コガトナ2021について質問等ありましたらこちらまでお願い致します!
・始祖をノーダメージで倒した唯一の超人サンシャイン
・真面目に考えるとほとんどの打撃を無効化するサンシャインを倒すには専用のギミックが必要
・ランペイジマンやザ・ナチュラルでも倒せない
・一番くみしやすいザ・ニンジャに聞く頭脳派サンシャイン
・ザ・ニンジャお前は正義超人だよ
・バッファローマンとザ・ニンジャは必死に結界破ろうとしてたのにアシュラマンは「閉じ込められたようだなw」と筋トレしてたのか
・でもサタンクロスがいないと聞いてあわてて出てきたのか
・悪魔超人の首領格が出るなら正義超人の司令塔ウォーズマンも出る
・ネメシスを上手く言いくるめるネプチューンマン
・前シリーズで出番の無かったネプチューンマンと少なかったウォーズマンはやはり出る
・でもこの二人負けそうなんだよな…
・スグルはもちろん出たがらないがフェニックスに逃げ道を潰されたw
・フェニックスは疲労困憊なのにビッグボディ全然行けそう
・ギヤマスターと戦って万全ではないとさんざん言ってたのにタッグ戦始まったらもう全快してたもんなあいつ
・真面目に考えるとほとんどの打撃を無効化するサンシャインを倒すには専用のギミックが必要
・ランペイジマンやザ・ナチュラルでも倒せない
・一番くみしやすいザ・ニンジャに聞く頭脳派サンシャイン
・ザ・ニンジャお前は正義超人だよ
・バッファローマンとザ・ニンジャは必死に結界破ろうとしてたのにアシュラマンは「閉じ込められたようだなw」と筋トレしてたのか
・でもサタンクロスがいないと聞いてあわてて出てきたのか
・悪魔超人の首領格が出るなら正義超人の司令塔ウォーズマンも出る
・ネメシスを上手く言いくるめるネプチューンマン
・前シリーズで出番の無かったネプチューンマンと少なかったウォーズマンはやはり出る
・でもこの二人負けそうなんだよな…
・スグルはもちろん出たがらないがフェニックスに逃げ道を潰されたw
・フェニックスは疲労困憊なのにビッグボディ全然行けそう
・ギヤマスターと戦って万全ではないとさんざん言ってたのにタッグ戦始まったらもう全快してたもんなあいつ
~あらすじ~
中学の時に怪我をさせた負い目から、長年にわたり級友にこき使われてきたプログラマーの男は、ついに殺害を決意。鉄壁のアリバイと自殺の偽装で、完全犯罪を成し遂げたはずだった…雲上の晴れ間
児童を守るため盗撮魔の男を殺した小学校教師。転落死に偽装したが、現場にたまたま来た城塚翡翠は即座に殺人事件と断定する…泡沫の審判
元刑事で探偵の男は、私欲のために部下を殺害。川を挟んだ家から見られていたが、目撃者は酔っぱらい、自分でも見たものを信じられず…信用ならない目撃者
霊媒探偵・城塚翡翠が3つの完全犯罪に挑む倒叙短編集。
~感想~
書きたいことの99%が前作「medium」のネタバレになるので、スマホ環境では文字色反転が機能しない弊ブログでは何も語れない。
今回はサイトでの記事に誘導させてもらう。
なお絶対に「medium」を読んでから見ていただきたいし、本作「invert」も絶っっっっっ対に「medium」を読んでから読むよう注意喚起する次第である。(※「invert」の目次にも「medium」の結末に触れていると注意書きがされている)
「medium」・「invert」完全ネタバレ感想は → こちら
21.7.16
評価:★★★★☆ 9
中学の時に怪我をさせた負い目から、長年にわたり級友にこき使われてきたプログラマーの男は、ついに殺害を決意。鉄壁のアリバイと自殺の偽装で、完全犯罪を成し遂げたはずだった…雲上の晴れ間
児童を守るため盗撮魔の男を殺した小学校教師。転落死に偽装したが、現場にたまたま来た城塚翡翠は即座に殺人事件と断定する…泡沫の審判
元刑事で探偵の男は、私欲のために部下を殺害。川を挟んだ家から見られていたが、目撃者は酔っぱらい、自分でも見たものを信じられず…信用ならない目撃者
霊媒探偵・城塚翡翠が3つの完全犯罪に挑む倒叙短編集。
~感想~
書きたいことの99%が前作「medium」のネタバレになるので、スマホ環境では文字色反転が機能しない弊ブログでは何も語れない。
今回はサイトでの記事に誘導させてもらう。
なお絶対に「medium」を読んでから見ていただきたいし、本作「invert」も絶っっっっっ対に「medium」を読んでから読むよう注意喚起する次第である。(※「invert」の目次にも「medium」の結末に触れていると注意書きがされている)
「medium」・「invert」完全ネタバレ感想は → こちら
21.7.16
評価:★★★★☆ 9
~あらすじ~
近未来、少子化対策のため妊娠・出産はAUという人工子宮に委ねられた。
そんな中で自力での自然な妊娠・出産を志した妊婦たちは、通称バルーン・タウンと呼ばれる特別区で共同生活を営む。
部外者の出入りは厳重に監視され、安全を確立された街でも、事件は起こる。
1994年このミス15位、本格ベスト57位
~感想~
現在ならいわゆる特殊設定ミステリの枠組みにすんなり入れるが、出版当時はその先駆け的存在である山口雅也「生ける屍の死」は2年前に発売されたばかりで、西澤保彦のSFミステリすら出ていなかった(※4年後)ため、SF雑誌に投稿されたという。
だがそこで評判を呼びシリーズ化され、このミスと本格ベスト100で高評価された。
だが名探偵が謎を解くオーソドックスなミステリではあるものの、元来がSFとして投じられただけはあり、妊婦だけの街の日常や、自然妊娠が異常と見なされる世界観を描くために描写は丁寧で、翻ってミステリとして見ればかなり冗長。
この「もともとミステリとして書かれていない」点がミステリとして読むとネックで、重要な手掛かりが解決編で無から急に生えてきたり、妊婦の世界での常識が説明無しで現れたり(これはバルーン・タウンの常識と外の世界の常識を対比させるための手法だろうが、こちらも手掛かりが無から生えてくる)するのが困ったところ。
また3編目の「亀腹同盟」ではホームズ短編の「赤髪連盟」・「六つのナポレオンの胸像」・「踊る人形」の3作を思いっきりネタバレしているのも厳しい。
まあミステリ界の常識・フェアプレイをSFに当てはめるのは横暴だが、このミスや本格ベスト100でランクインしているのだから、手掛かりやネタバレはもう少しどうにかして欲しかったと思いたくもなるではないか。
ミステリ界でも高評価されているが、主題はそこにないためくれぐれも本格ミステリとしては読まないことをおすすめする。
21.7.10
評価:★★☆ 5
近未来、少子化対策のため妊娠・出産はAUという人工子宮に委ねられた。
そんな中で自力での自然な妊娠・出産を志した妊婦たちは、通称バルーン・タウンと呼ばれる特別区で共同生活を営む。
部外者の出入りは厳重に監視され、安全を確立された街でも、事件は起こる。
1994年このミス15位、本格ベスト57位
~感想~
現在ならいわゆる特殊設定ミステリの枠組みにすんなり入れるが、出版当時はその先駆け的存在である山口雅也「生ける屍の死」は2年前に発売されたばかりで、西澤保彦のSFミステリすら出ていなかった(※4年後)ため、SF雑誌に投稿されたという。
だがそこで評判を呼びシリーズ化され、このミスと本格ベスト100で高評価された。
だが名探偵が謎を解くオーソドックスなミステリではあるものの、元来がSFとして投じられただけはあり、妊婦だけの街の日常や、自然妊娠が異常と見なされる世界観を描くために描写は丁寧で、翻ってミステリとして見ればかなり冗長。
この「もともとミステリとして書かれていない」点がミステリとして読むとネックで、重要な手掛かりが解決編で無から急に生えてきたり、妊婦の世界での常識が説明無しで現れたり(これはバルーン・タウンの常識と外の世界の常識を対比させるための手法だろうが、こちらも手掛かりが無から生えてくる)するのが困ったところ。
また3編目の「亀腹同盟」ではホームズ短編の「赤髪連盟」・「六つのナポレオンの胸像」・「踊る人形」の3作を思いっきりネタバレしているのも厳しい。
まあミステリ界の常識・フェアプレイをSFに当てはめるのは横暴だが、このミスや本格ベスト100でランクインしているのだから、手掛かりやネタバレはもう少しどうにかして欲しかったと思いたくもなるではないか。
ミステリ界でも高評価されているが、主題はそこにないためくれぐれも本格ミステリとしては読まないことをおすすめする。
21.7.10
評価:★★☆ 5
~あらすじ~
犯罪AI以相はオークション形式で自身の手伝う犯罪を募集する。
探偵AI相以は犯行を阻止するため、犯行現場と推理した四元館へ向かう。
そこは四つの発電施設に囲まれ、四をかたどった異形の館だった。
探偵AIシリーズ第三弾。
~感想~
前二作はもう誰も覚えてない21世紀本格に挑戦するような、本格と最新技術の融合だったが、本作は見取り図付き(最初から全被害者が載ってる親切設計に笑った)の異形の館で、密室あり、吹雪の山荘あり、謎の住人ありの古き良き館ミステリが繰り広げられる。
もちろんこのシリーズがただの館ミステリで終わるわけがなく、矢継ぎ早に起こった連続殺人の謎が、隠された伏線や些細な手掛かりで紐解かれていくのだが、推理がどんどん斜め上の方向にすっ飛んでいき、とんでもない所に着地する。
いやそれがアリならなんでもアリじゃねえか!? というちょっとやりすぎ感もある代物なのだが、その大仕掛けとシリーズの特色を掛け合わせ、問答無用で納得させる上手さの方がより目につき、すんなり受け入れられた。大胆不敵で豪快なトリックと、このシリーズに期待する物のどちらも満点回答で出された良作である。
そして驚くべきはこんなことを30年、いや20年前にやっていれば間違いなく年間ベスト級の大仕事で、館ミステリの金字塔の一つに数えられたろうが、これだけやっても現代ミテリでは「おっ今回は思い切ったな!」くらいの印象に落ち着いてしまうことだ。
全くの余談だが、去年の陳浩基「網内人」や本作のような、21世紀本格の正解が続々と出ているのだから、くだらない陰謀論なんかからは早く目を覚まして、御大にはこちらへ戻ってきて欲しいものである。
21.7.3
評価:★★★☆ 7
犯罪AI以相はオークション形式で自身の手伝う犯罪を募集する。
探偵AI相以は犯行を阻止するため、犯行現場と推理した四元館へ向かう。
そこは四つの発電施設に囲まれ、四をかたどった異形の館だった。
探偵AIシリーズ第三弾。
~感想~
前二作はもう誰も覚えてない21世紀本格に挑戦するような、本格と最新技術の融合だったが、本作は見取り図付き(最初から全被害者が載ってる親切設計に笑った)の異形の館で、密室あり、吹雪の山荘あり、謎の住人ありの古き良き館ミステリが繰り広げられる。
もちろんこのシリーズがただの館ミステリで終わるわけがなく、矢継ぎ早に起こった連続殺人の謎が、隠された伏線や些細な手掛かりで紐解かれていくのだが、推理がどんどん斜め上の方向にすっ飛んでいき、とんでもない所に着地する。
いやそれがアリならなんでもアリじゃねえか!? というちょっとやりすぎ感もある代物なのだが、その大仕掛けとシリーズの特色を掛け合わせ、問答無用で納得させる上手さの方がより目につき、すんなり受け入れられた。大胆不敵で豪快なトリックと、このシリーズに期待する物のどちらも満点回答で出された良作である。
そして驚くべきはこんなことを30年、いや20年前にやっていれば間違いなく年間ベスト級の大仕事で、館ミステリの金字塔の一つに数えられたろうが、これだけやっても現代ミテリでは「おっ今回は思い切ったな!」くらいの印象に落ち着いてしまうことだ。
全くの余談だが、去年の陳浩基「網内人」や本作のような、21世紀本格の正解が続々と出ているのだから、くだらない陰謀論なんかからは早く目を覚まして、御大にはこちらへ戻ってきて欲しいものである。
21.7.3
評価:★★★☆ 7
・なんだよこのタイトルwwwww
・特に理由はなく瞬間移動していく超神たち
・まあ神だし
・始祖参加辞退は予想通り
・始祖というかザ・マンとジャスティスマンと悪魔将軍が強すぎる
・パパ―ッと終わっちゃいそうなのはみんな思ってた
・それをちゃんと言ってくれるゆでと、言っても不思議でないスグル
・脳筋ビッグボディでさえそれはないだろという顔
・グロロの大将ww
・日常パートでのスグルのザ・マンへの気安さと結構喜んで受けて入れそうなザ・マン
・真っ先に名乗り出たのがジェロニモ!!
・なんせ欠片を取り出せないのでもう行くしかない
・アタル兄さんが名前を呼ぶだけでテリーマンの推挙には俺も賛成だしテリーマンの発言の重要度も増すという意が伝わる
・こ、これが真友情パワー……
・テリーマンも辞退
・必要なら全然ニューマシンガンズでエジプトで戦ってそうな勢いだったが
・アシュラマンも当然立候補!
・アシュラマン異常にトークが上手い
・自分の参戦を認めさせテリーマンを持ち上げることでジェロニモも持ち上げ、自分も賛成
・ここでまさかのサンシャイン!
・改めて考えると前シリーズで始祖6人と無量大数軍4人倒し7人の犠牲者を出したMVPの悪魔超人を無視して会議始めるザ・マンは横暴過ぎる
・この時点でさえ我々はまさかサンシャインが立候補するとは夢にも思ってなかった
・特に理由はなく瞬間移動していく超神たち
・まあ神だし
・始祖参加辞退は予想通り
・始祖というかザ・マンとジャスティスマンと悪魔将軍が強すぎる
・パパ―ッと終わっちゃいそうなのはみんな思ってた
・それをちゃんと言ってくれるゆでと、言っても不思議でないスグル
・脳筋ビッグボディでさえそれはないだろという顔
・グロロの大将ww
・日常パートでのスグルのザ・マンへの気安さと結構喜んで受けて入れそうなザ・マン
・真っ先に名乗り出たのがジェロニモ!!
・なんせ欠片を取り出せないのでもう行くしかない
・アタル兄さんが名前を呼ぶだけでテリーマンの推挙には俺も賛成だしテリーマンの発言の重要度も増すという意が伝わる
・こ、これが真友情パワー……
・テリーマンも辞退
・必要なら全然ニューマシンガンズでエジプトで戦ってそうな勢いだったが
・アシュラマンも当然立候補!
・アシュラマン異常にトークが上手い
・自分の参戦を認めさせテリーマンを持ち上げることでジェロニモも持ち上げ、自分も賛成
・ここでまさかのサンシャイン!
・改めて考えると前シリーズで始祖6人と無量大数軍4人倒し7人の犠牲者を出したMVPの悪魔超人を無視して会議始めるザ・マンは横暴過ぎる
・この時点でさえ我々はまさかサンシャインが立候補するとは夢にも思ってなかった
・知性の神が知的なの違和感あるな
・ボワッと言ってボワッと出すなww
・カピラリアの欠片が必要ということはジェロニモは心臓えぐられない限りメンバー入り確定
・負けてもないのに8人いるから自分の欠片もくれる調和の神むちゃくちゃ気前が良い
・前々シリーズあってのザ・マンの改心
・やはりこの流れだとザ・マンの参戦は無い
・結び目にヘッドロックを掛けるなww
・もう少しなはずがないだろww
・史実通りなんだけど一刀両断は脳筋すぎる
・こんな連中ばかりならそりゃ知性の神は知性を名乗るよ
・少なくともメガネかけてるし
・おなじみ体育座りの始祖キャンプ笑ったww
・「解けたのだごく自然に」ごく自然というには悪魔将軍はだいぶ苦労したよ…
・怪鳥が鳴くコマいる?
・さあメンバー予想始まるよ!!
・ボワッと言ってボワッと出すなww
・カピラリアの欠片が必要ということはジェロニモは心臓えぐられない限りメンバー入り確定
・負けてもないのに8人いるから自分の欠片もくれる調和の神むちゃくちゃ気前が良い
・前々シリーズあってのザ・マンの改心
・やはりこの流れだとザ・マンの参戦は無い
・結び目にヘッドロックを掛けるなww
・もう少しなはずがないだろww
・史実通りなんだけど一刀両断は脳筋すぎる
・こんな連中ばかりならそりゃ知性の神は知性を名乗るよ
・少なくともメガネかけてるし
・おなじみ体育座りの始祖キャンプ笑ったww
・「解けたのだごく自然に」ごく自然というには悪魔将軍はだいぶ苦労したよ…
・怪鳥が鳴くコマいる?
・さあメンバー予想始まるよ!!
~あらすじ~
沢崎にある女性の護衛を依頼したのは10歳の少年だった。依頼料を置いて逃げられ、やむなく尾行した先で事件に遭遇する…少年の見た男
交通事故で娘を失ったばかりの男は、若い頃に付き合っていた女との間に交わした手紙を買い取るよう脅され…子供を失った男
娘の素行調査を依頼された沢崎は、その娘が父親を尾行していたことを報告する…二四〇号室の男
間違い電話の相手は沢崎に自殺をほのめかし、翌日に同一人物と思われる女の自殺が報じられる…イニシアル”M”の男
女探偵は沢崎へ、ある老婦人の依頼を受けないよう頼む…歩道橋の男
濡れ衣を着せられると言い残し失踪した少年。手掛かりを求めて訪ねた相手は選挙運動の真っ最中で…選ばれる男
1990年このミス5位、日本推理作家協会賞(短編)候補、日本冒険小説協会大賞最優秀短編賞
~感想~
デビュー以来30年で著作6冊という指折りの寡作で知られる作者の現在唯一の短編集。
どれも期待通りに濃密な、長編化も容易なプロットで、後から思い返すと50ページ足らずだったとは到底信じらない。しかもタイトルの「天使たち」に絡め(お世辞にも天使とは言い難い者も混じってはいるが)いずれも未成年者が重要な役割を果たすというテーマが共通している。あの沢崎と子供が絡むなんて面白くなるに決まっているではないか。
全部が全部傑作なので一つ挙げるのは困難だが、やはり冒頭の「少年の見た男」には度肝を抜かれた。
10歳の少年が依頼人という幕開けから、あれよあれよという間に予想だにしない事態が連続して起こり、終わってみれば全てが一本の線で繋がる。これとこれをこう繋げてこう見せると本格ミステリになるという肝を、まったくどうしてハードボイルド作家がここまで心得ているのか。
そして掉尾を飾る「選ばれる男」は少し文量が多く中編並だが、それにふさわしい重厚さを備えた傑作で、そこへ文庫書き下ろしの掌編で後日談が補強されるのだからたまらない。
いつもの(といってもまだ二冊しか読んでいないが、原尞への絶対的な信頼は二冊で十分である)沢崎シリーズ長編を、クオリティも文体もそのままにただ短編の長さへ凝縮しただけの贅沢な一冊で、未読の方はここから読み始めてもいいのではなかろうか。
21.6.29
評価:★★★★☆ 9
沢崎にある女性の護衛を依頼したのは10歳の少年だった。依頼料を置いて逃げられ、やむなく尾行した先で事件に遭遇する…少年の見た男
交通事故で娘を失ったばかりの男は、若い頃に付き合っていた女との間に交わした手紙を買い取るよう脅され…子供を失った男
娘の素行調査を依頼された沢崎は、その娘が父親を尾行していたことを報告する…二四〇号室の男
間違い電話の相手は沢崎に自殺をほのめかし、翌日に同一人物と思われる女の自殺が報じられる…イニシアル”M”の男
女探偵は沢崎へ、ある老婦人の依頼を受けないよう頼む…歩道橋の男
濡れ衣を着せられると言い残し失踪した少年。手掛かりを求めて訪ねた相手は選挙運動の真っ最中で…選ばれる男
1990年このミス5位、日本推理作家協会賞(短編)候補、日本冒険小説協会大賞最優秀短編賞
~感想~
デビュー以来30年で著作6冊という指折りの寡作で知られる作者の現在唯一の短編集。
どれも期待通りに濃密な、長編化も容易なプロットで、後から思い返すと50ページ足らずだったとは到底信じらない。しかもタイトルの「天使たち」に絡め(お世辞にも天使とは言い難い者も混じってはいるが)いずれも未成年者が重要な役割を果たすというテーマが共通している。あの沢崎と子供が絡むなんて面白くなるに決まっているではないか。
全部が全部傑作なので一つ挙げるのは困難だが、やはり冒頭の「少年の見た男」には度肝を抜かれた。
10歳の少年が依頼人という幕開けから、あれよあれよという間に予想だにしない事態が連続して起こり、終わってみれば全てが一本の線で繋がる。これとこれをこう繋げてこう見せると本格ミステリになるという肝を、まったくどうしてハードボイルド作家がここまで心得ているのか。
そして掉尾を飾る「選ばれる男」は少し文量が多く中編並だが、それにふさわしい重厚さを備えた傑作で、そこへ文庫書き下ろしの掌編で後日談が補強されるのだからたまらない。
いつもの(といってもまだ二冊しか読んでいないが、原尞への絶対的な信頼は二冊で十分である)沢崎シリーズ長編を、クオリティも文体もそのままにただ短編の長さへ凝縮しただけの贅沢な一冊で、未読の方はここから読み始めてもいいのではなかろうか。
21.6.29
評価:★★★★☆ 9
NXTタッグ王座戦
インペリウム(ファビアン・アイクナー&マーセル・バーセル) ◯-× ブリーザンゴ(ファンダンゴ&タイラー・ブリーズ)
(DDT)防衛成功
ブリーザンゴはインペリウムの衣装を雑にパクり、激怒したインペリウムに先制を許す。
ブリーズが長時間捕まるが、ファンダンゴに交代すると反撃し優勢へ。
だが終盤、インダス・シェアーが現れ介入しようとし、オニー・ローキャン&ダニー・バーチが駆けつけ乱闘に。ファンダンゴは隙をついてバーセルをスクールボーイで丸め込むが、アイクナーがカットしつつDDTを浴びせてベルトを守った。
ダミアン・プリースト ◯-× キリアン・デイン
(ローリングカッター)
プリーストはフィン・ベイラー戦で負傷した腰を痛がる素振りを見せ、デインに付け込まれる。
だが腰をかばいながら反撃し、アルスター・プランテーションを丸め込みで切り返すと、竜巻蹴りからローリングカッターへつなげ辛勝した。
ザイア・リー ×-◯ アリーヤ
(エビ固め)
アリーヤは入場中、チェルシー・グリーンに捨てられてうらぶれ、ついさっきもキリアン・デインに襲われたロバート・ストーンを見つけ、肩を貸してセコンドにつかせる。
ストーンはふらふらとエプロンに上がると酒を噴射し、驚いたザイアをすかさずアリーヤが丸め込んだ。
・NXT王座戦の行方
NXT王者アダム・コールが話していると、北米王者キース・リー、ジョニー・ガルガノ、フィン・ベイラーの3人が次々と絡む。リモート勤務中のウィリアム・リーガルGMはリーら3人に北米王座三つ巴戦を命じ、勝者がアダム・コールとチャンピオン対決を行うと決定した。
ケイデン・カーター ×-◯ ダコタ・カイ
(サブミッション)
ダコタにはラクエル・ゴンザレス、ケイデンにはケイシー・カタンザーロが帯同。
ケイデンは高い運動能力で翻弄しつつラクエルの介入をかいくぐるが、ラクエルはしつこく手を出す。ケイシーがプランチャで飛びかかるがラクエルは難なく捕獲するとエプロンに叩きつけてしまう。
ケイデンは二人の乱闘を見ている隙にダコタに丸め込まれ、それは外したもののすかさず初披露の関節技に固められタップした。
ブロンソン・リード ◯-× レオン・ラフ
(スプラッシュ)
ラフに何もさせず1分足らずで料理し、リードはカリオン・クロスに再戦を要求した。
・レガード・デル・ファンタズマ
サントス・エスコバーはチーム名はレガード・デル・ファンタズマと明かし、絡んできたドレイク・マーベリックを自分のケツの方がダメージ大きそうなテーブル直下ハリケーンドライバーで叩きのめし病院送りにした。
WWE女子タッグ王座戦
ベイリー&サーシャ・バンクス ◯-× ティーガン・ノックス&ショッツィ・ブラックハート
(バンク・ステートメント)防衛成功
ティーガンの見た目以上のパワーとショッツィの珍しい技の数々は王者組にも通じる。
ショッツィはバンク・ステートメントを切り返しキャトルミューティレーションに捕らえるが、ベイリーはイスを持ち込んでレフェリーを引きつけると、体勢を引っくり返す。そしてサーシャが再びバンク・ステートメントに固めてショッツィをタップさせた。
だがそこへ紫雷イオが襲いかかり、王者組を蹴散らすと、NXT女子王座ベルトを見せつけた。
インペリウム(ファビアン・アイクナー&マーセル・バーセル) ◯-× ブリーザンゴ(ファンダンゴ&タイラー・ブリーズ)
(DDT)防衛成功
ブリーザンゴはインペリウムの衣装を雑にパクり、激怒したインペリウムに先制を許す。
ブリーズが長時間捕まるが、ファンダンゴに交代すると反撃し優勢へ。
だが終盤、インダス・シェアーが現れ介入しようとし、オニー・ローキャン&ダニー・バーチが駆けつけ乱闘に。ファンダンゴは隙をついてバーセルをスクールボーイで丸め込むが、アイクナーがカットしつつDDTを浴びせてベルトを守った。
ダミアン・プリースト ◯-× キリアン・デイン
(ローリングカッター)
プリーストはフィン・ベイラー戦で負傷した腰を痛がる素振りを見せ、デインに付け込まれる。
だが腰をかばいながら反撃し、アルスター・プランテーションを丸め込みで切り返すと、竜巻蹴りからローリングカッターへつなげ辛勝した。
ザイア・リー ×-◯ アリーヤ
(エビ固め)
アリーヤは入場中、チェルシー・グリーンに捨てられてうらぶれ、ついさっきもキリアン・デインに襲われたロバート・ストーンを見つけ、肩を貸してセコンドにつかせる。
ストーンはふらふらとエプロンに上がると酒を噴射し、驚いたザイアをすかさずアリーヤが丸め込んだ。
・NXT王座戦の行方
NXT王者アダム・コールが話していると、北米王者キース・リー、ジョニー・ガルガノ、フィン・ベイラーの3人が次々と絡む。リモート勤務中のウィリアム・リーガルGMはリーら3人に北米王座三つ巴戦を命じ、勝者がアダム・コールとチャンピオン対決を行うと決定した。
ケイデン・カーター ×-◯ ダコタ・カイ
(サブミッション)
ダコタにはラクエル・ゴンザレス、ケイデンにはケイシー・カタンザーロが帯同。
ケイデンは高い運動能力で翻弄しつつラクエルの介入をかいくぐるが、ラクエルはしつこく手を出す。ケイシーがプランチャで飛びかかるがラクエルは難なく捕獲するとエプロンに叩きつけてしまう。
ケイデンは二人の乱闘を見ている隙にダコタに丸め込まれ、それは外したもののすかさず初披露の関節技に固められタップした。
ブロンソン・リード ◯-× レオン・ラフ
(スプラッシュ)
ラフに何もさせず1分足らずで料理し、リードはカリオン・クロスに再戦を要求した。
・レガード・デル・ファンタズマ
サントス・エスコバーはチーム名はレガード・デル・ファンタズマと明かし、絡んできたドレイク・マーベリックを自分のケツの方がダメージ大きそうなテーブル直下ハリケーンドライバーで叩きのめし病院送りにした。
WWE女子タッグ王座戦
ベイリー&サーシャ・バンクス ◯-× ティーガン・ノックス&ショッツィ・ブラックハート
(バンク・ステートメント)防衛成功
ティーガンの見た目以上のパワーとショッツィの珍しい技の数々は王者組にも通じる。
ショッツィはバンク・ステートメントを切り返しキャトルミューティレーションに捕らえるが、ベイリーはイスを持ち込んでレフェリーを引きつけると、体勢を引っくり返す。そしてサーシャが再びバンク・ステートメントに固めてショッツィをタップさせた。
だがそこへ紫雷イオが襲いかかり、王者組を蹴散らすと、NXT女子王座ベルトを見せつけた。
1日 新潮文庫
早坂吝 四元館の殺人
2日 角川書店
京極夏彦 遠巷説百物語
7日 講談社
相沢沙呼 invert 城塚翡翠倒叙集
大倉崇裕 ゾウに魅かれた容疑者
8日 徳間文庫
辻真先 アリスの国の殺人 新装版
12日 祥伝社文庫
宇佐美まこと 黒鳥の湖
山田正紀 灰色の柩 放浪探偵・呪師霊太郎
15日 講談社
五十嵐律人 原因において自由な物語
15日 講談社文庫
秋保水菓 コンビニなしでは生きられない
北山猛邦 さかさま少女のためのピアノソナタ
真藤順丈 宝島 上・下
月村了衛 悪の五輪
都筑道夫 なめくじに聞いてみろ 新装版
16日 角川文庫
柳広司 ゴーストタウン 冥界のホームズ
19日 講談社ノベルス
森博嗣 フォグ・ハイダ
21日 東京創元社
都筑道夫 酔いどれ探偵/二日酔い広場
28日 幻冬舎
雫井脩介 霧を払う
29日 講談社
三津田信三 忌名の如き贄るもの
29日 東京創元社
今村昌弘 兇人邸の殺人
山沢晴雄 死の黙劇
29日 光文社
竹本健治 闇に用いる力学 特装版 ※33,000円
30日 実業之日本社
知念実希人 硝子の塔の殺人
早坂吝 四元館の殺人
2日 角川書店
京極夏彦 遠巷説百物語
7日 講談社
相沢沙呼 invert 城塚翡翠倒叙集
大倉崇裕 ゾウに魅かれた容疑者
8日 徳間文庫
辻真先 アリスの国の殺人 新装版
12日 祥伝社文庫
宇佐美まこと 黒鳥の湖
山田正紀 灰色の柩 放浪探偵・呪師霊太郎
15日 講談社
五十嵐律人 原因において自由な物語
15日 講談社文庫
秋保水菓 コンビニなしでは生きられない
北山猛邦 さかさま少女のためのピアノソナタ
真藤順丈 宝島 上・下
月村了衛 悪の五輪
都筑道夫 なめくじに聞いてみろ 新装版
16日 角川文庫
柳広司 ゴーストタウン 冥界のホームズ
19日 講談社ノベルス
森博嗣 フォグ・ハイダ
21日 東京創元社
都筑道夫 酔いどれ探偵/二日酔い広場
28日 幻冬舎
雫井脩介 霧を払う
29日 講談社
三津田信三 忌名の如き贄るもの
29日 東京創元社
今村昌弘 兇人邸の殺人
山沢晴雄 死の黙劇
29日 光文社
竹本健治 闇に用いる力学 特装版 ※33,000円
30日 実業之日本社
知念実希人 硝子の塔の殺人