小金沢ライブラリー

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ミステリ感想-『W県警の悲劇』葉真中顕

2019年04月30日 | ミステリ感想
~あらすじ~
「警察官であるより前に、一人の人間として、常に正しくありたい」そう語り、警察官の鑑と讃えられた熊倉警部が墜落死体で発見された。事故死か、それとも殺人か。W県警初の女性警視の松永菜穂子に事情を聞かれた、熊倉警部の娘はあることに気づいた様子を見せる…「洞の奥」
ある県警を舞台にした連作短編集。


~感想~
これまで社会派ミステリを多くものしてきた作者が、本作では明確に本格ミステリに舵を切ってきてくれた。
冒頭の「洞の奥」からしてキレッキレで、今回はこういう話を描いていくよと宣言するように強烈なオチが襲いかかる。
続く「交換日記」でアンフェア…とまでは行かないが、トリックを成立させるために強引な設定を山ほど盛り込み、まるで読者を騙すためならなんでもするとほくそ笑むよう。
三編目「ガサ入れの朝」はこっちかな?と思わせておいて、あっちから見えないフックが飛んでくる。既視感バリバリのトリックではあるがこうも綺麗に決められては脱帽。
「私の戦い」は多くは語れないがタイトルが秀逸で、これも綺麗に騙された。
「破戒」はアレやアレを読んだ向きなら一瞬で答えがわかるだろうが、題材を上手く絡ませた。
そして掉尾を飾る「消えた少女」で冒頭の松永刑事が再登場し、巧みに隠された手掛かりとそこから導き出される怒涛の推理で、連作短編集としてまとめ上げる結末がなんともはや。

まさに「企みに満ちた」という言葉がよく似合うトリック特化型ミステリで、早くも今年度の本ミスベスト5は間違いなく、白井智之「お前の彼女は二階で茹で死に」とどちらが上に来るのか、今から楽しみでならない。


19.4.30
評価:★★★★ 8
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オカルト三国志  火鼠

2019年04月29日 | オカルト三国志
「神異経」に曰く。
南の果てに火の山があり、長さは30里(12km)、広さは50里(20km)にも及ぶ。燃え続ける樹が生えており、風が吹いても火勢は変わらず、雨が降っても消えない。
火の中には鼠もおり、体重100斤(200kg)、毛の長さは2尺(50cm)以上で、この毛を織って衣を作る。
鼠は火の中では鮮やかな赤色で、外に出ると真っ白になる。水をかけるとすぐに死んでしまう。

(ちくま版1巻286P)
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オカルト三国志  火の国の衣 後日談

2019年04月28日 | オカルト三国志
「捜神記」に曰く。
崑崙山の麓には火の山がある。動物や木は火の中にあり、火の衣はこの木の樹皮か動物の皮と思われる。
昔は西域から火の衣が献上されていたが、長い間中断したため、人々は存在を疑いだした。
220年に即位した曹丕(そうひ)は「生命は火の中で生きられない」と「典論」の中で、誤った知識を広めないよう述べた。
226年に即位した曹丕の子の曹叡(そうえい)は、先帝(父)の金言を石に刻み後世に伝えるよう命じた。
だがその後、西域から本物の火の衣が献上されてしまい、石の文字を削って消したが、人々の物笑いになったという。

(ちくま版1巻286P)
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ミステリ感想-『私が殺した少女』原尞

2019年04月27日 | ミステリ感想
~あらすじ~
私立探偵の沢崎は、依頼人に会った直後に警察に身柄を拘束される。
依頼人宅は誘拐事件のさなかにあり、沢崎は犯人に陥れられ共犯者の疑いを掛けられたのだった。
さらに沢崎は犯人に身代金の運搬役を命じられ、事件の渦中に巻き込まれていく。

1989年このミス1位、文春2位、直木賞、日本推理作家協会賞候補、東西ベスト(2012)26位


~感想~
超かっこいい私立探偵沢崎が失意の底に沈みながらそれでもなお立ち上がり真実を掴み取る大人の童話第二弾。たとえば銭湯でひとっ風呂浴びてコンビニでビール買って帰りました、だけでも超絶面白く書けるだろう筆力で、絶えずニヒルな皮肉を吐き、警官に罵られようとも悪を許さず信念を曲げず、圧倒的に不利な状況で次善の策を打ち続け、憧れの目を向ける少年に甘い顔を見せず叱咤し、経費以上の報酬は受け取らず、そして必ず真実を突き止める沢崎の勇姿を描き切る。
かっこいい…なんてかっこいいんだ。かっこよすぎて今回も現実感が皆無!

ハードでボイルドな沢崎の活躍と、一字一句見逃せないような重厚かつ洒脱な描写を読んでいるだけで楽しいのに、ちょっと入り組みすぎた前作とは打って変わり、一つの誘拐事件を主軸に据えた非常にわかりやすい構成で、しかし斜め上の展開が終始続いて行き、全てが終わったその後には、本格ベスト26位に上がったほどの思いもよらないどんでん返しが現れる。
ハードボイルドとして満点なのに、ただ読んでるだけでもストーリーその他どうでもよくなるほど文章が面白いのに、それでいて本格ミステリとして予想外の真相が付いてくる。こんなの10点だろ10点。

また今で言うLGBT問題も出てくるのだが、刑事たちが理解不能とか、偏見丸出しの発言をする一方で、沢崎は中立かつ冷静な姿勢で対処してて、30年前の原尞の先見性と沢崎というキャラの完成度の高さ!と唸ったことを付記しておく。


19.4.23
評価:★★★★★ 10
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7/4のNXT #457  熱心なEC3ファン

2019年04月26日 | 今週のNXT
ダコタ・カイ ◯-× サンタナ・ギャレット
(変型バックスタバー)

ダコタはインディーの女王サンタナに鎌固めで絞められ追い込まれるも、蹴り技で反撃に出て必殺技で逆転勝利した。


・シェイナ・ベイズラーがマイクアピール

カイリ・セインあたりが挑戦表明するかと思ったが意外にも誰も来ないまま終わった。


ハンディ戦
オーティス・ドーゾビッチ ×-◯ ザ・マイティー(シェイン・ソーン&ニック・ミラー)
(ソーンの延髄ラリアット)

相棒のタッカー・ナイトがトレーニング中に負傷してしまい、ドーゾビッチがハンディ戦を強いられる。
マイティーは数の暴力でどうにかドーゾビッチと互角で、二人まとめてブレーンバスターされたりワームからのエルボーを喰らう。
だがベイダーボムを自爆させるとツープラトンでもないしぜんぜん必殺技にも見えないただの延髄ラリアットで勝ちを拾った。


ベルベティーン・ドリーム ◯-× クリス・ダイジャック
(DDT)

好試合を連発し会場人気のついてきたベルベティーンだが、ダイジャックのパワーに苦戦。ペースを取り戻せずにいたが、足を払って階段に頭から突っ込ませ、すかさずDDTで串刺しにした。

その後、ベルベティーンの退場前に次の試合を行うEC3が入場。強引に因縁を作った。


ジョニー・ガルガノ ◯-× EC3
(スパイクDDT)

両者への歓声はガルガノのほうが優勢だがEC3ファンが大声を張り上げ互角に持ち込む。
EC3は筋骨隆々の身体から放つ打撃は説得力があり、特番で激闘を繰り広げた疲れも残るガルガノを苦しめる。
ガルガノは必殺のワンパーセンターだけは回避し続け、体勢を崩してガルガノ・エスケープに捉えると、ロープに逃げられたものの構わず2回絞り上げ、トマソ・チャンパばりの膝蹴りから、スパイクDDTでフォールを奪った。
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6/27のNXT #456  突然のタッグ王座移動

2019年04月21日 | 今週のNXT
・マスタッシュ・マウンテンがNXTタッグ王座を奪う

ハウスショーでマスタッシュ・マウンテン(タイラー・ベイト&トレント・セブン)がアンディスピューテッド・エラを破りタッグ王座を奪ったという驚きのニュースが流された


・アリスター・ブラックにトマソ・チャンパが挑戦状

特番でラーズ・サリバンからNXT王座ベルトを守ったブラックがマイクアピールしていると、引き分けながらもジョニー・ガルガノを痛めつけたチャンパが現れ対戦要求した。


コナ・リーブス ◯-× マックス・ハンベルト
(ハワイアンドロップ)

リーブスが危なげなくハンベルトを料理した。


キャンディス・レラエ ◯-× レイシー・エヴァンス
(スプリングボード・ムーンサルト)

157cmと小柄なキャンディスと並ぶと一回りでかいレイシーはパワーで押すが、キャンディスは身軽さで対抗。アンプリティアーで叩きつけると、レイシーのお株を奪う見事なムーンサルトでとどめを刺した。


マスタッシュ・マウンテン(タイラー・ベイト&トレント・セブン)&リコシェ ×-◯ アンディスピューテッド・エラ(アダム・コール&ロデリック・ストロング&カイル・オライリー)
(ストロングのエプロン直下バックブリーカー)

ベルトを奪取したマスタッシュ・マウンテンだが、リコシェばかりが目立つ展開。
特番でローキャン組を仕留めたストロングとオライリーのツープラトンをバク宙でかわし、コールにも630スプラッシュを浴びせたが、オライリーにコールを引きずり出されカウント3は入らず。
トペでオライリーをなぎ倒したのもつかの間、ストロングに背中からエプロンに叩きつけられ、リングに放り込まれコールにフォールされてしまった。
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6/20のNXT #455  さよならTM61

2019年04月20日 | 今週のNXT
ダコタ・カイ ×-◯ ビアンカ・ブレア
(バーニングハンマー)

特番の残り試合を放送。
ビアンカはブレーンバスターで担ぎ上げたままリングを練り歩き、トップロープでワンクッション置いて担ぎ直す怪力を披露。
ダコタは得意の蹴り技で対抗し、これまで敵無しだったビアンカを苦しめ、辮髪攻撃もかわしたものの、エルボーで殴り倒されると豪快な必殺技でとどめを刺された。


ウォー・レイダース(ロウ&ハンソン) ◯-× ザ・マイティー(シェイン・ソーン&ニック・ミラー)
(フォールアウト)

ヒールターンを機にTM61はチーム名をザ・マイティーに変更。
ゴング前からジャケットで視界を奪い奇襲を仕掛け、ロウを孤立させたものの、優勢は長く続かず、交代したハンソンにまとめて蹴散らされ、あっさりミラーがハンソンに3カウントを献上した。ヒールターンして弱くなってないか。
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6/16のNXT TakeOver Chicago Ⅱ #454

2019年04月19日 | 今週のNXT
NXTタッグ王座戦
アンディスピューテッド・エラ(ロデリック・ストロング&カイル・オライリー) ◯-× オニー・ローキャン&ダニー・バーチ
(Jネックブリーカー+水面蹴り)防衛成功

とうとうタッグ王座戦にまでたどり着いてしまったローキャン組は打撃中心で攻め、王者組は連携でそれに対抗。
孤立したバーチから交代したローキャンがほとんど一人で王者組を蹴散らし、ついにダブルインパクトからのヨーロピアンアッパーカットでオライリーを叩き落とすが、セコンドに付いていたアダム・コールが反則覚悟で場外へ引きずり出して阻止し、退場宣告を受けながらもチームを救う。
最後は防御も何もかも捨てて激しく殴り合うが、オライリーがマーシャルアーツでバーチを倒すと二対一となり、ストロングのJネックブリーカーにオライリーの水面蹴りを合わせるツープラトンで、辛くもストロングがローキャンをフォールしベルトを守った。

一試合目から白熱した好勝負に客席は沸き返り、惜敗したローキャン組に大歓声を送った。


リコシェ ◯-× ベルベティーン・ドリーム
(630スプラッシュ)

ハルク・ホーガンの衣装を真似たベルベティーンが入場で客席を沸かせ、試合でも先手を取る。雪崩式デスバレーボムとエプロンから場外へのブレーンバスターで投棄するがリコシェはかろうじて肩を上げる。
最後は飛び技の応酬となり、リコシェのリング中央まで飛ぶシューティングスタープレスと、ベルベティーンの別コーナー近くまで飛ぶパープル・レインメーカーはともに自爆したが、リコシェが必殺技を浴びせ激戦を制した。


NXT女子王座戦
シェイナ・ベイズラー ◯-× ニッキー・クロス
(チョークスリーパー)防衛成功

ニッキーは奇行でシェイナをひるませラフファイトからスリーパーホールドに捕らえるが、そのまま場外のスチール床に叩きつけられ脱出される。
シェイナの強烈な膝蹴りを何度となく浴びるが、ニッキーはエゴトリップで反撃。しかしロープに近すぎて逃げられ、最後は丸め込みをチョークスリーパーに返されると、完全に首を絞められながらも不気味に微笑んだものの、力尽きてレフェリーストップを掛けられた。


NXT王座戦
アリスター・ブラック ◯-× ラーズ・サリバン
(ブラックマス×2)防衛成功

ブラックは開始早々にブラックマス(後ろ回し蹴り)を放つがサリバンに受け止められてしまう。
サリバンは圧倒的なパワーで振り回し、ブラックに蹴られても容易にダウンしない。
さらにダイビングヘッドバットを防いで痛めた左膝を狙い、足技の威力も弱めることに成功したが、必殺のフリーク・アクシデント(スパインバスター)はブラックに見切られており決め手に欠け、最後はブラックマスを喰らうも鼻と口から出血しながら耐えてみせたものの、二発目を受けて撃沈された。


シカゴ・ストリートファイト戦
ジョニー・ガルガノ △-△ トマソ・チャンパ
(試合中止)

ガルガノは妻に渡された松葉杖を手にリングに上がり、同じく松葉杖を持ってきたチャンパと早速殴り合う。
ガルガノは避難する間も与えずチャンパを実況席に投げ込んで解説のナイジェル・マッギネスを巻き込む。
チャンパは腹いせにファンの持っていたガルガノのサインボードを破ろうとするが妙に固くて手こずっていると、中身は道路標識でガルガノに奪われ殴られる。仕込みじゃなかったら普通に凶器なのでセキュリティの責任が問われる。
リングに戻っても凶器を使いまくり、チャンパはガルガノの首を椅子に挟んで鉄階段に叩きつける。10数年前のハーディーズの兄弟対決はこれで決着した気がするが、まだまだ試合は序盤で、ろくにフォールに行かずその後も危険技を連発。

鉄階段直下シュバインすらガルガノに返されると、チャンパは工具でリングマットを結ぶ紐を切断し、マットを外して土台を剥き出しにしてしまう。
土台への雪崩式シュバインは回避したガルガノだが、再び場外へ連れ出されると、チャンパに結婚指輪を外されつばを吐きかけられる。それで目覚めたガルガノはテーブル直下シュバインをお返しし、レフェリーは試合を止めた。

チャンパは首を固定され担架に乗せられるが、ガルガノの怒りは収まらず、チャンパをリングに戻すとガルガノエスケープを敢行。止めようとする裏方も蹴散らし、手錠を締めてスーパーキックを連打し、さらに痛めつけようとしたが、チャンパが一瞬の隙をついてマットの無い土台にDDTで叩きつけてしまった。

全部が全部盛り上がった特番は、チャンパの不敵な笑みで幕を閉じた。
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オカルト三国志  火の国の衣

2019年04月17日 | オカルト三国志
「異物志」に曰く。
南海の斯調国に火州という所がある。春と夏には自然と発火し、秋と冬には自然と消える。火の中には樹が生え、枝や樹皮は生き生きとしているが、火が消えると枯れてしまう。住民はその樹皮で布を作った。青みがかった黒色で、汚れた時には火の中に投げ込むと綺麗になった。

「傅子」に曰く。
150年頃、梁冀(りょうき)はこの布で衣を作った。宴会の際にわざと酒をこぼして衣を汚し、腹を立てたふりをして燃やしてしまえと命じた。衣に火がつくと真っ赤に輝き、汚れが落ちて火が消えると真っ白になり、客を驚かせた。

(ちくま版1巻285P)
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SCP-1781~1790

2019年04月16日 | SCP紹介
SCP-1781 - Moonlight Theater Presents: Hugo Weaving (ムーンライトシアタープレゼンツ:ヒューゴ・ウィーヴィング)
インディアナ州のあるドライブイン・シアター。「ムーンライトシアター」と書かれた看板があり、夜間にひとりでに映画を上映する。映画には必ずヒューゴ・ウィーヴィング(マトリックスのエージェント・スミス役で著名)が他の俳優・女優や小道具と入れ替わりで出演している

SCP-1782 - Tabula Rasa (白紙)
ウクライナのキエフにある廃団地の一室。3日おきに午前3時12分に内部構造が変化し、しばしば異常な人物や動物が現れる

SCP-1783 - Cardboard Cutout Dog (ボール紙を切り取った犬)
ボール紙の身体を持つ犬。通常の犬と同じように振る舞う。温厚だがB型の人間には噛み付き、自身と同じボール紙の身体に作り変える

SCP-1784 - Skywriter Sloths (お空がノートのナマケモノ)
ナマケモノ。下腹部のガス嚢に貯めた水素ガスで宙に浮き、放屁で移動したり、雲を作る。放屁で作られた雲と通常の雲に触れることが出来る。ある条件を満たす男性の命令を聞き、雲で英語のメッセージを作れるが非常に遅く、クオリティも低い

SCP-1785 - A Rose By Any Other Name (他の名前が付いた薔薇)
ある薔薇の木。女性か性別不明の名前でしか呼ぶことが出来ない。また一度使った名前は二度と使えず、毎回別の名前で呼ばなければならない。子孫も人物名で呼ぶと同様の効果が現れるが、代を重ねるごとに効果は薄くなって行き、やがて消滅する

SCP-1786 - A Rowboat (手漕ぎボート)
手漕ぎボートとオール。外見はボートとオールにも関わらず、物質的には電気コーヒーパーコレーターと同様で、水を補充すれば異常性の無いコーヒーを淹れられる。補充しないと高濃度のコーヒーを抽出し続けるため、もし放置すれば世界終焉の可能性すらある

SCP-1787 - The Dog Whittler (犬彫職人)
イタリア人男性。週に1度どこからともなく小包を受け取る。小包には犬の品種と返送先の住所が書かれ、中には肉の塊が入っている。男性は工具で肉を彫刻し、異常性の無い生きた犬を作り上げる

SCP-1788 - The Adults (大人たち)
生物学的な異常変化。思春期前の人間が罹患するとこのSCPに変化する。非常な肥満体に見えるが体内は強化されており、常人離れした身体能力を持つ。6ヶ月ごとに思春期前の子供をさらい、罹患させる。このSCP同士でしか繁殖しない

SCP-1789 - Irate Finger (怒れる指)
約1メートルの人間の巨大な指。テレパシー能力で周囲の者に儀式や世話を要求するが強制力は極めて低い。金色の液体を排出しており、これを摂取した者は劇的にテレパシーの強制力が高まる

SCP-1790 - Layla (ライラ)
精神体。死亡すると半径500km以内の新生児の肉体を乗っ取り、転生し続け数百年を生きている。強力なカリスマ性と弁論術を持ち、特に顔を合わせて会話した相手を説得し指示に従わせる能力に長ける。宗教団体を設立しては大量殺人を企てる
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