~あらすじ~
日本シリーズを目前に控えた監督が、東京タワーで不可解な失踪を遂げた。
にわかに白熱化する日本シリーズの真っただ中、今度は代理監督が蒸発してしまった。
事件の陰に潜む黒い陰謀を暴こうと、新聞記者や監督の娘・比奈子が奔走するが……。
~感想~
創元推理文庫版の解説では倉知淳が古びない名作だと賞賛しているが、さすがに古い。
野球の試合経過ひとつ、継投ひとつ取っても現代からは考えられないものであり、フェミニストや女性読者が眉をひそめそうなほど女性描写もまた古い。
天藤ミステリらしい軽妙さもいまいちで、巨悪が裏に潜む陰謀譚もあまりに事が都合よく動きすぎで物足りない。
驚異的な高打率を誇る天藤作品としてはいまひとつ、といったところ。
11.1.29
評価:★★☆ 5
日本シリーズを目前に控えた監督が、東京タワーで不可解な失踪を遂げた。
にわかに白熱化する日本シリーズの真っただ中、今度は代理監督が蒸発してしまった。
事件の陰に潜む黒い陰謀を暴こうと、新聞記者や監督の娘・比奈子が奔走するが……。
~感想~
創元推理文庫版の解説では倉知淳が古びない名作だと賞賛しているが、さすがに古い。
野球の試合経過ひとつ、継投ひとつ取っても現代からは考えられないものであり、フェミニストや女性読者が眉をひそめそうなほど女性描写もまた古い。
天藤ミステリらしい軽妙さもいまいちで、巨悪が裏に潜む陰謀譚もあまりに事が都合よく動きすぎで物足りない。
驚異的な高打率を誇る天藤作品としてはいまひとつ、といったところ。
11.1.29
評価:★★☆ 5