小金沢ライブラリー

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今週のキン肉マン #123 ネメシス、新たなる使命!

2015年03月23日 | 今週のキン肉マン
・将軍とサイコマンが対峙してたらネメシスも止めに入るの迷っただろうな
・この無口なガンマンは本当にガンマンなのか
・サイコマンです
・「さっさと片付けてしまいましょう」が大言壮語に聞こえないのが完璧勢の恐ろしいところ
・不意打ちとは汚いなさすがニンジャきたない
・プラネットマンを粉々にしたファントムキャノンをボロボロの身体で浴びてわりと元気なニンジャもすごい
・着々と積み上げられるソルジャー参戦フラグ
・ブラックホールとニンジャの自然すぎる退場劇
・生き残った13人+ミートが相対する見開きが素敵すぎる……
・強い方から順に並べたら、スグルと将軍はともかく完璧勢が間違いなくベスト7に入るな
・正義勢は快勝だったラーメンマン以外の4人はニンジャとどっこいのボロボロのはず
・助っ人でシルバーマン、アタル、ネプチューンマンあたりが駆けつけるか?
・あまり増えすぎると今度は完璧勢が足りなくなるし、やはりユグドラシル内でシャッフルして勢力関係なしの対戦→完璧の塔で最終決戦か
・気になるのはゴールドマン、シルバーマンが抜けて以来、始祖は穴埋めをしていないのかという点
・新たな始祖が2人加われば素直に完璧 VS 正義&悪魔で行ける
・完璧涅槃寂静軍とか出てきてもいいんですよ?
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映画感想-『貞子3D 2』

2015年03月22日 | 映画感想
~あらすじ~
前作から5年。安藤孝則と鮎川茜の間に娘の凪が産まれたが、茜は間もなく亡くなり、孝則の妹・楓子が面倒を見ていた。
しかし凪の周囲で不審死が相次ぎ、呪いの動画も再び出回りだす。
これは貞子の呪いが続いているとでも言うのだろうか?


~感想~
石原さとみのバイオハザードだった前作から一転、いたって普通のホラーに仕上がっている。
監督は変わっていないのでおそらく脚本が良い仕事したと思われる。
逆に言うと感想に困るほど平凡なホラー作品で、ストーリー的にも演出や演技的にも何かしら採り上げるべき点は見当たらない。
まあ……お化け屋敷的にワッと驚かすタイミングはそこそこ上手かったかな……。
なお貞子について本作ではほとんど何も説明されないため、前作を観ていないとよく意味が通じない(ぶっちゃけ通じなくても困らない)のと、橋本愛が出演していない(困る人は困る)のは注意が必要か。


15.3.20
評価:★★☆ 5
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今週のNXT #268  アレックス・ライリー復帰

2015年03月20日 | 今週のNXT
エンツォ・アモーレ&コリン・キャサディ ◯-× ルチャ・ドラゴンズ(シン・カラ&カリスト)
(イーストリバー・クロッシング→エンツォのスプラッシュ)

どちらもフェイスだが観客はエンツォ組を支持。ドラゴンズはいまだに必殺技すらわからないエンツォに狙いを定め集中攻撃。
場外に落ちたエンツォをキャサディが助けに行ったところへ二人同時にトペを浴びせるが、キャサディがエンツォを突き飛ばして犠牲になる。
シン・カラはスクールボーイの体勢から投げっぱなすルチャの奥義でエンツォを叩きつけるが、そこにキャサディが駆けつけてブートで一蹴。トップロープに上がっていたカリストがシン・カラにぶつかり転落すると、キャサディはエンツォを自陣に引きずって交代。
さらにイーストリバー・クロッシング(スイングサイドスラム)でカリストをしとめ、エンツォのスプラッシュをボディスラムの要領で手助けし、チームを勝利に導いた。


アレクサ・ブリス ◯-× カーメラ
(スパークル・スプラッシュ)

NXT女子王者サーシャ・バンクスとの対戦で鼻を折ったアレクサの復帰戦。
アレクサが空中技で先制するが、カーメラはレッグシザーズでターンバックルに治りたての鼻をぶつけ形勢逆転。
ふてぶてしい態度でラフファイトを展開するが、アレクサはミドルキックをつかむと反撃へ。トップロープから180度横へ旋回するスプラッシュで久々に勝利を上げた。


アレックス・ライリー ◯-× CJパーカー
(飛びつきネックブリーカー)

NXTの解説を務め2年近くTVマッチから遠ざかっていたライリーが復帰。元世界王者のミズとも抗争していた新鋭が再起できるか。
試合勘の欠如からか長い間パーカーのペースで進められるも、ショルダースルーから反撃に転じるとジョン・モリソンの退団以来、使い手のいないムーンライト・ドライヴ(前転ネックブリーカー)からトップロープに上がり、飛びつきネックブリーカーで復帰戦を飾った。

試合後にはNXT王者のケビン・オーエンズが現れ、解説をやめたなら今度はレスラー人生も終わらせてやると挑発した。


ヒデオ・イタミ ×-◯ タイラー・ブリーズ
(ビューティーショット)

世界中の誰よりも自撮り棒を活かしているブリーズは連敗中のヒデオを相手に慎重に攻める。
一進一退の攻防からブリーズの鉄柱攻撃を逆利用しヒデオが攻勢へ。ブレーンバスターの体勢から前のロープ上へ落とすと、トップロープからニードロップを投下。
観客の「GTS!」チャントはいつものように華麗にスルーし、ブサイクへの顔面潰し→ドロップキックの必勝パターンに行くが回避されコーナーに自爆すると、すかさずビューティーショットを叩きこまれ敗北を喫した。
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ミステリ感想-『裁判員法廷』芦辺拓

2015年03月19日 | ミステリ感想
~あらすじ~
2009年、ついに始まった裁判員制度。
指一本触れていないのに血まみれで死んだ被害者。提出できなかった決定的証拠を評議して欲しいと訴える弁護士。有罪を高らかに主張する被告。
裁判員に選出された「あなた」達は3つの法廷に臨む。

08年本ミス6位、本格ミステリ大賞・候補


~感想~
裁判員制度の施行前に架空の陪審法を題材にした「十三番目の陪審員」に続き、今度は本当に裁判員制度を題材にした連作短編集。
大仰な癖のある文体で読みづらいことの多々ある作者だが、「あなた」に呼びかける二人称のおかげで今回はきわめて読みやすいのはいいところ。
だが各短編にそれぞれ欠点が見え、まず「審理」は傑作ゲーム「逆転裁判」の一エピソードの範疇を出ず、「評議」は弁護士・森江春策の「提出できなかった決定的証拠を評議して欲しい」という無茶ぶりは面白いが、「だが裁判はあくまでも提出された証拠だけで戦うものなのでは?」という疑問が最後まで付きまとい、どうして裁判官の誰も気づかなかったのか不自然なほどわかりやすい暗号もあんまり。
「自白」では大胆な罠が待ち受けているものの、事件の様相はヒントを出しすぎてほとんどバレバレ状態。
本ミス6位とあってこちらに期待しすぎた感もあるし、単純に作者との相性が良くないだけだが、それにしても物足りなかった。

まったくの余談ながら1話目では被告がネクタイとベルトを締めることを認められているのに、2話目では自殺の恐れがあるためベルトは認められていないと真逆の描写をされているのだが、2つの事件の間に法改正でもあったのだろうか。


15.3.16
評価:★★☆ 5
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今週のNXT #267  再起不能だったリーガル卿

2015年03月18日 | 今週のNXT
・アレックス・ライリーがケビン・オーエンズ戦を直訴

前回、オーエンズに襲われたライリーがGMのウィリアム・リーガル卿に対戦を直訴。
リーガル卿は「解説のごたごたから試合を行い再起不能になった」と衝撃の告白をし、解説か現役復帰か二つに一つを選べと迫り、ライリーは即答できずに去っていった。
リーガル卿がまさか再起不能設定だったとはw


アダム・ローズ ×-◯ タイラー・ブリーズ
(ビューティーショット)

NXT出身のローズが久々に凱旋を果たした。ヒールターンしそうでしなかったり、取り巻きの着ぐるみと抗争しそうでしなかったりと台本の犠牲になり続けているが再起を図れるか。
なんならローズよりよっぽどローズバドズ(ローズの取り巻き連中)がよく似合うブリーズは、ローズに対抗意識を燃やしアピール合戦に。
マンハッタンドロップの打ち合いなどコミカルな展開の末に必殺技一発でブリーズが逆転勝ちした。


ブレイク&マーフィー ◯-× アンジェロ・ドーキンス&ソーヤー・フルトン
(フロッグスプラッシュ)

NXTタッグ王者組はテロップではまだフルネームで紹介されていたがリングネームから名字を略した模様。
アマレス歴のあるドーキンス組はハウスショーではチームを結成し活躍しているものの、ここでは特に言及されず。見せ場はいくつかあったがマーフィーが動きを止めると、ランニング式のブレーンバスターで叩きつけ、そこにブレイクがフロッグスプラッシュを浴びせ勝利した。


・エマがベイリーに絡む

NXT出身のエマが「ダンスもシャボン玉も飽きた」「結局はNXTに出戻り」と自虐ネタでベイリーをドン引きさせた。
そりゃ一軍昇格が時期尚早すぎたのは確かだがお前の場合は万びry


・獣人ライノのPV

NXT限定で復帰したライノの名場面集が流される。ポール・ヘイマンの「ゴアーッ! ゴアーッ!」やゴアを喰らったロック様のシューティングスタープレス受け身などなど懐かしいシーンが目白押し。
一戦限りの契約という噂も流れているがここまでの扱いしといてそれはないだろ。


バロン・コービン ◯-× トニー・ブリッグス
(エンド・オブ・デイズ)

コービンが無駄にドーキンス組に似た衣装のブリッグスを秒殺した。

試合後、オーエンズが実況席のライリーにまたも絡む。
ペットボトルの水を掛けられるとさすがにライリーは激高してつかみかかろうとしたが、解説のジェイソン・アルバートに止められる。
だがCM後、リーガル卿に現役復帰と、そこに居合わせたCJパーカーとの対戦を表明した。


ソロモン・クロウ ◯-× ブル・デンプシー
(ロープ利用ヘッドバッド)

西口プロレスのラブセクシー・ローズに似ているソロモン・クロウがついにデビュー。
だが体格で圧倒するデンプシーに大苦戦。序盤からいいところなく攻められ、ボディスプラッシュからのダイビングヘッドバッドをどうにかかわすと、いまいちクリーンヒットしていない技を連続で浴びせて勝利した。
ニーなのかハイキックなのか、エルボーなのかフォーアームなのか、スプラッシュなのかヘッドバッドなのか3連続で何の技なのかはっきりしなかった。


NXT女子王座戦
サーシャ・バンクス ◯-× シャーロット
(ロープ悪用フォール)防衛成功

もはやNXT名物の一戦。ベルトを失い笑顔の消えたシャーロットは気合十分。
サーシャは勢いを恐れてレフェリーを盾に逃げまわり、ついにはベルトを持ち逃げしようとするがシャーロットに無理やりリングに戻される。
序盤戦でフィギュアー・フォー・レッグロックに固められピンチに陥るが、CMが明けると一転してサーシャの攻勢に。ヘッドシザーズからバンク・ステートメントにつなげ、ローリングセントーンも剣山で返し、ロープと鉄柱を巧みに利用してシャーロットの背中を痛めつける。
さらにバックスタバーからの極楽固め、バックスタバーからのバンク・ステートメントと絞め上げるがシャーロットはタップを拒否。
怪力とスピアーで反撃し、鉄柱に足を巻きつけてのフィギュアー・フォーで勝機を得るが、雪崩式のナチュラル・セレクションを回避されると、ロープを悪用したフォールで敗北を喫した。

やはりWWE全体の女子の中でこの二人が一番、手が合っている。
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今週のキン肉マン #122 ストロング・ザ・武道の正体!

2015年03月16日 | 今週のキン肉マン
・説明回が続くけど毎週更新なら一向に構わない
・第3ステージの舞台は完璧の塔ではなく国立競技場?
・完璧の塔で暮らしてるガンマン涙目
・中野さんのカツラの写し方これ伏線の写し方だろw
・3ページ目から明らかに武道を煽っているサンシャインww
・最初に友情パワーに目覚めたきれいなサンシャインはどこに行った
・今週はスグルの顔芸回
・てっきり応募時のゼウスマンだと思いきやザ・マンとは
・愛人ラ・マン 完璧超人ザ・マン
・「あやつ」に急に込められた意味深な感情
・単に武道の正体を隠すためのものだったのを、うまいこと始祖たちのあやつへの複雑な感情にすり替えた
・最近のゆではこういうのが上手いんだよ
・そういえば委員長どこ行った
・マントを脱ぐ将軍様がかっこよすぎる……
・陰影が描かれた時の将軍の安定感は異常
・戦いが始まれば竹刀を捨てる武道は完璧超人の鑑
・ということは竹刀はキャラ付けで持ってるのか
・割って入るネメシスのポーズの絶妙なダサさはキン肉族の証
・次回で対戦形式が決まるといいな
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ミステリ感想-『ある閉ざされた雪の山荘で』東野圭吾

2015年03月15日 | ミステリ感想
~あらすじ~
役作りのためペンションに集められた7人の劇団員。
雪に閉ざされた山荘という設定で共同生活を始め、被害者役が一人、二人と消えていく。
だがやがて彼らは、これは本当に芝居なのかと疑問を抱きだす。

93年 日本推理作家協会賞・候補


~感想~
雪に閉ざされた山荘でドロドロした人間関係から連続殺人が始まる……と起きている事象だけ見ればベッタベタな設定だが「※ただし芝居である」と但し書きが付き、そのうえ「※ただし芝居とは限らない」と二重に縛られた非常にひねくれた作品である。
設定だけでもう十分に面白いが、終わってみれば意表をつくトリックに加えある趣向が凝らされ、さらにひねりを足しており、並の作家なら錯綜してしまいそうなところを、持ち前の平易な文章と徹底されたフェアプレイできわめて読みやすく仕上げているのはさすが東野圭吾である。
作者の代表作とまでは言わないが、良作の一つに挙げられるだろう。

なお文庫版解説の法月綸太郎は、本作のネタバレ前に注意はしてくれるものの、ついでに予告なく他の東野作品のトリックの種類を次々と割っているので要注意。
また全くの余談ながらP32の12行目とP38の1行目は明らかに矛盾しているのだが、ただの見落としだろうか。


15.3.10
評価:★★★☆ 7
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今週のキン肉マン #121 奇跡の神木!

2015年03月11日 | 今週のキン肉マン
・委員長どうやって先回りした
・許されざる世界樹(アンフォーギブン・ユグドラシル)やだ…厨二かっこいい///
・ドアも窓もあるこれのどこが樹やねん
・「偶然上空を飛んでいました」その断りは別にいらない
・世界樹を住居にしたんじゃなくて最初から住居になってるのがゆでクオリティ
・回を追うごとにでかくなるグロローマン
・将軍様もう来ちゃったーーッ! 話が早い!
・敵ではないと聞かされていても震え上がるスグルにとって将軍はもはやトラウマ
・完全に主人公の風格の将軍様
・久しぶりだなキン肉マン(数年ぶり)→数億年ぶりだなゴールドマン
・そりゃ人気投票では7位が定位置だけどまさかここまで将軍メインのシリーズになるとは
・仮に今すぐ将軍 VS 武道が始まってもどっちが勝つか全く読めないな
・サンシャインが横からしゃしゃり出て武道に秒殺されないか心配
コメント

ミステリ感想-『夜想曲』依井貴裕

2015年03月11日 | ミステリ感想
~あらすじ~
ペンションに逗留中、3日続けてかつてのサークル仲間が死んだ。
だが桜木にはその記憶がない。あるのは女の首を絞め上げた記憶だけ。
そこに彼の罪を告発する小説が届けられ、桜木は記憶にない犯罪に煩悶する。


~感想~
これはすごい。
トリックは単純だ。何度となく用いられてきた手垢のついたもので、特にこれといった目新しい仕掛けが施されているわけではない。
記憶を失った男、罪を告発する手記、ペンションで起こる連続殺人、と題材もありきたりで、伏線やミスディレクションに優れているわけでもない。ついでに言えば意味ありげなタイトルもその実は取ってつけたような有り様だ。
だが作者は何の変哲もない材料を組み合わせ、おそらく前代未聞のミステリ史に残るある大仕事をやってのけた。
最後の最後に禁じ手すれすれ、下手をすれば幻滅ものの真相が明かされるが、その真相は動機や例の大仕事と密接に関わっているため、落胆することはない。いやはや、とんでもないことを考えたものだ。無理やり類例を挙げるならば、三津田信三の刀城言耶シリーズが近いだろうか。(ヒント:近くない)
しかも終盤には読者への挑戦状も挟まれ、これだけの変化球でありながらフェアプレイそのものなのだから恐れ入る。ミステリ作家で奇術家(しかも同じ経歴の泡坂妻夫の弟子)の作者ならではの、奇術さながらの手管に舌を巻くほかない。

説明すれば即ネタバレになるため読んでもらうしかないのだが、絶版で入手困難となっているのが惜しいところ。なおネット上の書評では文章が酷いと指摘されているが、文庫版では修正されており、特に酷いところは無かったことも付記しておく。


15.3.8
評価:★★★★ 8
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ミステリ感想-『顔 FACE』横山秀夫

2015年03月10日 | ミステリ感想
~あらすじ~
半年間の休職を経て復帰した平野瑞穂はD県警の広報課に配属された。
次々と特ダネを上げる新聞記者。連続放火に怯える女性。あまりに達者すぎる犯人の似顔絵。訓練のさなかを狙って起きた銀行強盗。射撃の達人の婦警が奪われた拳銃。
転属先で次々と起こる事件を彼女は独自の捜査で追う。


~感想~
「陰の季節」所収の「黒い線」に登場した平野巡査を主人公とした短編集。時系列に沿って描かれるが連作としての仕掛けはないものの、いずれ劣らぬ良作揃いである。

似顔絵描き以外にこれといった技能を持たず、卓越した頭脳はおろか捜査経験もろくになく「黒い線」では渦中の人物ではあるものの脇役に過ぎなかった彼女を主役に据えたのがまず異例。これだけ凡人に近いただの一警官を主役に据えた刑事小説は珍しいだろう。
しかも本格ミステリ顔負けのトリックとギスギスした雰囲気に定評のある横山作品の警察に放り込まれ、はたして満足に活躍できるのだろうかと心配になるところだが、そこはさすがの横山秀夫。刑事小説としてミステリとして、そして何より一巡査の成長譚として申し分のない物語に仕上がっている。
特に掉尾を飾る「心の銃口」では作中で最も大きな事件に巻き込まれながらも、確かな成長と周囲の視線の変化を……と、休職経験のある主人公なのにあっさり「本書は瑞穂が●●で終わる」と酷いネタバレをかましている文庫版解説と同じ轍を踏んではいけない。
とにかく作者のファンはもちろん、刑事小説を愛する向きなら迷わず読むべき一冊である。


15.2.26
評価:★★★★ 8
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