小金沢ライブラリー

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先々週のNXT #276  無敵のバロン・コービン

2015年05月30日 | 今週のNXT
シャーロット ○-× エマ
(ナチュラル・セレクション)

ベイリーのヘアバンドとTシャツをパクったエマはいつものダンスやリングインを中途半端に切り上げ、観客をからかいつつ入場。
エマは明らかに調整不足だった前回よりも巧みにラフファイトを展開し、シャーロットをトップロープから引き落とすと痛めた左脚に集中攻撃。若干シャーロットが手伝ってあげてる感は否めない。
しかし長時間苦しめられたシャーロットは片足立ちで反撃に出ると次々と技を決め、あっさりと逆転勝ちした。

本気を出したシャーロットに完敗したエマのもとに試合後、ベイリーが駆けつけハグし、そのままベリー・トゥ・ベイリーで叩きつけるとTシャツを奪い返した。


・ベッキー・リンチのPV

NXT女子王座への挑戦権を得たベッキーが、日本では最年少の外国人レスラーだった等のキャリアを語った。


・ケビン・オーエンズのインタビュー

オーエンズが一軍実況のマイケル・コールのインタビューを受け、サミ・ゼインを襲ったのは私怨ではなく、家族のためにNXT王座を獲得する近道だったからだと強調した。


ライノ ○-× ブル・デンプシー
(ゴア)

並のジョバー役よりは数十秒は粘ったもののデンプシーがライノに秒殺された。

試合後、ライノはもう一人の無敵の男と戦いたいとバロン・コービンに宣戦布告した。
もうネヴィルやフィン・ベイラーにも負けてるけどなコービン。


・ウーハー・ネイション(仮)が登場

ドラゴンゲートを経てウーハー・ネイションがNXTに参戦。ウィリアム・リーガルGMと契約を交わした。
リングネームが決まってないのに顔見せだけさせるとは相当に期待されている様子。


エンツォ・アモーレ&コリン・キャサディ --- スコット・ドーソン&ダッシュ・ワイルダー
(試合不成立)

久々にドーソン組が出てきたものの、エンツォ組がバックステージでブレイク&マーフィーに襲われたため試合は行われなかった。


・サミ・ゼインのインタビュー

ゼインが同じくマイケル・コールのインタビューを受け、改めてオーエンズへの恨みを語り、試合前に来週出てきて話をしろと要求した。
また、一軍デビュー戦の模様と左肩の負傷についても紹介された。


・NXT女子王座戦の調印式

リーガル卿の立ち会いのもと、サーシャ・バンクスとベッキー・リンチが調印を交わした。
王座戦を機にフェイス化してきたベッキーは「スタントやCAや女優もしていたが今度は女子王者になる」と多彩な経歴をプチ自慢しつつアピール。
サーシャはサインではなく自前の特大ハンコで押印し、不意打ちを仕掛け「さすがボス」と喝采を浴びたものの、非白目式腕固めに捕らえられ思わずタップしてしまった。


・アレックス・ライリーが長期欠場へ

先週オーエンズに襲われたライリーが、それとは関係なく膝の手術のため長期欠場へ。
襲撃後に客席から「サンキューケビン」チャントが飛んでいたのと、やられた自分ではなくゼインを映して番組が終わったことに恨み節を吐いた。


ヒデオ・イタミ ○-× タイラー・ブリーズ
(ドロップキック)

女子にサーシャ VS シャーロットあれば男子にヒデオ VS ブリーズありといったNXT名物になってきた一戦。
彼らを含め特番での3WAY戦が決まったフィンがリングサイドで観戦するなか、対戦成績で勝るヒデオが先制。客席をあおる技術も増していて、2週後の戦線離脱が本当に残念。渡米からまだ半年でこの適応力は結構すごい。
ブリーズを狙ったキックがフィンに誤爆するハプニングにも動じず、ビューティーショットを冷静にかわすと鋭いキックで勝利を奪った。

試合後、ブリーズがヒデオに報復するとフィンが止めに入ったが、蹴られたフィンとヒデオの間には一触即発の空気。
しかしブリーズが二人を立て続けに蹴り倒し、アピールに成功した。
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ミステリ感想-『完全なる首長竜の日』乾緑郎

2015年05月27日 | ミステリ感想
~あらすじ~
自殺未遂で昏睡状態になった弟と「SCインターフェース」を通しコンタクトする姉の和淳美。
漫画家の彼女は、長期連載作品を打ち切られた不安か、それとも「SCインターフェース」の影響か、現実に夢が侵食してきたように、たびたび弟の幻影に出くわす。

12年このミス大賞


~感想~
なんでも作者はもともと小劇団の脚本家や俳優を務め、小説デビューよりも前に新人戯曲賞の最終候補に残り、このミス大賞を獲得した同年には時代小説の新人賞獲得&年度5位ランクインし、鍼灸師の資格まで持つという死ぬほど多才な人物だそうで、本作も実写映画化&漫画化を果たし、まるで作者自身が小説の主人公のような快進撃を見せとどまるところを知らない。

「胡蝶の夢」を題材に、夢ともうつつともつかない物語で、本格ミステリというよりも幻想ミステリかSFミステリ、あるいは単なる純文学の範疇に入るだろう。
あまりにあからさまな伏線と、事前の予想を裏切らない展開で真相は読みやすいものの、まとめサイト「哲学ニュース」の名物カテゴリ「後味の悪い話」で採り上げられそうな(採り上げられた?)死ぬほど後味の悪い結末のおかげで、読後は満足を得られた。
何をしても食べていけそうな作者だが、たまにはこんな一風変わったミステリも描いてくれるとうれしく思う。


15.5.23
評価:★★★ 6
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今週のキン肉マン #130 バッファローマン覚醒!!

2015年05月25日 | 今週のキン肉マン
・「友情パワーを使おうが最後にキン肉マンを倒せば許す」後ろめたいバッファローマンにわかりやすい免罪符を与える将軍様有能すぎる
・超人強度が上がると体重も増える謎仕様
・重いほうが早く落ちるゆで物理ならなんの問題もない
・カナディアンバックブリーカーからコーナーポストを利用しての脱出はキン肉マンがジェシー・メイビア戦で見せた逆転の布石
・いちいち真眼を浴びせるのは何なんだww
・平手で張られながらも普通にしゃべってるガンマンの余裕っぷり
・バッファローマン謎の力道山ポーズに思わず真眼を浴びせるガンマン
・ガンマンさん強すぎワロタ
・バッファローマンの逆襲が始まるかと思ったらわりと余裕でいなしてロングホーンまで叩き折るガンマン強すぎる
・ガンマンと正面からのぶつかり合いなら勝てるって絶対嘘だろアビスマン
・この絶体絶命の状況からどう逆転劇につなげるのか
・エルクホルン・コンプレッサーもテンペストも相手をバラバラにする技だから漫画的にバッファローマンには撃てないんだよな
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ミステリ感想-『泡の女』笹沢左保

2015年05月21日 | ミステリ感想
~あらすじ~
木塚夏子は、父が旅行先で首を吊って死んだという急報に接する。
さらに職場結婚した夫が容疑者として勾留され、起訴されるまであと3日。
夏子は単身で捜査を開始するが、思いも寄らない事実が次々と浮かび上がる。


~感想~
被害者の娘で容疑者の妻というアドバンテージはあるものの、刑事顔負けの捜査能力で次々と新事実を突き止めるヒロインの敏腕ぶりは多少無茶ながら(当時の時代背景とはいえ医者が電話でほいほい個人情報を漏らすガバガバぶりには笑った)そうして浮かび上がる事実がどれも意外で興味を引く。
最終章、些細なきっかけから明らかとなる真相は思わず目を剥くこと請け合いで、それと同時に説明されずとも背景が一気に理解できるのも見事。
捜査に費やしたのはたったの3日、余韻を残すラストシーンまでわずか200ページ強と、2時間ドラマさながらの設定でここまで意外な物語を仕上げてみせた作者の力量たるや恐るべし。一気読み必至のスピード感あふれる快作である。


15.5.18
評価:★★★☆ 7
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ミステリ感想-『連続殺人鬼カエル男』中山七里

2015年05月20日 | ミステリ感想
~あらすじ~
まるでカエルを弄んだように吊り下げられ、潰され、切り裂かれた死体。
住民はおろかマスコミにさえ恐れられ、いつしかカエル男と呼ばれるようになった犯人の正体は、そして被害者を選ぶ基準とは?


~感想~
本作は2009年このミス大賞を射止めデビュー作となった「さよならドビュッシー」と同時に投じられ、新人賞としてはきわめて異例の二作揃って最終候補へ駒を進め、無表彰にも関わらず刊行されたもので、「さよならドビュッシー」は未読ながら、こちらも大賞にふさわしい力作である。

まずタイトルといいカバーイラストといい「戦力外捜査官(※ドラマ版)」みたいなユーモアミステリかと思いきや、「戦力外捜査官(※原作版)」の巨悪やら絶対必要ない胸糞悪いシーンやらを凝縮したような作品なので取り扱い注意。
このくらいの猟奇殺人犯はミステリ界に掃いて捨てるほどいるのにそんなにパニックになるだろうかとか、バトルパートに力が入りすぎていちいち冗長だとか、そのわりに決着方法があっけないとか、お前のタフさはゾロかサンジかとか、いくらなんでもそれは無茶だろうという真相とか、欠点はいくらでもあるものの、それを補って余りある過剰なまでの仕掛けと、絶望的に胸糞悪い展開、正真正銘最後の一行でのサプライズなどなどあふれるサービス精神で、欠陥だらけの作品を秀作に引き上げてみせた。
まだ二作読んだだけだが、小島正樹とはまた別の、楽しいやりすぎミステリである。


15.5.13
評価:★★★☆ 7
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ミステリ感想-『震度0』横山秀夫

2015年05月19日 | ミステリ感想
~あらすじ~
1995年1月17日。阪神大震災の当日、N県警本部の警務課長・不破義人が消息を絶った。
栄転間近で、これまで何一つとして問題を起こさなかった人望厚い彼がなぜ?
震災の情報収集に奔走する傍ら、N県警の幹部らは不破の行方を追う。

05年このミス3位、文春3位


~感想~
横山作品名物のギスギスした刑事たちのやりとりと、ドロドロした暗闘だけで一冊描き切ってみせた。
それが面白いかどうかは個人差が激しいだろうし、題材に採り上げた阪神大震災は刺身のツマ以下の、あってもなくてもいいようなほとんど数字上だけの存在感で、肝心の謎は最後に出題者が出てきて答え合わせするだけと、いちいち物足りない。
冒頭、主要キャラたちの出勤前の朝の様子を描くだけでそれぞれの個性を際立たせる手管など実に素晴らしいのだが、言ってしまえば小手先の技術だけで一冊ものしたような、その気になれば短編で描けたものを、わざわざ長編に水増ししたに過ぎない印象さえ受けてしまった。
作者の他の傑作群と比べれば、何段も落ちる凡作である。これがこのミス・文春W3位ねえ……。


15.5.6
評価:★★☆ 5
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ヒデオ・イタミの現在地

2015年05月18日 | 今週のNXT
エイドリアン・ネヴィル、カリスト、サミ・ゼインと軽量級の有力所が次々と一軍昇格を果たし、いよいよ我らがヒデオ・イタミの昇格も近づいてきた感がある。
そこで今までの昇格者を振り返ってみよう。

セス・ロリンズ、ボー・ダラス、ブレイ・ワイアット、ルーク・ハーパー、エリック・ローワン、ビッグ・E、エグゼビア・ウッズ、ローマン・レインズ、アダム・ローズ、ルセフ、コナー、ビクター、ネヴィル、カリスト、サミ・ゼインとここまでにNXT経由で昇格を果たしたスパスタ(男子限定)は15人。
彼らがNXTでのTVマッチデビューから昇格までに要した日数を調べると、

セス・ロリンズ   2012.6→2012.11  5ヶ月
ボー・ダラス    2012.6→2014.5  1年11ヶ月
ブレイ・ワイアット 2012.11→2013.7  8ヶ月
ルーク・ハーパー  2012.11→2013.7  8ヶ月
エリック・ローワン 2012.12→2013.7  7ヶ月
ビッグ・E     2012.7→2012.12  5ヶ月
エグゼビア・ウッズ 2012.10→2013.11  1年1ヶ月
ローマン・レインズ 2012.10→2012.11  1ヶ月
アダム・ローズ   2012.6→2014.5  1年11ヶ月
※アダム・ローズ名義になってからは2ヶ月で昇格
ルセフ       2013.8→2014.1  5ヶ月
※1月に顔見せだけして正式デビューは4月
コナー       2012.6→2014.12  2年6ヶ月
ビクター      2012.6→2014.12  2年6ヶ月
ネヴィル      2013.1→2015.3  2年2ヶ月
カリスト      2014.4→2015.3  11ヶ月
サミ・ゼイン    2013.5→2015.5  2年

もともと昇格が内定していただろうローマン・レインズを除けば最短5ヶ月~最長2年6ヶ月で昇格を果たしている。
ヒデオのデビューは2014.9で、現在8ヶ月を迎えたところだ。まだ慌てる時間ではない。


では昇格の条件となるのは何かといえば、やはりタイトルである。

NXT王座 5人 セス・ロリンズ、ボー・ダラス、ビッグ・E、ネヴィル、サミ・ゼイン
NXTタッグ王座 7人 ボー・ダラス、ルーク・ハーパー、エリック・ローワン、コナー、ビクター、ネヴィル、カリスト
無冠 5人 ブレイ・ワイアット、エグゼビア・ウッズ、ローマン・レインズ、アダム・ローズ、ルセフ

と、ギミックのハマっていたブレイ・ワイアット、アダム・ローズ、ルセフと昇格内定のローマン・レインズを除けば、無冠で昇格したのはエグゼビア・ウッズただ一人である。
まずはなんらかのタイトル奪取がヒデオの目的となるだろう。


最後にヒデオが今現在NXTで何番手にいるかだが、私見を述べれば二番手グループにいることは間違いない。

一番手 ケビン・オーエンズ、フィン・ベイラー
二番手 ヒデオ・イタミ、タイラー・ブリーズ、エンツォ・アモーレ、コリン・キャサディ
三番手 バロン・コービン、ブレイク、マーフィー、エイダン・イングリッシュ、サイモン・ゴッチ

一番手の二人が抜けるとNXTがかなりの人材不足に陥るし、オーエンズもフィンもヒデオよりデビューが遅いため、まだまだ昇格には時間が掛かりそうだ。
また女子にはシャーロット、サーシャ・バンクス、ベッキー・リンチ、ベイリーといつ昇格を果たしてもおかしくない実力者がひしめいており、そちらとの兼ね合いもあるだろう。

今週にはヒデオ、フィン、ブリーズの三人でNXT王座への挑戦権が争われる。これに勝つことができれば一番手グループも近づくのだが……。
ともあれ、ヒデオのWWEへの道は、遠くない。
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今週のキン肉マン #129 バッファローマンの"ウソ"!!

2015年05月18日 | 今週のキン肉マン
・バッファローマンの嘘は舐めプのことだったか
・サイコマンも巨握の手をあっさり放す舐めプ
・たったこれだけでもブロッケンに勝機が見えない
・ウォア~ッ→生き残ろうぜ… はどんな精神状態なんだよwww
・このシリーズのブロッケンはずっと躁だよな
・なぜガンマンはリフトアップしてからも真眼を浴びせたのか
・お気づきだろうか。頭に真眼が当たってもヅラが剥がれない。つまり今のバッファローマンは地毛
・ゴロンゴロンのコマのシュールさ
・ガン無視されるサンシャイン
・グリムリパー戦では葛藤もなしに8000万パワー出してましたやん
・最後のコマの将軍様のかっこよさたるやもう
・神をも超える=1億パワー超えか?
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今週のNXT #275  今年3度目のTAKE OVERへ

2015年05月15日 | 今週のNXT
・ケビン・オーエンズ VS サミ・ゼイン決定

先週サミ・ゼインに強襲されたケビン・オーエンズは怒り心頭でゼインを呼び出すが、GMのウィリアム・リーガル卿が割って入る。
ゼインも現れるとリーガル卿はすぐに5月20日のNXT TAKE OVERでの対戦を決めるが、オーエンズは「ベルトは賭けない」とごねたものの、ゼインに挑発されNXT王座戦を了承した。


エンツォ・アモーレ&コリン・キャサディ ◯-× ブレイク&マーフィー
(スプラッシュ)

ブレイク組はプレゼント攻勢を仕掛けている場外のカーメラにアピールしつつエンツォに集中攻撃。
チンクラッシャーで脱出し交代したキャサディは一人でタッグ王座を獲れそうな勢いで暴れ回る。カバー中の不意打ちで一瞬ピンチを迎えたが、カーメラに投げキッスしたマーフィーの振り向きざまにブートを浴びせると、エンツォのスプラッシュを手助けしノンタイトル戦ながら勝利を上げた。

なお試合前にカーメラはアレクサ・ブリスと一悶着あったがアレクサは出てこなかった。


ベイリー ×-◯ デイナ・ブルック
(デスバレードライバー)

女バティスタことデイナを相手に、ベイリーはさすがにブルーパンツとは段違いの動きを見せる。
デイナがたぶん意識せずに放ったプロレス界で三本の指に入る説得力皆無の技ウエイストランドを丸パクリした技は被弾したものの(なお本家より痛そうだった模様)、ベイリーが優勢に試合を進めたが、トップロープに上がったところでエマがベイリーのTシャツとヘアバンドに入場曲をパクって乱入。
ベイリーは気を取られながらもフライングエルボーをデイナに当てたが、エマを気にしている間に逆転負けした。


ヒデオ・イタミ ◯-× アダム・ローズ
(ドロップキック)

試合前に次回NXT TAKE OVERでタイラー・ブリーズ、フィン・ベイラー、ヒデオ・イタミの三人でNXT王座挑戦権が争われると発表された。TVマッチでもGTSが解禁されれば勝機はある。
ローズの独特の技に序盤は手こずったが、先週と丸っきり同じ技の順序でたたみ掛け逆転勝利した。
まるでリプレイを見ているようだったが同日収録で観客も同じなんだからもう少し考えたほうがいいぞ。


ベッキー・リンチ ◯-× サラ・ドブソン
(非白目式腕固め)

リングアナに呼ばれただけで解説に名前すら把握されていない相手を、ベッキーが白目を剥かない白目式腕固めで料理した。


サミ・ゼイン △-△ アレックス・ライリー
(オーエンズの乱入によりノーコンテスト)

リーガル卿にオーエンズ戦を直談判するも「もう諦めろ」とさとされ、居合わせたゼインに「肩慣らしにやってやる」と舐められたライリーだが、序盤戦からゼインを圧倒。
ゲスト解説のオーエンズもここぞとばかりに罵り、かつての必殺技TKOも喰らわせるがゼインはカウント2でどうにか返す。
肩慣らしどころか大苦戦のゼインはサマーソルト・プランチャでようやく反撃に出るが、すぐさまオーエンズが背後から不意打ちし試合はノーコンテストになってしまった。

さらに観客の「パワーボム!」チャントに乗せられライリーにはエプロンへのパワーボムを喰らわせ、ゼインはあえて見逃してやったと言わんばかりにベルトを掲げて悠々と去っていった。
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先週のNXT #274  ベッキー・リンチが王座戦へ

2015年05月14日 | 今週のNXT
フィン・ベイラー ◯-× タイ・デリンジャー
(クー・デ・グラ)

ジェイソン・ジョーダンとの抗争でフェィスっぽい振る舞いをしたけどやっぱりヒールで登場したデリンジャーは、ほとんど無抵抗でフィンのフルコースを浴びて料理された。


NXT女子王座#1 3WAY戦
◯ベッキー・リンチ シャーロット ×ベイリー
(シャーロットの足四の字固め中にフォール)

まずはフェィス組がヒールのベッキーを二人がかりで排除。あらゆるスペックでベイリーを凌駕するシャーロットが圧倒するが、復活したベッキーが不意打ちでシャーロットを片付け、ベイリーに猛攻を仕掛ける。
だがベッキーはベイリーへの足関節技中にシャーロットのナチュラル・セレクションを、乱戦からベリー・トゥ・ベイリーも喰らい息も絶え絶え。
シャーロットは悠々とベイリーを足四の字固めに捕らえブリッジでさらに絞め上げるが、苦しむベイリーに這いよりそっと手を乗せたベッキーがごっちゃんフォールを奪った。

女子王者のサーシャ・バンクスとは異例のヒール対決となるが、歓声はヒールを越えた人気を誇るサーシャに集まるだろう。


ヒデオ・イタミ ◯-× CJパーカー
(ドロップキック)

レッスルマニア帰りのヒデオはパーカーのロープを悪用したせこい攻撃に苦戦。
優しい観客からは珍しく「レッツゴーCJ」チャントが飛ぶが、ヒデオは二度目のブレーンバスターをかわすと連続技でたたみ掛け、ケンカキック気味の乱暴なドロップキックで勝負を決めた。


ライノ ◯-× ジョバーさん
(ゴア秒殺)

先週はサミ・ゼインを相手に苦杯をなめたものの、今週は紹介すらされない地元レスラーをライノがあっさり仕留めた。


アレックス・ライリー ×-◯ ケビン・オーエンズ
(ポップアップ・パワーボム)

前回の対戦ではなすすべもなく完敗したライリーだが、今回は先制のドロップキックを浴びせ、中盤にはムーンライト・ドライヴも炸裂。
しかしトップロープから落とされると見せ場は前回よりあったものの、前回より短時間で敗北を喫した。

試合後、オーエンズはライリーにエプロンへのパワーボムを喰らわせようとするが、サミ・ゼインが乱入して阻止。
さらに乱闘を止めに入った他のスパスタごとサマーソルト・プランチャでオーエンズをなぎ倒した。
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