そりゃおかしいぜ第三章

北海道根室台地、乳牛の獣医師として、この国の食料の在り方、自然保護、日本の政治、世界政治を問う

なんとまぁ横暴な官房長官であることか

2015-06-12 | 安倍晋三
苦学した割には、横柄な態度が目に余る安倍内閣の菅官房長官である。辺野古基地建設は、粛々と行うと言い続け、上から目線を指摘され、この言葉の訂正をしてはいる。誰の言うことも聞かず、決めたことをやるというのが「粛々」である。言葉は封印したかに見えるが、辺野古基地建設に関しては全く沖縄県民の声は聞くことはないというのである。

三名の参考人が全員、安保法制が違憲であると発言した思わぬ結果に「全く違憲でないという、著名な学者も沢山いる」と口走ってしまった。良く調べても三名しか見つからなかった。それもほとんどが、公的な場で発言するには問題のある面々ばかりである。挙句の果てに、沢山いるという言葉とは裏腹に、数ではないと言い替えたりと、熟慮のないあるいは予備知識の欠如した、菅官房長官である。
憲法学者からは、憲法のことは聞く必要はないということである。

菅義偉官房長官は12日の記者会見で、かつて連立を組んだりしたり自民党の幹部だったりした、山崎拓元自民党副総裁、亀井静香元金融担当相、藤井裕久元財務相、武村正義元官房長官が安全保障法制の整備について反対の姿勢を示したことに関し、「もうすでに現役を辞められ、バッジを外されている方で、それぞれ個人の意見表明だ」と指摘。国会審議への影響については「全く影響ない」と述べた。
先輩方の意見など聞く耳は持たないということである。

日本年金機構の個人情報が漏れた問題では、年金が漏れたわけではないと「漏れた年金」の指摘に対して反論した。年金が漏れたというのは、国民に誤った情報を流し、国民に不安や誤解を招くことになる。というのである。
怖ろしい男である。現実に年金情報が漏れているからとの電話で、300万円も騙し取られた女性も出現している。
何とも横柄な責任逃れ発言であることか。情報流出後も止めなかったり、職員の個人メールを介されたりと、無防備であったり事件後の対応は、従前の年金機構と変わらないことを理解していない。

内閣にあって官房長官は首相に次ぐ位置である。日本の場合は単なるスポークスマンではない。それにしても、記者会見で記者の質問の質が落ちていることか。官房長官を激怒させるような突っ込んだ質問者がいない。官房長官の言いたい放題である。菅官房長官の発言は、安倍強権政治の象徴的存在でもある。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

羅臼港

春誓い羅臼港