小金沢ライブラリー

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今週のキン肉マン #141 心に宿ったものは!?

2015年08月31日 | 今週のキン肉マン
・受け身も取れずに喰らったー!
・読者の9割が決まるわけないと思ってた九龍城落地が普通に決まったーー!!
・昔からそうだけどなんの防御策もなく脳天から落ちるのはなぜなんだw
・技の沸点ってなんだww
・ロビンもラーメンマンもネメシスもみんなクソ力を「必殺技喰らっても死なない」ことにしか使ってないな
・それにしてもネメシスはノーダメージすぎる
・友情パワー=クソ力の設定がもっと早くに出来てたらスプリングマンのディアボロス・ロングホーン・トレインも間違いなく発光してたな
・アトランティスもタワーブリッジ出した時に発光してそう
・ジャンクマンもロビン戦法で体を軽くした時に光ってるな
・そう考えると友情パワー抜きで勝ってるブラックホール、ペンタゴン、サンシャイン半端ない
・無量大数軍に完勝してるペンタゴンがこの場にいないという不思議
・ラーメンマン「戦術的勝利などいくらでもくれてやる!」
・でも自分は撃墜されてるあたりもルルーシュ
・マッスルスパークやっぱりかっこいいな
・衝撃でラーメンマンの肩当てが外れる演出もかっこよすぎる…
・ネメシスと戦うのはスグルか、ウォーズマンか、まさかのソルジャーか
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先々週のNXT #291  鉄の左腕を持つ女

2015年08月30日 | 今週のNXT
・NXT王座戦はラダー戦に決定

ウィリアム・リーガルGMがフィン・ベイラーとケビン・オーエンズのNXT王座戦リマッチはラダー戦で行うと発表した。
アメリカ国内では通常形式でやってないんだから別に通常形式で良かったと思うのだが。


ソロモン・クロウ ×-◯ タイ・デリンジャー
(変型コードブリーカー)

デリンジャーは「10」と書かれたプラカードを手に登場。10点満点をアピールしているらしい。
技を決めては「10!」無駄に側転しては「10!」と主張し意外と観客にもウケている。
アピールの隙をつかれ何発か蹴りを浴びるが、デリンジャーが優勢を保つ。
デリンジャーはスーパーキックの蹴り足をつかまれ倒されるも、脚力でクロウを場外へ突き飛ばし、リングに上った所にすかさず片膝で放つコードブリーカーのような必殺技を浴びせてシングル初勝利を上げた。


バロン・コービン ○-× アクセル・ティスチャー
(エンド・オブ・デイズ秒殺)

特にいつもと変わりなくコービンが秒殺した。

試合後、もっとマシな相手はいないのか的なことを言っていると背後からスティーブ・カトラーが襲いかかったが、苦もなく仕留められた。
マイクを遮るように観客のブーイングが渦巻く中、サモア・ジョーが名乗り出て勝負を挑む。
コービンは不意打ちで殴り倒したが、ジョーは体勢を入れ替えるとコキーナクラッチで絞め落としてしまった。

もう完全に決着はついたから試合をやる必要がないと思う。


フィン・ベイラー ○-× マーカス・ルイス
(クー・デ・グラ)

フィンは体格で勝るルイスをヘッドロックで締め上げコントロール。
プロレス脳がない設定のルイスはいきなり必殺技のブックエンドっぽいスパインバスターを浴びせるが、序盤過ぎてフィンにあっさり返される。
ダメージから回復したフィンはスリングブレイド→ジョン・ウー→クー・デ・グラとフルコースを決め快勝した。

試合後、ベルトを掲げ悠々と退場するフィンをオーエンズが襲撃。
エプロン直下パワーボムを狙うがフィンは辛くも脱出すると、逆にジョン・ウーで客席のフェンスに突っ込ませる。
そしてリングに上げて正調ジョン・ウーを狙ったが、ポップアップ・パワーボムに捕らえられ撃沈されてしまった。


NXT女子王座#1
ベイリー ○-× ベッキー・リンチ
(スクールガール)

実況席にはサーシャ・バンクスが視察に登場。客席の大きいお友達はベッキーの入場曲を口ずさみ、少年少女はベイリーに声援を送る住み分けができている。
実力・経験ともに勝るベッキーが多彩な腕攻めを見せるも、ベイリーは無事な右腕一本で反撃にかかると、後半にはもう左腕の負傷をコロッと忘れて両腕を普通に使い出し、ベッキーを圧倒。
非白目式腕固めももったいぶらずにさっさと目の前のロープをつかんで回避し、たったいま必殺技で固められたばかりの左腕を軸にブレーンバスターを掛けると、それでもめげずに左腕を狙うベッキーを丸め込んで勝利を奪った。

長時間にわたり左腕を攻め続けたベッキーがかわいそうな後半の展開であった。
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先々週のNXT #290  はじめての雪崩式

2015年08月28日 | 今週のNXT
シャーロット ×-◯ ベイリー
(雪崩式ベリー・トゥ・ベイリー)

女子王座を目指すベイリーが超えなくてはいけない壁としてシャーロットが立ちふさがる。
序盤からシャーロットが圧倒し、連続攻撃を喰らっても意に介さずブートで蹴り返す鉄人ぶり。
ベイリーは質より手数で勝負し、雪崩式の技を掛けたことがないのかな? と疑いたくなるくらい危なっかしくトップロープに座らせると、雪崩式ハリケーンラナで叩きつけるも、シャーロットはそれでもわりと平然と立ち上がりスピアーと四の字固めで反撃。
ベイリーも八の字に展開される前に素早く体勢を入れ替え脱出すると、ベリー・トゥ・ベイリーを炸裂させた。
だがそれすらも返してしまうシャーロットに呆然としながらも、初めて出すのかな? と思うくらい危なっかしい低空ジャーマンを浴びせると、雪崩式ナチュラルセレクションを初披露の雪崩式ベリー・トゥ・ベイリーに切り返し、ようやくシャーロットの息の根を止めた。


・ケビン・オーエンズのインタビュー

マイケル・コールが特番でフィン・ベイラーとNXT王座戦のリマッチに挑むオーエンズにロングインタビューをしたが英語がわからないので飛ばした。


バロン・コービン ○-× スティーブ・カトラー
(エンド・オブ・デイズ秒殺)

特筆することもなくコービンが秒殺勝利を上げた。


・ベイリー、NXT女子王座への道

シャーロットに初勝利したベイリーがGMのウィリアム・リーガルに王座挑戦の意欲を語る。
リーガル卿は「次週ベッキー・リンチとの挑戦者決定戦を組もう」と言い、喜んだベイリーのハグを紳士的に断り握手を交わした。


タイラー・ブリーズ ○-× アーロン・ソロ
(ビューティーショット)

ブリーズはソロのヘルメットみたいな髪型をからかいながら頭部に集中攻撃し、必殺技であっさり勝利した。

試合後、リーガル卿が現れ、大物と戦いたいというブリーズの要望を叶え、2週後の特番で獣神サンダーライガーとの試合を組むと伝えた。


・アポロ・クルーズが特番でデビュー

ウーハー・ネイション(仮)がアポロ・クルーズの名で2週後の特番でデビューすることが発表された。
リングネームが決まる前から顔見せされたりと相当に期待されている様子。


・フィン・ベイラーのインタビュー

バイロン・サクストンが特番でオーエンズとNXT王座戦のリマッチに臨むフィンにロングインタビューをしたが英語がわからないので飛ばした。


ザック・ライダー&モジョ・ローリー ○-× スコット・ドーソン&ダッシュ・ワイルダー
(ハイプ・ライダー(ラフライダー+スパインバスター))

ライダーとモジョのチーム名は「ハイプ・ブラザーズ」になった模様。
モジョの必殺技のヒッププレスの名がハイパードライブなところからの命名か。
先週タッグ戦の初勝利を上げ勢いにのるドーソン組は、ワイルダーがレフェリーを引きつけた隙にライダーを脳天から落とすことに成功。
ドーソンは確かな技術でライダーを苦しめるも、交代されるとワイルダーがモジョの猛攻を受け、ツープラトンまで一気呵成に仕留められた。

だが試合後、ドーソン組がハイプ・ブラザーズに不意打ちで報復。特番での再戦への流れを強引に作ったようだ。


・ブル・デンプシーのダイエット

デンプシーが猛トレーニングに励み、最後は巨大なタイヤを引っくり返すことに成功していたが、怪力なのは元からだしダイエットは関係ないと思う。


サモア・ジョー ○-× ライノ
(マッスルバスター)

パワーならジョーにも引けをとらないライノだが、技術とスピードではジョーが圧倒。
場外へのトペも喰らわせるが、ライノも重い打撃と強烈なスパインバスターで反撃。
ライノは軽々とジョーを担ぎ上げてカッターで落とし、ジョーはトップロープから片足でのミサイルキックとここまで温存していた裏技を披露し合い、最後はジョーがトップロープに座ったライノに延髄斬りを浴びせるとすかさずマッスルバスターでとどめを刺した。
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今週のキン肉マン #140 闘将!ラーメンマン!!

2015年08月25日 | 今週のキン肉マン
・タイトルが!!
・タイトルだけで闘将!拉麺男も読んでいた俺らの心わしづかみ
・まさかここでスグルがモンゴルマンを呼ぶとは!
・おかんの寝言「モンゴルマン復活!」
・ネコジャラシ万能すぎ
・デビルトムボーイの時のような理屈の説明すらなく普通に抜けたw
・シュルポーって音はなんだwww
・ラーメンマンのヒジ打ちクッソかっこいい
・これだけ大見得きって九龍城落地が不発しそう…
・マッスルスパークか掟破りのロビンスペシャルで切り返されるか
・しかし先週までの為す術もなくやられる展開から、たったの1週で予想以上に見せ場を作った
・次週決着は間違いない
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ミステリ感想-『顔のない肖像画』連城三紀彦

2015年08月24日 | ミステリ感想
~収録作品とあらすじ~
強姦で医師を訴える患者と冤罪だと主張する医師。カーテンの閉ざされた病室で何があったのか?……瀆された目
地味を装った美しい患者に私は治療を施す……美しい針
運転手は私を連続タクシー強盗だと誤解している。間の悪いことに私の衣服には血が付いていて……路上の闇
誘拐されていると通報してきた少年は、9年前に誘拐殺人で命を落としていた……ぼくを見つけて
不倫相手を殺した直後、その妻から死体を発見したと連絡が。妻の目を欺けるのか……夜のもうひとつの顔
上司の妻は同僚の中に夫の浮気相手がいると語る。内偵を進めるが全員が疑わしく……孤独な関係
悲運の画家の遺作を金に糸目をつけず競り落としてくれと頼む妻。だが彼女には財産は無いはずで……顔のない肖像画


~感想~
恋愛小説でありながらミステリとしても一流という連城作品の中でも、本書は恋愛にこだわらずミステリとしての色濃い作品が揃った。
証言だけで話を進めたった32ページで目まぐるしい反転を見せる「瀆された目」、誘拐ミステリの傑作をいくつもものしてきた作者がまだまだ見せる誘拐の手練手管「ぼくを見つけて」、倒叙形式ながらそれだけに終わらない思わぬ展開を見せる「夜のもうひとつの顔」、これも連城名物の一人語りで激しいどんでん返しを繰り返す「孤独な関係」と秀作があるわあるわ。
しかしなんといっても白眉は表題作で、悲運の画家と怪しい妻、いくつもの不審な点を残しながら進むオークション、そして明かされる絶対に予測不可能な真相と、余裕で長編に出来る物語を惜しげもなく短編に仕上げた傑作である。
本当に連城はいくつ代表作の候補を書けば気が済むのだろうか。

なお文庫版の解説はなんら予告もなしに「戻り川心中」や「恋文」のネタバレをかます糞解説なので迷わず破り捨てることをおすすめしたい。


15.8.24
評価:★★★★ 8
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先々週のNXT #289  帰ってきたダニー・バーチ

2015年08月22日 | 今週のNXT
エンツォ・アモーレ&コリン・キャサディ ×-◯ スコット・ドーソン&ダッシュ・ワイルダー
(フラップジャック+コードブリーカー)

エンツォはエプロンのドーソンを襲った隙にコーナーへ左肩から突っ込まされ負傷。ドーソン組に左肩を集中攻撃される。
どうにか交代するとキャサディがドーソンを仕留め、エンツォのフライングボディプレスを手助けしようとするが、強烈なビッグブートを喰らったはずのワイルダーが平然と復活し、キャサディを引きずり下ろす。
そしてやはりキャサディの必殺技を被弾したはずのドーソンがエンツォを不意打ちのクローズラインでなぎ倒すと、ドーソンのフラップジャックからワイルダーが空中でコードブリーカーを浴びせる見事なツープラトンでエンツォを葬った。

ドーソン組はこれがTVマッチ初勝利。一軍昇格のささやかれるエンツォ組に代わり台頭できるか。


バロン・コービン ○-× ジェシー・ソーレンセン
(エンド・オブ・デイズ秒殺)

ソーレンセンはTNAの軽量級でそこそこ活躍。本名とはいえ一流選手ではないのに他団体と同じリングネームで契約するのは珍しい。
ここではただの顔見せであっさり秒殺された。


ジェイソン・ジョーダン&チャド・ゲイブル ○-× エリアス・サムソン&レビス・バレンズエラJr.
(空中投げ渡しバックドロップホールド)

バレンズエラはドミニカ人キャラで活動していた。キャリアは浅く、ジュニアが付いているあたり上層部からもまだどうでもいいと思われているようだ。(WWEオーナーのビンス・マクマホンは自分の名前のジュニアを嫌っており、契約選手のリングネームからジュニアを必ず外させる)

サムソンはゲイブルとの対戦を要求するも、アマレス仕込みの独創的な動きに翻弄される。
エプロンのジョーダンにちょっかいを出し、レフェリーの注意を引きつけた隙に二人がかりでゲイブルを痛めつけたが、交代されるとジョーダンの猛攻を受け、最後はゲイブルがバレンズエラを仕留めた。
ジョーダンに交代した時の観客の反応が薄すぎて少し気の毒であった。


・ブル・デンプシーのダイエット

一念発起した(?)デンプシーがダイエットに励む様子がコミカルに描かれた。


シャーロット ○-× デイナ・ブルック
(ナチュラル・セレクション)

脳筋デイナは怪力シャーロットに筋肉を誇示するも、ブートで蹴り倒される。
シャーロットは絞め技を掛けるデイナを強引に持ち上げるも、ボディビル出身のデイナは見た目より筋肉が詰まっていて重いのか押しつぶされてしまう。
だが体勢を立て直すとチョップで反撃し、最後は必殺技で快勝した。


ケビン・オーエンズ ○-× マーティン・ストーン
(ポップアップ・パワーボム)

ストーンはNXTで長くジョバー役でおなじみだったが昨年5月に解雇されたダニー・バーチ。
リングネームを昔の名前に戻し再起を図るようだ。
だが鋭いハイキックを浴びせたもののダメージは薄く、セントーンボムから必殺技を浴びせたオーエンズが楽勝し、試合後にはエプロン直下の病院送りパワーボムも見舞った。


NXTタッグ王座戦
ブレイク&マーフィー ○-× ボードビレインズ(エイダン・イングリッシュ&サイモン・ゴッチ)
(アレクサの介入→タイツつかみスクールボーイ)防衛成功

まずはゴッチが旋回式の腕ひしぎ、ラ・マヒストラルと普段は温存している技でブレイクに先制。
イングリッシュも二人まとめてアームドラッグで投げ飛ばし、打点の低いドロップキックを浴びせる。
ブレイク組はどうにかイングリッシュを孤立させ集中攻撃するも、ゴッチと交代され万事休すかと思われたが、ゴッチのアッパーカットからイングリッシュのネックブリーカーへつなげる必勝パターンをアレクサ・ブリスに阻止され、すかさずマーフィーがタイツをつかんで丸め込みベルトを守った。

試合後、ビレインズはブレイク組に不意打ちで報復。残されたアレクサには紳士的にリングを下りるよう促したが、アレクサは二人にビンタを浴びせて帰っていった。
特番で決着戦を行う流れだろう。
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先々週のNXT #288  不知火は共同作業

2015年08月21日 | 今週のNXT
・フィン・ベイラーが凱旋

日本公演でケビン・オーエンズからNXT王座を奪ったフィンがNXTに凱旋を果たす。
日本とアメリカのファンに感謝を示し、オーエンズは一軍でネヴィルやセザーロやジョン・シナを倒しているが、NXT王者は俺だと主張したようだ。


エヴァ・マリー ○-× キャシー
(不知火)

プロレス経験は未熟ながらリアリティ番組で人気を博すエヴァが参戦。去年の今頃ひょっこり一試合だけ参加しベイリーにころっと負けていることを思い出してはいけない。
シナばりに応援と罵声が交互に飛び交う中、エヴァは真紅の長髪をなびかせて基本的レスリングを展開。
化粧の濃いキャシーは長い脚でキックを連発し反撃に出るも、ロープに首をぶつけられると不知火で仕留められた。
あんなに相手に手伝ってもらってる感丸出しの不知火初めて見たわww


バロン・コービン ○-× ヘスース・デ・レオン
(エンド・オブ・デイズ秒殺)

三度目の参戦だが一度も名前すら紹介されたこともないレオンは、この日も10秒足らずで料理された。
これでブル・デンプシー、ライノ、コービンと秒殺キャラのハットトリック達成。


サモア・ジョー ○-× マイク・ラリス
(マッスルバスター)

ラリスはゴングと同時に先制を仕掛けるが、かえってジョーの怒りを買い連続攻撃を浴びる。
それでもめげずにパンチとキックだけで歯向かうも、顔面ウォッシュまでされ最後はマッスルバスターで仕留められた。


ベイリー ○-× エマ
(ベリー・トゥ・ベイリー)

エマはリストバンドを外すとベイリーをぺちぺち叩き、奪われるとセコンドのデイナ・ブルックと一緒になって「凶器よ! なんて卑怯なの!」と叫ぶ小芝居を展開。
ベイリーは攻撃されると野性が覚醒するキャラにでもなったのか、コーナーに頭を叩きつけられ激昂して暴れだす。
エマはだんだんヒールな戦い方を覚えてきて、鉄柱やロープを駆使し、痛そうだけど地味すぎる多彩な指折り技を披露。暴行の合間に見せる笑顔がわりと楽しそうで良かった。
ベイリーが二度ほど相手をつかみ損ないながらも反撃に乗り出すと、脳筋のデイナはレフェリーの目の前でベイリーを襲い退場を宣告された。
反則負けにしないレフェリーの優しさに気づかず抗議し続ける脳筋ぶりにエマも驚いたか、必殺技を喰らい敗北した。

試合後、ベイリーはNXT女子王座を目指しまずはシャーロットと戦いたいと宣言した。


ボードビレインズ(エイダン・イングリッシュ&サイモン・ゴッチ) ○-× アンジェロ・ドーキンス&ソーヤー・フルトン
(ゴッチのアッパーカット→イングリッシュのネックブリーカー)

ゴッチがドーキンス組の連携に苦しめられるも、イングリッシュが入るとあっという間に相手を一掃し、久々のディレクターズカットからツープラトンにつなげ、ゴッチがドーキンスからフォールを奪った。


・フィン VS オーエンズ再戦決定

ウィリアム・リーガルGM立ち会いのもと、フィンとオーエンズのNXT王座戦の調印式が行われた。
両者のサインが終わるとオーエンズはすかさずフィンに襲いかかり、止めに入ったリーガル卿も殴り倒したものの、フィンの逆襲にあい退散していった。
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先々々週のNXT #287  最後の名勝負?

2015年08月20日 | 今週のNXT
ジェイソン・ジョーダン&チャド・ゲイブル ○-× エリアス・サムソン&スティーブ・カトラー
(空中捕獲バックドロップホールド)

再三のラブコールに応じ、ジョーダンがついにゲイブルとタッグ結成。
大喜びのゲイブルは五輪出場も果たしたアマレス技術でカトラーを翻弄。
ジョーダンも抜群の身体能力で躍動し、最後はカトラーをバックドロップの体勢で持ち上げ、隣に立ったゲイブルに投げ渡しバックドロップホールドで固めさせる斬新なツープラトンを見せた。
ジョーダンは久々にタッグ戦で勝利を上げたが、単に相手が弱かっただけなので次戦が待たれる。


・サーシャ・バンクスらが一軍昇格

サーシャ、シャーロット、ベッキー・リンチがそろって一軍昇格し、一軍ディーバたちを圧倒する様子が流された。
一気にNXTの女子が手薄になってしまうので、当面は掛け持ちになるようだが、新顔の登場も楽しみである。


サモア・ジョー ○-× アクセル・ティスチャー
(胴締めスリーパー)

初登場のティスチャーはドイツ人で27歳ながらキャリア14年と経験豊富で、大日本プロレスにアックスマンの名で参戦するなど日本人との対戦も多いそうだ。
ジョーにも見劣りしない体格で、打撃中心に攻め込む場面もあったが、マッスルバスターから絞め落とされた。
権利上の問題か胴締めスリーパーはTNA時代のコキーナ・クラッチとは呼ばれなかった。


ブレイク&マーフィー ○-× アンジェロ・ドーキンス&ソーヤー・フルトン
(マーフィーのブレーンバスター→ブレイクのフロッグスプラッシュ)

ブレイク組はドーキンスを捕らえケビン・オーエンズのようなきついチンロックを代わる代わる仕掛ける。
そしてエプロンのフルトンを足払いして叩き落とすと、交代させることなくツープラトンで一気に勝負を決めた。

試合後、急に女王様キャラになったアレクサの命令でフルトンを痛めつけ、さらにブレイク組がアレクサを投げ上げスパークルスプラッシュを浴びせるご褒美を与えた。


・サミ・ゼインが久々の登場

負傷欠場中のゼインが久々に姿を現した。
復帰への意欲を語り、NXT王座への返り咲きを約束し、オーエンズへの報復を予告したようだ。


NXT女子王座戦
サーシャ・バンクス ○-× シャーロット
(バンク・ステートメント)防衛成功

二人とも昇格を果たしNXTの王座を争うのもこれが最後か。
シャーロットは序盤からフレアー・ムーヴを連発しサーシャを撹乱。
しかしコーナー固定ダブルニードロップを被弾しペースはザ・ボスが握る。
サーシャはバックスタバーからの極楽固め、さらに極楽固め式のロメロチンロック、首四の字と首に狙いを定めた。
だがシャーロットは持ち前の怪力でそのまま立ち上がると、旋回させいったん餅つき式に振り回してからの高角度パワーボムで逆襲。いくら一回りでかいとはいえパワーありすぎ。
互いを知り尽くした両者はカウンタの応酬から大技を決め合うもフォールには至らず。サーシャは掟破りの足四の字を狙うが、シャーロットはそれを本家四の字に切り返す。シャーロットのウィッグが外れて足に絡まるハプニングを挟み、転がってロープブレイクしたサーシャを離さずエプロンから吊り下がってさらに絞り上げた。
シャーロットはウィッグを着け直しとどめを刺しに向かうが、それで回復する余裕を与えてしまったか、反撃のバックスタバーからバンク・ステートメントでえぐい角度で首を締め上げられ、たまらずタップした。

激戦を終えた両雄はハグを交わし健闘を讃え合ったが、一軍では普通に敵対している模様。
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ミステリ感想-『RPGスクール』早坂吝

2015年08月19日 | ミステリ感想
~あらすじ~
今を時めく稀代の超能力者・時野イマワが我が高校を訪れた。
だがイマワは何者かに殺され、同時に校舎は外界から隔絶され、魔王を名乗る存在が脱出したくば我を倒せと声を上げる。
トラウマを抱える剣先は竹刀を剣に変え、少女を守る冒険に挑む。


~感想~
デビュー作、第二作とお下劣ながら論理性に優れたミステリを放ってきた作者の三作目。
下ネタは完全に封印し、厨ニ精神にあふれたRPG設定の異世界ミステリを描いてきた…が、RPGパートとミステリパートが明確に区切られ、双方をつなぐ論理展開はあるもののどっちつかずの凡作といったところ。
RPG的な冒険も魔王の正体もやれやれ系トラウマ主人公も学園物の青春ストーリーも、他にいくらでも同じ路線で優れたラノベがあるだろうし、冒険が終わるや急に論理を剥き出しに理詰めで推理を進めるのは、綿密なだけで別に論理や推理に面白味がなく、結果としてRPGもスクールもミステリも全てが中途半端になってしまった。だいたい(ネタバレ→)物体転送のトリックはいくらなんでもアンフェアかつ脱力物だろあれは。
最後に語られる裏事情も唐突感にあふれ、いかにも尺が足りなすぎた。いっそのこと講談社BOXで人気絵師のイラストを付けるか、新創刊の講談社タイガで長尺で出すとか、なんらかの工夫が欲しかった。
上木らいちシリーズだけの作家ではないはずなので、次に期待したい。


15.8.12
評価:★★☆ 5
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ミステリ感想-『教会堂の殺人』周木律

2015年08月18日 | ミステリ感想
~あらすじ~
人里離れた火山の中腹に建つ教会堂。
そこを訪れた人々が次々と変死体で発見される。
宮司司警視正、そして善知鳥神も導かれるように教会堂に現れ――。


~感想~
堂シリーズ第五弾。こ れ は 酷 い。
一から十まで話が破綻しており、もはや作者が何をやりたいのかすらわからなくなってきた。
以下↓ネタバレ↓注意

今までも何のために動くのか、何のために建てられたのかわからない「堂」ばかり出てきたが本作はその中でも群を抜いている。
明確に「人を殺すため」だけに建てられているのだ。だからといって某御大の超有名作品へのオマージュになっているわけでもなく、むしろ話の展開は、登場人物がのこのこ教会堂へ出向いて行く→まったくルールを説明されないままゲームに挑まされる→失敗したら死ぬ という、まるで矢野龍王「左90度に黒の三角」マジリスペクトな代物。
龍王に勝るとも劣らない説明不足っぷりで、キャラも読者もルールのわからないゲームになすすべも無く殺されていく様を見せつけられ、目が点になるばかり。ゲームもせっかくの図面を省いたおかげでトラップは単にそういうものだと納得するしかないわかりづらさ。
ミステリ的仕掛けにいたっては皆無で「今回は堂ではなく人が回るのだよ!ナ、ナンダッテー」とこのシリーズはやっぱり回ることが前提なんだと納得させてくれるものの、ラストは淡々とレミングスのように死んでいくシリーズキャラたちを見送った後に、神々が「私だ」「お前だったのか。まったく気づいていた」と暇を持て余すだけの脱力ぶり。

そんなことより何よりストーリー展開が完全に破綻しており、数学者たちが教会堂を訪れた理由が「貴重な算額を見に来た」というもので、教会堂はまさにその算額の価値がわかり、見られては困る有能な数学者を殺すための装置なのだが、そのくせ算額は迷宮ではなく入り口にこっそり飾ってあり、本当に有能な人ならトラップ自体に掛かることなく持ち帰れてしまうという矛盾っぷり。だいたい見られたら困るなら貸し金庫にでも預けとくか処分しとけよ。
また神々は手をこまねいていたら黒幕に殺されてしまうと危惧するのだがその黒幕はといえば100歳近い高齢で、たぶん数年も海外逃亡してれば勝手に死ぬんじゃないかな。

せっかく5冊続けて育ててきたシリーズキャラは大半が死に絶え、
前作終盤の展開で「てっきり10作くらい続けるのかと思ったら一気にシリーズをたたみに来た」と驚いたのにカバー見返しで「折り返し地点を過ぎました」と10作確定演出が出てしまいうんざりした。
売りの一つである数学ネタもゲーム理論にさらっと触れるくらいで、シリーズ開始当初の煩雑さは減ったのはいいが、もはやお約束程度の役割しかなく必要性すら感じない。
翻って見るに森博嗣のS&M、そしてVシリーズの物語としての面白さ、ミステリとしての素晴らしさばかり思い出してしまう堂シリーズ。もはや挽回するには完結編で作者自らリーマン予想を証明するくらいしかないと思うのだが。

15.8.6
評価:なし 0
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