小金沢ライブラリー

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オカルト三国志  東明の伝説

2019年07月31日 | オカルト三国志
「魏略」に曰く。
高離(こうり)という国で、王の侍女が身ごもった。身に覚えのない王は浮気をしたと思い殺そうとしたが、彼女は「鶏の卵のような気の塊が身体に降りてきて身ごもったのです」と弁解した。
子供が生まれると、王は便所に捨てたが、便所で飼っている豚が息を吹きかけて赤児の身体を暖めた。馬小屋に移すと、馬も鼻息で暖めたため赤児は生き長らえた。
王は驚き、天帝の子ではないかと考え、母のもとに帰して育てさせた。

東明(とうめい)と名付けられたその子が成長すると、王は国を奪われるのではと心配し、彼を襲わせた。
東明は川へ追い詰められたが、弓で水面を叩くと、魚やすっぽんが次々と浮かび橋を作った。東明が渡り終えると魚らは離れ、追手を振り切った。
その後、東明は夫余(ふよ)の国を建国したという。
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チェインクロニクル6周年記念オールキャラ人気投票 結果

2019年07月30日 | ゲーム
チェインクロニクルの全キャラ人気投票の結果発表がされたので振り返ってみる。
まずは予想と実際の順位。予想記事は → こちら


予想1位 主人公 → 結果1位
予想2位 ヴェルナー → 結果7位
予想3位 リヴェラ → 結果5位
予想4位 セレステ → 結果8位
予想5位 カイン → 結果16位
予想6位 ピリカ → 結果22位
予想7位 エシャル → 結果18位
予想8位 ヒトリ → 結果6位
予想9位 フィーナ → 結果10位
予想10位 テレサ → 結果12位

約300位までの結果は → こちら


1位を当て、ベスト10入りを6人当てたので面目は保ったのではなかろうか。
2位にシュザ、3位ヨシツグ、4位アマツと九領勢が上位を席巻した。日本をモデルにした和風キャラは下手を打つと雰囲気を損なうが、ここまで受け入れられているとは。
シュザは第3部でのインパクトある初登場と、こいつがラスボスなんじゃね?という暴れっぷりも確かに楽しかった。
驚くべきは新主人公の中で最高位かつ、堂々たる4位に入ったアマツ。初期は単なるやべえチンピラだったのだが、丸くならないまま突き進み、こんなに支持を得ていたとは思わなんだ。
9位に入ったキララネにも驚いた。半人半獣のケ者族の中でぶっちぎりの1位。個人的にケ者では、戦闘力ははるかに弱く、弱いままで仲間を束ねて活躍するガジジナが好きなのだが196位に沈んだ。

で、チェンクロは第3部に入る際に、作中の時間が5年経過し、新主人公が5人登場したのだが、それぞれアマツ4位、セレステ8位、アリーチェ16位、エシャル18位と広く受け入れられている中で、問題はチェンクロ3全体の主人公でもあるヘリオスである。
前回の所属別の人気投票でも下位になり、投票対象が全体に広がった今回はどうなるかと危ぶまれたが、76位だった。
76位。主人公が。第1部からの主人公は1位で、他4人の新主人公は18位以上に入ったのに、76位である。

原因は色々ある。まず強くない。一番多い戦士職の中で目立ったスキルも能力も無く、必殺技は第1部主人公の劣化版。イラストも声も個人的にはあまりかっこよく感じられない。
そんなヘリオスが全体1位に支持される第1部主人公を差し置いて持ち上げられ、後継者や、超える才能の存在として語られ、大ボスへのトドメ役も担うのだから、そりゃ多少の反感は買うだろう。ストーリーは新主人公の中でも面白いほうなんだけど…。

だが76位はあんまりだ。立ち位置としては伝説の剣聖だが5年くらい前のイベントに一回登場したきりのアグダラや、ついこの前に無料ガチャに実装したばかりでストーリーに微塵も絡んでいないヤイトと同じ順位なのだ。
ちなみに相方のトロメアも人気ない。驚愕の202位である。アポロとシャロンにいたっては圏外だ。
他の主人公周りのサブキャラの順位は、

ミシディア96位、マリナ66位、ペイシェ84位
ベニガサ26位、オボロ98位、ミユキ64位
クーシャン89位、シーシャン131位、ヴォルクリス66位
ベルタ52位、カーリン93位、デルフィーナ53位、エステラ84位、フォルテナータ115位

とそこまで低くない。意外と不人気だったのがエシャル周りだがそれでも、

シャディア115位、ジブリール82位、ドゥルダナ187位、ムスタファ115位、ラール圏外、ニール圏外

である。アポロとシャロンがラール・ニールと同じくらいと聞くと納得する。
二人セットの双子はクーシャン・シーシャンを見ても票がバラけてしまうようだが、それを差し引くとシャロン(はまあ仕方ないとしても)、アポロの不人気ぶりは顕著である。

それにしてもトロメアの202位である。
エシャル編のちょい役で実装すらされていないアースラや、面白ガイコツのスカレットと同点って。
エシャル編のちょい役で実装すらされていない(2人目)ワシャクが211位で負けかけてるし、エシャル編のちょい役で実装すらされていない(3人目)アイシャの187位には負けている。
トロメアは能力的には僧侶職のトップクラスなのだが、キャラが心配性くらいしかないし、不人気ヘリオスの影響で煽りを食ってるのかなあ…。

以上、早口でお送りしました。
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オカルト三国志  鄧艾の夢占い

2019年07月29日 | オカルト三国志
「世説新語」に曰く。
263年頃、魏の鄧艾(とうがい)は蜀へ出陣する前に、山上に座り流水を眺める夢を見た。
夢占いをする爰邵(えんしょう)に尋ねると「易で山上に水があるのを蹇(けん)と言います。蹇は西南に有利で、東北に不利と占われます。孔子はそれを、西南で功績を上げ、東北への道が行き詰まると解釈しています。西南にある蜀に勝てるが、東北にある都に帰れないという意味でしょう」と答えられ、鄧艾は憮然とした。

その後、鄧艾は蜀を破り降伏させたが、反乱に巻き込まれ命を落としたという。
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オカルト三国志  呉芮の遺体

2019年07月28日 | オカルト三国志
「世説新語」に曰く。
226年、呉芮(ごぜい 前202年没)の墓を発掘し、敷瓦を再利用された。呉芮の遺体は400年経っているのにまるで生きているようで、衣服も崩れていなかった。
後に発掘に参加した者が呉綱(ごこう)に会い「君はなんと呉芮に似ているのだ。少し背が低いだけだ」と驚いた。
呉綱もなぜそれを知っているのかと驚き、自分は呉芮の16代目の子孫だと明かしたという。
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ミステリ感想-『イノセント・デイズ』早見和真

2019年07月27日 | ミステリ感想
~あらすじ~
元カレの妻と娘2人を焼殺した罪で死刑を宣告された田中幸乃。
「覚悟のない十七歳の母のもと―養父からの激しい暴力にさらされて―中学時代には強盗致傷事件を―罪なき過去の交際相手を―その計画性と深い殺意を考えれば―反省の様子はほとんど見られず―証拠の信頼性は極めて高く―」
だが周囲の人々は思う。本当に彼女はそんな人物だったのかと。

2014年日本推理作家協会賞、このミス20位、山本周五郎賞候補


~感想~
文庫版の辻村深月の解説が素晴らしく、他に言うべきことはあまりないので主にミステリ面について。
しかし一番上手いと思った部分もややネタバレ気味なのでぼかして言うが、章ごとのタイトルに絡めた内容が実に秀逸で、構成の妙はもちろんのこと、この展開ならば結末は…と読者の興味を引かせることに成功している。
肝心の解決編とでも言うべき第七章は、ついに表に姿を現した人物が、期待に反して大した新情報を持っていなかったり、失策続きでランニングホームランを許したような煮え切らない話なのはちょっと拍子抜けしたが、そこに至るまでの過程と、物語の結末には文句は無い。ミステリ云々に関わらず、広く読まれるべき作品であろう。

一つどうでもいいことを突っ込ませてもらうと、品薄の携帯ゲーム機を父にアングラ商店で定価の十倍以上で買ってもらう話が出てきて引っくり返った。
年代設定的にDSかPSPだと思うが15万 or 20万以上である。一介のサラリーマンのはずの父は「もう勘弁してよ」で済ませてるけど、一気にリアリティが消えた。
作者はソフトの値段(十倍で5万)と勘違いしたのかなあ。


19.7.24
評価:★★★☆ 7
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オカルト三国志  星占い師・洪詳の嘘

2019年07月26日 | オカルト三国志
「魏略」に曰く。
魏の王淩(おうりょう)は令狐愚(れいこぐ)とともに謀叛を企んでいた。
250年、火星が南斗(星座)の中に入ったのを見て、星占い師の洪詳(こうしょう)に占ってもらった。
洪詳は呉の高貴な者が死に、新たな王が現れると占ったが、王淩が何か企んでいると察し、彼を喜ばせるため「急に高貴な身分になる者が現れる」とだけ答えた。
王淩はそれを自分達のことだと考え、謀叛を決意したという。

※前項で記した通り謀叛は決行前に露見し失敗した。
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オカルト三国志  妖馬の噂

2019年07月25日 | オカルト三国志
「魏略」に曰く。
兗州東郡に「白馬河に妖馬が現れた。夜中に官舎の牧場の辺りを通っていななき、周囲の馬もそれに応じて鳴いた。翌日その足跡を見ると斛ほどの大きさで(1斛は200リットル)数里進み、河の中に消えていた」という噂が流れた。
また「白馬は白いクツワで西南に駆けた。乗っているのは朱虎」という歌も流行った。

魏の令狐愚(れいこぐ)はこの話を聞き、幼名が朱虎(しゅこ)で、智勇兼備の曹彪(そうひょう)を担ぎ謀叛を企んだという。

※ちなみに令狐愚は決行前に病死した。計画もその後に露見し、曹彪は殺され、令狐愚は墓を暴かれ、埋葬品と棺を没収されている。
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オカルト三国志  杜畿の死

2019年07月24日 | オカルト三国志
「魏氏春秋」に曰く。
魏の杜畿(とき)はある時、童子に「命の神にあなたを呼ぶよう言われてきました」と告げられた。
杜畿がまだ死にたくないと必死に頼むと、童子は「それでは代わりの者を探しますから、決してこのことは他言しないでください」と言った。
それから20年経ち、もういいだろうと杜畿はこのことを他人に話した。その日のうちに彼は亡くなったという。

※「杜畿伝」によると彼は皇帝の船を建造し、試し乗り中に溺死した。
また日本の怪談「雪女」に良く似た話でもある。
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オカルト三国志  蒋済の妻の夢

2019年07月23日 | オカルト三国志
「列異伝」に曰く。
魏の重臣の蔣済(しょうせい)の妻の夢に、若くして亡くなった息子が現れこう言った。
「私は今は黄泉の国で働いていますが、言葉に表せないほど苦労しています。もうすぐ孫阿(そんあ)という男が亡くなり、黄泉の国の長官になるので、どうか今のうちに父上から孫阿へ、私を楽な所へ転任させて欲しいと頼んでください」
妻は蔣済に話したが、彼はただの夢だと取り合わなかった。
だが翌日、またも妻の夢に息子が現れ「孫阿は明日の真昼に出発します。父上は気難しく理解してくれないので、母上の夢に出てきたのです。どうかもう一度父上に話してください」と言い、孫阿の容姿を詳しく語った。
妻は起きると蔣済へ話を伝えた。人をやって調べさせると孫阿が見つかり、息子が語った通りの容姿だった。
蔣済は「もう少しで息子を裏切るところだった」と涙を流し、孫阿に会い事情を話した。孫阿は死を恐れず、黄泉の国の長官になれることを喜び、頼みを快く引き受けた。
はたして孫阿はその日のうちに心不全を起こし、真昼に亡くなった。

一ヶ月後、妻の夢に息子が現れ、無事に転任できたことを報告したという。
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今週のキン肉マン #290 平静の張り手!!

2019年07月22日 | 今週のキン肉マン
・ソルジャーの気合注入を奇行と言うなww
・あとその野っぱらは会場なのか
・「実はヤバい」急に口調が砕けるアリステラ
・訓練されてやがるは意味が変わってくるぞww
・訓練されてるヤバいブロッケン
・そこ本当に目だったの!?
・ロールシャッハ使い捨てられちゃった
・今さらブロッケンがソルジャー大好きっ子だと言われても
・お前をロールシャッハで見たらアリステラ出てくるだろ
・オメガの民は一回当たった技を連発する気質がある
・ロープをコンクリートのように固定したらダメージ大だし、ブロッケンはコンクリートにトラウマあるんだよなあ
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