そりゃおかしいぜ第三章

北海道根室台地、乳牛の獣医師として、この国の食料の在り方、自然保護、日本の政治、世界政治を問う

こりゃ驚いた一年前と同じ

2015-02-07 | 安倍晋三
ちょうど一年前の今日(2月7日)の、本ブログの書き込みを見て驚いた。「トヨタ大儲け、アベノミクス様さまSama」は、まるで同じことが輪をかけて一年後に起きている。
今年度も3月決算見込みを昨年同様、17.8%上方修正し2兆7000億円の営業見込となるそうである。驚きである。売上高は27兆円と、いまEUの厄介者になっているギリシャのGDPとほぼ同額である。
この一年で円安はさらに進行し、アベノミクス様々様々と言ったところであろうか。黒田日銀総裁は、「円安は全体として日本に利益をもたらす」と言っているが、現状を見れば誰にでもわかる。利益は輸出産業にしか恩恵がない。関連企業の一部に降り注ぐだけである。
多くの国民は、経済成長どころか消費税増税に伴う物価高で追い込まれている。早い話が物価が上がりインフレ状態になってはいるが、給与に反映されていないので、実質的なインフレにはなっていない。最早デフレ状態と言って過言ではない。
安倍政権は、トヨタのような大儲けしている企業を引き合いに出して、自らの経済政策・アベノミクスで経済が好転していると判断するに違いない。これだけ景気が回復しても、企業成績の上がらない企業は企業体質に問題があるということになるのであろうか。
アベノミクスは、第一の矢の金融緩和だけが円安株高を産んだに他ならない。その後の第二、第三の矢は全く結果を伴わないどころか、円安の影響が消えうせることまで持つことはないと思われるのである。
来年の同時期、トヨタはさらなる業績に上方修正をしていらっるだろうか?

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