「呉録」に曰く。
呉範(ごはん)は風気で自分の命日を知ると、孫権に「あなたはこの日に軍師を失うでしょう」と言った。
孫権が「俺には軍師はいない」と不思議がると、呉範は「あなたが軍を動かす時、必ず私に相談なさいました。つまり私はあなたの軍師なのです」と答えた。
予言通りの日に呉範は病没した。
長男には先立たれ、他の子も幼く、風気の術を受け継いだ者はいなかった。
孫権はそれを惜しみ呉範のような占いの名手を探し、見つかれば1千戸と爵位を与えようと募ったが、見つからなかったという。
呉範(ごはん)は風気で自分の命日を知ると、孫権に「あなたはこの日に軍師を失うでしょう」と言った。
孫権が「俺には軍師はいない」と不思議がると、呉範は「あなたが軍を動かす時、必ず私に相談なさいました。つまり私はあなたの軍師なのです」と答えた。
予言通りの日に呉範は病没した。
長男には先立たれ、他の子も幼く、風気の術を受け継いだ者はいなかった。
孫権はそれを惜しみ呉範のような占いの名手を探し、見つかれば1千戸と爵位を与えようと募ったが、見つからなかったという。