イナのテロ行為だ」と発言し、我々には報復する権利があると信じられない述べた。驚き以外のものでもなかった。自分たちロシア軍が攻め入ったウクライナ領の攻撃、侵略は宣戦布告もない特別軍事作戦は、殆ど戦争でありテロ以上ではないか。
プーチンがいくら訴えても、反ロシア活動をしていたというネオナチを叩くには、余りにも大きな軍事行動、戦争と何ら変わらない特別軍事行動でなかったか。
そのナチのヒトラーと最も激しく対立していたのが、イギリスのチャーチル首相であった。そのイギリス議会で、ゲレンスキーはナチとの対立にめげず、演説したチャーチルの言葉を引用し演説をした。
「我々は降伏しない。我々は森で戦う、平原で戦う、海岸で戦う、都市や村で戦う、街路で高地でも戦う。」と述べて、ウクライナへの支援をイギリスに求めた。
侵略者の侵略理由は虚偽で粉飾されるのが常である。偉大なロシア民族を強調してみても、現実に最前線で戦っているのは、民間の軍事企業であり戦闘員は受刑者が多い。徴用された人たちは、それこそロシア民族が併合したモンゴル系の比率が圧倒的に多い。ロシア民族(科学的な定義は不可能である)と称する人たちの活躍は見えてこない。
むしろプーチンはヒトラーに近づいているようにも見えるし、スターリンの独裁の恐怖政治を目指しているかのようですらある。
80年前とは異なり、このウクライナ戦争はどこまで戦っても、勝者もなければ敗者も生まれない。敢えて言うなら敗者しかいない戦争を続けているといえる。殺戮を黙殺した戦況解説が、ウクライナの支援を前提に多くの国で行われているが、今必要なのは停戦である。