そりゃおかしいぜ第三章

北海道根室台地、乳牛の獣医師として、この国の食料の在り方、自然保護、日本の政治、世界政治を問う

旧ソビエトの末期の症状を呈してきている安倍内閣

2020-03-01 | 安倍晋三

ろくろく論議もせず唐突に懇意の検事の定年延長を閣議決定はしてはみたが、矛盾だらけの尻拭いに矛盾発言と嘘をくり消すばかりである。黒川弘務搭降載検事長を検事総長に据え置きたいことが見え見えである。長年の慣行を無視する人事を行い、政権内外の怪しげな事件について検事総長になった黒川に敏腕を振るって欲しいのであろう。思い当たるのが自らの桜を見る会と前夜祭の公職選挙法委はなどである。更に安倍昭恵の個人事業を巡って、不正融資の件が持ち上がっている。この夫婦は取り換えひっかえ事件を起こし、またかという感じでしかない。カジノで久しぶりに国会議員をしょっ引いてはみたが、どうも雲行きが怪しくなっているのも何かあろうと勘ぐってしまう。
法務大臣とあろうものが、「口頭決裁もある」などとは、撤回しなくとも誰も信じてはない。公文書でさえ平気で廃棄する安倍政権の閣僚ではあるが、さすがに返答に詰まったのであろう。決済内容も部署も日にちも何もわからない、検証できない決済があるなど、旧ソビエトなどでは可能であったであろうが、何を狂ったのか(元々狂っていたのか)誰も認めることができない決済をやったと発言してしまったのである。ペレストロイカが日本に求められる日が来るとは思わなかった。
高市総務大臣は、口頭決裁は公文書にならないと否定した。だったら、森まさ子法務大臣の不信任案に賛成すべきであっただろうに。
立憲民主党の枝野幸男代表は、たとえ違法に公務員法に沿った定年延長した場合は職種を変えてはならいという文言があり、黒川氏は検事総長にはなれないと、釘を刺したが、考えが甘い。安倍晋三はお構いなしにやるに決まっている。これまでそうした事を繰り返してきたではないか。
安倍晋三の目的が、司法を権力下に置くのが目的であるから、検事総長の人事は欠かすことができない。司法の独立性はすでに失くされているが、なんと傲慢で独善的なにようであろうか。
安倍晋三の特徴は論議をしないことである。できないといって良い。だから、憲法九条に自衛隊を銘記するという、奇怪な案をビデオで報告したり読売深新聞を使ったり、論議などしたこともない。それは今回の小中学校などの休校も同じである。北海道が休校を道民に依頼使途事が好評だったことを受けて、4時間前に今治の加計学園獣医学科開設の裏工作をした腹心の萩生田文科大臣と話し合っただけである。その典型が桜を見る会である。野党の体たらくは7年もお目こぼしだったので、安倍夫妻のやりたい放題の典型になっていたのである。
経験や論理を詰めて説明する能力がないのである。それでいて、周囲が忖度させるよう内閣人事局を作ったり、派閥もなくなった党内人事を一極集中させる。誰も逆らえないので、思い付きで推敲なしの案や、法的根拠の薄い案や、前例のない案や、お友達だけの特定の案などがぞろぞろと出てくるのである。日本の不幸は安倍晋三が退く日まで続く。
コメント (1)
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