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2022 横浜DeNAベイスターズ私的感想 控え野手編

2022年11月03日 | スポーツ
大和 .247 1 18

鬼の勝負強さでここぞのタイムリーを連発したのに柴田のサブ扱い。その柴田の打撃は空前の低空飛行であり、全く納得行かなかった。そりゃ柴田の守備は目をみはるほど上手かったがそれで目をつぶれるほどの打撃ではなかっただろ。英智じゃないんだぞ。かといって右の代打ではろくに打てなかったオースティンの二番手であり…やっぱり采配酷いな!


戸柱恭孝 .264 4 16

リードはともかく打撃は久々に鋭さを取り戻した。.250打てる捕手がろくにいないので大きな改善である。
しっかりしたデータは知らないがマスクかぶるとやたら球数が増える印象は拭えない。もう打撃だけでもこの調子でずっと行ってくれ。


関根大気 .254 1 13

開花とまでは言わないが関根史上最も飛躍を遂げた年かもしれない。スタメンで使われればきっちり結果を残し、そのくせ併用の域は出なかったがチームに立派に貢献した。メキシコリーグに行くそうだが乙坂より打ちそう。実はまだ27歳と若いし来年ひょっこりレギュラー獲っても驚かない。


森敬斗 .234 2 6

柴田の打撃がどん底で一気にスタメンを奪う大チャンスだったが、自身の打棒もあんまり上がらずブレイクしきれず。守備では相変わらずエラーが目についた。序盤でのエラーが多く落ち着きの問題だと思う。強肩と俊足は屈指のもので、来年こそ飛躍してくれればマジで優勝が見えるので本当に頼む。


大田泰示 .278 5 18

多村ばりのスペ体質を発揮し何度も怪我で離脱したが、いる時にはさすがの実力を見せてくれた。ベンチで笑顔を見せ檄を飛ばしている様を見ていると10年前からいたっけ?と思うほどの馴染みぶり。フルで出られればもっと良い数字を残せただろう。この大田をCSのここ一番で使わなかった監督がいるらしい。


神里和毅 .189 1 10

終わってみれば例年通りの酷い数字だが、いくら結果を出しても病み上がりの楠本に席を奪われてはやっていられまい。ベンチにいれば便利だが横浜にいることが神里にとって幸福かどうか……と数年前の乙坂・関根と同じことを思う。


伊藤光 .277 0 8

打力は健在。嶺井が抜けそうなので来年の比重はさらに上がるだろう。


蝦名達夫 .247 3 8

一時期スタメンを張っていたが後半戦ではすっかり二軍暮らしに。しかしアピールは十分にできた。ネクスト桑原の第一候補として来年はオースティン、桑原、関根とポジション争いして欲しい。


オースティン .156 2 3

故障で出遅れ、打撃も精彩を欠いたまま一度も守備につくことなくシーズンエンド。今の代打しかできないオースティンなら捕手をもう一人上げて嶺井か伊藤を使っていたほうがマシだった。(※ただし二軍の捕手が足りなくなる)
特にチャンスで力んで凡退を繰り返し得点圏15打数1安打は目に余った。来年本当に大丈夫なんだろうな…?


藤田一也 .250 0 5

帰ってきたひとりベテラン軍。往年の勝負強さを垣間見せ少なくとももう一年は残ることに。CSではあんなことになってしまったが、過度な期待、夢・妄想を抱いた監督が全て悪い。40過ぎてせっかく帰ってきてくれたベテランにヘッスラしたまま倒れ伏すなんて真似させるなよマジで……。


梶原昂希 .267 1 2

一瞬起用された際にはきっちり良い数字を残した。来年がんばれ。


知野直人 .154 0 0

オープン戦で躍動し開幕スタメンをゲットするも伝説的なやらかしを連発しお役御免に。ピッチャーゴロで一塁に入らないという頭真っ白状態は語り継がれる。頑固な三浦に一発免停とされその後は全くと言っていいほどチャンスを与えられなかった。与えろよ。一度は開幕スタメンにしたんだろ。


田中俊太 .158 0 1

全く良いところのなかった一年。倉本との二択を年俸の安さだけで制し首の皮一枚つながった。去年も開幕戦だけだったしいよいよ来年は正念場である。


細川成也 .053 1 1

今年も打てなかった未完の大砲。二軍ではしっかり打てているのでたぶん、たぶんだけど一軍ではマジでもう駄目なんだと思う。そういう打者は山ほどいるしその一人だったのだろう。


山本祐大 .103 0 1

第四捕手のままシーズンを終えた。嶺井が抜ければそのまま第三に格上げされるが打撃をなんとかしないと厳しい。


倉本寿彦 .173 1 2

采配で最も割りを食った一人。得意の左投手に50打席で1回しか当てられなかったのはもはやイジメに近い。もう少しチャンスで打てていれば展開は違っていたので本人にも問題はあるが。一方で守備はめざましく改善し、それどころか内野ならどこでも守れるほどに。二軍では全ポジションで守備指標プラスを叩き出したそうで、後半戦には守備のためだけにベンチに置かれた。まさか「どこでも守れるから最後までベンチにいる人」ポジションに柴田でも大和でもなく倉本がつくとは…。
しかしあえなく戦力外。三浦に言いたいことは山ほどあるが本人が打てていれば未来は変わっていたのも確か。どこに行っても応援するぞ。


宮本秀明 .139 1 2

二軍では3割を優に越え躍動したが一軍では打てず。倉本との謎のアベックホームランを思い出に早くも見切りをつけられた。足は早いが守備は上手くなかったしね。戦力外発表前にツイッターのプロフィールを早々に変えていた匂わせは笑った。だが二軍とはいえあれだけの数字を残し年齢的にもどこからか声が掛かりはしないだろうか。


山下幸輝 .083 0 1

ファールで粘れるもののヒットは打てずついに首を切られた。代打の切り札として使われていた時期もチャンスはまるで打てなかったし、年齢的にもしょうがない。お疲れ様でした。
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2022 横浜DeNAベイスターズ私的感想 リリーフ投手編

2022年11月02日 | スポーツ
山﨑康晃 1.33 2勝3敗3H37S

完全復活どころかここに来てキャリアハイを叩き出した守護神。終盤には1失点すら許さない無双状態で、結果も見た目的にも過去最高の姿だった。文句の付けようもない数字を残しいざメジャーへ。絶対的守護神級の渡米は久々だからどのくらいの数字を残すか楽しみ。


伊勢大夢 1.72 3勝3敗39H1S

エスコバーを一気に抜き去りセットアッパーに昇り詰めた鉄腕。伊勢が壊れなかったおかげでつかめた2位と言って過言ではない。71試合というほぼ半分に登板し、駄目だった記憶がほとんどない。山﨑が抜けたらストッパーに回るのだろうか。


エスコバー 2.42 4勝2敗34H2S

伊勢がすごすぎてちょっとかすんでしまうがそれでも70試合に投げた鉄腕。もう彼については長所も短所も全員わかっているけれどもそれでもこれくらいの成績は残せるのだから恐ろしい。


入江大生 3.00 5勝1敗10H

リリーフ適正を見せ終盤戦では勝ちパターンにも入った飛躍の一年。やはり剛速球は正義である。伊勢の鉄腕がもったいないので入江に守護神を任せるのも面白いと思う。


田中健二朗 2.63 3勝0敗13H

剛球派ばかりのリリーフ陣にアクセントを加え、勝ちパターンにもワンポイントにも使われ、無双状態で抑えることもしばしば。でもそれは誰がどう見ても不倫だぞ。スキャンダル後も普通に抑えていたので巨人坂本ともども奴らのメンタルは半端ない。


平田真吾 4.29 4勝3敗10H

勝ちパはなかなか担えないが貴重な中継ぎとして47試合に登板。候補がたくさんいた中で残ったのは平田だった。もうここから突然開花したりはしないと思うので来年も無事でベンチにいてさえくれればいい。


三嶋一輝 2.84 2勝2敗5H1S

キャンプ時点ではWストッパーと言われていたが蓋を開けてみたら中継ぎだった。なんだったんだよ。山﨑がキャリアハイを叩き出したためストッパーに回ることはなかったが出れば十分な働きを見せていたものの難病を患いシーズンエンド。まずは療養から出直しとなった。万全ならストッパー候補筆頭である。帰ってこい。


京山将弥 3.23 2勝2敗1H

先発として曲がりなりにもローテーションを回していたはずが、プチ炎上したらあっさりお役御免となりリリーフに回された。いったい何が三浦の逆鱗に触れたのか。リリーフもそつなくこなし意外な適性を見せ、来年はどちらで使われるのか。貴重な存在ではある。


クリスキー 2.57 1勝1敗4H1S

リリーフ陣で悪くない働きを見せていたが故障によりシーズンエンド。来年は微妙。ロメロとの二択なら年俸減をどちらがどれだけ受け入れられるかの勝負か。


砂田毅樹 5.68 0勝0敗

復活を遂げた去年から一転してさんざんな成績に。リリーフ陣が故障せず安定していたので出番も限られた。入江の他に若手が台頭してきたら(年俸的にも)危ない。


中川虎大 4.35 0勝0敗

先発は見切りをつけられリリーフに回り、悪くないピッチング。同タイプの入江が一気に頭角を現したので厳しいのは変わらないが、まだまだ23歳と若い。先発もいずれ試されるだろう。


宮國椋丞 8.71 0勝0敗2H

スタッツを見ると笑ってしまうほどド真ん中に放りまくり当然のごとく打たれ続けた。どう考えても解雇と思われたが年俸がクッソ安いため生き残った。先発とかできないですかね。


池谷蒼大 3.38 1勝0敗

プロ初勝利が転がり込んできたが4月でシーズンエンド。故障もしていないようで、昨年二軍落ちの原因となったクイック難が解消されていないのだろうか。


森原康平 6.00 0勝0敗

伊藤と交換トレードで加入。防御率はアレだが三振はバンバン取っていたし6試合投げたし伊藤が楽天で全然なのでもう有吉は超えた。真価は来年問われるだろう。


三浦銀二 10.80 0勝0敗

話題になったのは名字だけ。


石川達也 8.44 0勝0敗

全く見ていないが驚異的な四球率で見ていなくて良かったと思う。


櫻井周斗 登板なし

昨年は30試合投げたが今年は手術を受けて大きく出遅れ、タナケンも(私生活以外は)安定していたので一軍に呼ばれず。来年は当然出番があるはず。


三上朋也 3.65 0勝0敗

勢いよく真ん中に放って後は運任せなだけの三上ガチャは相変わらず。ノーマルしか排出しないし年俸が高いのでとうとう首を切られた。一度上がるとなかなか下がらないからしょうがない。年齢的にも現役続行は微妙だろうか。お疲れ様でした。


有吉優樹 6.75 0勝1敗

通算で2試合しか投げず、実在すら怪しまれる存在のまま解雇。国吉をタダでロッテに譲っただけの結果となったし改めてフロントへの恨みが再燃した。国吉も今年は投げてないちゃんと見てるのかとかツイッターで噛みつかれたけど、6試合とはいえ投げてるし防御率1点台じゃねえか有吉は2年で2試合だぞお前こそ見てるのかふざけんな。
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2022 横浜DeNAベイスターズ私的感想 先発投手編

2022年10月31日 | スポーツ
今永昇太 2.26 11勝4敗

ノーヒットノーランを達成し規定投球回にも到達した最高のシーズン。ノーノー達成直後に表情も変えず次のイニングもあるような態度だったのは実に憎らしい。その後なぜか数試合は打たれたが終わってみれば文句の付けようもない素晴らしい数字だった。


大貫晋一 2.77 11勝8敗

二桁勝って規定にはギリギリで届かなかったが防御率も2点台と、右のエースとして文句のない成績。毎年このくらいの成績は叩き出してくれそうな風格がもはやある。


濱口遥大 3.36 8勝7敗

相変わらず四球が多いは多いが前ほどの暴れ球ではなくなり、すんなり行く姿もしばしば見せ、一皮むけそうな気配を見せた。良い時には手が付けられない投球を見せてくれ、来年はそれがもっと増えそうな気配が…と毎年思っているような。


石田健大 2.95 7勝4敗

先発復帰しイニングは全然足りないが往年の安定感ある姿を垣間見せてくれた。特に終盤戦は無失点ゲームを連発し、来年に期待を持たせてくれた。


ロメロ 4.87 4勝6敗

不安定な投球を続け、終盤戦ではCSか来年を見据えてかリリーフに回り、バンバン三振を取ってこれは!と思わせたがCSで使われなかった。なんなんだよ。契約延長オプションがあるらしいが、下手に新しく探してくるくらいならもう一年使ってもいいとは思うが、年俸やけに高いんだよな…。


上茶谷大河 4.73 3勝6敗

故障とコロナが重なり数ヶ月を棒に振ってしまう不運な一年。それでなくても2年目からはドラフト1位の期待に応えているとは言い難く、配置転換もささやかれる。そろそろ良いところを見せて欲しいし、見せてくれないと一軍定着は遠い。


東克樹 4.62 1勝6敗

まさかの開幕投手を担うが負傷降板し、それが象徴していたような恵まれないシーズンに。一年まあまあ無事に過ごせただけでも良かった。コントロールがいいので剛球派ばかりのリリーフ陣に回ってもアクセントが付いて面白そうだが。


坂本裕哉 6.19 0勝5敗

開幕ローテーションに入るも炎上し、終盤戦はリリーフを試されるが全然向いてなかった。左は駒が揃っているので厳しくなってきた。


ガゼルマン 2.66 1勝1敗

クリスキーの離脱により入れ替わりでリリーフに入ったがブロードウェイをかました。しかし先発に回ると3試合で2度の無失点を披露。たった4試合なので評価は難しいが、新しく探すくらいならもう一年試すべきだろう。


阪口皓亮 9.00 0勝0敗

出番は1試合だけで何もわからない。


平良拳太郎 登板なし

リハビリ・調整に専念し一軍登板なし。コロナにもかかったし不運が続くが復活できるか。
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2022 横浜DeNAベイスターズ私的感想 レギュラー野手+監督編

2022年10月30日 | スポーツ
桑原将志 .257 4 39

数字を見るとパッとしないがほとんどの試合でトップバッターを務めた貢献度は計り知れない。逆に言えば数字が付いてきてればもっと上の順位をうかがえたのだが…。
守備ではゴールデングローブ賞待ったなしのファインプレイを連発し、危機を何度も救った。二年続けてこれだけ動ければもう完全復活と言っていいだろう。


楠本泰史 .252 6 26

三浦監督の絶大な信頼を受けて故障明けにもすぐさまスタメン復帰するなど使われ続け、大田・関根・蛯名と併用ながらも頭一つ抜け、野手では最も飛躍を遂げた。守備は無難にこなしていたイメージしか無いが打撃は一皮むけた感がある。


佐野恵太 .306 22 72

終盤まで首位打者をうかがい、見事に最多安打のタイトルをゲット。筒香から受け継いだチャンスでの弱さもそれなりに克服し、チームリーダーの貫禄。一塁守備もなんなく務めていた。


牧秀悟 .291 24 87

三冠王と騒がれた序盤からはさすがに失速したが、終わってみれば堂々たる数字に。やたらチャンスに弱い打線の中では出色の得点圏打率で、牧が駄目ならもう仕方ないと誰もが納得するほどの信頼感。
一方で守備は簡単な打球をこぼしたり追いつけなかったりとかなり足を引っ張った。好守備も目についただけに安定感に欠けた。とはいえ2年目でこれならますます将来が楽しみである。


宮﨑敏郎 .300 16 50

ギリギリで3割に届いた。休みは最低限だったが故障せずに一年乗り切り、無事ならこのくらいの成績は残してくれる。ただ以前ならスタンドインしていた打球が失速したりとパワーに早くも衰えが見え、6年契約の行く手に暗雲が立ち込めた感はある。


ソト .266 17 49

前年より打率は改善されたが長打力がめっきり衰えた。正直コストに見合った活躍とは言い難いが、一から助っ人を探すのは大変でまだまだ頼むべきだろう。契約はもう一年ある。守備は天職を見つけたようにがっちり守っていた。回が進むと佐野とよく交代させられたが正直佐野よりよっぽど上手く見えるんだが。


嶺井博希 .205 5 30

数年ぶりに一発出たのに気を良くしたのか大振りが目立ち打率が沈んだ。ここ一番での勝負強さは健在で少ない打席で30打点稼いだのはお見事。球界全体の捕手不足によりFAは引く手あまたの様子で、まあ出て行くだろう。対戦したらものすごく打たれそう。


柴田竜拓 .195 1 1

二塁ばかり守っているうちに忘れかけていた勘を取り戻し、ショートと三塁で美技を連発。守備ではついに完成を遂げた。問題は打力で200打席近く立って1打点という目を疑うほどの惨状。得点圏打率は言うまでもなく、自動アウトどころか奈落のような大穴を打線に空けた。打力で勝りそこまで体力も落ちていない大和をなぜ使わなかったのか、なぜ倉本にもう少し打数を与えなかったのか、ここがもう少しマシなら本当に優勝を狙えたので三浦を小一時間問い詰めたくなる。


三浦大輔

前半戦は本当に酷かった。右に左を、左に右を当てているだけの脳死状態で相性など考えもしない。神里がいくら打っても病み上がりの楠本をスタメン起用し、そのくせ知野が開幕戦でやらかしたら一発で見切り、左殺しの倉本には50打席で1回しか左と対戦させずと無意味な頑固さを見せ続けた。
後半戦でようやく相性を考え始め、チームが勢いづくと余計なことをせずに見守り、久々の2位に余裕あるフィニッシュを決めた。正直リリーフ陣が誰も故障せず盤石で乗り切ってくれただけで、采配で優れた面は特に無かったが、余計なことをしないのは監督の重要な仕事の一つであるし、チームの雰囲気は常に良好で、モチベーターとしては良い仕事をしてくれた。
……CSで急に一年間信じてきた桑原を干したり、ろくにいなかった藤田に全て任せたりと悪癖がぶり返したけどな。
山﨑がおそらくメジャーへ行き、酷使されたリリーフ陣が絶対故障し、2年契約で色々試せてしまう来年に真価が問われるだろう。
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2021 横浜DeNAベイスターズ私的感想 控え野手編

2021年11月04日 | スポーツ
楠本泰史 .254 2 18
後半に代打の神様として覚醒。終盤にスタメンに上げられるとしばらく苦しんだが、おいおい打ち始めた。代打の切り札として、サブとして来年はさらに出番が増えるだろう。問題は温存されてどうでもいい場面で使われていた、番長の代打センスの無さだが…。


戸柱恭孝 .220 3 14
出場数2位の捕手。1位が200打席に届いてないけどな。たまに往年の打棒を見せはしたが、状況に応じたバッティングをするつもりはないらしくランナーも進められない凡退を繰り返しもした。リード面はチーム防御率を見るとなんも言えねえ。こういう打者だともうわかってるのであとは使い方次第だろう。


関根大気 .226 1 4
ついに開幕スタメンをゲットするも伸び悩み、桑原が完全復活を遂げるとサブに落ち着いた。それでもシーズン通してベンチに居続け、バックアップの役目は果たした。あと盗塁ができれば本当に助かるんだけど。乙坂がああなったし、神里とともに比重は増すだろう。


森敬斗 .194 0 5
期待のルーキーは中途半端に使われプロの洗礼を浴びた。采配の洗礼か? てっきり新人王資格を残すために二軍に戻すかと思いきやなんか一軍に留めさせ、そのくせろくに使わず代打や代走をさせ、終盤思い出したようにスタメン起用しと大人の事情に振り回され続けた。未成年に対する仕打ちとしては犯罪的である。まだ大目に見られるとしても守備は不安定過ぎで、強肩でちょっとのミスなら間に合うんだからもう少し落ち着いて欲しい。足はとてつもなく速いので、今の横浜に足りない物を補ってくれる存在なのは間違いないが、安心してスタメンを任せられるのにはもう少し掛かりそう。


神里和毅 .191 4 15
途中出場でとにかく結果が出せず、特に代打は当たる気もしないほど三振しまくった。使い続ける方が悪い。ちょっと心臓に悪いほどの打率で、チームによっては余裕でスタメン張れる神里がこんな扱いでぼやぼやしている場合ではないのだが、外野は完全に埋まっており当面はサブに置いておくしかない。あと人生初ダイビングキャッチしたらしいが外野手でそんなことあるの? オースティンとかここ2年で6回くらい見た気がするぞ。


倉本寿彦 .208 0 6
筒香くらい速球に弱いと思っていたが近藤の156kmを弾き返し番長に「速球に強いから」代打起用したと言われ衆目を驚かせた。だがヘッスラで指を折ってしまい実質シーズンエンド。最後の特能が消えた…。去年も猛威を奮った左投手や広島戦でさっぱり使われず采配にも疑問はあったが、来年はいよいよ去就の掛かった年になるだろう。


嶺井博希 .189 0 7
自慢の打棒も見せられず早々に見切られ、7月以降は一軍に呼ばれなかった。呼ばれないほど捕手足りてないのに。来年は打撃だけでもなんとか復調して欲しい。


山本祐大 .131 1 4
ひょっとして出場数トップか? と思うくらいよく使われたが、打撃はだいぶグロかった。もう自動アウトかと勘違いするほどで、あれではとてもじゃないがスタメンに置けない。せめて2割打ってくれ。


田中俊太 .146 0 8
開幕戦でまさかの6打点を上げ今年の横浜もやっぱり面白い!と思ったらそれが今年最も面白い試合だったし、結果負けたのがシーズン全体を象徴していた。田中弟もそれきり全く活躍できず、故障までし、二軍で少ない打席数ながら4割超えしていたので一軍に呼ばれたがさっぱりだった。あの開幕戦はたぶんずっと忘れないがあれっきりにならないことを祈る。


細川成也 .154 0 1
背信の右の大砲候補。粘り強く使われたが初ヒットが6月で神里くらい代打で期待が持てない。二軍では相変わらず打ちまくったが一軍でこれではそろそろ本格的にやばい。蝦名とどっちかだけでも出てきてくれ頼む。


宮本秀明 .200 0 0
主に守備と代走で使われ、打席にはほとんど立たせてもらえず、夏を最後に二軍暮らし。二軍で20盗塁と長所を着々と磨いているが、それならもうちょっと使って欲しい。


知野直人 .176 1 3
二軍でも当たってるし、一軍で打った場面を見たことがあるだけでも細川よりだいぶマシ。宮﨑が衰えるまでに成長してくれれば良い。


蝦名達夫 .167 0 1
二軍で3割超えも一軍ではさっぱり。夏に宮本と交代し代走でちょいちょい見たが、二軍ではあんなでかいのに18盗塁もしているらしい。マジで? 細川の後釜だと思っていたら右の宮本なのか。


伊藤裕季也 .000 0 0
昨年に続き二軍でもさっぱり打てず、一軍に声が掛からなかった。掛けておいて代打で2打席も酷いが。一年目のあの姿はまだ覚えているが、まず二軍で結果を出さないことにはどうしようもない。伊藤・細川と右の生え抜きが全然伸びてくれなくて困る。


髙城俊人 .250 0 0
濱口専属だったが今年は右の代打で捕手の4番手。濱口がどんなに不調でも呼ばれなかった。呼べよ。


益子京右 .200 0 0
初スタメン初安打おめでとう。捕手が大変なことになってる挙げ句ドラフト指名もしなかったので、なるはやで上がってきて欲しい。


山下幸輝 .200 0 4
柴田・倉本が離脱しスタメンを狙えた場面で目立った結果を残せず、代打でも精彩を欠き呼ばれなくなった。楠本が台頭し、神里・森・倉本もいるので右のすっからかんさと比べて左の枠はもう少ない。来年が勝負だろう。


中井大介 .133 0 0
獲得時に期待していた通りの働きは見せてくれた。引退試合のヒットもすごかった。いてくれた間に右の代打が全く育たなかったのは誤算だったが…。なにはともあれお疲れ様でした。


乙坂智 .211 0 0
自業自得。
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2021 横浜DeNAベイスターズ私的感想 リリーフ投手編

2021年11月03日 | スポーツ
三嶋一輝 4.08 3勝5敗1H23S
開幕戦で爆発炎上し、以後も巨人戦に限り炎上し続けた。なら巨人戦だけ山﨑なりに変えてくれればいいのだが、終盤まで実現しなかったし、シーズンで唯一マウンドへ激励に行った瞬間に打たれて、番長のもってなさに震えた。巨人戦を除くと防御率は2.64となり、全然及第点で、こだわり続けた結果がご覧の有様である。来年も巨人戦は試して欲しいが、今度は早めに諦めてね。


山﨑康晃 3.27 3勝2敗27H1S
中継ぎで安定感ある投球を見せ、三嶋の巨人戦炎上からの降格で守護神の座を奪回したが、むちゃくちゃ打たれてすぐ元に戻った。あれを見てしまうともう駄目なんだと思う。単純に球種を増やしたことが功を奏しており、全体としては安定していた。今オフでのメジャー移籍はあるのか? 年齢的に30超えると今のメジャーは途端に渋くなるので、行くなら今年だろうが…。


エスコバー 3.38 4勝4敗32H1S
忠誠を捧げたラミレスがいなくなっても例年と同じ豪腕を見せた。もう本当に例年通りだったので特に言うことが何もない。故障さえしなければ来年も同じだろう。


砂田毅樹 3.24 2勝2敗18H
完全復活を遂げブルペンを支えてくれた。制球力は相変わらずで四球はあまり出さないが、三振がさらに取れなくなり、打者との我慢比べは今や横浜名物の一つである。来年も故障だけはしないで欲しい。


平田真吾 4.10 2勝0敗3H1S
特に良くも悪くもなく一年通してだいたいベンチにいた。いや春先は酷かったんだけどなぜか落ちなかったんだよな。終盤にはリリーフ山﨑が景気よくかっ飛ばされたため急遽登板しセーブまで上げた。去年のオープナーからあれよあれよと勝利といい毎年何か起こしてくれる選手である。


三上朋也 3.86 2勝1敗3H
平田と同様にシーズン通してベンチにいてくれた。かつての守護神としては可もなく不可もなくだし、どうも三振を取れなくなってきた雰囲気がある。年齢的にもフル回転は難しいがまだまだ役目は多いだろう。


石田健大 5.73 1勝2敗2H
今年は出るたびに打たれていた印象しか無く、二軍に落とされたのもあまりに遅すぎた。その後声も掛からず、先発復帰が囁かれ、実際一軍でも投げたがいまいちだった。だが櫻井・タナケンにめどがついたので先発に戻るべきだろう。便利屋稼業お疲れ様でした。


伊勢大夢 2.80 0勝1敗6H
オープン戦の不調を引きずったように春先は打たれ、二軍暮らしが続いたが、夏に戻ってくると昨年の球威を取り戻した。6~7月にろくに投げさせず一軍を行ったり来たりしてた気がするがあれはなんだったの。来年は勝ちパターンに入るだろうし入ってもらわないと困る。


櫻井周斗 3.07 0勝1敗1H
左の中継ぎとして定着。投手陣の中では唯一と言っていい成長を見せてくれた。もう清宮キラーではなく、清宮を櫻井やられと呼ぶべき。替えの利かないエスコバー・砂田の後釜どころかリリーフ陣を支える存在になるかもしれず、やはり左腕は何人いても困らない。


シャッケルフォード 5.17 1勝0敗4H1S
平田・三上と同様に長くベンチを守ったが、その二人と比べると安定感に欠け、抑える時はシャットアウトだが、打たれる時はもう手が付けられなかった。6月に1セーブ上げてるけど一体何があったんだっけ? 育成上がりで年俸は安いが、ピープルズとロメロが悪くないし助っ人一枠を任せるのはもったいなく、来年の契約は厳しいだろう。


ピープルズ 4.21 3勝4敗
先発で振るわず二軍に落とされたが、終盤にリリーフに回ると適性を見せプチ救世主くらいの活躍を見せた。チームが終わってたので特に順位に寄与しなかったが、一瞬4位をうかがえたのは牧とピープルズのおかげだと思う。安価なパットンくらいの期待値はあり、来年もいて欲しい。


田中健二朗 0.00 0勝0敗
2年ぶりに復帰しただけではなく8試合とはいえ無失点で切り抜け、コントロールも冴え来年に大きな期待を抱かせた。お帰りタナケン。来年も頼んだぞ。


池谷蒼大 0.00 0勝0敗
開幕一軍を勝ち取り無失点で抑え続けるも、盗塁されまくってまずはクイックを覚えようと二軍送還された。ルーキーなら問題ない。エスコバー・砂田・櫻井が元気なうちに上がってきてくれれば助かる。


国吉佑樹
生え抜き10年目で普通に使われていたのに謎のトレードでロッテへ出された。助っ人入国ミスと並ぶフロントへの不満マックスの出来事だった。ロッテで無双していたのでなおさらである。トレードを決めた奴は即刻クビにすべきだし理由を小1時間問い詰めたい。


武藤祐太 0.00 0勝0敗
現役引退を表明し古巣相手に最後の登板をした。戦力外から1年限定ながら全盛期に近い活躍を見せてくれたのは忘れない。お疲れ様でした。


進藤拓也 0.00 0勝0敗
打者6人に2死球1四球と苦しみ、早くも首を切られた。ドラフト下位は見切られるのも早い。拾ってくれるところもありそうだがもう30歳なのか…。


笠井崇正 54.00 0勝0敗
梶谷に満塁弾を献上しシーズンも一軍生活も終わった。育成上がりなので見切られるのも早い。まだ若いしBCリーグに戻るのかな?


飯塚悟史 登板なし
ローテーションに定着するチャンスも何度かあったが、それを活かしきれずとうとう戦力外。25歳だし打撃センスもあるし、どこか拾ってくれればいいのだが。


風張蓮 7.71 0勝0敗
初登板こそ抑えたが以降は出るたびに打たれ続け、古巣相手にも打たれ引導を渡された。現役続行は厳しいか。
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2021 横浜DeNAベイスターズ私的感想 先発投手編

2021年10月31日 | スポーツ
今永昇太 3.08 5勝5敗
帰ってきたエース。休み休みだが一年を通して投げ切り、安定感あるピッチングも見せた。平均イニング数も6回以上で、来年はさらに伸びるだろう。今永と東と平良がフルに投げられれば来年はいくらでも挽回できる。


大貫晋一 4.34 6勝7敗
いちおう勝ち頭の右のエース。6勝でチームトップという事実に我々は改めて震えを禁じえない。4~5月に炎上を繰り返すが再調整もされず使われ続け、我々は采配への不信感を募らせた。6月に一息入れると復活したため、なおさらもっと早く休ませろよと思わせた。秋にまた一崩れ来たがそれでも春と比べればマシだった。今永・東不在のローテーションを2年間支えてくれて文句は言えない。


濱口遥大 3.94 5勝7敗
良い時と悪い時がはっきりしすぎたいつもの姿。パワプロだと調子極端のもっと極端な特能を持ってる。8月にストライクが全然入らなくなり二軍に落とされたきり戻ってこなかった。一軍で投げさせ続けてなんぼだと思うのだが。今さらコントロールが改善されるわけないし、されたらされたで荒れ球という魅力が消えてしまう。我慢して使って欲しい。


東克樹 2.29 1勝2敗
帰ってきた新人王。かつてのイメージと遜色ない投球を見せ、来年への期待がふくらんだ。東と今永の復帰以外に今年の先発陣で明るい話題はなかった。


坂本裕哉 5.25 4勝6敗
一年通してだいたいローテーションにいたが、とにかくイニングが食えない。相当酷いだろうなあと思って平均イニング数を見たら5回を切ってて吹いた。四球も多いがそれ以上に打たれ出すと止まらない印象だった。あれではすぐに変えたくなるのも無理はない。改めて数字だけ見ると濱口とは逆によく辛抱して使い続けたな…。


ロメロ 3.01 5勝3敗
5月にデビューすると早々にブロードウェイし、おいおいとんでもない奴が来ちまったぜと思ったが、再調整を経たら別人のように生まれ変わった。坂本とは逆にイニングを食え、完封まで披露。当たりの助っ人先発になかなか恵まれないが、来年はさらに期待してしまう。


京山将弥 4.97 2勝7敗
首脳陣の期待が相当大きいのか何年も辛抱強くローテーションで使われ続けている。はたから見るとローテーションを回すには完全に力不足で打たれているようにしか見えないのだが。京山を追い落とす存在が早く出てきてくれなければチームとしては厳しい。


阪口皓亮 4.11 2勝3敗
とにかくイニングが(ry。悪くてもイニングだけは食える井納・山口がいかに貴重な存在だったかよくわかる一年だった。手術を受け、来年はもっと長く投げられますように。


上茶谷大河 7.15 1勝3敗
気持ち良いほどの(※良くない)大炎上を繰り返し二軍暮らしが続いたが、終盤に帰ってきて1年ぶりの勝利を上げた。今年は終わりよければ全てよしとしておこう。


平良拳太郎 0.90 0勝0敗
故障で一年を棒に振り、離脱と同時にチームも終わった。良い時の無双ぶりは溺愛する西森が言う通りの二桁勝つどころかタイトル奪取も予感させる。来年こそ1年通して投げてくれ。


入江大生 7.85 0勝4敗
ドラフト1位の期待を背に開幕ローテーションに入ったが4戦4敗を喫した。ま、まあコントロールは悪くなかったよね…。手術を受け二軍でもろくに投げられなかった。毎年毎年1位が当たって来たほうが奇跡である。まずは身体作りからやり直しだろう。


中川虎大 6.49 0勝1敗
二軍で無双しローテーション入りを期待されたが今年も応えられず。二軍でもリリーフに回ったようでとうとう見切られてしまったか。国吉161kmを投げられるなら使えるはずだがはたして。


宮國椋丞 6.19 1勝1敗
菅野との投げ合いを制し移籍デビュー勝利を飾ったのはしびれた。ヒーローインタビューでは涙を隠すように帽子を目深にかぶった姿が良かった。他球団ファンから見てると良い時の姿しか覚えてないので、巨人でローテーション回してた投手をタダでもらえていいのかと思ってしまう。リリーフもまだ試してないし来年以降も楽しみ。


有吉優樹 2.70 0勝1敗
国吉と交換トレードし、初登板で好投したがそれっきり使われず。怪我でもしたっけ? 二軍で炎上していたようだが様子がよくわからないので何も言えない。
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2021 横浜DeNAベイスターズ私的感想 レギュラー野手+監督編

2021年10月30日 | スポーツ
今年は4月でシーズンが実質的に終わってしまい、あまりちゃんと見ていないので簡潔に。

桑原将志 .310 14 43
まさかの完全復活を成し遂げた切り込み隊長。梶谷隆幸の穴を埋めたというか横浜ファンの予想通り巨人で梶谷が梶谷ったのでそもそも穴が無かった。結果超プラス。前半戦で往年のイキの良い姿を見せると、ボーンヘッドや凡ミスにもめげずそのままシーズンを走り抜けた。守備範囲の広さでは梶谷より上でいったい何本のヒットを食い止めたことか。来年も同じ勇姿を見せて欲しい。


柴田竜拓 .234 2 15
大和のセントーンを浴びて脱臼し、復帰したと思ったら指をスパイクされと呪われたような前半戦だった。呪われてたのはベイスターズ本体の方だと思うが。年ごとに上げていた打撃成績も下降したのはいいとして(※いやよくない)問題は守備でエラーが多発したこと。純粋にカウントされただけではない細かなミスが多々あり、今年は長所が完全に消えていた。


佐野恵太 .303 17 72
前半戦は得点圏で一本が出なかったが首位打者を獲った打棒は健在でヒットを量産。オースティンと4番を交代すると呪縛から解かれたようにチャンスでも打ち出した。数字は去年より一回り落としたがまずまずのものだった。今見ると去年の得点48が少なすぎてグロい。後ろが全然返してないんだな…。


オースティン .303 28 74
打席数が1.5倍以上になったこともあり佐野とは逆に数字を一回り上げた。ハッスルプレー(死語)による故障癖はもう仕方ないが、シーズン当初の球団の手続きミスにより彼の到着が遅れたことがあまりにも痛すぎたし、規定打席にたった4打席到達できず、3割も逃したのはフロント陣に猛省していただきたい。一番そういうのに詳しくないとまずいだろIT企業なんだから(※関係ない)。


宮﨑敏郎 .301 16 73
計ったように例年と同じような数字を残したバット職人。スペ体質もどこへやら故障なくほとんどフルに出てくれた。得点圏であまり打った印象も打率も無いが、淡々と毎日のように打ち続けてくれるのがどれほどありがたいことか。問題はFAである。宮﨑が抜けたら第一候補が柴田、第二以降が倉本かチノちゃんである。グロい。33歳になるし残ってくれるとは思うが…。と危ぶんでいたら残ってくれた。だが6年契約!? ロペスでさえ衰えたのに、ソトの3年契約でさえもったいなかったのに、功労賞込みとはいえ32歳のそれも打者に6年は正気ではない。入国ミス・国吉移籍に続くフロントへの不信感を募らせる出来事だ。


牧秀悟 .314 22 71
期待のはるか上空をかっ飛んでいったスーパースター。前半はロペスを彷彿とさせるフォームと新人離れした佇まいで、思ったよりええやん!とファンを喜ばせたが、後半はもうあまりにも打ちすぎてファンでさえちょっと引いてた。10月の月間打率.452、4番に座ってから5割の大爆発で、1ヶ月前には.280くらいだったはずなのにあわや首位打者まで脅かした。初のフル稼働で疲れが出たり、攻略法が発見される終盤でなんでさらに加速してるの…? 例年なら確実に新人王だが、金メダリスト栗林もいるしまあ無理だろう。それより来年もっと打ちそうで怖い。やばい。


ソト .234 21 62
去年から兆候はあったが成績がさらに下降。1年目助っ人ならまだしも4年目で2.5億円の3年契約でこれはちょっと厳しすぎる。そしてもっと大きな問題はこのソトのレギュラーを脅かす存在がついぞ現れなかったことの方にある。調子が悪いというよりも攻略されかかっており、来年持ち直すかどうかは厳しそうだが…。


伊藤光 .213 2 13
2番で一瞬打ったら以降2番で使われ続け、特に打たなかった。番長12球団で最も2番打者に興味ない説。それよりもっとやばいのがたった192打席で出場数トップという点。併用でもなんでもなくただただスタメンを張れる捕手が一年見つからなかっただけ。打てる捕手の名目なのに50打席少ない戸柱の方が打ってるし。年齢的にも上積みはないし、なぜドラフトで捕手を取らなかったの…?


大和 .252 2 26
前半は去年は併用された柴田・倉本があっという間に故障離脱し、一人でショートを任された。その間に鬼の勝負強さで得点圏でランナーを返しまくったが、柴田が復帰するとなぜかスタメンを明け渡された。その柴田が全然打てず守備でもやらかしと、なぜ大和を使わない!?とファンをやきもきさせた。いや本当になんで使わなかったの。年齢的には厳しくなってくる頃だが、大事に使えばまだまだ活躍してくれそう。最悪右の代打専任でもいいぞ。


三浦大輔
開幕戦スタメンに田中俊太を抜擢し大爆発させたものの試合自体は負けて、それが象徴するように以降も「もってなさ」を発揮し続けた。終盤も初めてマウンドに行って激励した直後に打たれて笑った。とにかく判断が遅く、一度決めたことは変えない頑固さも見え、序盤は怖いほどのスタメン固定っぷりで、戦力をやりくりしたり、新戦力を試す気配が微塵もなかった。先発もリリーフも何度炎上してもなかなか諦めず、たまに一軍に上げてはちょっと打席やマウンドに上げただけですぐ二軍に送還しと、意図が全く見えない。戦術的にもバントも盗塁も(できる選手もいないが)全然試みず「戦力をやりくりしないし、もってないラミレス」だった。フロントのやらかしで助っ人不在は痛かったが、それが無くてもCS進出は難しかっただろう。森くんや3年目あたりの新戦力の扱いを見ても育成ができる感じもなく、はっきり言って来年以降も采配的な期待はできないと思う。
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2020 横浜DeNAベイスターズ私的感想 控え野手編

2020年11月22日 | スポーツ
神里和毅 .308 3 17
オースティンの離脱時を中心に準レギュラー格として年間を通じて安定した活躍。他球団ならスタメンを張れるところもあるだろうに、これだけ打てる選手をサブで使えたのは贅沢だった。
来年もオースティンや梶谷の負傷が懸念されるだけに出番は何かと多いだろう。盗塁も少しは上手くなってきた。


中井大介 .250 2 4
得点圏で全く打てず切り札としては使えなかったが、サブとして去年と遜色ない働き。とりあえずベンチに置いとけば使い道はいくらでもある。しかし右の代打の一番手が捕手の嶺井 or 伊藤光か得点圏1割台の中井というのはお話にならない。細川や伊藤裕、蛯名の成長が待たれる。


乙坂智 .208 1 7
年間を通じて左の代打枠で一軍にいたがろくに打てずじまい。スタメンで出た時のほうが一働きしてくれた感。
ポテンシャル的にはこんな使い方をされていい選手ではないと毎年思うのだが、移籍とかは考えられていないのだろうか。


嶺井博希 .327 0 8
マスクをかぶる機会は限られたが、.220にも届かない捕手陣の中で出色の打力を見せた。もっと出番を与えられるべきだったと思う。セ・リーグは規定打席に達した捕手がいなかったそうで、正捕手固定までは望まない。投手に応じて上手く使い分けてもらいたい。


髙城俊人 .190 3 5
序盤にホームランを連発しこの強打の捕手どこにいたの!?と驚かせたが見る間に打率を落とした。凡退のほとんどが三振という一か八かのスイングでいつ見てもくるくる回っていた。濱口とのコンビ復活も制球難は克服されるどころか悪化している様子で、専属捕手として一枠埋めるのはもったいない気も。せめてもう少し打率を上げて欲しい。


伊藤光 .216 0 6
ベンチの意図に背いたと烙印を押され二軍落ち。事情はわからないので話半分に聞いておくが、2年契約したばかりなのにもったいない。
終盤戦で戻ってきたが持ち前の打撃もいまいちで良いところのない一年だった。監督が代わる来季は戸柱・嶺井を引っ張って欲しい。


山下幸輝 .209 0 1
代打の切り札に押されたがチャンスで全く打てず終盤には二軍へ。チャンス以外では打てていたがそれなら足の早い神里や乙坂・楠本でいい。懸念された守備はほとんど見る機会はなかったが無難だった。


楠本泰史 .154 1 1
主に代打起用されたがチャンスに弱く…というか代打陣チャンスに全員弱いな!
辛抱強く使われているがドラフト順位が順位だけにそろそろ結果を残さないと危ない。


細川成也 .235 1 1
二軍でタイトルを多数獲得。終戦後に4番に座らせるなど首脳陣の期待は大きい。
まずは震えるほど人材不足の右の代打から狙っていこう。それにオースティンがハッスルプレー(※死語)で怪我したら代役一番手ではある。


蝦名達夫 .143 1 1
今年も出てきたロマン砲。開幕一軍は活かせなかったが二軍で数字を残し、再昇格すると初安打をバックスクリーンに叩き込んだ。細川の次にでも出てきてくれれば問題ない。


伊藤裕季也 .286 0 1
終戦後にスタメン起用され、本塁打こそなかったが昨年垣間見せた打力はアピールできた。
数年後に見られるだろう森と伊藤の二遊間が楽しみでならない。


森敬斗 .250 0 0
初打席でラミレスでさえ酷かもと思ったビエイラの154キロを逆方向にあわやホームランの当たりで弾き返したスーパールーキー。他の打席も食らいつく粘りを見せ、二軍成績はそれなりだっただけに本番に強いタイプに思え期待が膨らむばかり。


桑原将志 .139 1 2
なんとしてでも復活してもらいたいが今年も空回りしポップフライを繰り返した。
倉本を復活させたラミレスを持ってしても任期中に果たせなかった復調を来年こそは。
というか来年も駄目ならいよいよまずいぞ。


宮本秀明 .400 0 0
期待のスピードスターは終戦後に片鱗を見せた。4年目となる来季は、神里はともかく乙坂をおびやかして欲しい。


山本祐大 .000 0 0
終戦後に一軍に呼ばれたが出番はほとんどなかった。


石川雄洋 なし
一軍出場はなく、現役続行のためついに退団となった。他球団でももし出番があるなら我々は応援する。お疲れ様でした。


百瀬大騎 .250 0 1
初安打・初タイムリーが最後の思い出になった。二軍でも数字を残せず致し方ないか。お疲れ様でした。
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2020 横浜DeNAベイスターズ私的感想 リリーフ投手編

2020年11月21日 | スポーツ
三嶋一輝 2.45 3勝1敗5H18S
山﨑の凋落で急遽任された守護神にまさかの抜群の適性を示した。
近年のセーブは挙げるが安定感ゼロの山﨑とは異なるシャットアウトをし続け、急造リリーフなどと呼ぶのは申し訳ない大活躍。あの思い切りの良さと好不調の波の無さは、山﨑は学ぶものが多いだろう。
これだけの守護神ぶりを見せつけられては来年以降もお願いしたいところ。実際、山﨑が地位を奪い返すにはかなり高い壁に思える。


石田健大 2.53 1勝4敗25H
シーズン前は先発復帰をささやかれたが、去年と同じ役回りを果たした。
普通に勝ちパターンの一角を担うのはもちろんのこと、ピンチを迎えたら回の途中からでも出てきて火消しした。それなら回の頭から出してよと何度となく思ったけども。
替えの利かない役だけに、本人さえ良ければ来年も続けて欲しいところだが。


エスコバー 2.33 1勝4敗17H
剛球&見え見えだが球速差で打てないカーブのワンパターンながら、わかっていても打つのは難しいハメ技は今年も通じた。通じたどころか防御率は過去最高を記録。問題は絶対の忠誠を誓ったラミレスが退団した後のモチベーション維持だが、ロペスもパットンもいなくなるのだから球団はきちんとケアして欲しい。


パットン 4.92 3勝2敗19H
防御率は悪いが、打たれる時にむちゃくちゃ点を取られるから悪化しているだけで、普通に何試合も無失点を続けることも多々あった。4年間で101H積み上げた鉄腕が抜けるのは痛いが、メジャー復帰が叶ったなら喜ばしい。将軍お疲れ様でした。


国吉佑樹 3.13 3勝4敗10H
謎の161キロは再現されず、コントロールも悪くなった気がするが防御率はむちゃくちゃ向上。わりと打たれてる場面ばかり記憶しているが現実改変でもした?
この体格ならあのくらいのパワーはあるよなと納得の決勝タイムリーはよく覚えているのだが。
パットンの抜ける来季は鉄腕としてフル回転を願う。


平田真吾 2.84 1勝1敗11H
オープン戦で抜群の成績を残すも、開幕したら打たれやっぱり駄目かと思いきや、すぐに持ち直しシーズンを通して安定感を見せた。こんな平田は初めて。
さらにオープナーで登板したらあれよあれよと投げ続けて5回もってしまい、プロ初勝利まで転がり込んだ。謎の先発適正まで示してしまい、本人にとっては最高の一年だったのでは。


伊勢大夢 1.80 3勝1敗4H
村上宗隆に勝るとも劣らないふてぶてしい表情(※当社比)から剛速球を放ち続けた。サイドスローであの球威はおかしいし、変化球も良い。
新人とあってか勝ちパターンではほぼ使われなかったが、防御率1点台はすごすぎる。森下・戸郷がいなければ新人王に名前が挙がってもおかしくなかった。フルに一年過ごした経験が足される来年以降はもっと楽しみ。


山﨑康晃 5.68 0勝3敗8H6S
シーズン前は南場オーナーにインタビューしたり野球のできない中で盛り上げてくれたが、開幕したらなんか肥えてた。体重の増えた分、球速は増したが現代野球では160キロを超えない限り意味はないと言って過言ではない。配球も多少はあるだろうが見え見えのツーシームは見切られ、打たれ出したらもう止まらない。ついにリリーフを降ろされると代役の三嶋が素晴らしい守護神ぶりを見せたこともあり、中継ぎに配置転換された。
ところがその後も全く変わらぬ不安定さで、三者凡退に抑えた場面をほとんど見た覚えがないほど。カットボールを投げたり牽制したり試行錯誤したが調子はとうとう戻らずじまい。来年どう使われるか不明だがまず痩せよう。


三上朋也 2.77 0勝0敗0H
去年は棒に振ったが今年は復帰の芽を見せた。中継ぎは水物だし来年はパットンが抜けるのでまた三上に期待がかかる。砂田と同じく過去の姿を思い出させる内容だったので、来年は楽しみ。


砂田毅樹 2.65 0勝0敗4H
去年と同じく二軍で無双していたが全然呼ばれず、さては素行かと思いきや後半戦は復帰を果たした。エスコバーと石田しかいない左の中継ぎは手薄すぎるのでいてもらわないと困るし、以前と同じ安定した投げっぷりで一安心した。


武藤祐太 7.47 0勝1敗0H
今年はオープナーで使われた記憶ばかり残っている。同じく戦力外から移籍してきた藤岡が退団したが武藤は残った。来年は去就を賭けた戦いになるだろう。


進藤拓也 5.06 0勝0敗0H
数字的には悪いが、危険な場面の火消しを何度か見せて、印象点は結構良かった。


笠井崇正 18.00 0勝0敗0H
去年あれだけ使われたが今年の出番は1回限りに。一軍に何度となく登録されたが全く投げずに二軍に戻ることもしばしば。伊勢と平田が現れ三上も戻ってきたらさすがに序列は下がる。まだ若いし去年にアピールはできている。あわてず二軍で経験を積んでもらいたい。


櫻井周斗 7.36 0勝0敗0H
清宮の株が年々下がっているので清宮キラーの肩書はもういるまい。先発でも使われるが、砂田に続く左腕リリーフが出てこないので個人的にはそっちで期待したい。


藤岡好明 21.60 0勝0敗1H
昨年完全復活を果たしたが夢の時間は2年続かなかった。あの復活劇を思い出すと魔法が解けた感がある。
年齢もありあえなく解雇となったが、戦力外から防御率1点台への復活はきっと忘れない。お疲れ様でした。
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