小金沢ライブラリー

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SCP-671~680

2017年03月31日 | SCP紹介
SCP-671 - Deconstructing Ants (解体蟻)
アリのコロニー。複雑な機械や物体へ獲物に群がるように集まり、なるべく損傷を与えずに解体する。生物や、コンクリート等の良く似た物質の混合物は解体しない。群れの半数(1万5千頭)で取り掛かれば48時間で車を、1ヶ月で10階建てのビルを解体できる

SCP-672 - Rock Coral (岩珊瑚)
砂漠に繁殖する珊瑚。鮮やかな緑の藻を生やし、植物のように見える。フェロモンで獲物をおびき寄せて捕食し拡大していく

SCP-673 - Tissues (細胞組織)
有機組織の塊。接触によって感染し、発症した人間は一つの臓器が膨れ上がり、やがて身体の全体がその臓器の姿に変貌する

SCP-674 - The Exposition Gun(開示ガン)
ファミコン用の光線銃。テレビ画面に向けて撃つと画面内の人物を射殺できる。現実の人物に一切の影響は無いが、撃った当人だけはその人物が死亡したことによるドラマ等のストーリーや現実の改変を永続的に知覚する。使い続けると画面内の人物は世界の機密やSCPについて話し始める

SCP-675 - Shadows Through the Window (窓の向こうの影)
財団のある観測所の窓に現れる人影。影は会話をしたり窓を叩くが敵対的行動は見せない。ただし45日以上接触した者は、影が別次元からの侵略者だという妄想に囚われ、他人の殺害もいとわない極端な行動を取り始める

SCP-676 - Unnatural Hot Spring (不自然な熱水泉)
周囲の壁を除くあらゆる物を数秒で溶解する泉。常に小川から水が流れ込んでいるにも関わらず水位は変わらない。だが小川を堰き止めると壁を溶かし拡大を始める

SCP-677 - Unpredictable Pogo Stick (予測不可能なポゴスティック)
与えた力の強さに関係なくランダムな力で飛び跳ねるポゴスティック。どれだけ高く飛び上がっても必ず●m以内に着地する

SCP-678 - Trauma Harvester (トラウマを刈るもの)
眠っている天使の像。触れた者のトラウマを即座に記憶から消去するが、脳の自律機能が徐々に低下していき呼吸すら出来なくなり死に至る。像は起き上がった姿勢に変わっており、触れた者に前回奪ったトラウマの記憶を植え付ける

SCP-679 - Eyerot (眼球腐敗病)
眼球を腐敗させる感染症。眼球が消失すると中から菌糸が現れる。菌糸が視神経と接続しているため一時的に視力が回復するが、感染していない人物が視界に入ると幻覚に襲われ、感染を広めようと眼を狙う

SCP-680 - Clockwork Skull (時計仕掛けの頭蓋骨)
頭蓋骨の彫刻と接眼レンズ。レンズを彫刻に装着させ、その前に機械を置くと時計のような音を鳴らす。音はモールス信号で解読すると機械の調査結果となっている
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SCP-661~670

2017年03月30日 | SCP紹介
SCP-661 - Salesman, Too Good to Be True (すごすぎて胡散臭いセールスマン)
声を聞いた人物に、望むことをさせられる男性。操られた者は多大な危険を侵してまで目的を達しようとはしないが、容易に達成できる場合には指示に従う。ただし言葉を理解できないと効力は発揮されない

SCP-662- Butler's Hand Bell (執事のハンドベル)
鳴らすとデーズと名乗る執事がどこからともなく現れるハンドベル。掃除や炊事といった簡単な作業をしてくれたり、高価すぎない物品を与えてくれる

SCP-663 - Living Water Filter (生ける浄水ポット)
どんな液体でも飲料水に変える浄水ポット。ただし濾過中には高熱を発し人の溺れるような声が聴こえる。逆に長期間水を入れないと、渇きを訴える人間の声を発し、無視し続けると別人に交代する

SCP-664 - The Floor to Nowhere (どこにも行かない床)
アメリカのある高校の3階の一角。範囲内に入った生物は消滅し、67%が再出現する。再出現までの期間は43秒~142日とランダムで、消滅中に何が起きていたか当人にも説明できない

SCP-665 - The Garbage Man (ゴミ男)
接触した自分より重量の軽い非生物が身体に融合してしまう男性。非生物には血管がつながり、外見を維持したまま肉体に置き換わっており、本体はゴミに覆われほとんど視認できない。融合させたコップに流動食を注ぎ生命維持している

SCP-666 - Spirit Lodge (精霊の小屋)
チベットユルト(遊牧民の移動式住居。ゲル)。アルコールや麻薬、ギャンブル等なんらかの中毒患者が入ると幻覚を見せ、中毒を助長させる誘惑や、やめるよう促す説得が行われる。誘惑に打ち勝った者の症状は劇的に改善されるが、負けた者は重篤な中毒症状を起こす

SCP-667 - Fairy Kudzu (妖精の葛)
葛(クズ)のコロニーと妖精に似た生物。妖精が獲物をおびき寄せて眠らせ、葛がそれを取り込み分解し、成長・拡大する。妖精は葛の花蜜を飲む共生関係にある

SCP-668 - 13" Chef's Knife (13インチの包丁)
13インチの包丁。手にした者が人間に対して殺意を抱くと、周囲の人間はそれを全く妨害できなくなる。標的が誰だかわからないようにした上で長距離狙撃する対処法が編み出されている

SCP-669 - A Didactic Perspective (講義的視点)
2.6cmの金属球。自身より大きな物体の54cm以内に置かれると、周囲を旋回する。別の物体に衝突するとその物体の周囲を回り出し、強い光を当てられると軌道を変えるか静止する

SCP-670 - Family of Cotton (コットンさんの家族)
粘土や糸、縫い針で造られたヒト型生物。コットン家と主張する4人で構成され、糸で食物や電子機器を作り出す
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ミステリ感想-『芝浜謎噺』愛川晶

2017年03月29日 | ミステリ感想
~収録作品とあらすじ~
劇団員に「野ざらし」の不備を指摘された福の助が改作に挑むかたわら、妻の亮子のもとには伯父から「野ざらし」そっくりの事件が持ち込まれる…野ざらし死体遺棄事件
やむにやまれぬ事情から弟弟子に「芝浜」の初心者用への改作を依頼された福の助。一方、楽屋では小さなトラブルが頻発し…芝浜謎噺
ついに迎えた「芝浜」披露の日。ところが独演会の目玉だった兄弟子が遅刻し、裏切られたと思った客席からは怒号が飛び交う。その時、代理に名乗り出たのは…試酒試

08年このミス14位


~感想~
シリーズ第二弾。古典落語の不備を改良し、それを披露するだけで周囲で持ち上がっていた様々な問題が同時に解決してしまう、という空恐ろしくなるほどの労力の掛かった構成はもちろん健在。
冒頭の「野ざらし~」は落語そっくりの事件が起こるという、本格ミステリで言う見立て殺人のような展開に面食らうが、それをいつものように落語を披露するだけで解決する、このシリーズの魅力を凝縮した一編で、しかし何もかも解決させず、オチの一言に合わせた八分目でしまいとするのも粋で心憎い。

二編目の表題作は落語好きでなくとも知っているあの「芝浜」に初心者向けのアレンジかつ不備を解消する改作を施すのだが、その手掛かりは「煙管を逆に持つ」と早々に明かされ、それがどう活かされるのかという見どころに加え、周囲で起こる小事件が期待通りに一つにまとまっていき、やはり落語を演じて解決してしまう、「野ざらし~」の強化版といった趣向。

掉尾を飾る「試酒試」はミステリらしい事件は起こらず、ただ独演会の顛末が描かれるのだが、それがあまりに達者な落語の描写とあいまって臨場感抜群。
個人的には「圧倒的に不利な状況を、戦術で短所を長所に変え逆転させる」戦記物のようにも読めてしまった。
そして終わってみれば豊富な伏線に支えられた、意外性あふれる仕掛けが忽然と姿を現し、「ミステリ短編オールタイムベスト・ラスト一行」を募ったら上位にランクインしそうな、完璧なまでに素晴らしいオチが着く、年間ベスト級の一作。
前作で感じた期待値を軽々と飛び越して見せた、文句のないシリーズ第二作目である。


17.3.25
評価:★★★☆ 7
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SCP-651~660

2017年03月28日 | SCP紹介
SCP-651 - Tissue-fusing virus (人体融合ウイルス)
感染した人体の各部を癒着させるウィルス。指から始まり手足や目鼻まで融合していき死に至る

SCP-652 - Meteorological Dog (お天気ワンちゃん)
少なくとも34種の言語で絶えず世界のどこかの天気予報をしゃべり続ける犬。改造手術を施されたと考えられ、予報は100%的中する

SCP-653 - The Boomerang (ブーメラン)
手にしてから48時間後、投擲せずにいられない強迫観念に囚われるブーメラン。接触した者はどんなに離れていてもブーメランのおおよその位置がわかるようになり探し始める。再び手にし投擲すると手元に戻らず遠くに飛んで行き、また探し始める。財団に保護されるまでに世界各地で触れられていたようで、何人もが財団施設への侵入を試みている

SCP-654 - Thunderhorn (サンダーホーン)
牙から放電し獲物を襲うイッカク。近距離の相手を襲うと自身にも落雷するため火傷を負っている

SCP-655 - Biological Disinformation Campaign (生体情報偽装活動)
コンゴ共和国のある建造物。不定期に内部に生物が現れる。生物は外見は一般的だが、内部には必ず著しい異常があり、なぜか科学的に存在を認知されている種しか現れない

SCP-656 - Home Edition (家庭用)
クイズ番組が録画されたビデオテープ。視聴者の少なくとも一人が正解できる問題が出題され、黙って観ていると常に同じ展開をたどるが、番組内の解答者より先に視聴者が答えを口にすると、解答者が同じ答えを言う。客席には現在の視聴者とこれまでに番組を観た視聴者が並んでおり、最も正解の多かった視聴者が表彰され、後日このビデオテープの複製が届けられる

SCP-657 - Death-predicting Man (死を予言する男)
接触した人物の死亡日を予言できる男。死が近いほど正確に日時を予言でき、翌日なら分単位でわかり、10年以上後でも死亡年はわかる

SCP-658 - "Botfiles" ("ウマバエ")
4本の足と目を持つロボット。接触した他の機械に子供を産ませ、自身と同じ能力を持たせる

SCP-659 - Communal Avian Intelligence (知性を持った鳥類の集団)
アオサギに似た生物。高い知性を持ち、集まると数に応じてより高い知性を身につける。一定数を超えると言語を操り、人間の知性を上回ると人類の排除を始める。隔離すると知性は低下する

SCP-660 - Earthen Womb (土の子宮)
土器の壺。中に入れた臓器等の生体組織を無期限に保存できる
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今週のキン肉マン #202 弟子の務め!!

2017年03月27日 | 今週のキン肉マン
・友情パワーを認めるが友情パワーを使わずに完勝したサンシャイン
・さすが悪魔の首領格だぜ
・アトランティス「悪魔なんて応援したらろくな大人になれないぜ」
・バッファローマン「いやそれはない」
・スグル「そんなことわかるものか」
・いちいちツッコミ面白いな
・友情パワー(※武道限定)
・サイコマンがシルバーマン相手に友情パワーを発動できなかったのが不思議でならない
・マグネットパワーを使ってなければ友情パワーを使えたのかもしれん
・シルバーマンが使った友情パワーもサイコマン限定なのだろう
・この握手を離す場面の上手さよ
・硬度11ではなく10#
・11や100だったら武道が硬度12や200使ってきそうだもんな
・これがその力だぁぁーー!!
・完全に主人公の台詞
・スピンしてないけどダブルアームソルトか?
・このまま九所封じを再開か?
・いずれにしろこの逆襲で武道のオーバーボディが壊れることは間違いない
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映画感想-『アメイジング・スパイダーマン』

2017年03月25日 | 映画感想
~あらすじ~
スパイダーマン第一作にあらすじなど不要


~感想~
3作続き好評だったシリーズを無かったことにして、リブートで新たなスタートを切った新シリーズ第一弾。
おかげで前回も十分に見せられたスパイダーマン誕生秘話を繰り返される食傷気味の展開で、前回よりもっと後味の悪いおじさんの死に様を見せられるのもなんともはや。
超人的能力の萌芽に(よくわからない)科学的な理由を付け、手から発射する糸は主人公が自ら造った装置という解釈をしたものの、無尽蔵に出てきたり一介の大学生がこさえるのは不可能なほど高性能だったりとかえって不自然になった。
ヒロインはかわいいのかかわいくないのか判断が付かないMJから明確にかわいいグウェンに交代したのはいいが、原作では「MJの前の彼女だが死ぬ」という立ち位置で、展開に予想も付いてしまう。

色々とくさしてきたが一番の問題は「主人公がチャラい」という一点に集約しており、あんな形で父親代わりの存在を失っておきながら、超能力を手に入れたせいで明らかに調子に乗って、ノリノリで軽口を叩きながら仇かも知れない相手をしばき倒したり、電光石火で各方面に正体をバラしたり、命の恩人との最後の約束をあっさり反故にしたりと、徹底的なまでに感情移入を拒絶してくる。
良いところも上げればCGの進化は目覚ましく、スパイダーマンが完全に風景に溶け込み不自然さが無いのはすごい。
だがせっかくのリブートも2作目を出しただけで頓挫し、早くも再リブートが噂されと、失敗作の烙印を捺されてもしかたのない事態に陥っており、これ一作だけ取り出せば及第点ではあるものの、前シリーズを観ていれば、あえて改めて観る必要はないかな、というのが偽らざる本音である。


評価:★★☆ 5
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SCP-641~650

2017年03月23日 | SCP紹介
SCP-641 - The Pacifier (なだめるもの)
おそらく無限に分解できるマトリョーシカ。遊戯者は時間を追うごとに分解に熱中し、制止されると抵抗する。5~7分放置すると人形は自動的に元に戻り、遊戯者の興奮も収まる

SCP-642 - Hot Springs (温泉)
アイスランドのある地方の温泉。その地方では過去400年にわたり男児が産まれておらず、女性は温泉に浸かると単為生殖により子供を身ごもる。温泉はもう一つありそちらに浸かると強制的に堕胎させる

SCP-643 - Delicious Chocolates (おいしいチョコレート)
チョコレートキャンディ。摂氏15℃で溶け、一部でも溶けると最も近くにある食べられる物を覆い、その匂いを嗅いだ者は捕食せずにいられなくなる。食べられる物には人間その他の生物を含む

SCP-644 - Mr. Hot (ミスター・あつあつ)
イタリア系と思われる男性。外見か名前を見た人物に子供(養子を含む)がいるか確実に当てられる。あらゆる子供の欲しい物や、子供の間で流行する物も当てられると主張する

SCP-645 - Mouth of Truth (真実の口)
ローマの真実の口そっくりの円盤。口の中に手を入れた人間が嘘をつくと瞬時に噛みちぎる。ローマの真実の口はこれを模した物と思われる ※実験記録が非常に面白くおすすめ

SCP-646 - Birth Worm (産虫)
半透明の巨大な生物。知性はないが絶えず地球上の様々な動物の子供を産み続けている。種類は人間から恐竜、未知の生物まで多岐にわたり、ほとんどが一般的なもので異常は見当たらない

SCP-647 - Hungry Box (腹ぺこの箱)
生物を捕食する段ボール箱。主にホームレスを標的にし、中に入った獲物を溶かして食べる。新聞や毛布等の中に入りたくなるような外見を備えることも

SCP-648 - The Labyrinth (迷宮)
ある庭園に築かれた迷路の隠された入口。その入口から迷路に入ると内部構造が異なり、不定期に地形を変える。中は霧に覆われ見通しも困難

SCP-649 - Matchbox Full of Winter (冬でいっぱいのマッチ箱)
蓋を開いている間、周囲の気温を下げるマッチ箱。気温の低下に伴い影響範囲は無制限に広がっていき、蓋を閉じる以外に止める方法はない

SCP-650 - Startling Statue (びっくり像)
等身大の人型の像。室内にいる人間の背後に瞬時に回り込み、様々なポーズで驚かせる。驚かせる以外の危害は加えないが、ある博士を怒らせたためEuclidクラスに格上げされ、4m×4mの狭い室内で常時3人以上に監視されている
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ミステリ感想-『白夜行』東野圭吾

2017年03月21日 | ミステリ感想
~あらすじ~
廃ビルで発見された男性の刺殺体。所持していたはずの100万円が不明で、事件は単純な通り魔的犯行かと思われた。
母子二人暮らしの家庭で起こったガス中毒死。娘の証言から居眠りによる事故死で処理された。
だが、2つの事件は長く続く暗い道のりの始まりでしか無かった。

99年このミス2位、文春1位、本ミス9位、直木賞候補、東西ベスト(2012)18位


~感想~
長い。単純に長い。あと胸糞悪い。
おそらく犯人の歩む長く暗い道のりを描くために、あえて昭和史をなぞるような長い物語にしたのだろうが、いかんせん人の心を持たないサイコパスどもの日常を延々と見せられることにもなってしまい、胸のむかつきが抑えられないことになっている。
一般的な読者の感想は、犯人に感情移入し哀切を覚えるそうなのだが、出版当時には知名度のなかったサイコパスという概念が広く知れ渡った現在からすると、およそ感情移入を拒絶するような糞野郎どものやりたい放題にしか見えなくなってしまっているのが厳しい。

このミス2位等々とミステリ的にも高評価を受けたが、いわゆる神の視点を持つ読者にしか真相が見えないという手法は確かに面白いが、言ってしまえばただそれだけで、これだけ長大な物語を支えるには程遠く、同様の趣向を凝らした多島斗志之「黒百合」が出た現在からすれば、これもやはり完成度では遠く及ばないと言わざるを得ない。

この物語を楽しめるかどうかはひとえに「犯人に同情できるか否か」にほぼ全てが掛かっており、「全く情状酌量の余地なし」と断を下した自分のような読者からすれば、高評価は下せない代物である。
また現在の東野圭吾の実力ならば、おそらく半分の分量で仕上げてくるのは間違いなく、後継作があるなら(全作読んでいるわけではないのでひょっとしたらもうあるのかも知れないが)ぜひ読んでみたいとも思った。


17.3.17
評価:★★☆ 5
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SCP-631~640

2017年03月20日 | SCP紹介
SCP-631 - Nyctophobic Nocturnal Predator (暗所恐怖症の夜行性捕食者)
甲殻類に似た生物。日光の下では不可視で宙を漂い、暗闇の中では苦痛に苛まれる。苦痛を軽減するには日光を浴びるか人間を捕食するしかないため、就寝中の人間を襲い卵を植え付ける。寿命は24時間ほど

SCP-632 - Intrusive Thoughts About The Many Spiders Forming Inside Your Head (脳内に無数のクモが湧く妄想)
10~15mmの蜘蛛。襲われた人間は前頭皮質がこのSCPに変容していき、その間強烈な頭痛と脳内や皮膚に蜘蛛が湧く妄想に苛まれる。やがて自ら前頭部を叩きつけて破壊し、傷口から新たなSCPが数十匹産まれる

SCP-633 - Ghost In The Machine (マシンの中の幽霊)
生きているコンピューターウィルス。テキストやPC内蔵のカメラ、マイクを用い人間と会話する

SCP-634 - Forgetful Goldfish (忘却の金魚)
周囲の生物の短期記憶能力と注意力を著しく低下させる金魚

SCP-635 - Medieval Bootstrap Program (中世のブートストラッププログラム)
19世紀に発見された写本。読んだ者は素材を集めてロボットを組み上げ、そのロボットは新たなロボットを造り……を繰り返す。ラテン語と機械工学の知識を持つ者ほど影響されやすい

SCP-636 - Elevator to Nowhere (███行きエレベーター)
あるホテルのメンテナンス用エレベーター。特定のカードキーを差し込むと存在しない地下3階に行け、到着と同時に内部の生物・物体は消失する。稀に生物が帰還したり、新たな物体が現れる

SCP-637 - Viral Cat (ウィルス性の猫)
65歳の女性の精神内に生息する猫。猫を絵に描き、他者に見せるとその相手に猫は移り住む

SCP-638 - The Roaring One (咆哮するもの)
全身を火傷で覆われた男性。古代ギリシャの方言で単語を発し要求を告げ、かなえられないとガラスを割るほどの威力の咆哮をする。また半径20m以内の女性を踊らせたり、操って脱走に加担させたりする

SCP-639 - Distorted Man (歪み男)
見る者の位置にかかわらずあらゆる角度から同時に見ることができる男性。撮影すると激しく歪んだ姿で、直視すると眼精疲労を生じる。彼自身からも周囲は同じように見えており、重度の精神病を患っている

SCP-640 - Lucent Beams (煌めく光線)
意志を持つ光のエネルギー体。子供部屋の陽だまりに擬態し、眠った子供を襲い火傷を負わせて捕食する
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SCP-621~630

2017年03月17日 | SCP紹介
SCP-621 - Hypnobulbs (催眠花)
暗闇で蛍光する花。美しさと催眠効果で人間や鳥類から好まれるが、他の植物から水や養分を横取りするため危険

SCP-622 - Desert in a Can (缶入り砂漠)
防犯スプレー。周辺のあらゆる水分を吸収する物質を噴射する

SCP-623 - One Groovy Room (素敵なお部屋、1部屋)
カウチやテーブルが配置された部屋。入るとくつろぎを感じるが5分を経過すると躁状態になり、部屋を出ると滞在時間に応じて抑鬱傾向を示す

SCP-624 - "Personal" Music Player ("個人用"音楽プレーヤー)
MP3プレイヤーとボイスレコーダー。ヘッドホンを着け再生すると、装着者の作詞作曲によるオリジナル曲を歌う。歌ではなかったり、悪影響を及ぼすこともある

SCP-625 - Anklebiters (臑齧り)
7種の齧歯類の身体パーツを持つ小型生物。前足の爪で人間のすねの肉を削り取る。強力な麻酔を同時に注入するため、犠牲者は痛みを感じないまま失血死することもある

SCP-626 - Vision-Altering Sculpture (変視の彫刻)
周囲の人間の視力を徐々に失わせる彫刻。7時間で失明し、15時間後には回復するが幻覚を見るようになり、さらに脳機能が失われていき死に至る。彫刻を視認しなくても、彫刻が近くに存在することを認識していれば効果は発揮される

SCP-627 - Perpetual Circle (永遠の回転)
未知の石で作られた3cmの球体。生物に接触していない間、直径1mの円を描きながら回転し続ける。1m未満の空間に閉じ込めると回転速度は増す。永久機関としての利用を試みられたが失敗し全ての実験を停止されている

SCP-628 - Flute Copse (歌う林)
地中で根の繋がった木々。風を操り幹や枝の中を通り抜けさせ、16~19世紀のパイプオルガン曲を奏でる

SCP-629 - Mr. Brass (ミスター・しんちゅう)
真鍮で造られたロボット。全てのパーツを自在に取り外し、任意の部位に取り付けられる

SCP-630 - Black Glacier (漆黒氷河)
漆黒の地下氷河。1500℃以上の熱にしか溶けず、触れた水を自身と同じ物質に、人間や哺乳類は黒く変色した、触れるとこのSCPと同じ作用を起こす生物に変える。毎年30mの速度で移動しており、もし地下水の層に接触すれば未曾有の事態が起こると考えられる
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