そりゃおかしいぜ第三章

北海道根室台地、乳牛の獣医師として、この国の食料の在り方、自然保護、日本の政治、世界政治を問う

驚くべきカネの力、中国の力

2015-10-22 | 中国
欧米でいち早くAIIB参加を表明したイギリスである。この数年中国はの接近が急である。かつてのチベットの宗主国のイギリスには、中国の人権問題に対して厳しい意見が根強くある。習近平の公式訪問で、今回も多くの反対デモもあったが、イギリスはなんといっても、女王自らが出迎え歓迎した。今回は習近平も、異例といえるイギリスだけの訪問である。
何しろ今回中国のイギリスへの投資は、7兆4000億円もの投資をするというのである。中でも目を引いているのが原発への投資である。原発二基への投資もさることながら、一基は中国が自らの技術で建設するというのである。世界が脱原発に動く中、よりによって中国がイギリスで建設するというのである。更に病の兼世いつもやるし、人民元による中国国債を販売するとのことである。
習近平の意図ははっきりしている。減速する中国経済の下支え、AIIBが孤立化しないためのイギリスへの接近、多極化するなかでの相対的なアメリカの弱体を狙っているものである。先月のアメリカへの売り込み訪問に加えての、習近平のイギリス訪問である。いずれも商売の訪問である。
人権問題について、首脳会議で語られた形跡はない。おカネのためなら何でもやるのか国営なのであろう。外交にモラルなどないのである。


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2 コメント

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Unknown (とろ)
2015-10-23 09:46:05
英国も正気なんですかね,中国に原発作らせるなんて。
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Unknown (タンケ)
2015-10-23 13:10:49
イギリス権力の正体もアメリカのそれと同じである。だが、甘ちゃん日本人多くは誰が捏造したか判りもしない「紳士の国」などという大嘘の呼称を疑いもしない。イギリスは大航海時代から世界各地の莫大な富を収奪したり内乱起こさせたり結果的に戦争惹起するなどして現在に至る世界の政治不安定を作ってきた張本人だ。その犯罪性と罪深さは言語に絶するものだ。今でこそアメリカが表舞台の大トラブルメーカーだが、その大元はイギリスだ。尤もこれら両国とも下手人は権力者なのであり、一般庶民には直接的責任はないのかもしれないが。

中国もイギリスも権力の座にある守銭奴らが浅知恵で原発作れば、当事者らには巨額が入るのだろうが、福島如く災難を被り永劫苦しむのはいつものように庶民で、結局国家的破滅してしますのが原発という悪魔の所産ではないのだろうか。戦略上手、戦争上手のアングロサクソンと、利に敏い中華とのコラボは地球壊滅の負の可能性をさらに高めたと言えると思う。

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