明日は参議院選挙の投票日である。今日昼の党首討論を見ていた、つくづくこの国の政治がおかしいと持った。自民党のアベノミックスに、ほとんどの大きな政党はエールを送っているのである。
民主党は持続しなさいというし、公明党は与党だから当然としても、維新の会もみんなの党も基本的には賛成である。生活の党も消費税など何とか言っているが、基本的には反対してはいない。彼らのは与党の補完勢力でしかない。
姿かたちが見えにくい経済政策と異なって、TPPは解り易い。ハズであるが・・・これが又、候補者と党の発言がまったく異なっているので、良くわからない。
農業県である北海道の候補者で、TPP参加に賛成する人はいない。全候補者が何か条件を付けたりしてはいるが、ほぼ全候補が反対である。ところが、党はほとんど賛成である。条件によって離脱などあり得ないことは、誰でもが知っている。
TPPは菅直人が開国だと言って参加を言ってから、かなりの資料に目を通したが、とてもじゃないけれど、弱小企業や地方は切り捨てられるのが判ってきた。
多少の違和感のある方もいるかもしれないが、明確にTPP反対を掲げて全選挙区に候補者を出しているのは、共産党だけである。与党や野党の賛同者に投票すれば、TPP参入賛成の意思表示となる。
他の政策には目をつむって、ここは農民も農業関係者も地方の住民も、共産党へ投票してみてはどうか。
少なくとも、地方の活性のためにはTPPは不要のものである。今回の選挙は、地方人はすべて、都会の中小企業者の人は、日本共産党に投票しようではないか!