小金沢ライブラリー

ミステリ感想以外はサイトへ移行しました

今週のキン肉マン #322 特攻野郎Bチーム!!

2020年09月28日 | 今週のキン肉マン
・「他にいないだろうな?」「いるわけがない!」
・全然違う話ししてるのに噛み合っちゃったよ
・どう峰打ちしたらどてっぱら貫かれて生かしておけるんだろ
・さすが神だ。違うなあ…
・「リングに上って闘うチャンスなどもはやない」
・ランペイジマンごもっともなことしか言ってない
・キャノン・ボーラーはなに肩借りて立ち上がってるの?
・お前がつかまってるペンチマンはレオパルドンと同じくどてっぱら貫かれてんだよ
・軽く一本背負いされただけだよね?
・マジでなんなのお前?
・力ずくで突破するビッグボディ
・突破されるランペイジマンさんサイドに問題がある
・ここでまさかのフェニックス
・あふれる知性で劣勢を覆せるか
・絶対次回余計なこと言うよこいつ
コメント

SCP-2161~2170

2020年09月27日 | SCP紹介
SCP-2161 - Blank Space (空白)
自己増殖するA4用紙。元は1枚の文書だったが、空白のページを追加し、内容も徐々に分散されていく。現在は約8500万ページあり、接触した紙媒体も同様の性質を帯びる。また電子文書を同様に増殖させるコンピュータウィルスも発見された

SCP-2162 - … as normal as blueberry pie
※未翻訳

SCP-2163 - Hollywood (ハリウッド)
現在ハリウッドと呼称される巨大映画産業。作品の一部に様々な認識災害が紛れ込む。大規模な文化的変革をせずに封じ込めることが不可能なため場当たり的に対処しているが、認識災害の検出率が12%以上になった場合、世界規模でインフラの破壊や、世界中の民間人に対する記憶処理が検討されている

SCP-2164 - Magical Two: Electric Boogaloo
※未翻訳

SCP-2165 - Irredeemable (救い難き物)
詳細不明。決して認知されず、決して赦されることはない

※500文字以下で記事を書くコンテストの入賞作である

SCP-2166 - Foot Pope (足の教皇)
「足の教皇」と呼ばれる遊戯。色鬼に似たルールで、失格した参加者はゲーム終了までその場から移動出来なくなる。オレゴン州の小学校で、素性不明の生徒から流布されたという

SCP-2167 - Demon Gate Amplifier (悪魔工学的ゲート増幅器)
悪魔工学に基づいて造られたオーディオ・アンプ。通常のアンプよりも大きな音量に聴こえる

SCP-2168 - Progress
※未翻訳

SCP-2169 - Conversational Surgery (口数の多い外科手術)
手術室と隣接する観察室に現れる異常現象。外科手術を予定された患者が手術室に入ると封鎖され、内部に4人の医師らが現れ、異常な会話を交わしながら施術を行う。手術の成功率はまちまちで、30日以上、活性化されないと別の病院へ移動する

SCP-2170 - The Clown Vaccine (ピエロ・ワクチン)
ネバダ州の廃鉱山に現れるミーム的実体。囁き声や視界をよぎる影として認識され、精神的に有害で最終的には死に至る。因果関係は不明だが、事前にピエロについて好意的に考えていると耐性が得られる
コメント

SCP-2151~2160

2020年09月25日 | SCP紹介
SCP-2151 - The Ties That Bind Us (二人を結ぶ絆)
2つの指輪。着用した2人が肉体的に接触すると、指輪が体内に吸い込まれる。同時に2人が接触面から融合して行き、最終的には死に至り、指輪が排出される。指輪の発見時に保護された男女の融合体のみが生存しており、男の素性は不明

SCP-2152 - Home™ (Home™)
女性の胸像。絶えず大衆音楽を流し、10分おきにメッセージを述べる。部屋内に置くと保存的作用(電源の供給、食物の補充、衣服の修繕等)をもたらし、周囲の人物の美的感覚を向上させる。ある時、壁を窓に変化させ、外には夕暮れの情景を映し出した。それを見た者にまるで家に帰ってきたような心地を感じさせた。やがて元の壁に戻ったが、誰かが窓を開いてしまう可能性を危惧し、収容方法は変更された

SCP-2153 - Charitable Clovers (慈善のクローバー)
クローバーに感染するウィルス。感染した葉を摘んだり傷つけた人物は4米ドルを失う。ある慈善団体が作製したと考えられ、空中散布されることも

SCP-2154 - Space nowadays (当節の宇宙)
カナダの天文台で発見された光学望遠鏡。光速による遅延の影響を受けず、現時点の宇宙の様子を観測出来る。通常の望遠鏡で観測される天体のおよそ72%が存在せず、星の光を阻害する雲状の物質が、拡大していると推測される

SCP-2155 - The Mexica Government in Exile (アステカ亡命政府)
450年以上前に滅亡したアステカ文明の残党が実在すると信じ込ませるミーム。影響を受けた人物は積極的にこれを拡散し、やがてメキシコの神々を崇拝し始める

SCP-2156 - Red and Black (赤と黒)
明赤色と黒色の皮膚色素を持つ女性。慢性不眠症と不安神経症を患っており、日に数回、およそ1分間の活動状態に入る。その間は周辺の物体が入れ替わったり、複製されたり、女性の頭部が増加したりする。彼女自身は活動状態の間、ソリティアで遊んでいると認識している

SCP-2157 - The Human Forest (人間の森)
日本のある森で発見された現在41体の人間。裸で足が土に埋まり、西を向いて動かない。土から除去しようとすると一斉に叫び、除去された人物は間もなく心臓麻痺で死亡する。遺体の胃には土が詰まっていた。除去に携わった人物も同様に死に至る

SCP-2158 - The Gun That Never Misses (狙い誤たぬ銃)
牧場主ジョシュア・グラハムの手に握られたリボルバーと、牧場主スタンリー・テュークスベリーの遺体。リボルバーを発砲するとあらゆる物体を透過し、最短距離でテュークスベリーの遺体に命中する。首吊り自殺したグラハムの遺体とともに発見され、除去出来なかったため手ごと切断し収容している。なおテュークスベリーは自然死で、没年はグラハムの自殺から30年後である

SCP-2159 - Head-"Kannon" (ヘッド-カンノン)
不確定の外見を持つ物体。観測者ごとに異なる物体に認識され、予備知識によってさらに改変される
※ヘッドカノン(脳内設定)を皮肉ったSCPである

SCP-2160 - The Happy Place (ハッピー・プレイス)
「ハッピー・プレイス」というタイトルのネット動画。様々なSCPをモチーフにしたような人形劇を放送する
コメント

SCP-2141~2150

2020年09月23日 | SCP紹介
SCP-2141 - Primordial Wyrm
※未翻訳

SCP-2142 - Just Clap Your Hands (ただ手を叩いて)
CDやレコードやカセットテープ。聴取者は自分の手を食べる悪夢を見る。睡眠時間に関わらず毎晩見るため不眠症や睡眠恐怖症を患う

SCP-2143 - Singin' in the Rain (雨に唄えば)
ギリシャ人男性と竪琴。男性はあらゆる楽器を巧みに演奏するがその間、頭上に雲が現れ曲と関係する物品を雨のように降らせる。竪琴は男性のそばに瞬間移動し、あらゆる楽器に姿を変え、他人には演奏出来ない

SCP-2144 - Misconception of a Brainchild (誤認を孕む)
人間にだけ認識出来る猫。映像には映らず、他の動物には認識されない。開かれた場所にいる時は心拍が無いにも関わらず活発に動き回り、食事や呼吸を必要としない。閉所では活動停止し、その間は心拍が確認されるが徐々に弱まって行き、周囲にシアン化水素を発生させる(※シュレディンガーの猫が元ネタと思われる)

SCP-2145 - Seven Extra Seasons (おまけの7シーズン)
コメディ番組「となりのサインフェルド」の登場人物そっくりの4人。ニューヨーク市に居住し、周辺の現実を改変し「となりのサインフェルド」のエピソードのような事件を巻き起こす。収容困難だったが、財団外の組織2つを操ってリーダーの射殺に成功した

SCP-2146 - The Space Whale (宇宙クジラ)
宇宙空間を周回するクジラの死体。29.5日ごとに宇宙クジラに関する番組を無線信号で放送する

SCP-2147 - Neverglades (ネバーグレーズ)
オクラホマ州のある家。一部がフロリダ州エバーグレーズと思われる区画に繋がっている

SCP-2148 - Mr. Stripes (ミスター・しましま)
ワンダーテインメント博士のリトル・ミスターズの一人。インド系男性。彼が視覚的に記憶した人物・物体に関する情報(文字や映像も含む)が黒線で塗り潰される。影響を受けるのは現在までの情報だけで、新たに作られた物は塗り潰されない。影響後3時間以内に記憶処理をすれば消去できる。
(※リトル・ミスターズ一覧の17番が黒塗りされているのはこの影響によるもの)

SCP-2149 - A Grinder of Metal
※未翻訳

SCP-2150 - The Worst Man in The World
※未翻訳
コメント

ミステリ感想-『暗黒残酷監獄』城戸喜由

2020年09月21日 | ミステリ感想
~あらすじ~
十字架に磔にされて殺された姉は「この家には悪魔がいる」というメモを持っていた。
弟で人妻の家庭を壊すのが趣味の清家椿太郎は悪魔を探して家族の秘密を暴いて行く。

2020年日本ミステリー文学大賞新人賞

~感想~
あらすじはそれはそれとして物語の方は、登場人物の九割を占めるキ○ガイがイキってイキってイキり倒し厨ニの限りを尽くすので非常に人を選ぶ。
しかも文章はゴミ…癖がある…好きな人は好きかも…自分の口には合わなかった。
特に序盤がゴミ…極めて読みづらく、意味を測りかねることすらしばしば。しかも登場人物は隙あらば厨ニ発言かキ○ガイ発言をするので終始ムカつ…油断ならない。

だがミステリとして見れば(さほど機能しているとは言い難いが)豊富な伏線や意外な展開と真相に支えられ実のところ悪くない。物理トリックは端的に言ってゴミ…小粒だが、終盤の怒涛の謎解きと目まぐるしい真相開示には見るべきものがある。特に舞城王太郎「九十九十九」あたりと完全に逆ベクトルで「家族とは何か?」に答えて「しまった」結末は、この作品ならではの代物で、強い印象と謎の説得力を残す。

とにかく癖のある、ありすぎる作風で、鬼畜というよりも直截的にキ○ガイと呼ぶほかない人物・発言のオンパレードに眉をひそめなければ、一部で評判を取る通り、確かにある意味で白井智之の気配を感じてしまう、強烈な個性ある作品だった。

余談だが本作は日本ミステリー文学大賞(※光文社)の新人賞を受賞したが、後半になぜか江戸川乱歩賞(※講談社)の式典がそのまま出てきて笑った。なんだこれは。乱歩賞かメフィスト賞でも落とされたのか。当てつけか。メフィスト賞から出てないのが不思議ではあるけども。


20.9.21
評価:★★★ 6
コメント

SCP-2131~2140

2020年09月20日 | SCP紹介
SCP-2131 - Antipope (反物質教皇)
14世紀に誕生したアヴィニョン教皇ベネディクトゥス13世を自称する男性。16時間ごとに一部が反物資に変換され、周囲にガンマ線バーストを放射する。毎日の祈りの儀式により反物質化は防止されるが、次第に効果が薄まっている。当人は解放を望み、境遇に同情する職員もいるが、あくまで素性は自称に過ぎず、また言動とカトリック信仰の教義には矛盾が見られる

SCP-2132 - Most Dangerous Fighting Exhibition and Obstacle Resort (最も危険な戦闘エキシビション 兼 障害物競走)
オクラホマ州のあるラジオ塔が放送する不可解なラジオ局。毎週金曜の17~20時に「最も危険な戦闘エキシビション 兼 障害物競走」への参加を呼び掛け、最低3名を異常性の多々ある過酷なレースに出場させる

SCP-2133 - Our Land, Our Bondage (我らの地、我らの束縛)
ロシアのウラル山脈にある村。住民は重病に冒されているが村から出ることは不可能と思われ、死亡すると畑から幼児の姿で収穫され、記憶を受け継ぐ。住民は日没後の3時間ほどを教会で過ごし、部外者が進入しようとすると住民や、教会を覆う触手に攻撃される。調査チームが教会へ突入し、地下で異常な光景を見た

SCP-2134 - Shelter (避難所)
身体中に致死性のミームを彫り込んだ男性。目視した人物の神経経路を変質させて死亡させ、声にもミーム作用があり、聞いた者に自分を見るよう仕向けられる。元は財団のミーム研究者で、SCP-181 - "Lucky" ("ラッキー")の能力は自身の有利に働くように作用しており、彼にとっての最適解が財団の独房に収容されることだと考え、自身も独房に収容される為に、自らSCPへと変身したと語る

SCP-2135 - 91st Street Station (91丁目駅)
1959年に閉鎖されたマンハッタンの地下鉄駅。1週間に2度、ホームにいる人物にしか見えない列車が現れ、乗ると1959年2月1日と思われる時点のマンハッタン島の複製に到着する。そこにはホワイトボードを持った、顔の無い人型実体が暮らしており、ボードを介して会話出来る。敵対的ではないが、時代錯誤な物品や言動を見せると活動停止して凝視され、立ち去りたい衝動に駆られる。彼等はここを「SAFE WORLD」と語る

SCP-2136 - An Utterly Driven Scientist (完全に乗っ取られた科学者)
病原体。感染者を視認することで伝染し、感染者は別の感染者に見られていない間、呼吸器系や循環器系を含むあらゆる活動が停止し、5分以内に死亡する。つまり感染者が2人以下ならばどちらかの睡眠時に両者とも死亡する。発見時に観測した財団の科学者が収容に失敗し、日誌を残した

SCP-2137 - The Forensic Ghost Of Tupac Shakur (トゥパック・シャクールの断罪霊)
1995年にリリースされたトゥパック・シャクールのアルバム。トラック7を再生するとヒップホップ調で、発覚していない殺人事件の犯人と、その特定・訴追の方法を教示する。無視を続けると、世界終焉をもたらすSCPを解放する方法や、財団の秘密を暴露する曲がYouTubeにアップされた

SCP-2138 - Secrets, secrets are no fun…
※未翻訳

SCP-2139 - Indeterminate object or objects, or possibly a memetic effect of some kind (未特定のオブジェクト、複数の可能性もあり、もしくはある種のミーム的な効果かもしれません)
ルイジアナ州の財団施設で起こった異常現象。影響を受けた人物は極端に暗示に掛かりやすくなり、陰謀めいた与太話を大真面目に検討する。何によって現象がもたらされたのか未だ特定出来ておらず、施設内の物品を1つずつ調査している

SCP-2140 - Retroconverter (過去改変画像)
財団が作成したイラスト。一部でも視認した人物は過去を改変され、財団の職員だったことになる。元々は財団の敵対組織が作成した物で、視認した人物を敵対勢力の支部の代表者に過去改変する効果だったが、財団が作り変えてオリジナルは封印した。財団の脅威となる敵対的存在への切り札となるが、過去改変は予測不能の事態を引き起こす危険がある為、乱用は出来ない
コメント

SCP-2121~2130

2020年09月19日 | SCP紹介
SCP-2121 - Gods' Noose (神の首吊り縄)
舌や腸といった肉組織で造られた首吊り縄。少なくとも太陰暦の1ヶ月に1回、使用しないと未知の言語による叫び声が発生する。周囲1.7kmの人物にはたとえ防音室にいても聞こえ、首吊り自殺をしたい衝動に駆られる。使用すれば声は止む。使用者は平均よりも長く意識を保ち、その間、神を呪う言葉を吐き続け、血液をこの縄に吸収される

SCP-2122 - The Black Hole (ブラックホール)
財団施設の取調室。条件を満たす2名(尋問者と尋問対象)で部屋に入り、照明を点けると事象が終わるまでいかなる手段でも出入り出来なくなる。尋問者は想像力の及ぶ範囲内であらゆる現実改変を内部で起こす事が出来る。尋問者が退室を認めるか、どちらかが死亡するまでドアは開かず、開くと同時に全ての現実改変は消失し元の状態に戻る

SCP-2123 - I Accidentally the Whole Universe (紙一重の宇宙)
テキサス州ワクサハチーの大型粒子加速器。2週間に1度、宇宙の物質と反物質をCP反転させる。これは2週間に1度、世界が再構築されているに等しい。影響を受け主任研究員は存在そのものを抹消されつつある

SCP-2124 - Conceptual Knife (概念ナイフ)
「気をつけろ! 見えないナイフが箱の中」と書かれたピザの箱。内部は空だが、ナイフを探そうと試みると不可視のナイフを取り出せる。たとえばその経緯を見ていた他者にナイフを手渡す事も出来るし、見ていなかった者は新たにナイフを取り出せる

SCP-2125 - The Hanging Tree (首吊りの木)
ニューヨークのある森のオークの木。首吊り縄のような蔓が垂れ、範囲内に入った男性の首をくくる。かつてその木で絞首刑にされた男性がいたという

SCP-2126 - Letter from Grandma (おばあちゃんから来た手紙)
デイヴィーという人物へ祖母から宛てられた手紙。孫の髪が長いことを愚痴る内容で、全文を音読した者は体毛が体内へと引き込まれ、さらに体内へ向けて成長して行く

SCP-2127 - Hinterkai-fun! (ヒンターカイ・ファン!)
ドイツのある村の慰霊碑に現れる紙。触れた者を1922年に一家殺害事件の起こったヒンターカイフェック農場の複製に移動させる。そこではいくつかの物品を与えられ、事件の捜査を出来る。ある時、財団のエージェントが解決に成功し、効果は失われたものの、一人は殉職した

SCP-2128 - The Liars' Cradle (嘘吐きの揺り籠)
9世紀末に造られた石炉。「嘘吐きの揺り籠」と名付けられた拷問装置で、内部に人を入れて質問を口にさせ、真実なら何も起きず、嘘(事実に則さない声明)なら即座に焼却される。財団は世界終焉をもたらすSCPの収容違反を事前に察知する為に使用している

SCP-2129 - Hot-Blooded Snake (熱血蛇)
連続して爆発を引き起こす不可視の物体。周囲の気体を燃料に爆発させ、気体を消費し尽くすと休眠する。休眠時に熱感知カメラで撮影すると蛇の姿をしており、爆音によるモールス信号で会話も出来る。アマゾン南部で体長10kmの熱を発する蛇が発見され関連が疑われる

SCP-2130 - Office Furniture (事務用家具)
椅子やモニター等の事務用家具。周囲の人物の衝動性を増大させ、抑制力や危険への認識力を低下させる。たとえば実験に従事させると、思いつきで適当に行い、倫理性が無く、一切の危険を顧みなくなる
コメント

SCP-2111~2120

2020年09月17日 | SCP紹介
SCP-2111 - If You Can Read This… (これを読めるなら……)
あるアルゴリズム。致死性の認識災害を生成する。
…というのはカバーストーリーで、実は財団のデータベース内に現れる致死性の認識災害ファイル。施設内に落書きが現れ、このファイルを見るよう誘導する。
…というのはカバーストーリーで、実は敵対的な反ミーム実体。記憶補強処理を受けた職員にだけ認識出来る図像を生成し、見た者の記憶を3ヶ月~21年分失わせる。1994年を最後に攻撃は停止したが、図像は今も現れ続けている。
…というのは表に現れた事象で、実は既に無力化されている。元々は殉職した財団職員で、死後に電子世界に取り込まれ、自分を知る者を殺し、あるいは記憶を消去した。殺された職員も電子世界に取り込まれるも、反撃して無力化に成功し、以後も同様の敵対存在に対処している。一連の出来事が断片的に現れた結果が、各カバーストーリーである

SCP-2112 - And the Meek Shall Inherit the Earth (そして柔和な者たちが大地を受け継ぐであろう)
カナダのロックバンド「ラッシュ」のアルバム「鋼の抱擁」の限定リリース版。エレキギター・エレキベース・ドラムの演奏経験があるラッシュのファンがアルバムを全て聴くと、あらゆる犠牲を払ってでもラッシュのコピーバンドを結成しようと試みる。感染者3名が結成したバンドの演奏を聴いた者の多くに同じ効果を与える。研究主任はketerに指定したことに疑問を覚える職員に「死者は出ないが全ての文化が失われ、ラッシュの曲だけが繰り返される未来」の脅威を説いた
(※SCP名は歌詞の一節)

SCP-2113 - Haunted Liopleurodon Skull (幽霊が出るリオプレウロドンの頭蓋骨)
リオプレウロドン(首長竜)の頭蓋骨。周囲に首長竜の幽霊のような実体の無い存在が現れる。時折、近付いた生物を攻撃し、噛まれた者は自身がリオプレウロドンと思われる存在になった幻覚を見る。60日以内に回復する

SCP-2114 - Technological Rodents
※未翻訳

SCP-2115 - Meet Other People (未知との出会い系)
出会い系サイト。プロフィールを作成し、マッチングされると25秒~1週間以内に、正面2mの位置に異次元の知的生命体と思われる相手が出現する。6時間経過するか、意見が相違すると相手は消失する

SCP-2116 - Lonely Ragdoll (孤独なラグドール)
子供の磁器人形。所有者が10mより遠くへ5分以上離れると、周囲の物品や環境を思春期前の少女が好むような様相へと変化させる。1時間ごとに1mずつ効果範囲は拡大する

SCP-2117 - Solidarity, Stolen (盗まれた団結号)
土星の衛星タイタンを周回する宇宙ステーション。並行世界のSCP-2085 - The Black Rabbit Company (ブラックラビット社)が、財団の所有する様々な異常性のある宇宙ステーションを盗み出したものと思われる。彼女らはSCP-2117-Bに指定され、危機に備えている
(※この宇宙ステーションの元ネタのSCP-2722 - SCPS Solidarity (SCPS 団結号) は記事削除された)

SCP-2118 - The Lost Child (声無き子)
少女。普段は手話を使うが、子供(18歳未満)を亡くした経験のある親に会うと、その子の声色で末期の言葉や断末魔を繰り返す。その間も少女は手話でこんなことはしたくないと詫び続ける

SCP-2119 - Transmitting Parasite
※未翻訳

SCP-2120 - Damage Control (ダメージコントロール)
バミューダ島の近海に異次元から現れる海軍の艦艇。海底から浮上して現れ、浸水や攻撃による損傷を負っている。紀元前から近代まで艦艇の形式は幅広く、全く未知の物もあり、ほとんどが現代科学を超越した技術を搭載している
コメント

ミステリ感想-『プレゼント』若竹七海

2020年09月15日 | ミステリ感想
~あらすじ~
缶詰にされたホテルから新進気鋭のハードボイルド作家が失踪し、部屋には血の跡が残されていた。編集者はハウスキーパーの経験のあるフリーライターの葉村晶を呼び、血の跡を消させ無かったことにしようとするが…「海の底」

他、「冬物語」「ロバの穴」「殺人工作」「あんたのせいよ」「プレゼント」「再生」「トラブル・メイカー」収録の短編集。


~感想~
葉村晶シリーズ第一作。といってもこの時点ではシリーズ化の構想はなく、そもそも一話目の「海の底」にのみ登場する単発キャラの予定だったそう。
本作も一話ごとに探偵役を葉村と小林警部補が代わる代わる務める構成で、エピソードゼロや前日譚のような雰囲気である。

個々の感想を簡単に言うと、冒頭の「海の底」が白眉で、気づきそうで気づけないギリギリのラインをつく仕掛けに驚かされる。
続く「冬物語」は探偵役が小林警部補に入れ替わり、しかも犯人による倒叙形式で、完全犯罪の破綻が描かれる。
「ロバの穴」は葉村晶が語り手に戻り、近年の傑作「殺人鬼がもう一人」のように真相をそのまま書かずほのめかすだけに留めるのだが、それが説明不足かつ消化不良に繋がってしまい、はっきりしないのが残念。
それは「あんたのせいよ」にも同じことが言えるが、なにぶん24年前の作品であり、近年と比べると作者の腕前の向上がうかがえる。
そして掉尾を飾る「トラブル・メイカー」は期待通りに葉村晶と小林警部補が交錯し、連作短編集、と呼べるほどではないが、この一冊を締めくくるに相応しい内容だった。

何はともあれこれで葉村晶シリーズを追っていける。先に読んでしまった次作「依頼人は死んだ」の再読から始めて行こう。


20.8.27
評価:★★★ 6
コメント

今週のキン肉マン #321 戦場に立つ喜び!!

2020年09月14日 | 今週のキン肉マン
・さっぱり理由はわからないが「第321話」だけがツイッタートレンド入りしたらしい
・さっぱり理由はわからないんだけど
・やっぱり大した威力じゃない地獄の砲弾
・威力はないし連発されるフェイバリット
・あ、あれはペインマンの動き!?
・「レスリングをするためにリングを出してやったのに」もっともすぎて言葉もないよ
・ビッグボディリスペクトのグィーングィーン
・友情パワー2で粘るレオパルドンと心動かされるランペイジマン
・あれ? ランペイジマンちょろい?
・どっこい生きてる強力チーム
・超人墓場が無いからそう簡単には殺せない
・ティーパックマン「……」ベンキマン「……」カレクック「……」
・落下技も持ってるんだ
・持ってたところでだけど
・クソ技でKO
・パイレートマンでいえばジャケットシャッターでKOされる実力差
・8000万パワーだしその気になればジャケットシャッターでカナディアンマンくらい倒せたよ
・最後の意地でリングに戻り決着
・面白かったけど3話もみたいわけじゃなかったんだよなあ
・本誌復帰してⅡ世の頃のスローペースに戻ってる?
コメント