小金沢ライブラリー

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1/29のNXT #546  個々が強いだけのチームが連覇

2020年05月21日 | 今週のNXT
トレント・セブン ×-◯ フィン・ベイラー
(クー・デ・グラ→1916)

ヒールかフェイスかはっきりしなかったフィンが入場中に襲撃しヒールをアピール。一方的に攻め続け、セブンは強烈な逆水平チョップでフィンの胸を出血させるも、前半のダメージが深すぎて力尽きた。


ショッツィ・ブラックハート ◯-× ディオナ・プラッツォ
(ダイビングセントーン)

ショッツィは戦車型のカートで入場。ディオナはアームDDTから左腕を攻めるがショッツィは決定的なダメージを受ける前に脱出。ブラジリアンキックやコードブリーカーを浴びせ、空中技でとどめを刺した。

今やライバル団体AEWの代表格のクリス・ジェリコのコードブリーカーの名前を呼んでもいいかどうか悩む間があったようなw(結局呼ばなかった)


ドミニク・ダイジャコビッチ ◯-× ダミアン・プリースト
(フィースト・ユア・アイズ)

新NXT北米王者のキース・リーが話していると、プリーストとダイジャコビッチが現れ挑戦をアピール。
二人は小競り合いを始め、急遽試合が決まった。

プリーストのエプロン直下クルーシフィックスボムを皮切りに、フィースト・ユア・アイズを受け止められてからのチョークボム、ダイジャコビッチのスワンダイブを首をつかんで阻止し高角度チョークスラム、トルネードキックとローリングビッグブートの相打ちと大技を繰り出し合う。
さらにダイジャコビッチはアサイムーンサルト(ラ・ケブラーダ)、プリーストは雪崩式リバースフランケンシュタイナーを喰らわせ合い、最後はダイジャコビッチが必殺技を浴びせて激戦を制した。


・トマソ・チャンパ大暴れ

チャンパがバックステージでアダム・コール以外のアンディスピューテッド・エラを襲撃。
リングにテーブルを設置しコールを招き、NXT王座挑戦を訴える。
コールはウィリアム・リーガルGMから契約書を受け取るとリングに向かい、襲いかかったチャンパをマイクで殴りつけ出血させるが、パワーボムでテーブルに叩き込まれた。
チャンパは頭から激しく出血しながら契約書にサインし、特番での王座挑戦が決まった。


ティーガン・ノックス ◯-× ダコタ・カイ
(膝当てで殴打→シャイニングウィザード)

ティーガンは奪い返した膝当てを持参し、ダコタは入場PVではなく特番でティーガンを襲った映像を流しながら登場。
ダコタはルール無用の場外乱闘からイスを持ち出し、回避されると膝当てで殴ろうとするがそれもかわされジャーマンで投げられる。再びイスで殴ろうとするもキャンディス・レラエに阻止され、ティーガンはその隙をつき膝当てで殴ってからシャイニングウィザードで復讐を果たした。


ケイデン・カーター ◯-× チェルシー・グリーン
(スモールパッケージホールド)

ロバート・ストーンを同伴したチェルシーはゴングと同時にドロップキックを浴びるが、余裕を失わずラフファイトで攻める。ケイデンの蹴りとスピードに翻弄されるも、ビッグブートで蹴り倒し勝ち誇ったが、近づいたところを丸め込まれ、デビュー戦を落としてしまった。


ローデス杯決勝
ピート・ダン&マット・リドル ◯-× グリズルド・ヤング・ベテランズ(ザック・ギブソン&ジェームス・ドレイク)
(GTS+延髄斬り)

連携で勝るベテランズはハイジャック式ショルダーバスターでダンの左肩を負傷させることに成功。
しかしダン組もツープラトンを増やしてきて、リドルのレインメーカー式ニーストライクにダンのエルボー、ダンのパワーボムホイップにリドルの膝蹴りを合わせる必殺技級を立て続けに浴びせるがドレイクはカウント2で返す。新技考えてきたけど機会無いからまとめて出すみたいな使い方やめろw
終盤にはツープラトンの撃ち合いになり、ほとんどのツープラトンを引き受けたドレイクはビターエンドと飛び膝のツープラトンはビターエンドが意味ないので耐えたが、GTS+延髄斬りは両方意味あったので力尽きダンにフォールされた。

2015年のフィン・ベイラー&サモア・ジョーや昨年のアリスター・ブラック&リコシェに続き個々が強いだけのチームが優勝したが、ダン&リドル組はだいぶツープラトンを考案してきており、今後もタッグで活動する模様。
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ミステリ感想-『検察側の罪人』雫井脩介

2020年05月09日 | ミステリ感想
 

~あらすじ~
敏腕検事の最上は担当する夫婦殺人事件の関係者の中に、学生時代の下宿先の娘を殺した疑いを掛けられるが、証拠不十分で逃げ切った松倉の名を見つけ、復讐を決意する。
そして最上を師事する沖野は松倉を苛烈に取り調べるが、捜査が何者かの手で歪められているのを感じ取る。

2013年このミス8位、文春4位


~感想~
社会派ミステリとうたわれがちだが生粋のエンタメ作品で、文庫版の上巻ラストで一気にB級に舵を切るようなある突拍子もない(しかし予想通りの)事件が起こる。
しかし下巻はほとんど消化試合で、敏腕なはずの最上が全然敏腕ではないため意表を突く展開は全く見られず、普通に普通を重ねたような超普通の展開が延々と続く。だからといって退屈なわけではないし、やりきれなさを残すラストシーンも良好なのだが、ここまで全てが予想の範疇から外れないと、年間ランキングでこんなにも高評価されるほどの傑作とは(個人的に)思えなかった。

なお原作に1ミリも無いインパール作戦や新興宗教や謎の始末屋芦名星をぶち込み「日本は戦争を企んでいる」というあまりにも香ばしすぎる真相を付け加え、最上と松倉が全然違う結末を迎えたのにラストシーンだけは原作そのままで「あのラストシーンはいらない」と言わせしめた、己の思想を主張したいがために他人の褌で相撲を取った糞オブ糞改悪の映画版については特に触れないこととする。ここまで変えるなら自分で原作書けよもう。


20.5.8
評価:★★☆ 5
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1/25のWORLDS COLLIDE

2020年05月06日 | 今週のNXT
フィン・ベイラー ◯-× イリヤ・ドラグノフ
(クー・デ・グラ→1916)

史上初のNXTとNXT UKの対決特番。ドラグノフはモスクワ出身で多数のインディー王座歴あり。フィンと一騎打ちさせられるとは相当期待されている様子。
これといった特徴は無く跳躍力が目立ったくらいだが無難に試合を作り、コースト・トゥ・コーストでフィンを流血させたが、ダイビングセントーンをかわされるとジョン・ウー→クー・デ・グラ→1916と畳み掛けられ初戦を落とした。


NXTクルーザー級王座4WAY戦
エンジェル・ガルザ × アイザイア・スコット トラビス・バンクス ◯ ジョーダン・デヴリン
(バックドロップ)王座奪取

デヴリンはイタリア出身でフィン・ベイラーに学び無数のインディー王座を制し、フランク・デビッドの名でゼロワンにも参戦したらしい。上手いタッグ屋みたいな風貌からは想像もつかないほどの独創性と身体能力を見せる。
この試合で目立ったのはUK組で、デヴリンは序盤から見たことない技や派手な受け身で場内を沸かせ、NXTにも2回参戦したバンクスはキレのある打撃と俊敏性を披露。
最後はガルザがウイングクリッパーでスコットを沈めたものの、デヴリンが頭突きでガルザを排除し、高角度のバックドロップでスコットに駄目押ししベルトを奪った。

ガルザはあっさり王座から転落してしまったが、すでにロウへの移籍が内定していたのかもしれない。


#DIY(ジョニー・ガルガノ&トマソ・チャンパ) ◯-× マスタッシュ・マウンテン(タイラー・ベイト&トレント・セブン)
(シャーク・イン・ザ・ウォーター)

なぜ戦うのかさっぱりわからないが絶対面白い試合。
しばらく見ない間に身体が分厚くなったベイトは、ガルガノと息の合った攻防を延々と繰り広げる。どこまでが即興なのか全然わからない…。
#DIYが9:1のポゼッションで攻め続け、シャーク・イン・ザ・ウォーターの態勢に入るが、マウンテンはフェイントパンチでカウンター。そこから猛反撃を開始しバーニングハンマーにダイビングニードロップを合わせるツープラトンを炸裂させるがチャンパはカウント2.9でキックアウト。二発目のシャーク・イン・ザ・ウォーターを命中させチャンパがセブンをフォールした。

大激戦に客席から惜しみない拍手が送られ、両チームも健闘を称え合った。


NXT女子王座戦
リア・リプリー ◯-× トニー・ストーム
(リップタイド)防衛成功

試合前には観戦していたダコタ・カイが客席でティーガン・ノックスに襲撃された。ヒールが襲われるパターンあるんだ。

むちむちしたレスラー体型のトニーはジャーマンでターンバックルに叩きつける荒業や、ジョン・シナに見せてあげたいがっちり絞め上げるSTF、えぐい角度の串刺しDDTで痛めつける。
そういえばいつの間にかNXT所属扱いになっているリアは良いところ無く、フロッグスプラッシュをかわしてすかさず必殺技でケリを着けたが、8:2くらいの圧倒的ポゼッションで攻められ続け、説得力のある勝利ではなかった。


アンディスピューテッド・エラ(アダム・コール&カイル・オライリー&ボビー・フィッシュ&ロデリック・ストロング) ×-◯ インペリウム(ウォルター&アレクサンダー・ウルフ&ファビアン・アイクナー&マーセル・バーセル)
(パワーボム)

序盤にフィッシュのキックとオライリーのチョップで顔を挟み撃ちされたウルフが脳震盪を起こしたらしく戦線離脱。カバーを返せる様子が無いのに気づいたレフェリーが好判断。危うく放送事故になるところだった。
一人減ったインペリウムはチームの危機を救うべくUK王者のウォルターが奮闘し、オライリーとストロングをまとめて完璧にジャーマンでぶん投げる。だがアイクナーとバーセルがダウンした隙に場外へ連れ出され、抵抗むなしくストロングに実況席へオリンピックスラムで投棄される。
2人きりになりバーセルが次々と必殺技級を浴びせられるが、ゲルマン魂で耐え抜くとウォルターが復活。空中技の応酬で他5人が場外でダウンする中、フィッシュのムーンサルトプレスをかわすと、ジョン・ウーからパワーボムで沈め、1人少ないインペリウムが乱戦を制した。
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1/22のNXT #545  アンディスピューテッド・エラの独占崩れる

2020年05月02日 | 今週のNXT
ローデス杯準決勝
アンディスピューテッド・エラ(カイル・オライリー&ボビー・フィッシュ) ×-◯ グリズルド・ヤング・ベテランズ(ザック・ギブソン&ジェームス・ドレイク)
(合体コードブリーカー)

エラはセコンドの牽制からドレイクの左足をロープに絡めドラゴンスクリューでねじるが、致命傷を与える前に交代を許してしまう。そこからオライリーが集中攻撃を受けるも、フィッシュが反撃し、ドレイクを孤立させることに成功。ハイ・ローでとどめを刺そうとしたが、そこに抗争中のインペリウムが姿を現し、動揺した隙にベテランズが一気にオライリーを仕留めドレイクがフォールした。


トニー・ストーム △-△ 紫雷イオ
(ビアンカ・ブレアの乱入によりノーコンテスト)

NXTとNXT UKの対決特番でリア・リプリーの女子王座への挑戦が決まったトニーだが、難敵イオに苦戦。
しかし619を受け止め場外へ落とし、追撃しようとしたところへビアンカ・ブレアが乱入し、二人まとめて叩きのめし無効試合となった。

そこへリア・リプリーが現れビアンカと戦うが、イオが空中技でリアとビアンカを排除。勝ち誇っているところをトニーがトペ・スイシーダで空襲し、女子王座ベルトを掲げて見せた。


フィン・ベイラー ◯-× ホアキン・ワイルド
(クー・デ・グラ→1916)

フェイスかヒールかはっきりしないがとりあえず大人気のフィンがほとんど何もさせずに圧勝した。


ショッツィ・ブラックハート ×-◯ シェイナ・ベイズラー
(キリフダクラッチ)

バトルロイヤルでシェイナを敗退させたショッツィはスピード感こそ無いが独創的な技を披露。じっくりいたぶるつもりのシェイナは隙をつかれ次々と技を浴びる。
最後はエプロンでの不知火からショッツィはダイビングセントーンを狙うもかわされ、すかさずキリフダクラッチに捕らえられ、だいぶ粘ったものの力尽きてタップした。


ローデス杯準決勝
ピート・ダン&マット・リドル ◯-× インペリウム(ファビアン・アイクナー&マーセル・バーセル)
(延髄斬り+GTS)

個々が強い即席タッグに圧倒されたインペリウムは、首領ウォルターが時間を稼ぎ反撃させ、多彩なツープラトンで食い下がる。
だがニアフォールはいくつもあったが仕留めきれず、最後はツープラトンを自力で崩したリドルがアイクナーを捕らえ、GTSを喰らわせながら同時にダンが延髄斬りを放つ新ツープラトンでとどめを刺した。


NXT北米王座戦
ロデリック・ストロング ×-◯ キース・リー
(スーパーノヴァ)王座奪取

パワー・スピード両面で圧倒していたリーだがアダム・コールらの口撃に乗ってしまいストロングに隙を突かれる。ストロングは立たせまいと足を狙い優勢に進めるが、リーは痛みをこらえて反撃。ストロングは普段使わないアンクルロックからさらに足をロックするレッグレイス式に移行。カート・アングルならタップ率100%だがリーは耐え抜いてロープに逃げる。
ストロングは旧必殺技のショットガンキックを見舞うがこれも返され、エンド・オブ・ハートエイクはさすがに抱え切れないと見て二発目のショットガンキックを狙ったところを担ぎ上げられ、スーパーノヴァで仕留められた。

独占していたベルトを一つ奪われたエラは、気落ちする間もなくインペリウムに襲われ、乱闘が続く中、放送が終わった。
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5月の新刊情報

2020年05月01日 | ミステリ界隈
4月14日 光文社文庫
二階堂黎人 編 御城の事件〈西日本篇〉
東野圭吾 素敵な日本人
深水黎一郎 大癋見警部の事件簿リターンズ
似鳥鶏 難事件カフェ ※パティシエの秘密推理 改題

4月22日 光文社
阿津川辰海 透明人間は密室に潜む


5月1日 新潮文庫
深木章子 消人屋敷の殺人

2日 角川書店
有栖川有栖 濱地健三郎の幽たる事件簿

8日 文春文庫
青山文平 遠縁の女

11日 講談社ノベルス
西尾維新 人類最強のsweetheart

14日 集英社
湊かなえ カケラ

15日 講談社文庫
黒澤いづみ 人間に向いてない
西尾維新 人類最強の初恋
森博嗣 ダマシXダマシ
柚月裕子 合理的にあり得ない

15日 祥伝社文庫
乾緑郎 ライプツィヒの犬

19日 南雲堂
小島正樹 愚者の決断 浜中刑事の杞憂

20日 創元推理文庫
大倉崇裕 福家警部補の追及

22日 文藝春秋
天祢涼 あの子の殺人計画

22日 講談社タイガ
鳥飼否宇 パンダ探偵
汀こるもの 探偵は御簾の中

22日 角川文庫
京極夏彦 文庫版 厭な小説

29日 角川書店
中山七里 カインの傲慢

29日 東京創元社
逸木裕 銀色の国
辻真先 たかが殺人じゃないか

29日 創元推理文庫
連城三紀彦 運命の八分休符 ※復刊
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