小金沢ライブラリー

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今週のキン肉マン #467 天の落とし物!!

2024年09月30日 | 今週のキン肉マン
・シュール過ぎるww
・メガホンから人を生やすな
・な…なんだって~~をそのまま言うなw
・なぜ荒野に置き去りにする必要があったんだ刻の神
・味方と比べて時間超人が少なすぎ問題が解決してしまった
・してしまったけど今さら三下とスグルが戦っても…
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ミステリ感想-『プロジェクト・インソムニア』結城真一郎

2024年09月29日 | ミステリ感想
~あらすじ~
人為的に明晰夢を起こし、数人でそれを共有するユメトピア。
現実ではナルコレプシーに悩まされる蝶野は被験者として夢の世界を満喫する。
しかし被験者の一人が犠牲となり、現実でも死体として発見された。
夢と現実はリンクしているのか?


~感想~
後に「#真相をお話しします」で年間ランキングを賑わせる作者のデビュー2作目。
夢の世界というなんでもありの舞台に、特殊設定ミステリとして必要な制約を上手く掛けつつ、本格ミステリとしてまとめ上げた快作で、まずユメトピアという設定が(名前はアレだけど)素晴らしい。
夢の世界と現実の姿は同じとは限らず、登場人物の多くには意外な正体があり、ゲーム「カリギュラ」を思い出させる。
夢での死と現実での死をリンクさせる方法自体は拍子抜けするほど単純ながら、それを実現させるため実に特殊設定ミステリらしいトリック・条件・伏線を用意しており、しかも伏線は序盤からあからさまにぬけぬけと、それも何度も記され、条件も単純明快にして納得の代物で素晴らしい。これまで書かれた夢を題材にしたミステリの中ではトップクラスの仕上がりではなかろうか。
作者がこの時点でもっと著名であれば「#真相をお話しします」よりひと足早くランキングを席巻したに違いない、隠れた良作ミステリである。


24.9.29
評価:★★★★☆ 9
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ミステリ感想-『法廷遊戯』五十嵐律人

2024年09月17日 | ミステリ感想
~あらすじ~
法科大学院で行われていた模擬裁判の無辜ゲーム。
久我清義は過去を暴かれ、復讐者の影がつきまとう。
卒業後、弁護士となった清義のもとに久々の開催が持ちかけられるが、模擬裁判場では旧友が殺されていた。
容疑者となったのもかつての無辜ゲームの関係者。清義はその弁護を引き受ける。

2020年メフィスト賞、このミス4位、文春4位、本ミス9位


~感想~
大学時代の逆転裁判的ゲームからシームレスに弁護士時代へ移行し、主要3キャラのうち1人が死亡し1人が容疑者、残る1人がその弁護士を務めるという激熱の展開が最高。
新人離れしたストーリーテリングで調査が進むごとに事態はどんどん悪化し、有罪・無罪どちらにしろ完全に詰みに追い込まれるのもお見事で、そこから逆転裁判的に決定的証拠で真相が明かされるが、それだけに留まらない結末を迎える。
正直収まるべきところに都合よく収まりすぎて、法廷での最終決戦前の盛り上がりは超えられなかったが、早々に実写映画化・マンガ化と他メディアに展開したのも納得の、デビュー作としては破格の非常によくできた良作である。


24.9.17
評価:★★★★ 8
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今週のキン肉マン #466 五大刻と対等に闘う者たち!!

2024年09月16日 | 今週のキン肉マン
・ケンダマンとスクリューキッドを見てるし100トンを一蹴したばかりなのでごもっともな反応
・それ喧嘩ボンバーの反動で100トン死なない?
・100トンを軽々担ぐのかっこいいなちくしょう…
・かっこいいはかっこいいんだよな未来の老害マン
・まず降りてきて同じ目線で話せはネプチューンマンの個性
・スグルは文句くらい言うけど見上げたまま普通に話す
・そしてトリはスグル
・エクサベーターこんなマーベル感ある顔だったっけ
・読み直したらすごく顔がシュッとしてるしズボンも片方しか破れてない
・下半身ほぼスギちゃんだったろお前
・引き千切ったズボン片方元に戻してやったぜえ
・表情がわかるマスクになり、すごくスグルと戦って改心しそうな外見に
・違うなと思ったら躊躇なくデザインを変えるゆで本当にすごい
・こんな漫画家いない。ずっとこのままでいてくれ
・モハーヴェ砂漠の謎オブジェは本当に正体がわかってないのでどんなトンデモ起源にされるのか
・そして3試合目は誰になるのか
・さすがにウォーズマンだよな…?
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ミステリ感想-『楽園とは探偵の不在なり』斜線堂有紀

2024年09月13日 | ミステリ感想
~あらすじ~
ある日天使が降臨し世界は変わった。
顔のない不気味で無機質な天使が人類に与えたルールは一つだけ。2人以上殺した人間は天使によって地獄へ落とされる。
変わった世界で全てを失った探偵は、天使の集う楽園に招かれ、そしてありえないはずの連続殺人事件が起こる。

2020年このミス6位、文春3位、本ミス4位、本格ミステリ大賞候補


~感想~
「決して2人以上殺せない世界の連続殺人」というド真ん中の特殊設定ミステリで各種ランキングでも高評価を受けたが、本作と作者の本分はそこにはない。
天使の降臨によって変えられた世界と、失意の探偵の絶望と再生が主題であり、実のところミステリ要素は副次的な物に過ぎない。
そのため事件はすいすいと犯人の思惑通りに進み、重要な手掛かりはひょんなことからあっさり手に入り、大掛かりなトリックも解決前にほとんど明かされてしまい、本格ミステリとして読むとちょっと拍子抜けする。
だが失意の探偵をめぐるエピソードとその過去は実に読ませるもので、作者が一番描きたかったのもおそらくは事件解決後からエピローグに掛けてなのだろうと勝手に思う。ミステリとしては個人的に拍子抜けながら物語としてはここで一段も二段も上へと至り、探偵譚を締めくくってくれる。
ミステリ要素もある終末的探偵物語として心に残る一作だった。


24.9.13
評価:★★★ 6
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今週のキン肉マン #465 駆け上がれ!義足とともに!!

2024年09月09日 | 今週のキン肉マン
・タイトルからして露骨な尺稼ぎ回ww
・超人が階段駆け上がるだけでへばるなよw
・モコモコモコモコwww
・隠す気もない尺稼ぎに笑う
・原作ゆでが手術で大変だったから…
・まあ毎週更新だったし全然いいですよ
・相手はやっぱりエンデマン
・目がかわいい
・何モチーフなんだエンデマン
・目がかわいい(2回目)
・テリーマンのお株を奪うゴング前にチョークスラムで先制
・そして今度はネプチューンマン
・相手はパピヨンマン!
・ウォーズマン戦の前に全員出てくる流れだな
・スグルやテリーマンなら吊るされた100トンに怒るけどネプチューンマンはこの反応
・急にリングに生えてるクレーンと100トンを吊るせる縄
・マリポーサが歯が立たなかったパピヨンマン相手ならやっぱりナレ死だよな
・ネプチューンマンが勝てる気全然しないけど、負けると完璧超人が(ピーク・アブー残し)全滅してしまう
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ミステリ感想-『全員犯人、だけど被害者、しかも探偵』下村敦史

2024年09月08日 | ミステリ感想
~あらすじ~
不祥事により糾弾される中、社長室で死体で発見された男。
山奥の地下室に集められた妻や社員や記者ら7人に何者かが告げる。
「48時間後、犯人以外を毒ガスで殺す」
かくして全員が犯人・被害者・探偵となるデスゲームが始まった。


~感想~
良く出来ているし決してつまらなかったわけではないが、この設定とあらすじから期待する物とは全く別の何かが提供されてしまった。
作者の実力ならば期待する通りの物を出すことも余裕でできたはずだが、そこからだいぶ脱線した、しかも(個人的には)期待しない方向に逸れてしまったのが残念。
かなり前半から「そうだったらちょっと期待とは違うな」と不安にさせる要素を小出しにして行くので、早いうちに真相の一端にたどり着いてしまう読者もいるだろう。並外れた実力のある作者なので計算ずくだろうが、個人的にはそれは終盤まで隠しておいても良かったのではと思うが、まあ好みの問題である。
繰り返すが話自体は大変良く出来ているし、各人の主張する犯行や推理もそれぞれの立場に応じたもっともなもので、デスゲームを生き残るための戦術も楽しめる。
この設定に期待する要素には応えたうえで路線から逸脱するため、一定の満足は得られる。そこから先は個人の嗜好であり、この展開のほうが好きだとハマる読者も少なくないだろうが、でもこうした変化球ではなく真正面からのぶつかり合いが見たかったなあと思わずにはいられなかった。


24.9.8
評価:★★☆ 5
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ミステリ感想-『ぼくは化け物きみは怪物』白井智之

2024年09月05日 | ミステリ感想
~あらすじと感想~
「最初の事件」
小学校のあるクラスを狙った連続殺人事件と、独裁者の秘密兵器と、動物の脱走。そのクラスには名探偵がいて…

全く繋がりが無さそうに見える逸話から、三題噺のように組み立てられた異形のミステリ。
これで長編を書く作家もいるだろうが惜しげもなく短編で、荒削りに素材のまま出されてしまうのだからすごい。
しかしその贅沢さにケチを付けてしまうが、短すぎて物足りなく感じてしまったのも事実である。


「大きな手の悪魔」
高次元人は地球を16のエリアに分割し、そこから無作為に選んだ人物の知能を測定し、基準以下ならぱ皆殺しにすると宣告。人類を救うために送り込まれた人物とは?

本書で最もイカれた一編。エリア内の人間を皆殺しにする銃の悪魔のようなオーバーテクノロジーを持つ高次元人にぶつけるのがよりによって角田美代子ってどういうことだよww
銃の悪魔 VS 角田美代子というこの世で白井智之しかしない発想を前にさりげない伏線が相変わらず上手いなんて感想なぞもはや無意味である。


「奈々子の中で死んだ男」
罠に陥れられたヤクザは最後の思い出に遊郭へ行くが、銭が足りず死んだ女をあてがわれ…。

発想のイカれ具合こそ過去最高レベルだが(あくまで白井智之にしては)ミステリとしてやや物足りない2編の後にお出しされるのがこの年間ベスト級の短編だからすごい。
遊郭を舞台にいつにも増してイカれたキャラを配しながら、この舞台でしか成し得ないトリック・伏線・推理・動機その他諸々が敷き詰められ、しかも最後には…と文句の付けようがない大傑作。


「モーティリアンの手首」
一攫千金のため異星生物モーティリアンの化石を掘り起こした3人組。死体の左腕は切断されしかも不自然に離れた場所に埋まっていた

アレを題材にして何をどうしたらこういう物語を思いつけるのか。SF界隈でも話題を呼んでいるという作者のSF的手腕が存分に発揮され、しかもガチの推理が繰り広げられるミステリでもある。この結末は一読忘れようがない。本書のベストに挙げる向きもあるだろう。


「天使と怪物」
世界の真実を謳う見世物小屋で起きた殺人事件とその犯人は、天使の子が残した手紙によって予言されていた。

そして掉尾を飾るのは作者お得意の待ってましたのアレである。アレをこんな手法でやってのけるの!?
白井長編のあれやこれやを思い出さずにはいられない技巧のミックスで、予言の謎をこんなふうに解いて見せるのだから恐ろしい。

2編目で数十億人のスコアを叩き出す銃の悪魔がいなくても死者数こそ過去最多クラスだが、グロは作者にしては控えめで、逆にSF要素は多め。
白井智之の短編に期待する我々を今年も裏切らない、イカれた発想揃いの素晴らしい短編集だった。


24.9.5
評価:★★★★ 8
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今週のキン肉マン #464 額の文字の行方!!

2024年09月02日 | 今週のキン肉マン
・さすがのネメシスも力尽き額の文字は現在の本性である完璧超人に戻る
・負け確だと思われていた試合を一時は勝ち確か?まで持っていったのは大健闘
・問題はサイコマンには全く及ばない試合ぶりだったファナティックだが
・マッスルスパークは使わずじまい
・もしや次戦でファナティックに操られ敵に回るからマッスルスパークを残した?
・ということはジャスティスマンも敵に回る
・時間超人は数が少ないから増援があるとは思われていたが
・ネメシスの生命維持が目的で、ファナティックを演じているサイコマンが正体という考察は面白いけどちょっと都合が良すぎるかなあ
・ここで勝ち確テリーマン
・ウォーズマンまだ試合しないの?
・ここでテリーマンに勝たれると一気にウォーズマンが厳しくなる
・テリーマン長々としゃべって尺を稼ぐ
・この頃に原作ゆでが手術でスローペースになった説が有力
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9月の新刊情報

2024年09月01日 | ミステリ界隈
3日 小学館
今野敏 リミックス

4日 文春文庫
東野圭吾 透明な螺旋

5日 実業之日本社
倉知淳 死体で遊ぶな大人たち

10日 文藝春秋
井上先斗 イッツ・ダ・ボム ※松本清張賞

10日 徳間文庫
下村敦史 情熱の砂を踏む女

13日 講談社文庫
京極夏彦 鵼の碑

18日 小学館
東川篤哉 新 謎解きはディナーのあとで2

19日 星海社
乙一 大樹館の幻想
西澤保彦 ファイナル・ウィッシュ ミューステリオンの館
清涼院流水 ジョーカー 新装版 ※3,388円

19日 東京創元社
小松立人 そして誰もいなくなるのか ※鮎川哲也賞優秀賞

24日 角川ホラー文庫
宇佐美まこと 子供は怖い夢を見る

28日 角川書店
逸木裕 彼女が探偵でなければ
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