そりゃおかしいぜ第三章

北海道根室台地、乳牛の獣医師として、この国の食料の在り方、自然保護、日本の政治、世界政治を問う

誰も責任をとらない惨敗野党

2013-07-22 | マスコミ報道

自民党に対して、明確な対立軸を見せることができなかった民主党が、今回の選挙結果の多くの責任を負っていると言える。憲法に対してもTPPに対しても消費税についても、党内で統一した意見を持たないまま、選挙戦に突入した。Photo
半年前の衆議院選挙で惨敗して、最大の地方選挙と言われる東京都議会選挙でも惨敗してもなおかつ、政策の明確な内容を打ち出せないまま、今回の党の存続さえ危ぶまれる惨敗になったのである。細野幹事長は辞意を表明しているが、海江田は続投の意向で細野を説得している。

海江田は解党的出直しと言ってはいるが、解党的出直しをするにも、党首候補もいないのが現実である。受け皿がないのである。前原も岡田も自らの候補地で、議席を獲得できなかった。党首交代のエネルギーすら失った感がある。

しかしこのままでは責任の所在すらはっきりしない。海江田は降りるべきである。「難局を迎えたからこそ結束するべき」と、良く解らない。

生活の党は議席を失った。この30年間常に日本の政治の中心にいた、小沢一郎であるが、ここにきて命脈が尽きたと言える。しかし、ここでも小沢は責任を取ることなく、居残るようである。小沢の居場所は既にどこにもなくなった。

社民党はもっと悲惨である。選挙の度に徐々に議席を失い、ついに今回は比例区の1人となった。しかし、福島党首は責任を取ることなど、全く口にしない。過去数度あった内紛も、そのままであって福島は責任を取ることは今回もない。

維新の会の橋下は自らの慰安婦発言で、東京都議会選挙の結果で責任をとると言ったが、今回の選挙でも敗北を認めず、継投するようである。

みどりの風の谷岡は辞任するようであるが、誰もいなくなっては仕方がない。政治家も辞めるということのようであるが、無責任には変わりない。

つまり惨敗した野党であるが、どの党首も責任をとらないのである。そうした姿勢が、敗北の原因であることの認識もないようである。自民党が増長するのも仕方がない。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

羅臼港

春誓い羅臼港