小金沢ライブラリー

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11/18のNXT TakeOver WarGames #421

2018年04月30日 | 今週のNXT
カシアス・オーノ ×-◯ ラーズ・サリバン
(スパインバスター)

体格で劣らないオーノは正面から打撃戦を挑むも分が悪い。ローリング・ブートで初のダウンを奪うがカウント2で返され、さらに顔面ストンピングを連打するが怒りを誘いカウント1で返される。
最後はディスカス・エルボーをスパインバスターに切り返され、玉砕した。


アリスター・ブラック ◯-× ベルベティーン・ドリーム
(後ろ回し蹴り)

ベルベティーンは両腿に自分とブラックの顔をあしらった一戦限りの特製タイツで登場。
序盤はブラックが執拗に左腕の関節を取り続けギブアップ寸前にまで追い詰めるが、以降はベルベティーンは一切腕を痛がらず、蹴り技からアピールまで対抗意識を燃やし何かと張り合う。
初めて長尺の試合を任されたベルベティーンはブラックと意外にも非常に手が合い、白熱した展開に。
新技のDDTやデスバレーボムであわやという場面もあったが、ブラックが後ろ回し蹴りを一閃させ辛くも勝利した。


NXT女子王座決定4ウェイ戦
◯ エンバー・ムーン × ニッキー・クロス ペイトン・ロイス カイリ・セイン
(イクリプス)王座獲得

4人が入り乱れ動きを止めずに戦い続ける。終盤は必殺技の撃ち合いになり、ニッキーがペイトンのフィッシャーマンズスープレックス→ダウン中にカイリのアラバマスラムでペイトンを叩きつけられる→カイリのダイビング・エルボードロップと立て続けに被弾し、最後は揉み合うニッキーとペイトンを二人まとめてエンバーがイクリプスで捕らえ、必殺技を3連続で喰らったニッキーがフォールされた。

その後、ウィリアム・リーガルGMと前王者アスカが現れ、アスカの手からエンバーにベルトが授与された。


NXT王座戦
ドリュー・マッキンタイア ×-◯ アンドラーデ・シエン・アルマス
(スパイクDDT)王座奪取

並ぶと体格差は歴然だが、アルマスは多彩な技でマッキンタイアのパワーに対抗。
終盤、アルマスはベルトをスタッフから奪いレフェリーを引きつけると、その隙にゼリーナ・ベガが乱入し素晴らしい切れ味のハリケーンラナでマットに突き刺す。すかさずハンマーロックDDTにつなげるがマッキンタイアはカウント2で返し、逆にクレイモアを浴びせる。
だがここもゼリーナがアルマスの足をロープに引っ掛けブレイクさせると、最後はコーナー上の攻防からアルマスが不格好ながらスパイクDDTに切り替え、あっけなく3カウントが叩かれた。
ゼリーナは本当に良い動きを見せており試合にも出て欲しい。


9人タッグウォー・ゲーム戦
× SAnitY(エリック・ヤング&アレクサンダー・ウルフ&キリアン・デイン) ◯ アンディスピューテッド・エラ(アダム・コール&ボビー・フィッシュ&カイル・オライリー) オーサーズ・オブ・ペイン(エイカム&レーザー)&ロデリック・ストロング
(ショットガンキック)

ウォー・ゲーム戦はWCWで行われていた試合形式で、2つのリングを1つの金網で覆い、各チームから1名リングに上がり、時間差で仲間が追加されていくルール。エリミネーション・チェンバーのチーム版といったところか。

先発はエリック・ヤング、アダム・コール、そしてペインと同じ衣装に揃えてきたストロング。
金網も2つのリングもさほど活かされないまま5分過ぎ、てっきり1人ずつ追加かと思っていたらエラの2人がいっぺんに出てきて吹いた。これ圧倒的有利すぎるだろ!
さすがにまた5分では無理ゲーだと思われたのか次の解放は3分後で、ペインの2人がリングに突入し次々と敵を蹴散らす。
さらに3分経ち孤立無援のまま6分いたぶられたヤングにようやく仲間が駆けつける。ゲームなら絶対体力ゲージ無くなってる。
ウルフはトンファー、デインはパイプ椅子を持ち込み「え?凶器ありだったの?」と観客を驚かせ、ヒールのくせになぜか凶器を使ってこなかったエラとペインを圧倒する。
そこからは凶器と人が入り乱れる、とうてい書き尽くせない大乱闘に。デインのシェイン・マクマホンばりのコーナー・トゥ・コーナーや、金網頂上からストロングがコールにブレーンバスターを仕掛け全員の上に落ちる、などハイライトも多数あり、最後はヤングを竹刀で殴り倒したコールが、ショットガンキックでパイプ椅子ごとヤングの顔面を打ち抜き、エラが初のウォー・ゲーム戦を勝利した。

一軍でやる前にNXTで試したのだろうが、ウォー・ゲーム戦ならではの2つのリングを活用したツープラトンはいくつかあったが、片方のリングは主に休憩所として機能し、ウォー・ゲーム戦云々と言うよりも、単純に凶器ありの金網チーム戦は面白いというだけのことかもしれない。
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11/15のNXT #420  決まり手はジャブ

2018年04月29日 | 今週のNXT
ストリート・プロフィッツ(アンジェロ・ドーキンス&モンテス・フォード) ◯-× リディック・モス&ティノ・サバテリ
(ジャブ)

2~3回前からバックステージで争っていた両チームが特番を待たずに対決。
ここまで常に楽勝してきたプロフィッツだがさすがに苦戦し、フォードが敵陣に捕まる。
しかしサバテリの隙をつきあっさり脱出すると交代したドーキンスが暴れ回り、とてもフィニッシャーに見えない軽いジャブが顎に入ったのか、サバテリが大の字に倒れフォールされた。


ラウル・メンドーサ ×-◯ ラーズ・サリバン
(スパインバスター)

開始30秒ほどはメンドーサが遅い蹴り技で優勢だったが、プランチャを頭突きで撃墜されると、なすすべもなく弄ばれた。

サリバンは試合後もさらに追い打ちしようとしたが、特番で対戦の決まったカシアス・オーノが現れると、笑いながら去っていった。


エンバー・ムーン ◯-× メルセデス・マルティネス
(イクリプス)

以前は特番直前の回は、調整試合のようなやられ役相手の圧倒的な試合ばかりだったが、層が厚くなりエンバーはインディーの雄メルセデスと戦わされる。
メルセデスは相手を離さずキャッチレスリングで攻め立て、じたばたしたスリー・アミーゴ(トリプル・ブレーンバスター)やスーパーRKOを喰らわせる。
エンバーはメルセデスの必殺技と思われるフィッシャーマンバスターだけは必死に回避し、最後はブートをかわしてロープに自爆させると蹴り倒し、イクリプスと名付けられたフライング・スタナーでとどめを刺した。


・ドリュー・マッキンタイアとアンドラーデ・シエン・アルマスが激突

マッキンタイアが特番での決戦を前に演説しているとアルマスがリングに走り込み、高山善廣 VS ドン・フライのようにノーガードで殴り合った。
殴り合いはマッキンタイアが制したが、ゼリーナ・ベガがプランチャで襲いかかり、軽々と受け止められるもその隙にアルマスが不意打ちし、ハンマーロックDDTを浴びせ前哨戦を制した。
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この解説を読んではいけない 2

2018年04月27日 | ミステリ界隈
前回の記事から2年経ち、情報がまた溜まってきたので、再びまとめてみた。
ミステリの解説等に書かれた悪質なネタバレを紹介し、被害に遭わないよう注意喚起する。
事前にネタバレ警告してくれている物は含めていない。またwikiのネタバレは基本的には自己責任だが、他作品のネタバレをしている物や、映画版の記事でのネタバレ等の踏みやすい物は記した。
作者名で五十音順に紹介。


◆芦辺拓
「グラン・ギニョール城」創元推理文庫

※解説だけではなくあらすじにもネタバレあり。


◆荒木一郎
「シャワールームの女」徳間文庫

※あらすじにネタバレ。


◆有栖川有栖
「孤島パズル」創元推理文庫

※ネタバレ警告前に犯人の性別が特定されているので要注意。さらに続編「双頭の悪魔」のネタバレもある。


◆泡坂妻夫
「亜愛一郎の転倒」創元推理文庫(※初版のみ?)

※続編「亜愛一郎の逃亡」のネタバレがある。


「花嫁は二度眠る」光文社文庫


◆大倉崇裕
「三人目の幽霊」創元推理文庫

※これもネタバレ警告前にネタバレ。


◆岡嶋二人
「チョコレートゲーム」講談社文庫

※表紙にネタバレ。新装版は大丈夫。


「焦茶色のパステル」wikipedia


◆折原一
「倒錯のロンド」講談社文庫


◆加納朋子
「沙羅は和子の名を呼ぶ」集英社文庫

「掌の中の小鳥」創元推理文庫


◆貴志祐介
「悪の教典」文春文庫


◆草川隆
「無縁坂殺人事件」廣済堂文庫

※あらすじにネタバレ。


◆栗本薫
「ぼくらの時代」講談社文庫


◆澤木喬
「いざ言問はむ都鳥」創元推理文庫

※裏表紙とあらすじにネタバレ。


◆清水義範
「ABO殺人事件」ソノラマ文庫

※表紙にネタバレ。


◆鷹見緋沙子
「不倫夫人殺人事件」

※あらすじにネタバレ。


◆辻村深月
「名前探しの放課後」Wikipedia

※別の作品のネタバレでもあるので要注意。


◆中山七里
「切り裂きジャックの告白」角川書店

※帯にネタバレ。


◆夏樹静子
「最後に愛を見たのは」講談社文庫


◆法月綸太郎
「ふたたび赤い悪夢」講談社文庫


◆幡大介
「猫間地獄のわらべ歌」講談社文庫


◆東野圭吾
「ある閉ざされた雪の山荘で」講談社文庫

※他の東野作品のトリックを多数ネタバレ。そもそも読まない方が良い。


「幻夜」集英社文庫

「放課後」講談社文庫


◆深木章子
「鬼畜の家」講談社文庫


◆光原百合
「遠い約束」

※「孤島パズル」のあの伝説的ネタバレをピンポイントで再録という作者への皮肉か嫌がらせとしか思えない暴挙。西澤保彦は何を考えてるの?


◆湊かなえ
「夜行観覧車」双葉社

※帯にネタバレ。


◆宮部みゆき
「ソロモンの偽証」Wikipedia

※原作・映画版ともにネタバレあり。


「我らが隣人の犯罪」文春文庫

「スナーク狩り」光文社文庫


◆山田風太郎
「明治断頭台」

※ほとんどの版元に収録されている木田元の解説にネタバレあり。


「妖異金瓶梅」創元推理文庫

※ただし作品の性質上ネタバレはやむを得ない。


◆横山秀夫
「顔 FACE」徳間文庫


◆連城三紀彦
「顔のない肖像画」新潮文庫

※本編ではなく「戻り川心中」と「恋文」のネタバレ。新装版は未確認。


~~番外編~~

◆中島河太郎

※氏の解説は99%ノーモーションでネタバレしているので要注意。


◆鮎川哲也賞等の新人賞の選評

※新人賞の選評は基本的にネタバレがある。


~~おまけ~~

以前にも紹介したが中山七里「さよならドビュッシー」のWikipediaは、逆にものすごい労力を注ぎ、全力のフェアプレイを演出しているので、読了後にぜひ見て欲しい。
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11/8のNXT #419  唐突にパクられるワーム

2018年04月24日 | 今週のNXT
ヘビーマシーナリー(タッカー・ナイト&オーティス・ドーゾビッチ) ◯-× ショーン・マルタ&クリス・ペイン
(コンパクター)

決して弱くない相手のはずだがドーゾビッチは唐突にワームを披露するなど余裕で、必殺ツープラトンで二人まとめて圧殺した。


カイリ・セイン ◯-× ビリー・ケイ
(ダイビング・エルボードロップ)

ビリーはペイトン・ロイスの介入を機に、腕を極めながらのトーチャーラック(アルゼンチンバックブリーカー)でカイリを苦しめる。
だがカイリはスピアーで反撃に出るとマシンガン逆水平、スライディングDで追い打ちし、超高度からのエルボードロップでかたを付けた。
エルボーの前の回転チョップはあれでエルボー浴びるまでダウンするのかよというくらい説得力ゼロだったが。


セザル・ボノーニ ×-◯ ベルベティーン・ドリーム
(デスバレーボム)

プッシュされてるのかどうなのかよくわからないボノーニの入場曲には歌が付いた。
しかしいいところはほとんどなく一方的に攻め立てられ、スパインバスターからデスバレーボムであっさり仕留められた。


ロデリック・ストロング ◯-× アダム・コール
(アンディスピューテッド・エラの乱入により反則)

コールはエラの仲間を伴わずに現れる。ストロングのドロップキックや延髄斬りと、コールのスーパーキックや延髄斬りがクリーンヒットし合い見るからに痛そう。
最後はトップロープ上の攻防から、担いでターンバックルに落とすという技でもなんでもないただの乱暴でコールが大ダメージを負うが、フォールに行こうとするストロングを、駆けつけたボビー・フィッシュとカイル・オライリーが引きずり落としてしまい、反則負けとなった。

試合後はSAnitYやオーサーズ・オブ・ペインらウォー・ゲームの参戦者が現れ大乱闘。
場外で殴り合う全員の上に、ストロングがコールごと雪崩式ブレーンバスターで落ちて行き、全員ダウンで幕を引いた。
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今週のキン肉マン #244 羽根をもがれた蝶々!!

2018年04月23日 | 今週のキン肉マン
・マリポーサと1ミリも接点ないのに長年のライバルみたいに名前を呼ぶウルフマン
・ブリザードハンドまた当たったぞ
・ヘイルマンワールドの頭悪そう感すごい
・さすが六鎗客のブロッケンJr.ことヘイルマン
・ブリザードハンドさらに2発命中。だからなんで凍らないんだ
・螺旋状にリンクを作って、ただのエルボードロップww
・特に理由もなく凍った両足が自由になってるな
・【悲報】アノアロの杖いらない
・次回、ヘイルマンのアイスショーが中止に……!?じゃねえよwwwww
・もう我々は鉄柱にチョップした摩擦で発火することには驚かない
・驚くのはアノアロの杖いらないのかよと、なんで熱くないんだよという点
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ミステリ感想-『豆腐の角に頭ぶつけて死んでしまえ事件』倉知淳

2018年04月22日 | ミステリ感想
~あらすじ~
第二次世界大戦末期、とある研究所で密かに開発が進められる新型爆弾。
その実験に携わる新兵が密室で撲殺される。周囲に凶器は無く、代わりに粉々になった豆腐が散らばっていた……表題作。

他5編を収録した短編集。


~感想~
まだまだあった単行本未収録の中・短編を収めた作品集。
以前は数年に一冊しか出ていなかったのに、こうも毎年のように刊行されていると、倉知は寡作や筆が遅いわけではなく、単にまとめてくれる出版社がなかなか見つからなかっただけではないかと思えてならない。

2011~2017年の間に書かれた作品で、猫丸先輩シリーズから非ミステリのSFまでと幅広く集められているが、いずれも可もなく不可もなくといったところで、目立った良作も駄作も無い。

それぞれ簡単に紹介すると「変奏曲・ABCの殺人」はミステリ風味の、「社内偏愛」はSF風味の世にも奇妙な物語めいた作品。
「薬味と甘味の殺人現場」は「口にネギを突っ込まれ、枕元にケーキを供えられた死体」という魅力的な謎が、いわゆる狂人の論理で解かれるのが少し残念ながら、解決で終わればよいところを間延びした着地をするのがなんともはや。
「夜を見る猫」も「三日三晩、夜中にじっと壁を見る猫」という日常の謎に意外な真相を付けるのはいいが、猫を可愛がるパートと解決編の説明が冗長に過ぎる。が、これはいちゃもんというものだろう。

あらすじを書いた表題作は逆に解決パートが電光石火の早業で好感が持て、「猫丸先輩の出張」は完全無欠の密室なのに例によって誰も密室と言い出さないのが微笑ましく、単純なトリックで不可能状況を構成し、オチも綺麗に決まった佳作だが、状況説明が下手すぎて無駄にページ数を食っているのがネック。
「猫丸先輩シリーズのように短くすれば見栄えが変わる」と言い続けてきたが、そのシリーズでもこんなに冗長になってしまうとは。

ともあれ各短編の質は一定以上あるので、ファンなら読んで損はしないだろう。


18.4.20
評価:★★☆ 5
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ミステリ感想-『友達以上探偵未満』麻耶雄嵩

2018年04月18日 | ミステリ感想
~あらすじ~
伊賀ももと上野あおは中学からの親友にして、名探偵を目指すライバル同士。
刑事であるももの兄を通して警察からも信頼された桃青コンビが、周囲で起こる事件に挑む。


~感想~
もともとNHKの視聴者参加型の推理ドラマ「謎解きLIVE」用に書き下ろされた作品なのだが、「謎解きLIVE」の独立した人物設定の一部はおろか名前までをも流用し、それをシリーズ作品にした挙げ句、とあるぶっ飛んだ趣向まで仕込んでしまうのだから、大胆不敵というかもうむちゃくちゃである。いいぞもっとやれ。

キャピキャピした女子高生同士の会話はわりと寒い描写もあるのだが「NO推理、NO探偵?」の洗礼を受けた後だと微笑ましく感じられた。さすがに麻耶の口から「アナザーなら死んでた」が出たのには吹いた。つくづく思うが「N、N」はトリックは悪くないんだから、このくらいの描写に抑えとけば全然問題なく読めたのにな……。
これも余談だが舞台の伊賀市について妙に描写が細かいと思ったら、なんと麻耶の故郷で驚いた。そりゃ詳しいわけだ。

ドラマ用の「伊賀の里殺人事件」をはじめ、麻耶作品としてはトリックはおとなしめ。読者への挑戦状を配したフェアプレイに徹し、麻耶レベルの作家ならいくらでも書けるだろうオーソドックスな推理が楽しめる。
が、本命は三編目の「夏の合宿殺人事件」で明かされるとある趣向の方。麻耶はこれ好きだなあ、またこれかと思いつつも面白いのだからしょうがない。伏線の上手い作品をよく二度読み必須というが、全く別の意味で二度読み必須かつ、二周目のほうがより楽しめる趣向が新しい。つくづく変なことを考える作家である。

「化石少女」のように一作限りではなく、今後のシリーズ化もできる可能性が高く、もしそうなればとんでもない展開を見せることも期待でき、ぜひとも熱望したい。


18.4.16
評価:★★★☆ 7
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SCP-1351~1360

2018年04月17日 | SCP紹介
SCP-1351 - Moebius Cave (メビウスの洞窟)
ケンタッキー州マンモス・ケーブ国立公園のある洞窟。空間異常が発生しており、内部はメビウスの輪のようにねじれている。稀に過去や未来から迷い込んだ財団の探検隊が現れる

SCP-1352 - Sentient Whirlwind (自我あるつむじ風)
意志を持った塵旋風。人間に好意的でペットのようになつく

SCP-1353 - Comforting Centipedes (癒し系ムカデ)
フェルト人形のようなムカデ。睡眠中の人間の体内に潜り込む。宿主がなんらかの郷愁を感じると無作為に動き回り大きな不快感を与える。やがて宿主は感情を失うことで適応する

SCP-1354 - Fancy-Talking Soup (洒落たお喋りスープ)
意志を持つ11杯のスープ。処置をしなくても腐敗せず摂氏37℃を保ち、一部を除去しても再生する。文字の形をしたパスタを浮かべ会話が可能。聴取の結果、オレゴン州で行方不明になった数十人の人物と一致することが判明。彼らはいずれも30~35歳の片親世帯の父か母で、子供も行方不明となっている

SCP-1355 - House of Harmonious Boxes (合唱する箱たちのお家)
改装中の小学校。書庫のダンボール箱に擬態した生物が美しい声で歌い、それを聴いた者は消失し、オフィスに再出現する。彼らは喉頭を失っているが意に介せず、また歌を聴きたいと望む

SCP-1356 - Rubber Ducky (ゴムのアヒル)
ゴムのアヒルのおもちゃ。人間が持ち水に入ると身体の周囲約152.4×81.3×45.7cmの水を消失させる。移動すると消失範囲も合わせて動くが水位や水量に変化は無い

SCP-1357 - The Children's Park (子供のための遊園地)
ポーランドのある遊園地。周辺に住む3人家族に無料チケットを送り招待する。園内には子供の好みに応じたマスコットがあふれる。財団エージェントが妻子を連れて入園し、マスコットにインタビューを試みたため退去させられ、残された娘は姿を消し、後に同じ声を持つマスコットが現れた

SCP-1358 - Northern Lights (北極光)
カナダのある地域。日没後に発光する人型の輪郭が多数現れる。侵入した人間を捕らえ、最も手近な樹木の頂点に据え付ける。日光や光を浴びると消失する

SCP-1359 - Indulgence in Flesh (肉への衝動)
満身創痍の北欧系の女性。視認するかその外見を正確に描写された者は、彼女の身体の一部を取り除き、摂食したいという強い衝動に駆られる。盲検でも100%の確率で被験者は彼女の身体の一部(髪や血液等)の含まれた物を選ぶ。調査によるとある時期を境にこの現象は起こり始め、また彼女を写した写真さえも食べられていると判明した

SCP-1360 - PSHUD #31 (シュード31号)
「31」のシリアルナンバーが付いたアンドロイド。身体は未知のアラミド繊維で構成され自ら修繕する。筆談でアンダーソンという人物の下への帰還を求め何度も脱走を試みていたが、ある時アンダーソンから帰還拒否の連絡が届き、活動停止した
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今週のキン肉マン #243 五大城決戦、開幕!!

2018年04月16日 | 今週のキン肉マン
・読み返したら初登場時のディクシアの目つきはアリステラに似てた
・次の回から白目になって、サムライと戦う頃に今の目つきに
・今さらだけどなんでしばらく白目だったんだ
・弟が大変お世話になりました(2回目) ※意訳
・死後に凶器扱いをしたことを怒っているのだろうか
・死んでるのに勝手にリングに上ってくるディクシアさんサイドにも問題はあると思う
・ディクシアが消滅する間際にスグルの手を握ってたのが、オメガの民や兄のことを頼んでいるように見える、という指摘は慧眼
・今のゆではそういう拾い方してくる
・有能編集は見逃さないはず
・あふれる知性で返り討ちにしてやろうwwwww
・ゆでは真面目に書いてるのになんでこんなに面白い台詞になってるんだろうかww
・フェニックスの知性はじゃじゃ馬というか野蛮の域のビビンバを「一流の知性と優雅さを持つ女」と呼んじゃう程度の知性だからなあ
・改めて四王子の新たな戦いを今再び読める幸せよ
・ヘイルマンいきなりの必殺技
・マリポーサのルチャ殺法!
・ピタが早く見たい
・ブリザードラリアットは当たった時点で即死しないのがおかしい
・蹴り上げて阻止してるけどそれも当たってるから凍りませんかね
・ラ・ミスティカ(回転脇固め)を掛けてる時にも触りまくってる気がするんですけど
・さてはもう懐にアノアロの杖を忍ばせてるな!
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ミステリ感想-『彼女の色に届くまで』似鳥鶏

2018年04月15日 | ミステリ感想
~あらすじ~
画廊の息子で美術部員の緑川礼は、傘を貸した縁で知り合った千坂桜にずば抜けた絵の才能を見出す。
だが変わり者の彼女は絵だけではなく、礼の周囲で起こる数々の事件にも推理の才能を見せる。

2017年本格ミステリ大賞候補


~感想~
シリーズ作品以外は粗製乱ぞ…いまいち好みではないので見逃していたが、本格ミステリ大賞候補と聞いてあわてて読んだ。なんだ、シリーズ作品外でも面白いの書けるんじゃないか。
連作短編集のお手本のような構成で、序盤は伊神さんシリーズ(市立シリーズ)の葉山くんと設定がかぶりすぎている(ほぼ唯一の美術部員・モテモテ・片親・世話好き・ワトスン兼ツッコミ等々)語り手のせいで個性が死んでいたが、後半になるにつれキャラ立ちしていき、しかも高校卒業後も描かれるため葉山くんの後日談のようになっていく。結局葉山くんなのか。

ミステリとして個々の短編の質はむしろ伊神さんシリーズより上で、しかもそこに真相解明のヒントとして有名絵画が絡められ、コミュ障の探偵に代わり頭良すぎのワトスンが通訳する役割も珍しく、連作形式にふさわしい大仕掛けも有りと、他の単発作品とは一線を画す出来栄えを誇る。
また他のシリーズとの際立った違いを上げると、やはりボーイ・ミーツ・ガールというか恋愛要素の強さと、シリーズ作品ではめったに進まない作中時間の大幅な経過が特色で、しかもその双方が単なる演出や物語性の強化ではなく、トリックそのものにも関わってくるのだから素晴らしい。

本ミス大賞候補と聞くと、不作の年で相手に恵まれたのだろうか、他の4作と比べ圧倒的に無名なこれを推したのは話題作りではなかろうか、とか様々な疑問は湧くものの、作者の得意とする連作短編集の中でも当たりの部類であることは間違いなく、ファンなら必読と言ってもいいくらいの良作だと断言できる。
願わくはこれで名が売れて、伊神さんシリーズに脚光が浴びせられ、漫画化アニメ化その他を望みたい。どうせ無いだろうけど。


18.4.11
評価:★★★★ 8
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