小金沢ライブラリー

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11/27のNXT #537  放送事故多発回

2020年02月25日 | 今週のNXT
・サバイバー・シリーズ祝勝会

サバイバー・シリーズで番組対抗戦を7戦4勝で制したNXT勢が、フェイスもヒールも関係なく全員で登場し観客と喜び合っていると、アンディスピューテッド・エラの4人が現れ「でもタイトルは俺達が独占している」と水を差す。カイル・オライリー&ボビー・フィッシュだけ対抗戦で負けたんだけどな。
そしてトマソ・チャンパが上手く話を誘導し、キース・リー&ドミニク・ダイジャコビッチをタッグ王座に挑戦させるようまとめてしまった。


NXTタッグ王座戦
アンディスピューテッド・エラ(カイル・オライリー&ボビー・フィッシュ→ロデリック・ストロング) ◯-× キース・リー&ドミニク・ダイジャコビッチ
(ハイ・ロー)防衛成功

序盤でリーに場外へ投げられたフィッシュが頭を打ってしまい、普段着のロデリック・ストロングと交代し試合は継続へ。タイトルもそのまま賭けられる。
後半はウォーミングアップしてないし終始ハミパンしてるしいっぱいいっぱいのストロングがなぜかメインで技を受けまくるが、リーがチームの危機に駆けつけたアダム・コールに反射的にパウンスを浴びせると客席まで吹っ飛んでしまい、動揺したダイジャコビッチにストロングのショットガンキックとオライリーの水面蹴りの挟み撃ちを浴びせ、即興タッグが勝利を拾った。

コールが吹っ飛んだ先は偶然にも(?)まるで練習生のようなガタイの観客ばかりだったが、飛びすぎて普通の観客にもたぶん当たっていた。


マンスール ◯-× シェイン・ソーン
(フライング・ネックブリーカー)

マンスールは故郷のサウジアラビア特番でバトルロイヤルやセザーロ戦を制したVTRが流される。完全に茶番だけどサウジ人がうれしそうで良いと思う。
地形効果が得られず苦戦するが、キックの連打で場外へ落とすとトペ・スイシーダで追撃し、エプロンから飛びかかるネックブリーカーでNXTでは久々の勝利を上げた。


キャンディス・レラエ ◯-× ダコタ・カイ
(膝当てで殴り反則)

ヒールターンしたダコタはティーガン・ノックスから奪った膝当てを手に登場。
ロープや鉄柱を効果的に使うが、キャンディスがエプロンへのバックドロップを掛け損ない、後頭部を強打させながら床へ直に落とすよっぽどヒールな荒業を披露。
さらにダコタは必殺技の飛び越えながらのバックスタバ―まで返され万事休すと、膝当てで殴りつけ反則負けを選んだ。

イスを持ち出しさらに暴行しようとすると、リア・リプリーが駆けつけ阻止した。


NXTクルーザー級王座戦
リオ・ラッシュ ◯-× 戸澤陽
(ファイナルアワー×2)防衛成功

NXT初参戦の戸澤は所属するロウのTシャツを持参。
元王者の戸澤はバカタレスライディングキック(版権は大丈夫か)やめったに成功しないエプロンから場外へのジャーマンを喰らわせ客席を沸かせる。
終盤、ラッシュのオーバーヘッドが効きすぎて戸澤が立ち上がれず、スタナーを空振りさせてしまうトラブルはあったが、エベレストジャーマンからのダイビング・セントーンを剣山で返したラッシュが、背中へのファイナルアワー→腹へのファイナルアワーの2連発でベルトを守った。


ザイア・リー ◯-× ヴァネッサ・ボーン
(回し蹴り)

アリーヤは前回のザイア戦で後ろ回し蹴りで鼻を折られ帯同できず。
雪辱を狙うヴァネッサはコーナーへのスピアーを自爆するとパワーボムで投げられる。
そこへシェイナ・ベイズラー一味が現れると、ザイアはとりあえずヴァネッサにとどめを刺し1分強で試合を終わらせて迎え撃つが、衆寡敵せずボコられる。
シェイナ一味がマイクアピールをするとリア・リプリーがまたも現れ挑発した。


トマソ・チャンパ ×-◯ フィン・ベイラー
(アダム・コールの延髄斬り→1916)

ファイトスタイルは全然ヒールなままのチャンパは鉄柱や場外フェンスを利用。場外シュバインからプロジェクト・チャンパさらに雪崩式シュバインと畳み掛けるがフィンはしぶとく肩を上げる。
そこへチャンパと抗争中のアダム・コールが乱入しようとするが速攻で排除され、NXT王座ベルトをリングに残した。フィンはベルトで殴ろうとしてレフェリーに阻止されるも、ファイナルカットが偶然にもベルト直下で決まる。
驚いて動揺し、これは不可抗力だよね?とレフェリーに確認した分だけカバーが遅れて返されてしまうが、レフェリーがベルトを片付けている隙にコールがチャンパに延髄斬りを浴びせ、1916を決めてフィンが勝利した。

その後コールはフィンと並んでポーズを取るが、ペレキックで蹴り倒された。
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今週のキン肉マン #309 サタン的祝祭儀式!!

2020年02月24日 | 今週のキン肉マン
・何この楽しそうなタイトル
・奥の手がある→そんなものはない
・ずっと思ってたけどどつき漫才だろこれww
・アピール中に思いっきりミドルキックwwwww
・サタン様と話す気一切ないのでどうでもいい自慢はカットする
・好き放題しやがって~wwwww
・先に好き放題したのはサタン様の方なんだけど同情したくなってくる
・主人公みたいなセリフを吐きつつ抱きつくサタン様
・今さら憑依は無いだろうと思ってたら平然とそれをやってのける
・とっくに通り過ぎたと思ってた地点にまだいるのがサタン様
・あれって足をつかんで引っ張れば抜けるものなんだww
・「ハガ~」「ハワ~」余裕過ぎて一回腹筋だけで追い出そうとしてない?
・ハイキックのツッコミも最高
・ということはジャスティスマンにはアクマイト光線も効かない
・サタン様「だって天秤が…」という駄々っ子のような反論
・それはそもそもお前のギミックじゃないだろ
・ただの罪悪感で傾く紛らわしい天秤
・そのヘッドロックパンチは本当に必要なのwwwww
・アシュラマンやテリーでさえ最後までつかんでたのにあっさり大の字になるサタン様の握力
・本当に粉々になるサタン様
・改良アシュラバスターを喰らったジェロニモくらいバラバラになってる
・ツノを砕くにはちょっと足りないと思ったからのヘッドロックパンチかな?
・サタン様実質3話で負けた…
・2話で負けたミスター・カーメンに次ぐ2位タイ
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ミステリ感想-『黒鳥の湖』宇佐美まこと

2020年02月22日 | ミステリ感想
~あらすじ~
中堅企業の社長の財前彰太は、若い頃に勤めていた興信所で、娘を襲われた男から復讐の依頼を受けた。
27年後、あの時の犯罪者が再び動き始め、犠牲者が出る。あの時、彰太が犯した罪の因果が巡ってきたかのように。


~感想~
謎めいた断章、垢抜けない異名の殺人鬼、家庭崩壊からの事件の影と、既視感の強いよくある展開が続き、後半には大方の読者はオチが読めたと思うかもしれない。
だが本番はそこからで、読み切ったと思った裏から、次から次へと想像を超える黒い真相と、全く予想だにしない結末が現れる。最後まで油断のならない作品だと保証する。
作者おなじみのとにかくエロい描写はほぼ皆無(あるにはある)なのは多少残念だし、どうせ今年も話題にならないんだろうが2020私的ベスト10は確実である。

ものすごく細かいツッコミをすると、編集者・校正者にはちゃんとアレは9文字なんだよと指摘しておいて欲しかった。固有名詞を避けるためにあえてしたのかもしれないが、どうしても気になってしまった。


20.2.21
評価:★★★★☆ 9
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ミステリ感想-『鮎川哲也探偵小説選』

2020年02月18日 | ミステリ感想
2017年このミス15位


~感想~
単行本未収録作品を集めた全集の第一巻。
なんといっても未完の遺稿「白樺荘事件」と、その原型である短めの長編「白の恐怖」を収録したのが最大の売りで、多数収録されたショートショートや、探偵小説史上に残るんじゃないかというほど簡単な推理クイズも物珍しい。

簡単に触れていくと、冒頭の「白の恐怖」がなかなか秀逸な雪の山荘物で、犯人こそ丸わかりなものの、大胆なトリックやテンポ良く起こる事件は大いに楽しめるだろう。
ショートショートは本当にあっさり風味ながらも、なにがしかのトリックを配し、質はともかく数はあるので当たり外れもさほど気にならず、どんどん読み進めて行ける。

笑ったのが読者への挑戦を付けた3編で、ミステリ史上最もシンプルかもしれないトリック(しかも答えみたいなヒント付き)の「青いネッカチーフ」を皮切りに、20人中3人しか正解できなかったのがとても信じられないラジオドラマ「お年玉を探しましょう」、さらに超露骨なヒントというか答えそのものがほとんど書かれた穴埋め形式なのに、6430人中39人しか正解していない「海彦山彦」と、いずれも仰天するほどの低難易度。
いやマジで何をどうしたら「海彦山彦」の正解率が0.6%になっちゃうの!? と不思議でならなかったが、もしかして一字一句間違いなく正解文と一致してる回答だけ正解にしてる…? それなら9割の読者が犯人を苗字ではなく名前で回答してるはずなので納得だが。

そして遺稿「白樺荘事件」は単に「白の恐怖」を水増ししただけではない意欲作で、最晩年でもいささかも衰えないどころか磨きの掛かった軽快な描写はもちろん、急に弁護士の助手が出てきて即いなくなったりと未完成らしく混乱しており、普段は見られない創作過程が実に面白い。
肝心の事件の方も、前提条件がいくつも崩れて「白の恐怖」のトリックが成立しなくなってしまう驚きの展開で、はたしてここからどうなって行くのか、永遠にわからなくなってしまったのが実に惜しい。

またボーナストラックとしてオカルト趣味のエッセイ(?)も2編あり、鮎川哲也のこれまで見られなかった様々な魅力の詰まった貴重な一冊である。

全くの余談だが編者の日下三蔵はツイッターでホームラン級の馬鹿に、他人の作品の寄生虫のように蔑まれていたが、本作を読むだけでも編者の仕事の深さ・難しさはわかるし、出版をしぶる作者の説得も行っており、その労力は測り知れないんだよなぁ。


20.2.17
評価:★★★☆ 7
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今週のキン肉マン #308 揺るぎなき正義!!

2020年02月17日 | 今週のキン肉マン
・もうタイトルからしてジャスティスマンのターン
・アシュラマンやテリーマンの必殺技喰らっても吐血しなかったジャスティスマンを吐血させるなんて偉業ではある
・まあ吐血しただけなんだけど
・無邪気に喜ぶし吐血したことにも驚くサタン様
・痩せ我慢しおっての逆水平連打はもうそれ気の良いおっさんのツッコミだろww
・守りたいこの笑顔
・使う素振りすら無かった天秤を使うサタン様やっぱりプロレス上手い
・相手の方が罪が重いことを喜ぶ魔王ってなんなんだよ
・その逆水平は酔っ払いが笑いながら叩くのと一緒だろww
・威力の高すぎるドラゴンスクリュー
・痩せ我慢して「まだ抵抗するのか」と必死に上から目線のサタン様
・サタン様のタックルでびくともしない実力差
・のび太「ドラえもんが安心して帰れないんだ!」
・知ったことかと殴られるのは同じ展開である
・そうかサタン様焦ってるんだという気づき
・焦ってなくても勝負になるということはない
・肉世界でどうあがいても現役のほうが強いのはⅡ世からずっとそう
・あ、これ大丈夫そうですねと逃げずに観戦してるアタルとアリステラ
・焦ってる理由も見当付いてるので別に聞き出す必要もないという残酷さ
・ジャスティスマンに付け入る隙がない
・ジャッジメントクラッシュ・ツイスト・アヴァランチャられて両手足もげないなんてサタン様頑丈だなあ
・こんなに全身にヒビ入ったらジャッジメント・ペナルティ喰らったらジャック・チーみたいに粉々になっちゃうんじゃないの?(ヒント:なった)
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ミステリ感想-『生まれ来る子供たちのために』浦賀和宏

2020年02月16日 | ミステリ感想
~あらすじ~
決定的な破局を迎えた八木剛士と松浦純菜。剛士の最愛の妹にも魔手は迫り、そして全ては終わる。


~感想~
シリーズ第9弾。完結編。
全然そんなこと思ってなかったら申し訳ないけど「賞? 売れ行き? 知るか! 俺は書きたいものを書く!」という情念を感じた。基本的に胸糞悪いけどすごいものを読んだし、途中で白井智之すらある意味で上回るエログロSFバカミスが出てきて驚かされた。
そのスケールの大きさと趣味の悪さはミステリ史に残りかねないもので、これがやりたいために全ての設定があったのだとわかる。
なぜ松浦純菜シリーズは文庫化されないんだろうと読む前には思ってたけどこんなの文庫化されるわけ無いだろ!

いちおうシリーズ全編を通して仕掛けられていたことになるあるトリックも明かされ、「さよなら絶望先生」のような(?)マルチエンド(?)も採用し、最後の最後には裏事情も語られと、9作も続いたシリーズを締めくくるに相応しい、広げた大風呂敷を全力で突き破る、比類ない作品ではある。絶対他人には勧めないけども。
俺達の浦賀和宏はやっぱりすごかった。


20.2.14
評価:★★★☆ 7
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ミステリ感想-『地球人類最後の事件』浦賀和宏

2020年02月15日 | ミステリ感想
~あらすじ~
無実の罪で逮捕された八木剛士。自分を罠にはめた相手には逃げられ、彼が頼りにしたのは松浦純菜だった。
そして訪れる最後の戦いと、地球人類最後の事件。


~感想~
シリーズ第8弾。
読者にはAだと自明なのに、なぜかBだと思わせようとするミスリードが行われ、なんの意味があるのだろうと戸惑っていたらやや意外性のあるCが現れた。少しは驚かされたがそれほど騙してやろうという意図はなさそうで、そういえばAもいちおう意外性があったのだが、たぶんそうだろうなと匂わせる描写があったので効果はなかった。
ネタバレを避けて書いたので意味不明だろうが、読めばわかるし、大した仕掛けではないので期待する必要もない。
ストーリーは最悪の展開を起こし、いよいよ次回で完結。もうバッドエンドしか見えないがどんな結末を迎えるのかは楽しみである。


20.2.14
評価:★★☆ 5
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11/23のNXT TAKEOVER WARGAMES #536

2020年02月12日 | 今週のNXT
ウォー・ゲームズ戦
リア・リプリー&キャンディス・レラエ&ダコタ・カイ&ティーガン・ノックス ◯-× シェイナ・ベイズラー&ケイ・リー・レイ&ビアンカ・ブレア&紫雷イオ
(イス直下リップタイド)

先発は因縁のキャンディスとイオ。2つ連結したリングを利用し、リング内で飛び技を連発しイオが圧倒。5分後にはさらにビアンカも加わりなすすべもなくいたぶられる。
3分後にリアが解放されゴミ箱、竹刀、イスを持ち込み、その3分後にはケイがさらにイスを追加。
シェイナ組3人はキャンディスをトップロープで捕らえるが、リアがまとめて投棄し、一番上から落ちたキャンディスに最大のダメージを与える。なんでだよ!
コーナー上に残されたビアンカは450スプラッシュをリアに浴びせるが、飛びすぎて自分もイスに突っ込み、全員が倒れる中、ダコタが解放。
ところがダコタはティーガンに襲いかかり、檻に叩きつけ、古傷を覆うレッグガードを外してしまう。GMのウィリアム・リーガル卿が止めに入るが、ダコタはリーガル卿も突き飛ばし、生放送なのに放送禁止用語を放つ。
ダコタは退場、ティーガンは戦線離脱し4VS2の絶望的な状況になったリア組は凶器攻撃で必死に食い下がるが、ケイが雪崩式リバースフランケンシュタイナーを受けたり、プランチャをゴミ箱で撃墜されたりとハードバンプを見せ、イオは金網頂上からのムーンサルトアタックを敢行と、見せ場も持って行かれる。
しかしキリフダクラッチに捕まったリアは、シェイナの左手のテーピングを剥がして自分の手に巻き付けチェーンデスマッチ式に脱出し、必殺技でイスに叩きつけ劣勢を覆した。


NXT王座挑戦権争奪三つ巴戦
◯ ピート・ダン × ダミアン・プリースト キリアン・デイン
(ビターエンド→デインのセントーン)

勝者は翌日のサバイバー・シリーズでアダム・コールに挑戦。
デインは大柄なプリーストを背中に担ぎながら、大柄なダンのクロスボディを受け止め二人まとめて投げ飛ばす怪力を披露。
三人は入念な打ち合わせと予習を感じさせる打撃の応酬から、プリーストがレイザーズエッジでダンを実況席へ、デインをリングに投棄。
デインはプリーストにアルスター・プランテーションを、ダンはデインにビターエンドを喰らわせるが勝負は決まらず。
プリーストは二人をトルネードキックで蹴り倒し、ダンにローリングカッターを浴びせカバーするが、KOされリングにもたれていたデインが偶然倒れてきてカットされてしまう。
プリーストはそれで勝機を逸し、ダンのビターエンドを被弾。デインはダンをアルスター・プランテーションに捕らえるもスリーパーホールドに切り返されると、ダンを背負ったままプリーストにセントーンを見舞う。だがこの衝撃でスリーパーが極まってしまい窒息し、その隙にダンがプリーストをフォールし激戦を制した。


マット・リドル ×-◯ フィン・ベイラー
(1916)

NXT復帰後の初試合となるフィンは、リドルの力を試すように正面からの組み合いを挑む。
リドルは蹴りと張り手でフィンの胸を腫れ上がらせ、ペレキックを受け止めアンクルロックに、ジョン・ウーをスピアーに切り返すなど対策を練ってきたところを見せる。
フィンはリバース・ブラディ・サンデーからジョン・ウーを浴びせるが、アンクルロックで足を痛めたせいでトップロープに上がるのが遅れ、クー・デ・グラをかわされブロミッション(変型グラウンド・コブラツイスト)に固められる。しかし体勢を入れ替え脱出すると、1916(ブラディ・サンデー)を喰らわせ復帰戦を飾った。


ウォー・ゲームズ戦
トマソ・チャンパ&キース・リー&ドミニク・ダイジャコビッチ&ケビン・オーエンズ ◯-× アンディスピューテッド・エラ(アダム・コール&ロデリック・ストロング&カイル・オライリー&ボビー・フィッシュ)
(金網頂上からテーブル直下シュバイン)

チャンパは仮面を着け顔にペイントを施し登場。お前は大一番のHHHか。
チャンパ組の4人目が明かされないまま試合開始。先発のチャンパの持つ松葉杖を警戒しストロングがリングに上がらずにいると、チャンパは松葉杖を渡してしまうが、ストロングはそれをリング外に投げ捨てる。
ストロングはかつての必殺技デス・バイ・ロデリックを喰らわせ、5分後に解放されたオライリーとともに痛めつける。
3分後、ダイジャコビッチが二人をまとめてなぎ倒し、戦況を五分に戻したところでフィッシュが解放。ダイジャコビッチにハイ・ローを浴びせ再びエラが主導権を握るが、リーが解放され流れを引き戻す。
コールはテーブルを持ち込もうとするが、チャンパに突き飛ばされ自分がテーブルに突っ込むも、数的優位でエラが圧倒しだす。
そこへチャンパ組4人目として、なんの脈絡もなくケビン・オーエンズが参戦。エラの4人に別々の大技を浴びせ一人で瞬殺しかける。蘇ったチャンパ組は、リーとダイジャコビッチの息が全く合わずストロングを雑に投げつけるが、連結部の金具へのパッケージパイルドライバーを狙ったオーエンズは、逆にコールのパナマサンライズで脳天から突き刺さってしまう。
しかしチャンパ組はテーブル直下のチョークスラム、フロッグスプラッシュ、雪崩式パワーボムで次々とエラを料理し、最後はチャンパが残ったコールを金網頂上からのテーブル直下シュバインで仕留めて完全勝利した。

明日サバイバー・シリーズが控えているとは思えない死闘ばかりの特番だった。
ちなみにサバイバー・シリーズの対抗戦は、この死闘の後なのにNXTが大勝した。
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11/20のNXT #535  番組対抗戦

2020年02月11日 | 今週のNXT
リア・リプリー △-△ ベッキー・リンチ
(シェイナ・ベイズラーの乱入によりノーコンテスト)

サバイバー・シリーズでのシェイナ・ベイズラーを交えた三つ巴戦に向け、RAW女子王者のベッキーが話しているとリアが割り込み対戦を要求した。
体格で勝るリアは蹴り技を次々と叩き込み、ディスアーマーからも長い足をロープに伸ばして脱出。ベッキーは三角締めを持ち上げられるもハリケーンラナで切り返す。
最後はリアのスーパープレックスで両者ダウンしたところにシェイナ・ベイズラー一味が乱入し決着はつかなかったが、ベッキーとリアは速やかにお供を排除した。


マット・リドル ◯-× リコシェ
(ラ・マヒストラル)

入場中のコナ・リーブスを、特番でリドルらと番組対抗チーム戦を行うリコシェが不意打ちで排除し、強引に交代してしまう。
全く足を止めずに大技を連発し合い、終盤にはスマックダウン所属の中邑真輔とセザーロが乱入しようとしたが水際で食い止め、リドルがリコシェを丸め込んだ。

中邑とセザーロはすぐさま襲いかかるが、リコシェは客席を飛び越える場外ダイブでセザーロを倒し、中邑はリドルにキンシャサを喰らわせようとした寸前に、特番で対戦するロデリック・ストロングの飛び膝を浴びる。
さらにフィン・ベイラーが因縁のリドルを襲撃するが、ブラディ・サンデーを膝蹴りに切り返しリドルが追い返した。


アンディスピューテッド・エラ(カイル・オライリー&ボビー・フィッシュ) ◯-× ザ・リバイバル(スコット・ドーソン&ダッシュ・ワイルダー)
(ハイ・ロー)

スマックダウン所属のリバイバルがNXTに凱旋。別に特番で対決はしないがエラとヒール同士で戦い、ワイルダーが長時間捕まったためなんとなくリバイバルがフェイスの扱いになる。
特に因縁は無いしどっちもヒールだしこの後の対戦予定も無いのに、異常なほど白熱した試合になり、ギリギリでフォールを返し合う。
最後はドーソンへハイ・ローを狙うエラを、場外に倒れたワイルダーがいかにもカットしそうな素振りを見せるが、ダメージが深すぎて力尽き、普通にドーソンが仕留められた。


ダコタ・カイ ×-◯ ケイ・リー・レイ
(ゴーリーボム)

ケイはよそ見して先制攻撃されたり、ゴーリーボムをサンセットボムに切り返されたりと油断を見せるが、落ち着くとラフファイトでペースを握る。
しかし場外戦で逆に階段に突っ込まされ、ブートも決められフラフラになるも、なんとかカウント2で肩を上げると、二回目のゴーリーボムは成功させた。

その後ロウやスマックダウン所属の女子が次々となだれ込み乱闘を繰り広げたが、ニッキー・クロスがゴミ箱の蓋を振り回して全員を排除し咆哮を上げた。
ナタリヤ姐さん以外は全員がNXT出身でほとんど同窓会だった。


フォーガットン・サンズ(ウェズリー・ブレイク&スティーブ・カトラー) ×-◯ バイキング・レイダース(エリック&アイバー)
(バイキング・エクスペリエンス)

あっという間にRAWタッグ王者を制したレイダースが凱旋。秒殺決着かと思われたがサンズは粘りを見せると、先のリバイバルのように特に因縁も無いのに大熱戦を繰り広げ、レイダースを何度もニアフォールに追い込む。ジャクソン・ライカーが退場宣告されてからも健闘したが、最後は必殺ツープラトンでカトラーがエリックにフォールされた。


ラダー戦
ドミニク・ダイジャコビッチ ×-◯ アダム・コール

先週の女子ラダー戦と同じく、ウォー・ゲームズ戦のアドバンテージ権利書を奪い合う。
加減を知らないらしいダイジャコビッチはちょっと見たこと無い勢いのチョークスラムで叩きつけたり、コールを何度もラダーの上で弾ませる。
コールはラダー上段からのパナマサンライズで反撃するも、すぐさまフィースト・ユア・アイズを返されたが、序盤にスーパーキックで負傷させておいた右膝を痛め、ダイジャコビッチはラダーを登れない。
最後は二人が同時にアタッシェケースをつかんだが、コールはケースで殴りつけてダイジャコビッチを別のラダーへ落下させ、権利書を手に入れた。

アンディスピューテッド・エラの面々が祝福に現れると、RAW、スマックダウン軍が集結し大乱闘が始まる。キース・リーとアイバーがトペ・コンヒーロで全員をなぎ倒すと、巻き込まれずにいたコールが勝ち誇るが、そこへ初代NXT王者のセス・ロリンズが現れ、現NXT王者コールを一蹴。さらにカーブストンプを狙うが、番組対抗戦でNXT軍のリーダーを務めるトマソ・チャンパが登場し、とりあえずコールにニーパットでとどめを刺すと、リングに上がりロリンズと殴り合い、収拾のつかないまま放送終了となった。
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ミステリ感想-『巴里マカロンの謎』米澤穂信

2020年02月08日 | ミステリ感想
~収録作品とあらすじ~
セットで注文できるマカロンは3つまで。しかし小山内さんの皿には4つのマカロンが乗っていた…表題作
文化祭で騒動に巻き込まれた小山内さん。彼女が持っていたはずのCDは消えてしまい…紐育チーズケーキの謎
マスタード入りのロシアンルーレットあげぱんを食べた4人。しかし誰も当たりを引いたと名乗り出ず小鳩くんに調査が依頼される…伯林あげぱんの謎
小山内さんを慕う後輩が無実の罪で停学にさせられた。濡れ衣を晴らすため二人は動く…花府シュークリームの謎


~感想~
小市民シリーズ11年ぶりの新作。番外編。
番外編とあってか謎はどれも小粒で、出題と同時に正解か、悪くても真相に至るとっかかりが即座にわかってしまう甘口仕様。
そのあたりは昨年このミスにランクインした青崎有吾「早朝始発の殺風景」と同じだが(※殺風景ほど簡単ではない)小市民シリーズの小山内さんと小鳩くんといえば前作「秋期限定栗きんとん事件」のように本当の小市民より卓越した頭脳の持ち主で、思い上がった小市民を上から目線で叩き潰す存在であり(※偏見)、そんな彼等が読者より後に真相にたどり着くどころか、あからさまな伏線に全く気付かず「そこにあるだろそこに」とじれったく思われては完全にキャラ崩壊であり、シリーズ作品として成立しなくなっているきらいがある。
というか近年の倉知淳のように、たったこれだけの真相にたどり着くために余りにもページ数を掛けすぎていて、半分の文量で書けたはずだと思えてならない。
特に顕著なのがラスト2編で、これとそれが揃った時点でほとんどの読者には真相が見えるのに、なぜ小鳩くんと小山内さんだけがピンと来ないのか不思議でならない。

一方で本作中で白眉なのもその2編であり、「伯林あげぱんの謎」は真相丸わかりながら全ての伏線が収まるべきところに収まる綺麗さが、「花府シュークリームの謎」は例に上げた「早朝始発の殺風景」と同じくこの上なく素晴らしいエピローグが、読後感を満足行くものに仕上げている。
なにはともあれ11年ぶりにシリーズ再開したことは喜ばしく、次の冬期限定では謎や真相の強度も上げてくれれば言うことはない。


20.2.6
評価:★★★ 6
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