小金沢ライブラリー

ミステリ感想以外はサイトへ移行しました

今週のキン肉マン #199 ダイヤモンドパワー全開!!

2017年02月27日 | 今週のキン肉マン
・地獄のメリー・ゴーラウンド!!
・オーバーボディ普通に切り裂いた
・でも「死ねーーっ!」「かかったな」はどうかと思うよ将軍様
・九所封じに続きダイヤモンドパワー全開も武道がやるんかい!
・ずっと武道のターン!
・マグネットパワーも使ってないしどんだけ潜在能力高いんだよ武道
・あれでダイヤモンドパワー名乗ってたミラージュマンますます恥ずかしいじゃないか
・グロローマンの装備あんまりかっこよくないな
・無欠雁字搦めをキン肉スペシャル呼ばわりした奴は出てきなさい
・懐かしすぎるぞキン肉スペシャル。言われるまで完全に忘れてたわ
・ダイヤモンド化してるのは比喩じゃなくて本当にダイヤになってんのかよ
・悪魔超人の資金源がわかったな
・ペインマン>あやつ
・軟体ボディのルーツはペインマンにあった!
・あれは実体のないサタンの化身だから使えるとか言う説はなんだったのか
・これから始祖たちの技や長所を活かした反撃が始まるな!
・アビスガーディアン発動もあるぞ!
・武道が背後を取った瞬間にアビスガーディアン発動するの熱くないですか?
・でもミラージュマンは何を真似るんだろう
コメント

SCP-581~590

2017年02月25日 | SCP紹介
SCP-581 - The Equestrian's Soul (騎手の魂)
馬用の飼い葉袋。500m以内に近づいたウマ科の生物はこの袋に口を突っ込みたいという欲求にかられる。範囲内から無理に引き離すと病死し、袋を金庫等に隠すと無理やり近づこうとして負傷する。そして袋に口を入れると二本足で歩いたり、車や銃を使おうとしたりと人間染みた行動を始め、無理な体勢を取り続けたことにより四肢骨折で死に至る

SCP-582 - A Bundle of Stories (たくさんの物語)
ある作家の物語から生まれたSCP。そのSCPについて描かれた物語は全て現実となり、同じ出来事が現実に発生する。ただし存在を否定したり以前の物語と矛盾するものを書いても、無視されるかわずかな抑止力を与えるだけにすぎない

SCP-583 - Deathly Video Tape (死のビデオテープ)
セサミ・ストリートの登場人物が次々と窒息死する様が録画されたビデオテープ。視聴した者はテレビやラジオ、小説等のあらゆる媒体で人々が窒息死する様を見せられ、当人が死ぬまでこの現象は続く

SCP-584 - Many Fingers, Many Toes(めっちゃくちゃ指多いよ!)
感染すると身体の各部に指や掌、腕が生えるウィルス

SCP-585 - Sharpner (えんぴつけずり)
削れば削るほど先端部の鋭さを増させる鉛筆削り

SCP-586 - Inscribable Object (記述可能な物体)
小さな緑色の金属。このSCPについて記述すると必ず1つ維持用の誤植が現れてしまう

SCP-587 - A Model System(環境模型)
架空の街を模した鉄道ジオラマ。平均19.5mmの人間が1270人暮らしており、ジオラマの表面に触れない限り彼らは外の世界に一切気づかない。パニックに対する集団心理の実験等に用いられている

SCP-588 - A Voracious Coin (貪食硬貨)
生きている25セント硬貨。表面のワシントンの口が動き1グラムの有機物を摂取する。3~4回摂取すると自身の複製を産み出すが、製造年だけは産まれた年に変わっている

SCP-589 - The Price of Obsession (依存の代償)
動物のぬいぐるみ。接触した人物に応じて姿形を変え、ストレスを軽減し癒やしを与える。ただし強い中毒性を持ち、被験者は独占欲にかられ、また複製を作り広めようとする。そして一定期間後、このSCPは全ての複製や記録とともに消滅し、被験者に絶大な禁断症状を引き起こさせる

SCP-590 - He Feels Your Pain (君の痛みを知る人)
16歳くらいに見える不老の男性。接触した相手の怪我や病気は全て彼に移る。瀕死に陥ったがSCP-500 - Panacea (万能薬) によって回復し、現在は精神操作により3歳の知能に調整され、治療のための道具として使われている
コメント

SCP-571~580

2017年02月24日 | SCP紹介
SCP-571 - Self-Propagating Infectious Pattern (自己喧伝性感染図形)
ある複雑な線と落書きで構成された図形。目にした者はそれを即座に模写でき、模写した図形を他者に見せようと強要する。徐々に精神的能力が劣化していき最終的には生命活動に支障をきたすが、図形を他人に見せている間は劣化が遅くなる

SCP-572 - Katana of Apparent Invincibility (パッと見無敵のカタナ)
おもちゃの刀。手にすると異常な自信と無謀さを植え付けられ、走行中の車や発射された弾丸を切断しようと試み、重傷を負う。後頭部に打撃を与えると効果は失われる

SCP-573 - The Pied Pipe (ハーメルンの笛)
人間の大腿骨で造られた笛。吹くと演奏時間の5倍の時間、動物や子供を操れる。所持しているだけで子供に対し悪意が増大する

SCP-574 - The Dropera House (墜落の施設)
廃工場。窓に篝火や人影等が映り、中に人が暮らしていたような痕跡が現れ、侵入した者を地下に落としセメントの床の中に呑み込む。1ヶ月に3人以上呑み込むと周囲に新たな施設が現れる。長期間にわたり獲物を得られないと、窓に着替え中の女性のシルエットを出したり、食べ物や大麻の匂いで人をおびき寄せる

SCP-575 - Predatory Darkness (人食い闇)
黒く不定形の闇のようなSCP。生物を引きずり込み殺害し、生体組織を吸収し成長する。暗闇の中から自然発生し、光を浴びると消滅する

SCP-576 - Sleep Well (良い夢を)
ガラス瓶に入った液体。飲んだ後に眠ると鮮やかな夢を見られる。この瓶の中に入っている状態でのみ効力を発揮する

SCP-577 - Bullet Cat (弾丸猫)
弾薬の集合体の身体を持つ生物。他者に観察されていると様々な生物の仕草を模倣し、特に猫の真似を好む。友好的な性格だが、未知のエネルギーにより発射された弾丸のように加速するため非常に危険

SCP-578 - Blood Opals (ブラッド・オパール)
未知の酵素。血液に触れるとオパールのような姿に結晶化させる

SCP-579 - [DATA EXPUNGED] ([データ削除])
ほとんどのデータを削除されているSCP。そのため概要は全く不明だが断片からもきわめて危険な性質が窺い知れる

SCP-580 - Shi Huang Ti's Five Heaven Chariot (始皇帝の第五宇宙戦艦)
始皇帝の時代に絹と木材で造られた、未知の動力で月と太陽の間を航行する宇宙戦艦。始皇帝陵でも見られる兵士の像が乗組員として働いている
コメント

Q.E.D. 証明終了 感想目次

2017年02月23日 | マンガ感想
1巻 感想
「ミネルヴァの梟」★★★ 6
「銀の瞳」★★★★☆ 9

2巻 感想
「六部の宝」★★★★ 8
「ロスト・ロワイヤル」★★ 4

3巻 感想
「ブレイク・スルー」★★★ 6
「褪せた星図」★★★☆ 7

4巻 感想
「1st,April,1999」★★★☆ 7
「ヤコブの階段」★★☆ 5

5巻 感想
「歪んだ旋律」★★ 4
「光の残像」★★☆ 5

6巻 感想
「ワタシノキオク...」★★ 4
「青の密室」★★☆ 5

7巻 感想
「Serial John Doe」★★★☆ 7
「憂鬱な午後」★★☆ 5

8巻 感想
「フォーリング・ダウン」★★ 4
「学園祭狂想曲」★★☆ 5

9巻 感想
「ゲームの規則」★★★☆ 7
「凍てつく鉄槌」★★★★★ 10

10巻 感想
「魔女の手の中に」★★★★☆ 9

11巻 感想
「寄る辺の海」★★☆ 5
「冬の動物園」★★ 4

12巻 感想
「銀河の片隅にて」★☆ 3
「虹の鏡」★★★★ 8

13巻 感想
「災厄の男」★★★★☆ 9
「クラインの塔」★ 2

14巻 感想
「夏休み事件」★★☆ 5
「イレギュラーバウンド」★★ 4

15巻 感想
「ガラスの部屋」★☆ 3
「デデキントの切断」★★★ 6

16巻 感想
「サクラ サクラ」★★☆ 5
「死者の涙」★★☆ 5

17巻 感想
「災厄の男の災厄」★★★ 6
「いぬほおずき」★★☆ 5

18巻 感想
「名探偵"達"登場!」★★★ 6
「3羽の鳥」★★☆ 5

19巻 感想
「マクベスの亡霊」★★★ 6
「賢者の遺産」★★★ 6

20巻 感想
「無限の月」★★★ 6
「多忙な江成さん」★★★★★ 10

21巻 感想
「接がれた紐」★★★ 6
「狙われた美人女優、ストーカーの 以下略」★★★☆ 7

22巻 感想
「春の小川」★★★★☆ 9
「ベネチアン迷宮」★★★☆ 7

23巻 感想
「ライアー」★★☆ 5
「アナザー・ワールド」★★★☆ 7

24巻 感想
「クリスマスイブイブ」★★ 4
「罪と罰」★★★★ 8

25巻 感想
「宇宙大戦争」★☆ 3
「パラレル」★★★ 6

26巻 感想
「夏のタイムカプセル」★★★☆ 7
「共犯者」★★☆ 5

27巻 感想
「鏡像」★★☆ 5
「立証責任」★★★★ 8

28巻 感想
「ファラオの首飾り」★★★ 6
「人間花火」★★★★ 8

29巻 感想
「エレファント」★★★ 6
「動機とアリバイ」★★★ 6

30巻 感想
「人形殺人」★★★ 6
「犬の茶碗」★★★☆ 7

31巻 感想
「眼の中の悪魔」★★★ 6
「約束」★★★ 6

32巻 感想
「マジック&マジック」★★★★ 8
「レッド・ファイル」★★★ 6

33巻 感想
「パラドックスの部屋」★★★ 6
「推理小説家殺人事件」★★★ 6

34巻 感想
「災厄の男の結婚」★★☆ 5
「母也堂」★★★☆ 7

35巻 感想
「二人の容疑者」★★★ 6
「クリスマス・プレゼント」★★★☆ 7
コメント (5)

ミステリ感想-『アヒルと鴨のコインロッカー』伊坂幸太郎

2017年02月22日 | ミステリ感想
~あらすじ~
遠方の大学に受かり一人暮らしを始めた僕は、悪魔めいた隣人の河崎に「本屋を襲い広辞苑を奪おう」と誘われる。
初対面の男からの無茶な誘いに応じるはずもなかったが、しかし2日後、僕はモデルガンを手に本屋の裏口に立っていた。

2年前、ペットショップに勤める琴美は同棲相手でブータン人のドルジとともに、ペット殺しの犯人と思われる三人組に遭遇。
彼らに執拗に付け狙われるかたわら、女たらしの元カレの河崎は何か悩みを抱えているようで……。

03年吉川英治文学新人賞、04年このミス2位、文春4位、東西ベスト(2012)73位


~感想~
期待の新鋭として注目を集めていた作者が、各種ランキングで上位を席巻し評価を確固たるものとした出世作。
現在の本屋襲撃の謎と、2年前のペット殺しの事件が交互に語られ、双方に関わる河崎というジゴロ(死語)のろくでなし(死語)だが奇妙な魅力を持つ色男(死語)を軸に、無数のワードが意味深な連関を見せ、現在と2年前の変化をうかがわせる。
そして終盤、意外な事実から2年前の事件の顛末と、現代の謎の裏に潜んでいた真相が融合し……といったあたりは正直に言えば、このミス2位、文春4位などと熱狂気味に迎えられたほど、ミステリとして卓越した面は無い。
しかしここまで物語としての面白さに最後まで牽引されてきたものの、実は本領を発揮するのは再読から。
初読時には読み飛ばしていたが、全編に散りばめられていた伏線が次々と目に止まり、その本当の意味が理解できて行くにつれ、浮き彫りにされていき、強く胸を打つのは現在と2年前の間にあった「語られなかった2年間」なのである。なるほどこれは売れる。

伏線のつながりや量、個々のエピソードの面白さ、会話の妙味などは後の作品群と比べると流石に見劣る所も多々あるが、ファンならずとも十分な満足を得られるだろう(※ただし二度読み必須の)良作である。


17.2.19
評価:★★★☆ 7
コメント

今週のキン肉マン #198 零の力!!

2017年02月20日 | 今週のキン肉マン
・【悲報】魔雲天忘れられる
・魔雲天が一瞬人間になるのスグルも見てたのに。有能編集の不覚
・ゆでが忘れるのはいつものことだから
・超人圧搾機は油断させて握手につなげるための偽の九所封じだよな
・武道の知っている頃の九所封じとは違う=将軍様も進化しているという伏線か?
・それとも普通にまた忘れたか?
・アビスマンも時もそうだったが将軍様ぜんぜん九所封じるつもり無いな
・冥府頭壊手はアビスマンのフィニッシャーと原理同じなのに硬度調節機能を壊せないのか…
・元気に生きている!
・アビスマンとはなんだったのか
・地獄のメリーゴーランドクルーー!!
・でもメリーゴーランドごときでオーバーボディが壊れたらちょっとがっかりな気も
コメント

ゲーム感想-『ウィッチャー3』

2017年02月19日 | ゲーム
~あらすじ~
13世紀、白狼の異名を持つ伝説的なウィッチャーであるリヴィアのゲラルトは、世界に滅びをもたらすワイルドハントに記憶を奪われたものの、長い戦いの果てにようやく全ての記憶を取り戻す。
恋人の魔術師イェネファーと、娘同然に育ててきたシリを追い、彼は戦火の迫る北方諸国に舞い戻る。


~感想~
ようやくメインストーリーを終えたので、知ってる人には今さらだが「ウィッチャー3」の面白さを伝えたい。

PS4のオープンワールドRPGをやりたいと思い、当初はFF15を買う予定だったが、いろいろ調べたところ「ウィッチャー3」なるポーランド産のRPGが、僕のやりたいゲームと一致していることを知り、しかも折良くDLC全部入りの完全版がセール中だったため早速購入した。
これがもう本当にすごい。オリジナル版は一昨年の夏に発売されているので今さらな話だが、この超絶なすごさを少し語りたい。


1.圧倒的ボリューム
本編50時間、サブクエスト50時間、DLCクエスト50時間をうたっているらしいが、のんびりと観光しつつ進めているためもあり、およそ80時間ほどのプレイで本編は終わったものの、サブクエストはまだ半分は残り、DLCは全くの手付かずと宣伝に一切の偽りなし。最初の章でさえ町内くらい広いのに、次の章で市内に拡大し、同規模のマップがあと2つ(DLCを含めると3つ)あるという広大さで、マップ全体には数え切れないほどのイベント発生場所を示す「?」マークが散らばっている。
メインクエストだけでも数種類あるのに、現在のレベルでは歯が立たない推奨レベルのサブクエストがゴロゴロ出てきて、それらを進行中に何気なく立ち寄った街でさらに増えたり、クエスト扱いではないが選択や戦闘を強いられる小イベントも多数。

たいていは分解して合成材料にするか売り払うだけのガラクタだが、フィールドや町中では無尽蔵にアイテムが拾え、怪物や悪人は倒すと持ち物や錬金素材となる内蔵を落とす。世界観を広げたり攻略のヒントとなる文書も無数に手に入る。
フィールドは道から逸れるとあちこちに探索ポイントが存在し、野盗の群れや怪物が宝を守っているが、うかつに近づくとレベルがこちらの倍の魔物が群れをなして襲い掛かって来ることも。探索ポイントが無くてもなんらかの物語性をうかがわせる、廃墟や死体、アイテムが見つかりただうろつき回るだけでも楽しい。

重要人物のほぼ全てに紹介文があり、しかもストーリーの進行に合わせて内容が更新されていくのも驚きで、クエストもその成否や選択により説明が変化する。記述しているのは主人公ゲラルトの親友である詩人ダンディリオンで、ゲラルトからの伝聞という形式のため独自の解釈を加えたり、その時々のゲラルトの判断(もちろん選択肢によって変わる)へ皮肉交じりのコメントを寄せたりと、実に面白い。

ゲラルトを筆頭に声優陣は抜群の演技を見せ、モブの村人をはじめセリフは完全フルボイスで、翻訳も日本語的におかしなところの一切ない完璧に近いローカライズがなされている。
都市部には2000人と称する町人がひしめき、巡回する兵士や洗濯をする女、川に石を投げて遊ぶ子供、酔っ払って道端で寝る男などなど、彼らが何をしているかひと目でわかるのもすごい。


2.美麗なグラフィック
我々の世代はゲームの進化とともに人生を歩んできたため、グラフィックの進化に素直に感心できる世代なのではないかと思うが、PS3をスキップして(XBOX360は買ったが)味わうPS4の美麗さと来たら、もう感動ものである。
1年後に発売されたFF15をも上回る実写さながらの景色は、時間の経過とともに太陽が沈み月が輝き、雨や雪や嵐で刻々と色を変え、洋ゲーらしい濃い顔の面々の表情まで自然と変化し、イベントでは映画ばりのカメラワークで会話や戦闘を演出する。
会話の大半はその場で描画しているため、近くにいた動物や酔っぱらいが、深刻な相談を交わすゲラルトと依頼人の間に割り込んできたりするのも面白い。


3.クエスト
前述した通り膨大な数のサイドクエストがあるのだが、大半がお使いクエストにも関わらず様々な工夫が凝らされ飽きさせない。
最も多いのが行方不明者を探すクエストだが、襲撃現場を見つけ、周囲や被害者の状態から襲った魔物を推理し、魔物の足跡や匂いを追って潜伏場所を発見するまでの過程はミステリさながら。
ストーリーも味わい深く分岐も豊富で、手に入る文書や周囲の人物の会話から、事件に至るまでの背景が推察されるのも素晴らしい。
メインストーリーに関わらないサイドクエストといえば普通は面倒なものだが、本作では魔物を倒しても手に入る経験値は微々たるもので、クエスト報酬の経験値でレベルを上げるシステムということもあり、またメインにも引けを取らないクオリティの物語が描かれるため、むしろ本編を置き去りにしてサイドクエストばかり進めたくなる。
またメインストーリーの進行に応じて消えてしまうクエストも多々有り、それらの探索や分岐ルートのおかげで、二周目プレイもはかどることだろう。


4.UI
まずは良い所から。洋ゲーにありがちな不親切さは削られ、細かなところでは×ボタンと◯ボタンの入れ替え機能(洋ゲーでは基本的に日本と逆で×が決定、◯がキャンセル)に始まり、進行中のクエストやミニマップ、目的地への最短ルートは画面上に常に表示され、迷うことは少ない。
ファストトラベルはマップ上の至る所に設置されているが、一度は自力でたどり着かないと使用できないのも良いあんばいで、船での移動を強いられるマップでは金さえ払えばファストトラベルが一発で開放されるのも親切設計。船でしか行けないような島の外縁部や、高山の頂上等の骨の折れる場所には必ずと言っていいほどファストトラベルが置かれ、行き来が簡単なのもかゆい所に手が届く。
高速移動を可能とする馬はマップ上なら呼べばどこにでも現れ、セーブはいつでも可能で、設定すれば何もしなくても数分おきに、あるいはイベントが進行するたびにオートセーブされ、突然のバグにも安心。

悪い所を挙げれば開始時のロードの長さはしかたないとしても、死亡時のコンティニューも開始時と同等に2分ほどかかり、強敵と戦闘中には頻繁なロードを強いられる。
膨大なアイテムの管理も面倒で、頻繁に使うオイルや霊薬は色や形を覚えていなければ探すのも一苦労。
終わったクエストは完了フォルダにまとめて放り込まれ、拾った文書もただ保存されるだけのため、読みたい記事を探すのも大変で、せっかくのテキストの変化が活かされていない。

戦闘は弱攻撃と強攻撃、サイドステップと前転、5種類の印(魔法)と、矢や爆弾だけで(成長により特殊攻撃を選べるが)、たとえばボス戦で特定の部位を狙うとか、周囲のギミックを使い罠に仕掛けるとかいった要素はほぼ皆無で、いささか単調なところもあるが、魔物によって有効な印や爆弾があり、弱点を見抜けば有利に立ち回れるなど攻略しがいも有り、このあたりは一長一短か。


5.ストーリー展開
3種類のマルチエンディングの他に、36種類の状況の変化が用意されている。
プレイヤーの選択次第で重要人物の生死はおろか、世界情勢すら変わることがあり、一例を上げると、前半に登場するある一族が、普通に進めると一家離散してしまうところ、選択やクエストの進行順によっては生存させることも可能なのだが、本スレでは生存ルートに至ったプレイヤーが少なく、話が出た時もしばらくはデマ扱いされていたほどで、どの選択が変化に影響するかはいまだ完全には把握されていない。
伝説的なモンスタースレイヤーで、皮肉屋だが弱きを助け強きを挫くゲラルトの人物像は7割方できているものの、プレイヤーの選択に委ねられる面も多く、大抵の悪人に絡まれた時には「ムカつくから殺す」系の選択肢が現れるのも良い所。
自分の思うゲラルトに成り切ってこの世界で遊ぶ、まさにロールプレイングするのが吉と思われる。


自身30年のゲーマー人生でこの「ウィッチャー3」はダントツのランキング1位であり、現在の技術で作り得る最高峰のアクションRPGである。
もし興味があるならば、これ一作のためにPS4を買っても損はしないだろう。


評価:★★★★★★★★★★ 20
コメント

ゲーム感想-『ネットハイ』

2017年02月18日 | ゲーム
~あらすじ~
法改正によりSNSのフォロワー数で国民全員にランキングを付けられるようになった日本。
非比谷の街に突如現れたMCを名乗る女は、フォロワーを奪い合うENJ(エンジョイ)バトルを提唱。
上位ランカー達によってフォロワーを全て奪われ、存在自体を抹消されたあの子を救うため、非リアでコミュ障の俺が立ち上がる。
意識高い系エリート、動画配信主、ボカロP、ギャルのカリスマ、そしてフォロワー数53億のKING。
リア充どものSNSや生活圏からゴシップを探り、正体を暴いて爆発炎上させろ!


~感想~
内容は上位ランカー達の「俺TUEEE」アピールを煽って失言を引き出し、証拠を突きつけ炎上させるという、要するに逆転裁判であり、完成されたシステムを換骨奪胎しているだけにそうそう外すことはない。
難易度は抑えめで悩む場面はほとんどなく、調査も一本道で簡単に証拠が集まるし、バトル前に相手の正体がわかることもしばしば。
そのうえヒロイン達とキャッキャウフフして得たスキルを使えば答えそのものを教えてくれる(スキル名は攻略サイト参照)ことすらある。
ストーリーは色々と説明不足で、終盤の展開も強引かつ呆気なく、逆転裁判と比べれば煽りに対する反応等のテキスト量も圧倒的に少ないし、せっかくのヒロイン達との交流も選択肢を間違えば、もう一度全く同じ話をして回答を選び直すだけと練りも不足気味。
また隙あらばネットスラングやそのパロディをぶち込んでくるのも、激しく人を選ぶだろう。

だが様々な完成度の低さや不満を補って余りある、この世界観とキャラの魅力は非常に素晴らしい。
対戦する上位ランカー達はいずれも、知られれば爆発炎上する正体を隠しており、それゆえに本当の自分をさらけ出せずに苦しんでいる。彼らを煽り、あらゆる汚い手管で地位とフォロワーを奪い取るが、それは本当の自分を取り戻させる解放に他ならないのだ。
主人公の名もなきただの「俺」は、勝つためには手段を選ばないが基本的には気の良い好漢で、彼の成長譚としての面白さも十分。
後半には設定からして匂わせていたディストピア展開に突入し、ラストバトルこそ呆気ないものの、エンディングは「あれ、これ1年早い君の名は。なんじゃね?」と思わせる素晴らしいものである。

またENJバトルも、暴くべき正体が存在しないボーカロイドや、すでに正体を知っている旧友、煽るだけでフォロワー(=HP)を減らされる53億の男など一見して勝ちようがない対戦相手を用意し工夫を凝らしており、難易度の低さはともかくとして、王道を行く物語と、意外な正体を暴く展開は単純明快ながら熱い。

攻略サイトが1つしか存在せず、ほとんど無名で続編は絶望的ながら、このまま埋もれてしまうには実に惜しい、もっと知られるべき佳作である。

余談だがエンディングテーマを歌うなど地下アイドルの仮面女子がタイアップし、端役の声も担当しているのだが「すごい棒読み」「大人の事情で出てる」「一人だけちょっと上手い」と正直に罵倒されていて笑った。


評価:★★★☆ 7
コメント

SCP-561~570

2017年02月17日 | SCP紹介
SCP-561 - A Passive Rip in Time (受動的な時空の亀裂)
カナダのある地域。範囲内で産まれる生物を鮮新世(氷河期以前)の頃の生物種として産まれさせる。ネアンデルタール人やマンモス、サーベルタイガー等が産まれた

SCP-562 - Revel Rousers (宴へと誘う者ども)
チャットサイトに現れるSCP。主に若者に接触し、近所の住人や同じ学校の生徒を装いパーティーに誘う。同意した者は次にドアを出入りした時に消失し、4~8年後に豪華な衣装をまとい、老衰による多臓器不全を死因とする死体として近くの林に現れる

SCP-563 - An Abandoned Farm in China (中国の廃牧場)
中国の廃牧場。多数の恐竜の死体が発見され、それを原料とした食品が各地に出回っている

SCP-564 - Incomplete Primitive Cyborg (不完全な原始的サイボーグ)
砂岩や銅線、ゴム管等の原始的な素材で造られたサイボーグの女性。身体をわずかに動かせ意思の疎通もできる。もともと人間だったと主張している

SCP-565 - Ed's Head (エドの頭)
海底に生息する男性の頭部。裂傷から脳組織を蔓のように伸ばし、サンゴガニのように行動する。妻に殺害されたエドという人物だと思われ、墓から掘り起こされた遺体に頭部は無かった

SCP-566 - Word a Day (今日の単語)
日めくりカレンダー。太字で書かれた単語に人差し指で触れると、およそ一般的ではない単語や奇妙な造語の解説に変わる

SCP- 567 - The Dungeon (地下牢)
ある城の地下牢。8つの部屋があり、それぞれ対応する罪を犯した者が入ると拘束し消滅させる

SCP-568 - Dismemberment Strap (切断革紐)
物体をくるみ反時計回りに半回転させると切断できる革紐。切断面を合わせ時計回りに半回転させると全く跡が残らずに再接着できる

SCP-569 - Heads (頭部)
大理石で造られた人間の頭部の彫刻。46体の同じ顔が集合しておりランダムに表情を変える。宙を漂い、脅威を感じると口からカラースプレーを噴射し、外敵を固める

SCP-570 - Puppet Show Gloves!!! (パペットショー・グローブ!!!)
一対の手袋。装着すると手袋の繊維が筋繊維と結合し、指先から糸を放ち生物を操り人形のように動かせる。子供を集めて彼らを人形とした劇を演じさせ、終わると子供達は自身で劇を開こうと、この手袋を求めるようになる
コメント

SCP-551~560

2017年02月16日 | SCP紹介
SCP-551 - Impossible Puzzle (難しいパズル)
550ピースのジグソーパズル。一般的なジグソーと外見は変わらないが、わずか40ピースを組み上げるのに2週間を要したり、あと数ピースで完成になっても混乱したりと決して完成できない

SCP-552 - Ahead of His Time (時代に先駆けて)
自身の置かれた状況を、未来に自分が置かれている状況として認識している男性。時間の隔たりははじめは1秒未満だったが徐々に増して行き、現在は4年以上先の未来を見ている。半狂乱となり拘束されており、彼が発狂するような未来がもうすぐ訪れると考えられる

SCP-553 - Crystalline Butterflies (水晶蝶)
水晶の身体を持つ蝶。幼虫は鉱物を吸い成長する

SCP-554 - The Perfect Murder (完全犯罪)
イングランドのある島の建造物。中には侵入できず梁に死体が置かれている。死体を誰かが見ると、以前に死体を見た人物が消失し、120km圏内のその人物にまつわる記録が抹消(ただし記憶からは消えないと考えられる)される。死体を回収すると、それは72時間ほど前に刺殺された状態の消失した人物になっている。回収するといつの間にか新たな死体が現れる

SCP-555 - Corpse Magnet (死体磁石)
死体や死体から抜け落ちた毛髪や皮膚等を引き寄せる磁石。死体の量に応じて磁力は強まる

SCP-556 - Painted Aircraft(塗りたくられた航空機)
海に墜落した航空機。内部はほとんど無傷で、全体に巨大な絵画が描かれ、行方不明の乗員とそっくりな人物の姿も見受けられる。墜落当時、ある絵画を輸送中だった
※実在の航空機墜落事件を下敷きに考えられたSCPである

SCP-557 - Ancient Containment Site (古代封じ込め施設)
紀元前2400年頃に造られたと思われる建造物。地下5階に巨大な花崗岩の石塊が設置されており、記述によるとSCPが封じ込められていると考えられる

SCP-558 - Strange Contact Lenses (奇妙なコンタクトレンズ)
五色のカラーコンタクト。赤は可視光線よりも長い波長の電磁放射が見え、紫は逆に短い波長が見える。緑は可視スペクトルの色調を高め、灰は色が白黒になるが視野を拡大する。黒は着用者のほとんどが錯乱し、四次元が見えていると推測される

SCP-559 - Birthday Time! (バースデータイム!)
ケーキ等の焼き菓子に取り憑くSCP。ロウソク等の火の点いた物を差し込むと、その日が誕生日の人物にしか火を吹き消せなくなり、吹き消した者は差した本数と同じ年齢に変わる。変化は24時間で終わり、寿命をはるかに超える数百本を差していても多くの被験者が生き延びる。取り憑いている焼き菓子を食べたり切り分けると、最も近くの焼き菓子にその特性が移る

SCP-560 - Bitwise Amoeba (ビット単位のアメーバ)
コンピューターウィルスのようなデジタル生命体。データを食べて破損したデータとして排出する。より機密性の高いデータを好んで食べる
コメント