OKseedより
もう30年前から、夢の技術と騒がれた遺伝子組み換え作物(GM)であるが、結局は除草剤と寄生虫以外のものは出てこない。当初は味が良いものとか乾燥地でも生育できるとか実入りが多いとか、アドバルーンはいっぱい上がっていた。
気が付くと人間が作った化学物質の除草剤に耐性作物と、寄生虫対策もしくはその両者に有効なものしか残っていない。しかも、農薬の効力は年々効かなくなっているし、寄生虫は耐性が種が出たりで数年でまた遺伝子組み換えをやるといった具合である。
要するの当初の謳い文句、画期的な品種改良などの謳い文句とは程遠く、夢の技術などではないことがはっきりしてきた。おまけに、たった2種類(農薬と寄生虫)しか商品化できなかったということである。
しかもトウモロコシと大豆と食用油の菜種だけしか、遺伝子組み換え作物は出来なかったのである。当初の目論見を大きく外したが、そのためかトウモロコシと大豆は遺伝子組み換えは、どの様な影響があるかも判然としないまま、作付けは大々的でアメリカ大陸を席巻している。
そこで登場したのがゲノム編集技術である。この技術をいくら聞いても遺伝子組み換えとの違いが分からなかった。OKシードの印やく氏の説明の、「ほとんど同じものである」ということで納得がいった。
ゲノム編集は特定の遺伝子を外すことが多いのであるが、結局生態側が補修などの反応などがあったりと、かえって予測不明の事態になることもある。遺伝子組み換えの予測が全く外れたことに、何の反省もない。
政治的な動きがアメリカでも、これに倣った日本でも改良の一つとして評価され、表示されないことが普及させたものといえる。
日本はゲノム編集では世界の最先端を行っているとされるが、他国は手を出さないということに他ならない。