そりゃおかしいぜ第三章

北海道根室台地、乳牛の獣医師として、この国の食料の在り方、自然保護、日本の政治、世界政治を問う

戦争は自衛のものばかり

2007-05-17 | イスラム

戦争は自衛のために行なわれる。子どもの喧嘩がその良い例である。

「だってフセちゃんが先に殴ったんだモノ」

「殴ってなんかないょーだ、ジョーちゃんが先に手出しただよー」

「フセちゃんが殴ったの隠してるよ。僕知ってるモン」

「隠してなんかないよ、ジョーちゃんが僕のもの盗ろうとしたからだよ」

「盗ってなんかないよー」

「僕知ってるモン、ジョーちゃんが僕の近所の子いじめてるの」

「だってフセちゃんの友達は不良ばっかりだモン」

「近所の子友達でないよー。ジョーちゃんが、勝手に不良と思ってるだけだよ、皆善いやつばかりだヨー」

「この前だってフセちゃん、隣んちにかっぱらいに入ったんだよ」

「あそこは前は僕んちのものだったモン。先にかっぱらったのはフセちゃんのお友達だモン」

「こんな悪いことするフセちゃん、学校で問題になってるよー」

「学校だって、お友達だって、お金持ちのジョーちゃんの言うことから聞くモン」

「フセちゃんが乱暴なことするからだよー。持っちゃ駄目って言われてるの持っててモン」

「持ってないモン。黙って僕の机の中見たのジョーちゃんだモン」

「みんなフセちゃんおかしいって言ってるモン」

「みんなってだれサ。そんなこと言うのジョーちゃんのお友達ばかりでしょ」

「とにかくフセちゃん、いけないことばかりするんだよー。みんなの代わりに殴ってやったんだ」

結局、二人とも自衛のために喧嘩(戦争)をしていると言い張るのです。

集団的自衛権とは喧嘩をするための理屈でしかないのです。

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