小金沢ライブラリー

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今週のキン肉マン #431 時間超人の奥の手!!

2023年09月25日 | 今週のキン肉マン
・タイトルなんだか猛烈に嫌な予感がするのう…
・ほぼフォーディメンションキルのツープラトン
・なぜ初タッグで同じ技を出せるんだ
・現地人が集まるコマいるのか?ww
・嫌な予感が的中
・しかし「いくぶん回復しているように見える」どまり
・完全回復はチート過ぎたという反省が見える
・あれが時間超人の最糞要素の一つだったもんな…
・ケンダマンの貫通も実は伏線だった
・というかお前は早く帰れよww
・超回復ならマリキータマンも持ってるよな
・1日休んだら3連戦+サタン様の制裁が完全回復するのなんなんだよ
・参謀マリポーサ強キャラ過ぎる
・超回復はあくまでも一撃必殺のための布石
・Ⅱ世の時もこれくらいに留めておけば…
・一撃必殺狙いでアリステラに普通に負けたフェニックスのことは忘れよ
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ミステリ感想-『鵼の碑』京極夏彦

2023年09月24日 | ミステリ感想
~あらすじ~
異様に蛇を恐れ父を殺したと告白する女。
燃える碑を見たと言い残し失踪した男。
現場から消えた3つの死体。
東照宮で見つかった不自然な本。
蛇、虎、貍、猨…4つの部位を持つ鵺のような事件が交錯する。


~感想~
百鬼夜行シリーズ待望の17年ぶりの新作。
「邪魅の雫」のフライング発表とありえない誤植、角川への移籍、と不穏な空気が流れたままシリーズが止まり、もう続編は出ないのかと半ば諦めかけていたのにこうして講談社ノベルスで刊行されたのは全作ノベルス版で買っている身としてはうれしい限り。
講談社と揉めたわけではなく、単に17年間作者がクソ忙しかっただけで、3ヶ月で書き上げたという裏話も笑った。

まず感想から述べると普通に面白かった。読むに当たり志水アキの漫画版で姑獲鳥~絡新婦まで復習し、塗仏~邪魅も流し読みではあるが再読したが、自分的には鉄鼠・塗仏に匹敵する満足度であり、先に読んだ識者(笑)や好事家(笑)の皆々様がこぞってこき下ろしていたのが不思議なほどである。
いやこれを貶すなんてマジで大丈夫か? なんか悪いようにこじらせてない?
確かに姑獲鳥~絡新婦のようなミステリ史に残る大傑作ではなく、それらにあった未曾有の発想も本作にはないが、それは塗仏~邪魅も同様である。
というかシリーズ集大成の(と勝手に思っている)塗仏以降はミステリ的に未曾有の発想や超絶技巧は見当たらず(※塗仏・陰摩羅鬼は発想はすごいがミステリ的には落第点であろう)邪魅に至ってはもう普通のミステリだったではないか。
17年ぶりの新作ということで期待感が上がりに上がっていた面は否めないが、これがもし邪魅の2~3年後に出されていたらおそらく誰も文句を言っていまい。勝手に持ち上げて勝手にがっかりしているようにしか見えない。
そもそも一般的な本好きにとって百鬼夜行シリーズは、あの姑獲鳥も魍魎も狂骨も「ホラーの傑作」であるらしく、このあたりの評価のズレはミステリマニアに特有のものではないだろうか。

少なくとも本作には邪魅に足りなかったもののほとんど全てがあるし、百鬼夜行シリーズとして及第点の出来であるのは間違いない。百鬼夜行シリーズとして及第点が他と比べてどれだけ高得点かは言うまでもないだろう。
邪魅に無かったレギュラーキャラ達の活躍と、鵺の考察や新キャラとの絡み、時代背景を活かしたストーリーと意外性あり収まるべきところへ収まる憑き物落としの妙と、それだけでも貶す所が見当たらないのに、その上に結末ではアレとのクロスオーバーまで果たしてくれ(正直これで評価が1点上がった)個人的には非常に満足した。
榎木津の出番こそ少ないものの、そもそも榎木津はメルカトル鮎ばりに長編に向かない探偵であり、近作では黒幕に対策を打たれたり、本筋に絡まず戦闘要員にされたり、目を病んだりと、見るものを見れば一発で解決してしまうのでいかに参戦させないかというドラゴンボールの孫悟空のような扱われ方をしているので仕方あるまい。
百器徒然袋での無双ぶりを見ればその無敵さと長編での扱い辛さがよくわかるではないか。

まだまだ書き足りないし後日に長文お気持ち表明するかも知れないが、とにかく待望の百鬼夜行シリーズの最新作として十全に満足できる良作だったので、どうせ何を言われても読む人は絶対読むと思うが、安心してお読みいただきたい。(ミステリとしては飛び抜けて優れた面はないのでさすがにこのミス等で上位に行くとは思えないが)


23.9.24
評価:★★★☆ 7
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今週のキン肉マン #430 新生ゼブラの大パンチ!!

2023年09月11日 | 今週のキン肉マン
・なんだこのどうでもよさそうなタイトル
・ストⅡ以外で大パンチ初めて見た
・完全に読み切ってるなら初弾に当たるなw
・聖闘士星矢の視点で吹っ飛ばすゼブラ
・もうタイトル回収した
・思いっ切りトゲ生やしてぶっ刺す技、ヒールに掛けるとちょうどいいな
・腕組んで見てるだけで上位存在に見えるマリポーサ
・これは酷いツープラトンだなあ!
・飛んでる相棒に腕添えてるだけのオメガの民感強いツープラトン
・マリキータがアリステラの両足つかんで振り回してるの何回思い出しても面白い
・真マッスル・インフェルノ的なツープラトンで追い打ち
・研究熱心だからマリキータとゼブラの真似を立て続けに披露したのか?
・先にマッスル・インフェルノ的な技を出されてしまったゼブラどうする
・ぶん投げて羽根で斬らせるのもうただの凶器だよ
・今回のマリキータほぼポケモンと言われてて笑った
・自分からあんな熱心にタッグ組んでおいてゼブラのポケモンになってるの本当にわけわからない
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ミステリ感想-『たそがれ色の微笑』連城三紀彦

2023年09月09日 | ミステリ感想
~感想~
良作揃いの短編集。
冒頭の「落葉遊び」は現代コンプラからすればやべえ教師をやべえ生徒がからかう応酬から、なんかとてつもなく良い話っぽく落とす連城マジックが光る。
続く表題作が白眉で、47歳の女弁護士がホストに入れ上げるという破滅しか見えない物語から鮮烈な結末へ至る。
「白蘭」はいくら昭和でも絶対笑えないネタを繰り広げる漫才コンビの物語だが、これもそんなわけない逆転劇とタイトル回収の妙味で強いインパクトを残すだろう。
「水色の鳥」も実に面白く、離婚した両親の再婚相手の間を揺れ動く中学生を描き、普段は好みではない結末もこればかりは許せた。
「風の矢」はまさかの狐が主人公の童話仕立てで、連城がこの手の作品を書いたのを初めて見るのでそれだけでも驚かされる。
連城初心者よりも何作も読んだ歴戦のファンにお勧めしたい、異色の一冊だった。


23.9.9
評価:★★★☆ 7
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今週のキン肉マン #429 技巧の神に見初められていた男!!

2023年09月04日 | 今週のキン肉マン
・一発喰らった後にようやくマリキータがカットに
・技巧と関係ないパワーで返すゼブラ
・オメガの民にしては華麗なツープラトンだが、関節技掛けてる所に頭突き刺すのはさっきの真似ではある
・試合前の揉めっぷりはどこへやらもう意気投合してるゼブラ達
・そして素直に反省する時間超人あいかわらずかわいい
・時間超人のツープラトンどれも見栄えがして良いなあ
・またもパワーを披露するゼブラ
・タイトル見ろw
・マリキータの顔を撫でるなw
・もうできてるだろこいつら
・ゼブラは金でチームメイトを買った男だから初めての友達に距離感バグってる説笑った
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ミステリ感想-『一夜の櫛』連城三紀彦

2023年09月02日 | ミステリ感想
~感想~
10~20ページほどの掌編・短編を集めた作品集。
連城短編名物の浮気のオンパレードで、ある時は軽めのどんでん返しで、またある時は全てを語らず余韻を残しと、様々な手管で短いながらに強い印象を残す佳編揃い。連城ファンなら気軽に読めて確実に楽しめるだろう。
一編挙げるなら、連城だから許される絶対そんなわけない「ヴェール」が強烈だった。


23.9.2
評価:★★★ 6
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9月の新刊情報

2023年09月01日 | ミステリ界隈
5日 文春文庫
天祢涼 あの子の殺人計画
辻村深月 琥珀の夏

13日 小学館
井上真偽 ぎんなみ商店街の事件簿 Brother編
井上真偽 ぎんなみ商店街の事件簿 Sister編

13日 光文社文庫
辻真先 二十面相 暁に死す

14日 講談社ノベルス・単行本
京極夏彦 鵼の碑

15日 講談社文庫
三津田信三 忌名の如き贄るもの

16日 文藝春秋
今村昌弘 でぃすぺる

21日 角川書店
伊坂幸太郎 777 トリプルセブン

21日 講談社
東野圭吾 あなたが誰かを殺した

21日 光文社
斜線堂有紀 本の背骨が最後に残る

21日 実業之日本社
阿津川辰海 午後のチャイムが鳴るまでは

22日 角川文庫
北村薫 遠い唇 北村薫自選 日常の謎作品集
長浦京 アンダードッグス

26日 角川書店
白井智之 エレファントヘッド

28日 創元推理文庫
方丈貴恵 時空旅行者の砂時計

29日 東京創元社
市川哲也 あの魔女を殺せ
近藤史恵 間の悪いスフレ
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