小金沢ライブラリー

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今週のキン肉マン #117 疑惑の判決!?

2015年01月27日 | 今週のキン肉マン
・アシュラマン普通に死んでた
・三面を砕かれ六本腕も千切られグロすぎる
・アシュラがここまでの完敗を喫したのは史上初
・サイコマンでさえ「そりゃ勝つでしょう」と言うほど単なる力押しで正面から完勝したジャスティスマンに勝てるヤツいるのかこれ
・それにしても最後までブロッケン全くアシュラに絡まなかったな
・血盟軍でアシュラ浮いてた説
・もうガンマンはしゃべるだけでも面白いな
・これで完璧側の勝ち残りは、神だったグロローマン、キン肉族の始祖(?)、ネプキンの師匠、裁きの神、強いオッサン
・ラスボス級のメンツと並んで遜色ない強さと個性を持つガンマンさん最高。ちょい役みたいな名前なのに
・オリジンはみんなゴールドマンを好きすぎるけどサイコマンはシルバーマンを好きすぎる
・シルバーマン参戦!!!
・どうもシルバーマンは敵に回る気がしてならないんだが……
・グロローマンの生死が判明、ネメシスの行方が判明、勝ち残った悪魔超人が集合、正義側に新手が登場? などなどあるし次の試合形式や対戦カードが決まるまで5週はかかるかな
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今週のNXT #259

2015年01月26日 | 今週のNXT
フィン・ベイラー ◯-× タイソン・キッド
(ダイビングフットスタンプ)

この回よりアメリカでの配信が火曜から水曜に変更されたため、今回は特番なみのカードが揃えられた。

ゴングと同時にドロップキックを浴びせたフィンはそのままトップロープからのフットスタンプで秒殺決着を狙うが、さすがに回避される。
シューズに愛猫3匹のイラストを並べたヒールらしからぬタイソンは、フィンを場外の防護壁に叩きつけ、のびのびと反則攻撃を展開。フィンはオーバーヘッドを皮切りにスリングブレイドやノータッチトペで反撃するが、タイソンは延髄斬りの足をつかむとロープを悪用したドラゴンスクリューでフィンの足を痛めつける。
しかしスワンダイブ・エルボードロップとシャープシューターの新旧必殺技を返されると、リバース・ブラディサンデーからフットスタンプを喰らいフォール負けを喫した。


バロン・コービン ◯-× ブル・デンプシー
(エンド・オブ・デイズ)

無敗で秒殺勝利を続けている両雄がついに激突。
まずは打撃戦でコービンが優勢となり、デンプシーが場外へ逃げる。追われて無理やりリングに入れられると、デンプシーはすかさず蹴りを浴びせて反撃へ。体当たりでなぎ倒すと「無敗と言ってもジョバー役時代にお前何回も負けてるじゃねえか」とダイビングヘッドバッドを狙うが、コービンは「WWEではよくあること」と回避し、エンド・オブ・デイズで勝負を決めた。
秒殺とはいかなかったが2分足らずの決着。まだ抗争は続くか。


ナタリヤ&シャーロット ×-◯ サーシャ・バンクス&ベッキー・リンチ
(ターミヌース→タイツつかみフォール)

まずはナタリヤとベッキーが関節の取り合いを展開。次第にエスカレートしてつかみ合いになり、隙をついたナタリヤ組がツープラトンでベッキーを攻撃。たまらずベッキーはリングを転がって交代すると、サーシャはうまくナタリヤにカウンターを合わせて優勢に立つ。ペースが落ち着く間もなくナタリヤも自陣に逃げ、出てきたシャーロットは余裕しゃくしゃくでサーシャを攻めるが、突進をかわされロープに衝突すると、ターミヌースを被弾しついでにタイツもつかまれあっさりフォールを奪われた。


NXT王座戦
サミ・ゼイン ◯-× エイドリアン・ネヴィル
(ヘルーバキック)防衛成功

入場からしてゼインはベルトを扱い慣れしすぎている。
クリス・ジェリコやレイ・ミステリオが欠場中の今、この二人より確実に上手いのが一軍にも数人しかおらず、この二人ほど手が合う対戦となるとさらに少ない。つまりこの一戦は現在のWWEでも最高峰のものとなるだろう。
ここ数ヶ月で5回目くらいの対決となるが、これまでの試合を踏まえてカウンターの応酬が繰り返され、まったく飽きさせないのがさすが。
最後はヘルーバキックをかわしたネヴィルが後方回転エビ固めでカウント2.9まで追い詰めるも、すぐさま起き上がったゼインがコーナー直下エクスプロイダーからヘルーバキックのフルコースを喰らわせ王座防衛を果たした。

試合後、ケビン・オーエンズがまたもゼインを襲撃した。これが一軍なら試合中にオーエンズが乱入して来てうやむやに終わるところだが、このあたりNXTのほうが気が利いている。
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映画感想-『モンスター・トーナメント 世界最強怪物決定戦』

2015年01月25日 | 映画感想
~あらすじ~
サイクロプス、ウィッチビッチ、レディ・ヴァンパイア、マミー、スワンプ・ガット、ウェアウルフ、フランケンシュタイン、ゾンビマン……世界中から集められた8体の怪物がリングの上で雌雄を決する!


~感想~
B級を志した全力のダメ映画なので遠慮なく以下↓ネタバレ

設定は適当だ。世界に散らばる怪物をどうやって見つけ出したのかは特に語られず、モンスターらがわざわざ命を賭けてまで戦う理由も特にない。
トーナメントと銘打ちながら実際にトーナメント戦を行うのはヘビー級の4体だけで、ミドル級の4体はタイトル戦と冠されながらもベルトは無いし勝ち上がった2体で戦うこともない。
WWFでマネージャーとして活躍したジミー・ハートが本人役でリングアナを務め、UFCのレフェリーであるハーブ・ディーンが試合を裁き(※ただし1試合目で死ぬ)、B級テイストあふれる雑な選手紹介でリングに上ったモンスターらが、特殊能力を駆使するわけでもないプロレス技で戦うさまはインディー団体のハロウィン興行さながら。そういえばWWE版のECWも初期はヴァンパイアとかゾンビが戦ってたっけ。

ざっと試合内容を振り返ると、第一試合は無能なセコンドに「黒魔術を捨ててファイターになれ」とアドバイスされたためただのババアになったウィッチ・ビッチが、サイクロプス(なんでお前がミドル級なんだ)のオプティックブラストで焼き殺される。未来視もできるしたぶんこいつが一番強い。
二試合目はレディ・ヴァンパイアがマミーにヘル・アンド・ヘブンを浴びせて心臓をつかみ出す。(普通はミイラ化させる前に内蔵は摘出するなんて常識を知っているスタッフはいない
三試合目は一体だけドマイナーな沼の怪物スワンプ・ガットがウェアウルフのフライングボディプレスで圧殺され、四試合目は明らかにセコンドのケビン・ナッシュ(元WWFヘビー級王者)のほうが強そうなゾンビマンがフランケン(中の人は元レスラー)に軽くひねられる。

そして迎えた決勝戦、勝ち上がったウェアウルフとフランケンのどちらが栄冠に輝いたかはぜひみなさんの目で確かめて欲しい
5試合の中で最も盛り上がりに欠ける挙句、台無しな結末を迎えるけどな。
※ヒント:ラストはケビン・ナッシュがゾンビ化してチャンピオンに襲いかかる

西口プロレスのほうが百倍は面白い、着ぐるみ学生プロレス映画なので、よほどの物好きでなければ観るだけ時間の無駄である。


評価:★ 2
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今週のNXT #258

2015年01月23日 | 今週のNXT
・NXT王座戦が決定

サミ・ゼインがNXT王座戴冠後の初登場。
ベルトは俺のものではなくファンみんなのものだ。俺とみんなはバンドメンバーだと、まずは意識高い演説をぶつ。
そして襲撃したケビン・オーエンズを「いつでも掛かってこい」と挑発すると、そこにエイドリアン・ネヴィルが現れる。
ゼインは「お前には再戦の権利があるはずだ」と言い、ウィリアム・リーガルGMもすぐに来週の再戦を認めた。


ヒデオ・イタミ ◯-× カーティス・アクセル
(スピンキック)

一軍で干されNXTにアピールの場を求めたアクセルがヒデオと対戦。
中盤まではヒデオの足技を回避したアクセルが地味…堅実な技でじわじわ攻める。
ヒデオはフライングクローズラインで反撃に出ると、蹴り技を連発。ボマイェは防がれたもののアクセルの父直伝のパーフェクトプレックスから抜け出すと説得力ゼロのスピンキックで仕留めた。
ヒデオの蹴速では威力も見栄えもなさすぎるし、期待されてるうちにgo 2 sleepを解禁すべきだと思うのだが。


アレクサ・ブリス ×-◯ サーシャ・バンクス
(バンクス・ステートメント)

前回のサーシャ戦で鼻を骨折したらしいアレクサが久々の参戦。
シャーロットとの抗争で一皮むけたサーシャを相手にアレクサは丸め込みで勝負を挑むが、コーナー中段に固定してのWニードロップというエグい技を浴び、さらにバックスタバーからのジャストフェイスロックの連続技を喰らい敗北した。
なおバックスタバーはクロスアーム式をデフォルトにした模様。


タイラー・ブリーズ ◯-× チャド・ゲイブル
(ビューティーショット)

休暇で世界旅行をしていたブリーズはドミニカを居住地に定めたらしく出身地が変更されている。毎週変えるつもりだろうか。
これがデビュー戦のゲイブルはレスリングの五輪代表で、ブリーズ相手でもやられ役ではなく、華麗な一本背負いやロープを利用して逆さ吊りになりながらの腕ひしぎ逆十字も披露。
ブリーズは左腕を痛めたが隙をついて必殺技を浴びせ、逆転勝利を挙げた。

試合後、いつものようにスマホで自分撮りをしていると、後方から何者かがそれを覗いていた。ブリーズの次の抗争相手だろう。


NXTタッグ王座戦
ルチャ・ドラゴンズ(シン・カラ&カリスト) ◯-× ボードビレインズ(エイダン・イングリッシュ&サイモン・ゴッチ)
(シン・カラが抱え上げる→カリストのコークスクリュー)防衛成功

ヒデオ&フィン・ベイラー組の台頭によりそろそろベルトをヒール組に譲りそうなドラゴンズは例によってシン・カラがつかまりかけるが、うまくイングリッシュを場外に引きずり出すとカリストとともにトペを敢行。珍しく先手を取った。
逆転されがちなCM中にも優勢を保つが、CMが明けると早速カリストがつかまる。連携で勝るビレインズはこまめにタッチを繰り返し、倒してはすかさずカバーしカリストの体力を奪いにかかる。
だがカリストはヘッドシザーズで回転しながらシン・カラに交代。シン・カラは二週続けて雪崩式ビクトリーロールで勝負を決めようとするがゴッチが危ういところでカット。
ゴッチはエプロンのカリストに襲いかかるがロープを下げられ落下。シン・カラはすかさずイングリッシュをスクールボーイの体勢から怪力で抱え上げると、そこにカリストがトップロープからコークスクリュー式のクローズラインかクロスチョップかクロスボディかよくわからない技でとにかく飛び乗り、フォールを奪った。
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ミステリ感想-『謎解きはディナーのあとで 2』東川篤哉

2015年01月22日 | ミステリ感想
~収録作品とあらすじ~
アリバイをご所望でございますか
殺しの際は帽子をお忘れなく
殺意のパーティにようこそ
聖なる夜に密室はいかが
髪は殺人犯の命でございます
完全な密室などございません

令嬢刑事が捜査し暴言執事が推理するシリーズ第二弾。


~感想~
国民的ユーモアミステリという肩書に違和感を覚え(赤川次郎死んでしもたん?)いまだにどうしてこんなに売れているのかさっぱり理解できないシリーズの第二弾。
前作よりも令嬢と執事のやりとりは軽快で、トリックは並かそれ以下ながら、犯人を特定する過程にひねりが利いている。
一編挙げるなら魅力的な謎と妥当な推理が、逆をつく真相で綺麗に解かれる「殺しの際は帽子をお忘れなく」が好み。
馬鹿みたいに売れているこのシリーズも、作者の力量ならば安定感を保ちずっと続いていくことだろう。これで手軽に懐を暖め、たまに腰を据えて意欲的な長編をものしていただければ幸いである。


15.1.19再読
評価:★★☆ 5
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ミステリ感想-『黒祠の島』小野不由美

2015年01月21日 | ミステリ感想
~あらすじ~
調査事務所の所長・式部剛は「3日後に戻る。戻らなければ後始末を頼む」と言い残し失踪した友人・葛木志保を追い「夜叉島」へ渡った。
確かに島へ渡ったはずの彼女の痕跡は消され、島民は一様に口をつぐむ。
しかし式部は身元不明の女性の惨殺死体が発見されていた事実をつかむ。

01年本ミス3位、本格ミステリ大賞・候補


~感想~
不気味な因習の残る島。排他的な島民。消されていく失踪者の痕跡。廃屋に残る犯罪の跡。発見される惨殺死体。罪に裁きを下す怪物「解豸(かいち)」の伝承……と中盤までは抜群に面白い。
だがこれまでの経過が判明するだけで、解決編まで事件はほとんど進行せず、不自然なくらい唐突に協力的になる関係者たちの昔語りが延々と続き、中盤以降は退屈きわまりない。また登場人物の血縁関係は嫌になるくらい入り組んでいるのに、なぜか人物一覧が存在せず非常にややこしいのも難点。自分で作ればいいんだけれども。
ラスボスが大暴れし探偵の名推理が炸裂する解決編で多少持ち直すが、やるだけやったら揃ってさっさと退場するのも素っ気なく、メインとなるだろうトリックも読者を騙すためだけに仕掛けられたように浮いており、しかもほぼ予想通りの代物でどうにも物足りない。

まったくの偏見かつ失礼な物言いで、他の作品を比較対象に上げるような真似は最低の手法だと心得つつそれでもあえて言わせてもらえば、共通点の多い三津田信三の刀城言耶シリーズと比べあまりにも完成度が落ちるように感じられてしまう。
もし刀城言耶シリーズの刊行以後に出されていたら、本ミス3位などという高評価はありえなかっただろうと思えてならない。


15.1.17
評価:★★ 4
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今週のキン肉マン #116 下される審判!

2015年01月19日 | 今週のキン肉マン
・このシリーズの何が優れているって、当初は特に考えもなく適当に書いただろう「天上兄弟ゲンカ」などの真相をうまいこと辻褄を合わせ、まったく不自然に見せていないところだ
・多少の無茶や矛盾に目をつぶり勢いに任せるところが長所だったのに(もちろん今でも無茶や矛盾は山ほどあるにしても)無茶や矛盾がなくなっても勢いを失わずに面白い
・やればできる男ゆでたまご
・今回もゴールドマンらは自らすすんで首を差し出したという真相が語られるが、その展開に無理がない
・シルバーマンがしゃべったああああ!!
・だいぶ見慣れたがジャスティスマンはやっぱり弁髪マスクのほうがかっこいいな
・テリーマン戦でも真っ先に折られたのはステカセとスプリングマンの腕
・ステカセとスプリングの友情を描くための偶然かもしれないが芸が細かい
・的確にカウンターを浴びせるあたりやっぱり火玉弾は受けてやった疑惑が浮上
・ついでのように壊される冷血面www
・どう見てもテキサルコンドルキックだけど反応しないテリーマン
・こ、これはウォーズレッグブリーカーとブレーメンクローの合わせ技!?
・そういえばジャスティスマンのジャスティスは正義超人の正義
・説得力ある大技だしさすがにこれで決着か
・いちおうまだ

1.稲綱落としを耐えた時にジャスティスの腕がブチブチ言ってる
2.悪魔超人たちの腕がアシュラマンをかばっている
3.テリーマンの靴紐が切れてない
4.血盟軍のブロッケンが一切絡んでない
5.血盟軍のザ・ニンジャやタッグの相棒のサンシャインが駆けつけてない
6.アルティメット阿修羅バスターや稲綱落としを出してない
7.クソ力が発動していない

などのフラグは残っているものの、いずれも決め手には欠けるか
・笑い面を砕かれるのは免れたものの、泣き面になって終戦か
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今週のNXT #257

2015年01月13日 | 今週のNXT
ルチャ・ドラゴンズ(シン・カラ&カリスト) ◯-× ジェイソン・ジョーダン&タイ・ディリンジャー
(雪崩式サンセットフリップ)

2015年最初のNXT。
誰と対戦しても終盤まではどっちかがつかまり集中攻撃されるファイトスタイルのドラゴンズは、今回もカリストがつかまるいつもの展開。
脱出すると余力十分のシン・カラが躍動。ヘッドシザーズを掛けそこなってるのに相手が吹っ飛ぶ奥義・空気投げまで披露し、最後は突進してきたディリンジャーを体勢を入れ替えてトップロープに座らせると、雪崩式サンセットフリップで叩きつける数週間前に見た流れで勝利した。やっつけ仕事だなシン・カラ。

試合後にはボードビレインズが乱入し、カリストにツープラトンを浴びせ王座奪取をアピールした。


カーメラ ×-◯ ブルーパンツ
(スモールパッケージホールド)

エンツォ・アモーレ&コリン・キャサディがカーメラを伴いリングに上がると、観客は早くも彼女の登場を期待して名前を叫ぶ。ブルーパンツが3度目の来訪だ。キャサディによるアカペラ入場曲はてっきりその場で歌っていると思っていたが、ちゃんと収録されたものだった。

過去2戦はさっさと終わらせたカーメラだが、今回は余裕たっぷりにブルーパンツを痛めつける。しかしそれに焦れたエンツォがエプロンに上がると、気を取られた隙に丸め込まれまさかの敗北を喫した。
実況の「123キッド対レイザーラモン以来の波乱」は言い過ぎだが笑ったw


バロン・コービン ◯-× CJパーカー
(エンド・オブ・デイズ)

試合前にブル・デンプシーがパーカーを激励したが効果は全くなく、34秒でコービンが勝利を収めた。
さらにコービンは客席のデンプシーを引きずり出すと殴りかかる。しかし対決は次回の特番までおあずけだろう。


・カーティス・アクセルがNXT出場を懇願

一瞬だけプッシュされIC王座に輝くも、ここ一年あまり干され気味のアクセルがウィリアム・リーガルGMに「再生のチャンスをくれ」と低姿勢でNXT出場を懇願した。
リーガル卿は快諾し次週のヒデオ・イタミ戦を決定した。あっ…(察し)。


・シャーロットがインタビューを受ける

NXT女子王者シャーロットがリングでルネ・ヤングのインタビューを受ける。
「NXTの全ディーバを倒してきましたね」と言われると客席からは「ブルーパンツ!」コールが沸き起こり、水を差されたシャーロットも一瞬ブチギレた。本当にNXTの客はノリがいいな。
話がろくに進まないままサーシャ・バンクスとベッキー・リンチが現れ絡みかけたが、すかさずナタリヤが駆けつけるとおとなしく引き下がった。「ブルーパンツ!」コールは面白かったがわざわざリングでやる意味あったのかこれ。


・サミ・ゼインからのビデオレター

NXT王座戴冠祝いに帰省中……ケビン・オーエンズに奇襲され療養中のゼインが、携帯動画で近況を語った。


ヒデオ・イタミ&フィン・ベイラー ◯-× アセンション(コナー&ビクター)
(スピンキック)

特番のリマッチが実現。ヒデオは母国ではジョン・シナやリック・フレアーのような人気者と過剰に持ち上げられ、フィンはボディペイント無しでおとなしめに入場。
まず自陣にビクターをとらえるとフィンとヒデオが打撃主体で代わる代わる痛めつける。どっちがヒールかわからない流れからビクターがアッパーカットで脱出すると、今度は逆にフィンをとらえて暴行。長時間にわたり苦しめられるが急にペレキックと名付けられたオーバーヘッドをコナーに浴びせ、ヒデオと交代。
ヒデオは蹴りと飛び技でアセンションを一掃するが、ビクターの不意打ちのSTOで動きを止められる。ビクターはさらに掟破りのgo 2 sleepを狙うがヒデオは入れ替わって本家go 2 sleepの体勢へ。しかしコナーが「だからCMパンクがうるさいんだって!」とあわてて止めに入りまたも未遂に。
フィンがスリングブレイドからのフットスタンプでコナーを片付けると、ヒデオはトラブル・イン・パラダイスとバズソーキックを2で割ったけど当たり損ないのキックでビクターをしとめた。
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ミステリ感想-『果断 隠蔽捜査 2』今野敏

2015年01月09日 | ミステリ感想
~あらすじ~
大森署の署長へ異動となった竜崎伸也警視長は、着任早々に重大事件に直面する。
容疑者は拳銃を所持し、現場ではSITとSATが対立する。竜崎は自ら指揮を執り、この事案は解決したはずだったが……。

07年日本推理作家協会賞、山本周五郎賞、このミス4位、文春9位


~感想~
前作ではマスコミ対策を手掛けた竜崎が、本作では署長に就任。署長が主人公というだけでも物珍しいのに、主人公はあの竜崎なのだ。これは面白くならないはずがない。
竜崎の完全無欠に正論ながらそれゆえにかえって奇抜に響く言動を追っているだけでも実に痛快で楽しく、それに加えて日本推理作家協会賞にふさわしい、解決したはずの事件が反転する構成や、意外な人物による些細な気付きも見事で、物語としてもミステリとしても万全の構え。
はじめの事件は竜崎が自ら前線に出ているため丹念に描かれるが、事件の様相の反転から始まる捜査のほうは、なにぶん竜崎が署長室に座ったまま動かないため、ひどくあっさりとしか触れられないのだが、文量の余計な長大化を防げてもいるし、話の肝は構図が反転すること自体にあるので気にはならない。
前作「隠蔽捜査」を確実に上回る良作である。

それにしてもドラマ版は未見なのだが(杉本哲太も古田新太もイメージと違いすぎるんだよなあ…。竜崎はもっと見るからにエリート然とした役者が良かった。それこそ柳葉敏郎とか)竜崎というキャラの面白さは心理描写あってこそのものだと思うが、そのあたりはどう処理していたのだろうかと今更ながらに思ってみたり。


15.1.8
評価:★★★★ 8
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今週のNXT #256

2015年01月08日 | 今週のNXT
今回はコリー・グレイヴスとルネ・ヤング司会で2014年の総集編を中心に放送した。

エイドリアン・ネヴィルの里帰り。
NXT R EVOLUTIONでのネヴィル VS サミ・ゼインNXT王座戦と、同じくルチャ・ドラゴンズ VS ボードビレインズのタッグ王座戦の終盤のリプレイ。
今年デビューしたバロン・コービン、ブル・デンプシー、ヒデオ・イタミ、フィン・ベイラー、ケビン・オーエンズの紹介。
今年一軍昇格したペイジ、ボー・ダラス、エマ、サマー・レイ、アダム・ローズ、ルセフとラナの紹介、などが流された。


NXT女子王座戦
シャーロット ◯-× サーシャ・バンクス
(変型フィギュアー・フォー・レッグロック)防衛成功


そして別の日に収録された試合も放送。
偉大な父リック・フレアーに迎えられシャーロットが登場。サーシャは興奮状態で入場・アナウンス中から襲いかかろうとしてはレフェリーに止められる。
まずはサーシャの突進を軽くいなし、シャーロットが左脚に狙いを定め着々とダメージを積み重ねる。だがパパの前ではりきりすぎて鉄柱攻撃を逆用され顔面を強打してしまう。
その後はサーシャがペースを握るが、バンクラプト(極楽固めの体勢から両膝を背中にあて、ロメロスペシャルのように吊り天井へ移行する技)をシャーロットが背中にサーシャをぶら下げたまま飛び跳ね二人揃ってケツから落ちるという荒業で脱出。それ自分から仕掛けただけでババ・ボムとダメージは同じ気がする。
なおバンクラプトはもともとターミヌースのサーシャ版の技名だったが、この絞め技の名前に変更された模様。技名が別の技にスライドするのはWWEではよくあること。

シャーロットはまたもパパにいいところを見せようと普段は使わないニードロップを狙うがこれを自爆。ターミヌースとバックスタバーからのバンク・ステートメントと新旧必殺技を喰らうが、器械体操の経験を活かし後屈でロープに逃れた。
さらに前回の試合では跳ね返せたスーパープレックスも被弾し息も絶え絶えとなるが、サーシャのカサドーラを力ずくで回避するとパパ直伝の四の字固めへ。これも丸め込みで返されるが、すかさずパパとは違うフォームの四の字に移行すると、さらにブリッジで締め上げるアレンジを加え、サーシャをタップさせた。
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