「ミネルヴァの梟」★★★ 6
デビュー作ならではの詰め込みすぎ・やりすぎ感がすばらしい。誰にも解けないようなダイイング・メッセージといい、この作者はミステリを解っていると一作で感じさせてくれる。
「銀の瞳」★★★★☆ 9
傑作。「金田一君」や「探偵学園Q」は全巻読んでいるが、ミステリマンガでここまで感心したのは初めて。
食い違う証言と、なぜ食い違うのかを丹念に読み解く論理、意外な結末とどんでん返しに、すべてが「●●●●」へと収斂する展開。
~どうでもいい話~
ドラマ化された際にペースメーカー協会だかなんだかが「静電気で心臓は止まらない。差別を助長している」と抗議したそうだが、この作品は10年前のものであり、当時はまだ携帯電話も普及し始めた頃で、「携帯を使いすぎると電波が脳を溶かすかも」といった与太話がまことしやかに語られていたのだから、批判の的がずれている。
だいたい現在でさえ電車やバスの優先席では携帯の電源を切るように求められ、携帯の電波でペースメーカーが止まるかもと言われているのに、なぜ静電気で止まってはいけないのだろうか。
デビュー作ならではの詰め込みすぎ・やりすぎ感がすばらしい。誰にも解けないようなダイイング・メッセージといい、この作者はミステリを解っていると一作で感じさせてくれる。
「銀の瞳」★★★★☆ 9
傑作。「金田一君」や「探偵学園Q」は全巻読んでいるが、ミステリマンガでここまで感心したのは初めて。
食い違う証言と、なぜ食い違うのかを丹念に読み解く論理、意外な結末とどんでん返しに、すべてが「●●●●」へと収斂する展開。
~どうでもいい話~
ドラマ化された際にペースメーカー協会だかなんだかが「静電気で心臓は止まらない。差別を助長している」と抗議したそうだが、この作品は10年前のものであり、当時はまだ携帯電話も普及し始めた頃で、「携帯を使いすぎると電波が脳を溶かすかも」といった与太話がまことしやかに語られていたのだから、批判の的がずれている。
だいたい現在でさえ電車やバスの優先席では携帯の電源を切るように求められ、携帯の電波でペースメーカーが止まるかもと言われているのに、なぜ静電気で止まってはいけないのだろうか。