←違う)上・下巻の作品。
持ち味の雰囲気を全開にした、前編としては申し分ない出来。
どうでもいいが僕の持つ初版では、箱男は失踪の誤植で「奇妙な疾走」をしていた。欽ちゃん?


評価:★★☆ 5
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