小金沢ライブラリー

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4/12のNXT #387  中邑真輔WWEへ

2017年05月31日 | 今週のNXT
アリスター・ブラック ◯-× コリー・ホリス
(後ろ回し蹴り)

長らく使ってきたオープニング曲が今回から新調。
ブラックはゴングが鳴っても後ろ手に組んだまま動かず、一時期ジョバー役でヘビロテされていたホリスが近づくや蹴り倒し、一瞬で勝利を奪った。


・タイ・デリンジャーが一軍昇格

デリンジャーの一軍デビュー戦とインタビューの模様が流された。
なおザ・リバイバルも昇格していたが、直後にダッシュ・ワイルダーが故障してしまったためか紹介されなかった。だからNXTで牢名主になってれば良かったのに……。


#DIY(ジョニー・ガルガノ&トマソ・チャンパ) ◯-× ディラン・マイリー&マイケル・ブレイス
(スーパーキック+ニーパット)

初登場のマイリーはロスターで、チャンパより一回りでかい巨体でパワー殺法を展開。ガルガノにも長滞空ブレーンバスターを浴びせる。
だが交代して出てきた棚橋弘至みたいな髪型以外に情報のないブレイスは全くいいところ無く、DIYに連携攻撃であっさりカタを付けられてしまった。

試合後、激昂したマイリーはブレイスに暴行。近いうちにプッシュが始まりそう。


ルビー・ライオット ◯-× キンバリー・フランクル
(レッグラリアート)

キンバリーはキンバー・リーの名で1月に登場済。当時はチカラ所属だったが、現在はNXTロスターに名を連ね、インディー王座歴多数と期待の新鋭。
ルビーは華麗なハリケーンラナを決めるが、抗争中のニッキー・クロスが現れると動揺し、キンバリーに反撃される。
だが逆水平チョップの速射砲を返すと、喉元に蹴りを叩き込み逆転勝ちした。


オニー・ローキャン ×-◯ ドリュー・マッキンタイア
(ショットガンキック)

容姿、体格、運動能力に恵まれカタログスペックだけなら極上だが以前のWWE所属時はぱっとしなかったマッキンタイアが、サモア・ジョー、オースチン・エリーズ、ボビー・ルード、エリック・ヤングに続く5人目のTNA王者として再契約。
センスある試合をしようとしてセンスが無いため失敗していたような印象だったが、持って生まれた体格とパワーを活かした荒々しいファイトスタイルに変貌しており、ローキャンを流血させ、強烈な片足でのドロップキックをぶちかまして復帰戦を飾った。


・中邑真輔が最後の挨拶

ついに一軍昇格を果たした中邑がNXTに最後の挨拶。イヤァオ!で締めるとウィリアム・リーガルGMをはじめ選手、スタッフが現れ拍手を送る。こんな演出で送り出されたのは記憶になく、中邑の存在がいかに並外れていたかわかる。
負傷欠場中のヒデオ・イタミ、親交のあるカシアス・オーノと握手を交わし、さらにフィン・ベイラーことプリンス・デヴィットまでサプライズ登場した。

さあ、ようやくWWEだ。頂点まで行ってこい!
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4/5のNXT #386  エル・デスペラードの紛い物

2017年05月30日 | 今週のNXT
アリーヤ ×-◯ ペイトン・ロイス
(フィッシャーマンズスープレックス)

特番で収録された残りの試合を放送。
エンバー・ムーンのスタナーで負傷したビリー・ケイは元気な様子でペイトンに帯同。
リヴ・モーガンより序列の上がったらしいアリーヤは軽快な動きを見せたが、華麗なブリッジで必殺技を決めたペイトンにあっさりフォールを許した。


ヘビーマシーナリー(タッカー・ナイト&オーティス・ドーゾビッチ) ◯-× ボリウッド・ボーイズ(ガーフ&ハーヴ・シーラ)
(合体アバランシュプレス)

前回ついに初勝利を上げたマシーナリーがインド組を寄せ付けず、ドーゾビッチがハーヴをアバランシュプレスに捕らえると、ナイトがドーゾビッチの背中に飛び乗り、二人分の体重を乗せるツープラトンで快勝した。


・特番のダイジェスト+α

特番のダイジェストが豊富に流されたが、追加された場面も多く、NXT王座戦に敗れた中邑真輔が帰り際にWWEのロゴを指差し一軍昇格を示唆したシーンや、WWEでIC(インターコンチネンタル)王座とタッグ王座、TNAで世界王座を獲得したドリュー・マッキンタイアのNXT参戦決定が放送された。


オニー・ローキャン ◯-× エル・バガボンド
(ブロックバスター)

直前まで伏せられていたローキャンの対戦相手は、どう見てもマスクをかぶったエリアス・サムソン。
エル・デスペラードも丸パクリしており色々とやばい。
ノリの良い観客には歓迎され、ギター弾き語り中の不意打ちでサムソ…バガボンドが先制。
しかしローキャンの対角コーナーへのボディアタック8連発でフラフラになると、マスクも剥ぎ取られ、頭上を飛び越えながらのネックブリーカーで敗北した。
なお日本でブロックバスターと言えばバックフリップを指すがアメリカではネックブリーカーである。
同様の例としてバックドロップはアメリカではショルダースルーを指し、日本でのバックドロップはバックスープレックスと呼ぶ。

サムソンは試合後も帰らないとゴネていたが、サラ・デル・レイらしきスーツの女性にがっちりハンマーロックで固められつまみ出された。
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ミステリ感想-『死と砂時計』鳥飼否宇

2017年05月29日 | ミステリ感想
~収録作品とあらすじ~
凶器のない独房内で発見された2人の死体…魔王シャヴォ・ドルマヤンの密室
脱獄に唯一成功した囚人は、なぜ満月の夜に屈強な看守を狙ったのか…英雄チェン・ウェイツの失踪
厳格な定年間近の監察官が、監察対象の横暴な看守に殺された?…監察官ジェマイヤ・カーレッドの韜晦
墓を暴き遺体を食べると噂される墓守が、遺体を切り刻み確定囚に下った…墓守ラクパ・ギャルポの誉れ
女囚と女看守しかいない監獄で、収監から2年後に女囚が身籠った…女囚マリア・スコフィールドの懐胎
義父と実母を殺した罪で収監された確定囚が真実を語る…確定囚アラン・イシダの真実

死刑囚ばかりが集められた終末監獄で起こる逆説的な謎の数々を描いた連作短編集。

2015年本格ミステリ大賞、このミス13位、本ミス9位


~感想~
栄えある本格ミステリ大賞に輝いたが、鮮やかなトリックやガチガチな論理よりも逆説的な謎とその解決に注力された印象。
というのも各編は丁寧に描かれた反面、トリック自体は見抜きやすく、真相を聞かされても驚くことはまずない。
だが後ろから2編目の「女囚マリア・スコフィールドの懐胎」は作者お得意の(?)連作短編集ラスト直前の超展開が待受け、掉尾を飾る「確定囚アラン・イシダの真実」は連作形式の総仕上げとして、各編をつなぐある真実が明かされる。
それは正直言って予想の範疇で驚きは少なく、ラストの急展開も漫画チックといったら漫画に怒られるだろうほどのお粗末なものなのだが、本当の趣向は正真正銘ラスト1ページに秘められていた。それだけでもう評価を1段階上げざるを得ない、これこそ驚愕の真実で、これが無ければ(多少相手に恵まれた感もあるが)本格ミステリ大賞を射止めることはできなかっただろう。

作者の代表作とまでは行かないが、鳥飼否宇といえばこれと一作挙げるなら多くの人が賛同するだろう作品である。


17.5.23
評価:★★★ 6
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ミステリ感想-『モモンガの件はおまかせを』似鳥鶏

2017年05月28日 | ミステリ感想
~あらすじ~
BBQの買い出しで迷子になった桃本と服部は、道を尋ねた男…ではなく犬の態度に不審を覚える…いつもと違うお散歩コース
密室状態の自宅から盗まれ、その日の内に帰ってきた愛猫の謎…密室のニャー
住宅街で発見したモモンガのすみかを探し、部屋で死んでいる男を発見。死後数ヶ月経っていたがモモンガは明らかに数日前まで世話されていた…証人ただいま滑空中
鴇先生が捜索を依頼された謎の怪物。証言を集めると飼育員にすら正体不明で、しかも密室から姿を消しており…愛玩怪物

楓ヶ丘動物園シリーズ第四弾。


~感想~
長編3作が続いたシリーズで初の連作短編集……といっても「伊神さん(市立)シリーズ」のような大仕掛けは無く、ただ全編に話のつながりがある程度の物で、各編もよく出来てはいるが目をみはるような鮮やかなトリックや論理性は無い。
無いとは言ってもそこは器用な作者だけに、どれも一定以上の質は保っており、むしろ大仕掛けにばかり注力しすぎて各編のトリックがないがしろにされがちな「伊神さんシリーズ」よりも個々の仕上がりは上々。だが今の作者の力量ならばこのくらいはやれて当然といった具合で、期待を上回ることはない。
しかし前作で全く見られなかった鴇先生の無双乱舞や、ますます磨きの掛かった服部君の変態ぶりは堪能でき、ファンならば十分な満足感を得られるだろう。


17.5.20
評価:★★★ 6
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4/1のNXT TAKEOVER ORLAND #385

2017年05月27日 | 今週のNXT
タイ・デリンジャー&カシアス・オーノ&ロデリック・ストロング&ルビー・ライオット ×-◯ SAnitY(エリック・ヤング&アレクサンダー・ウルフ&キリアン・デイン&ニッキー・クロス)
(アルスター・プランテーション)

解説としてパーシー・ワトソンに加えナイジェル・マッギネスが登場。
WWEと契約するも一戦もしないまま退団し、やがて肝炎により引退。縁がなかったと思っていたWWEにこんな形で加入するとは思わなかった。

SAnitYは目の周りを黒塗りして統一。デインはパンダみたいで逆にかわいい。
試合前にノー・ウェイ・ホセを襲撃し欠場に追い込んだが、もっと厄介なオーノの参戦を招いてしまう計算違いで先制を許す。
また前回ニッキーを襲った女の名はルビー・ライオットと明かされた。ヘイディ・ラブラスの名でスターダムに来日経験があるとのこと。

終盤には誰が参戦権を持つのかも曖昧な両軍入り乱れての乱戦となり、デリンジャーがデインをタイ・ブレーカーの体勢に捉えるも、ウルフのブートで崩され、すかさずデインのアルスター・プランテーション(片翼の天使)を浴びてカウント3を叩かれた。


アリスター・ブラック ◯-× アンドラーデ・シエン・アルマス
(後ろ回し蹴り)

ブラックのデビュー戦だがそれより客席にはともにWWE殿堂入りを果たしているエッジ&ベス・フェニックス夫妻の姿が。
ショーン・マイケルズが引退時に「子供と遊ぶ」と言った一方で「犬と遊ぶ」と言い残して引退し涙を誘ったエッジが幸せそうでよかった。

ブラックは大柄だが運動能力が半端なく、一通りのハイフライムーブをこなせそう。打撃も明らかに武術の経験者の速さで、ダークヒーロー的な雰囲気も独特。
投げ技はほとんど見られず、丸め込みを返せず明らかにカウント3が入っている疑惑のシーンもあったが、最後は後ろ回し蹴りを顎に入れてデビュー戦を飾った。


NXTタッグ王座3ウェイ・エリミネーション戦
◯ オーサーズ・オブ・ペイン(エイカム&レーザー) × #DIY(ジョニー・ガルガノ&トマソ・チャンパ) × ザ・リバイバル(スコット・ドーソン&ダッシュ・ワイルダー)
(ボール&ギャグ)防衛成功

ルールは一対一で戦い、相手チーム以外の誰とでもタッチできる方式。ゴング前にウィリアム・リーガルGMがベルトを新デザインに交換した。

体格で勝るペインに対抗するため、DIYとリバイバルは結託し4対2で襲いかかる。場外でペインをダウンさせるが、傷は浅くすぐに戻って来られてしまいリングを支配される。
リバイバルは不意打ちに徹してあまりリングに上がらず、DIYとペインの激しい攻防を静観。DIYが序盤にリングサイドへ設置したテーブルにレーザーを叩き込むチャンスを迎えると、加勢してWパワーボムでテーブルもろとも粉砕する。
さらに一人になったエイカムにドーソンが裏足四の字固めを、ガルガノがガルガノ・エスケープを同時に仕掛けたが、蘇生したレーザーがタップ寸前に救出。
しかし今度はレーザーにDIYの必殺ツープラトンをガルガノ&ドーソンで、エイカムにシャッターマシーンをワイルダー&チャンパで決める、ライバルの垣根を超えた共闘が実現。
最後はドーソンがチャンパもろともスーパープレックスで場外の4人の上に落ちる荒業で締めた。

だが異常にタフなペインはダメージの深いチャンパにツープラトンを浴びせてエイカムがフォール。
粘るリバイバルに多彩なツープラトンを喰らうがものともせずにボール&ギャグで仕留め、ドーソンをエイカムがフォールしベルトを守った。
あれだけ喰らわせて倒せないならもうこの2チームがペインを倒すのは不可能だぞ。


NXT女子王座戦
アスカ ◯-× エンバー・ムーン
(バズソーキック)防衛成功

ここまで無敗を守り続ける両雄がついに激突。女子王座ベルトも新調されたが個性がなく前の方が良かった。
ともにキャリア10年超の強豪はストロングスタイルのどつき合いを選択し、序盤からほとんど動きを止めずに激しくぶつかる。
アスカもエンバー相手には遠慮なく本気で蹴り飛ばし、エンバーもフォーアームやスーパーキックで顔を吹き飛ばす。
細っこいディーバ相手に普段はできない本気の技の仕掛け合いは最後まで衰えること無く続き、一撃必殺のフライング・スタナーをレフェリーをコーナーにぶつける反則技で阻止したアスカが、すかさずバズソーキックで蹴り抜き、なんとか勝ちを拾った。


NXT王座戦
ボビー・ルード ◯-× 中邑真輔
(トルネード式グロリアスDDT)防衛成功

大歓声に迎えられた中邑とピアノ2台による伴奏後に現れたルードの入場と、新調されたベルトの紹介に長時間を割き、中邑の入場曲開始からファーストアタックまでで10分経過。
中邑のロープブレイクからの挑発は笑って受け流したルードだが、グロリアスポーズを軽い前蹴りで妨害されると激怒。普段は技を受けて試合を作ることが多いが、自分から積極的に攻め込みペースを握る。
虎尾から反撃に出た中邑は不完全ながらキンシャサを決めるが、とどめのもう一発をかわされ、前回の対戦で負傷した左膝を狙い撃たれる。

終盤、ルードは低空キンシャサを受けるも場外へ逃げ、追ってきた中邑がまたいだロープを蹴りつけるせこい金的攻撃からグロリアスDDTにつなげるが、再三蹴られていた左腕の痛みからカバーが遅れ、これを返されてしまう。
我を失ったルードはゴングを持ち出し殴ろうとしてレフェリーに止められ、その隙に中邑の逆襲を許すが、キンシャサをスパインバスターに切り返すと、トルネード式のグロリアスDDTを敢行。
いったん着地してから決まっていたが威力は十分で、フォールを奪い新調されたばかりのベルトを守り抜いた。
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3/29のNXT #384  ドリフター一軍へ

2017年05月26日 | 今週のNXT
3ウェイ戦
× ジョニー・ガルガノ ◯ ダッシュ・ワイルダー エイカム
(エイカムのパワーボム)

特番の前哨戦となる三つ巴戦。二人がかりでエイカムを場外に落とすと、とっくにエイカムは回復してるし射程圏内にいないのに、ワイルダーはロープを開きガルガノにトペを要求。
無理がありすぎる見え見えの罠に引っ掛かるわけもなくガルガノはワイルダーを一蹴。だがエイカムに不意打ちで倒されると、ワイルダーは試合放棄して去っていき、シングル戦形式になり一方的に攻められる。
ガルガノはスーパーキック3連発でダウンさせるが、レーザーがカウントを阻止。
逆にエイカムがパワーボムを喰らわせると、密かに戻ってきたスコット・ドーソンがカバーに行くのを妨害し、その隙にワイルダーがリングに走り込んでガルガノをフォールし勝利をかすめ取った。


・アリスター・ブラックが特番デビュー

数週間前から登場が予告されていた新鋭の正体がアリスター・ブラックと明かされる。
トミー・エンドの名で長年に渡り活躍し、UK王座トーナメントでもその名でゲスト参戦しネヴィルと戦っている。
デビュー戦の相手はアンドラーデ・シエン・アルマスとのこと。


ヘビーマシーナリー(タッカー・ナイト&オーティス・ドーゾビッチ) ◯-× ジョナサン・オータガン&マイク・マーシャル
(ダウンしたところにナイトをボディスラムで投げる)

チーム名の付いた初戦にザ・リバイバルにひょっこり負けてるヘビーマシーナリーが改めて出直し。
出るたびに名前の変わるオータガンことジョニー・ヴァンダルは一回りでかい相手に果敢に挑むが弄ばれ、最後は巨体にサンドイッチされ、ダウンしたところにドーゾビッチのボディスラムで降ってきたナイトに押し潰された。


敗者NXT追放戦
カシアス・オーノ ◯-× エリアス・サムソン
(ローリングエルボー)

唐突に組まれた敗者追放戦。サムソンは必殺技に使いだしたクロスローズへの布石からか、突如としてクロスフェイスを初披露し首を攻める。
その後もオーノの反撃に的確にカウンターを合わせていたが、最後はクロスローズに固執しすぎて狙いを読まれ、逆にエルボーを叩き込まれフォールを奪われた。

あえなくサムソンは警備員につまみ出され、ギターもオーノに壊された。
だがWWEでは追放=移籍であり、NXTを出て行った先はもちろん一軍である。
NXTで1、2を争う塩だと思うサムソンが一軍昇格ねえ……。
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3/22のNXT #383  たかが右膝をやられただけだ

2017年05月25日 | 今週のNXT
オニー・ローキャン ×-◯ アンドラーデ・シエン・アルマス
(ハンマーロックDDT)

1勝1敗で迎えた3戦目。アルマスがおちょくって挑発を繰り返す静かな立ち上がりから、次第に白熱し特番ばりの激戦に発展。
最後はローキャンのクロスボディをクローズラインで撃墜し一回転させると、すかさずコーナーへの串刺しWニーから必殺技につなげ、アルマスが辛くも勝利した。


アスカ ◯-× プリシラ・ズニガ
(アスカロック)

プリシラはエンジェル・ローズの名でインディーで活躍。この直後にImpact Wrestling(TNA)にディアマンテの名で登場したが、wikiでは同名の男性メキシコ人レスラーにリンクが張られているので誰か直してあげて欲しい。

ゴングが鳴るとアスカはマイクを要求し「エンバー・ムーン嫌い」と言い放つやプリシラを蹴り倒す。
その後も必要以上にいたぶり続け、バズソーキックからフォールを中断するとアスカロックでタップさせた。
試合後には対戦の決まったエンバーにさらに関西弁でまくし立てた。


タイ・デリンジャー&ノー・ウェイ・ホセ&ロデリック・ストロング △-△ SAnitY(エリック・ヤング&アレクサンダー・ウルフ&キリアン・デイン)
(乱闘によりノーコンテスト)

怒れるフェイス組はゴング前から衝突し、ウルフに集中砲火を浴びせるが、ストロングが場外へのダイブで右膝を負傷。……した素振りをずっと見せていたのだが、交代すると超元気でむしろ右膝を中心に技を連発。なんだったんだあれは。

試合は全員が入り乱れて乱闘を始めたため無効試合となったが、委細構わず両軍は殴り合いを継続。
デリンジャーがニッキー・クロスに飛びかかられ手を焼いていると、そこに初登場の右腕全体をタトゥーで覆われた女が乱入。ニッキーを延髄斬りで排除すると、数的不利を克服したフェイス組がSAnitYの面々を順繰りに攻撃し、溜飲を下げた。
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3/15のNXT #382  復帰即王座戦(WWEではよくあること)

2017年05月24日 | 今週のNXT
イーリー・ブラザーズ(ゲイブリエル&ユリエル) ×-◯ オーサーズ・オブ・ペイン(エイカム&レーザー)
(ボール&ギャグ)

三度目の正直でようやくデビュー戦を迎えたイーリー・ブラザーズだったが、数発パンチを浴びせるのが関の山で、ユリエルと思われる方がツープラトンからエイカムにフォールされた。

試合後、#DIYとザ・リバイバルが現れタッグ王座への挑戦権をめぐり言い争いをしていると、GMのウィリアム・リーガル卿が3チームによる3ウェイの、それもエリミネーション戦を決定した。


ニッキー・クロス ◯-× メイシー・エストレラ
(ゴールデンルール×6)

肩幅が広いメイシーはエヴァンス姓で1月にデビューしたが、今回は本名のエストレラで登場。
髪をつかんで投げ飛ばされたのに怒り、強烈な右フックを返したのが運の尽きで、サイコなニッキーに必殺技を6発も喰らわされた。

試合後、タイ・デリンジャーとノー・ウェイ・ホセがSAnitYを襲撃したが、4対2の対策を相変わらず立てていなかったため前回に続きあっさり返り討ちにされた。


NXT王座戦
ボビー・ルード ◯-× カシアス・オーノ
(グロリアスDDT)防衛成功

復帰戦がいきなり王座戦と破格の待遇で迎えられたオーノは、前回の所属時に上層部に批判されたぽっこりお腹を隠すためかシャツを着用。ぽっこりどころか明らかに肥満に見える。
ファイトスタイルその他は以前と変わっておらず、相手が受けの達人であるルードとあって、尺が長すぎ多少はダレたものの普通に好試合に。
オーノは必殺のローリングエルボーでルードを場外に吹き飛ばしてしまい勝機を逃すと、不意打ち気味に出すことの増えたグロリアスDDTの前に沈んだ。
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キン肉マン完璧超人始祖編ベストバウト5

2017年05月23日 | 今週のキン肉マン
冗長で微妙だった「Ⅱ世」の反省を活かし、生まれ変わったように最高の作品をものしてくれたゆでたまご両先生には改めて感謝と称賛を贈りたい。
完結記念に今シリーズの私的名勝負ベスト5を選んだ。


キン肉マン VS ピークア・ブー
今シリーズにおいて、主人公の試合を面白く描けるかどうかは試金石になると踏んでいた。
なんせ何十試合と観てきた、勝敗のわかりきったスグルの試合である。ルフィしかり刃牙しかり主人公の戦いは最もつまらなく興味のわかないものだが、今のゆでに掛かれば主人公の試合を面白くすることなど、いとも簡単なことなのだと思い知らされると同時に、ゆでたまごの完全復活を確信した一戦である。
ア・ブーのチート能力に為す術もなく追い詰められ、やぶれかぶれで放ったボディスラムからの気付きと、一気呵成の逆転劇。そして「基本技しか通じない相手」へのとどめとしての風林火山。まるで良質の本格ミステリを読んだような展開が、わずか1話で描かれたことには驚愕を禁じ得ない。


ステカセキング VS ターボメン
悪魔超人が出てきたと聞いてから今シリーズを読み始めたのだが、その初戦の冒頭、ステカセキングがマッスルインフェルノをぶちかました時の衝撃と来たらもう。夢でも見ているのだろうかと自分の正気を疑ったものである。


バッファローマン VS ガンマン
対戦カード決定時点ではバッファローマンの勝利を確信していたが、ガンマンのあまりの強さに全く勝敗が読めなくなった。
あえて火事場のクソ力を発動させておき、それを正面からねじ伏せロングホーンを叩き折り、ほとんどダメージを受けない。実況の「強い!強すぎる!」というそのまんまの形容がしっくり。決着後の静かな最後も余韻が残った。


シルバーマン VS サイコマン
今シリーズの名勝負製造機を一人挙げるならもちろんサイコマンだろう。8000万パワーの恐ろしさがひしひしと迫ったバッファローマン戦、技のデパート同士の正面からの殴り合いだったプラネットマン戦、格下の相手に十分に見せ場を与えながらも圧倒的な実力差を見せつけたブロッケン戦……とどれも面白かったが、やはりシルバーマン戦がその中でも随一。
長い因縁を持つ、手の内を知り尽くした好敵手同士の一戦は、会話の応酬も最高。特にグリムリーインカーネーションに固めたサイコマンが胸に秘めていた思いを吐露した一連の台詞は、キン肉マン全体でも最も素晴らしいものだった。
友情に厚く、真に仲間思いで正直ながら、ひねた態度と憎まれ口で韜晦し、本心のうかがい知れない嫌われ者。トリックスターのサイコマンがいなければこのシリーズの魅力は何割かが失われていただろう。


アシュラマン VS ジャスティスマン
5つ目には迷ったがこの試合を。裁きの神が参戦というサプライズから、「Ⅱ世」でラスボスも務めたあのアシュラマンが完膚なきまでに敗れるという展開。プロレス的に相手の技を受け切った上で勝つサイコマンとは対照的な、理屈の通じないセメントファイトで、ダメージの入った描写がほとんどなく、腕の腱が切れたくらいではびくともしないというタフネスぶり。
いや本当に将軍様もこいつ相手にはロンズデーライトパワーも使えないし、正直ザ・マンよりも攻略法の見当たらない存在である。


無理やり5つに絞ったが、凡戦が1つも無かったことも驚きだろう。
ウォーズマン VS ポーラマンは間延びしたが決着は盛り上がったし、テリーマン VS ジャスティスマンは内容はちと乏しいものの、想像だにしない結末だった。
次回のシリーズはどんな舞台でどんな対戦カードが組まれるのか、待ち遠しくてならない。
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3/8のNXT #381  本当は怖いスタナー

2017年05月22日 | 今週のNXT
タイ・デリンジャー --- エリック・ヤング
(試合不成立)

ヤングは仲間を引き上げさせ一対一でやってやると宣言。
しかしゴングが鳴る直前にSAnitYはリンチしたロデリック・ストロングを連れてくる。
容態を案じたデリンジャーはリングを下り、ノー・ウェイ・ホセが駆けつけると報復に乗り出したが、4対2では敵わず返り討ちにされた。


アンドラーデ・シエン・アルマス ◯-× ホーホー・ルン
(ハンマーロックDDT)

一軍のクルーザー級に所属するルンが登場。しかしほとんど何もできずアルマスに弄ばれた。


エンバー・ムーン ◯-× ビリー・ケイ
(フライング・スタナー)

ペイトン・ロイスといちゃついていたビリーは振り向きざまにドロップキックを浴びる。
しかしペイトンの援護を受け一本足頭突きやローリングエルボーといったクラシカルな技で反撃。
エンバーは強烈な蹴り技で対抗すると、最後は必殺技で逆転勝利した。

試合後、スタナーの衝撃が首に完全に入ってしまったのかビリーはしばらく動けず。トレーナーも駆けつけ安否が危ぶまれたが、首を押さえながらも歩いて引き上げていった。
スタナーは必殺技にしていたストーンコールドの全盛期に、真似をした子供の死亡事故が毎年数件は起こっていたと言う。子供でも簡単に掛けられるが、完全にロックして掛けると首への負担が大きすぎるのだ。レスラーは常に危険と隣り合わせである。


ザ・リバイバル(スコット・ドーソン&ダッシュ・ワイルダー) --- イーリー・ブラザーズ(ゲイブリエル&ユリエル)
(試合不成立)

昨年9月にデビューしかけるも、ゴング前にサモア・ジョーにボコられ散ったイーリー・ブラザーズが、今度はオーサーズ・オブ・ペインに襲撃され、またもデビュー戦を逃した。


中邑真輔 ◯-× T.J.パーキンス
(キンシャサ)

特番で左膝を負傷して以来の登場となる中邑は熱狂的に迎えられる。
中邑は強烈な打撃と高速の関節技で翻弄するが、ファミコンを思い出させる入場曲もあり子供から声援を受けるパーキンスは、故障明けの左膝を狙い撃ちし反撃に移る。
さらに必殺の裏足四の字固めに捉えるも、ロープに逃げられると得意技のフルコースを受け、最後はキンシャサを突き刺された。

試合後、GMのウィリアム・リーガル卿は、次週のボビー・ルードとカシアス・オーノによるNXT王座戦の勝者が、次回特番で中邑真輔の挑戦を受けると発表した。
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