そりゃおかしいぜ第三章

北海道根室台地、乳牛の獣医師として、この国の食料の在り方、自然保護、日本の政治、世界政治を問う

基礎データーのない防疫など不可能である

2020-04-06 | 安倍晋三

本ブログでは当初から繰り返し繰り返し指摘していることがある。PCR検査を徹底して行うべきであると。上の図はここまできたかという感じであるが、それも数字が大きくなればこのように判然とするからである。それにしても日本の検査数はいかにも少ない。
今日ノーベル賞学者の本庶佑氏が可能な限りPCR検査を増やすべきであると提言している。山中伸弥氏も同様の提言を行っている。学者なら誰もが同じことを言うであろう。海外メディアは日本の検査体制に、大いに疑問を抱いている。オリンピックを境に急増したことや、圧倒的に検査が少ないことが日本への信用を無くしている。患者の数や死者にしても検査もしていないのではないかという疑念である。イタリアやスペインでは、肺疾患で死亡した人の検査を行ってデーターを積み上げている。見えないウイルスの発見や痕跡を探るためである。高齢者や持病がっても積極的に検査を行ってウイルスを追ってカウントしている。
各国の検査体制や感染者や死者のカウントが、もとより同じでない以上、併記して比較するものでもないが、これほど圧倒的に少ないのは恣意的検査と言われ、すでに奇異と言われても仕方ないだろう。
明日緊急事態宣言が出されるようであるが、当分は感染経路不明者が続出してくるであろう。一定の時間が過ぎれば、数字上は沈静化したように見えることになるであろう。しかし、基礎データーを作成しなかったり、恣意的な姿勢からは対策は打つことができない。発病は減少しても、途切れることもないであろう。
アメリカの感染者がピークを越えたようであるが、圧倒的な検査による摘発の動向であるから信頼に値するが、日本は姿が見えない。従順な国民性と国民皆保険と医療技術がこれらを覆いつくすのであろう。
コメント (1)
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