~あらすじ~
ミュータントとして生まれたローガンは、人としての幸せを捨て、幾多の戦争に身を投じて生きてきた。そんな彼が初めてつかんだささやかな幸福。
だが深い絆で結ばれていたはずの兄ビクターの手によって運命は大きく変わる。
兄を倒すため謎の巨大組織と取引したローガンは、最強の戦士となるべく、超金属アダマンチウムを全身の骨に移植する改造手術をうけ、ウルヴァリン>という名の人間兵器に生まれ変わる。
~感想~
完結した『X-MEN』シリーズのスピンオフ作品。X-MEN結成前の物語。
本編では多くのキャラを出すために描写が窮屈になってしまって(完結編では逆にそれがスピード感とボリューム増につながっていた)いたが、今作ではウルヴァリンを主役に据え、登場人物を絞ったため引き締まった印象を受ける。
しかしアクションの激しさは本編をも上回り、ウルヴァリンの爪を活かした戦いぶりが楽しい。
またついに初登場となるガンビットがとにかく素敵で、チート同然の能力のため(?)大筋には絡まないものの、空気を全く読まないキャラと相まって存在感抜群。あの能力欲しい。
映画も原作もシリーズファンは必見の一作と言えるだろう。
評価:★★★☆ 7