日々の暮らしから

「街中の案山子」「庭にいます。」から更にタイトル変更します。

「人の心はお金で買える」と言った人

2006-01-22 10:25:57 | 社会問題
昨今のライブドアたたきの中で、彼の著書の中の文句「人の心はお金で買える」が再び持ち出されている。
大勢は口を揃えて、それは間違っているという。
お金で買えないものもある。勿論です。
だけど、彼がはじめからそう考えていたのではなく、金持ちになった自分を取り巻く環境を見ていると、彼がそう実感したのではないでしょうか。
美人キャスターが取り巻き、テレビ局からの出演依頼が殺到。
30過ぎの若手実業家の口からそう言う思いが出で来るのも、あながち否定できない世の中なのではないでしょうか。
「お金は額に汗して稼ぐもの」という言葉も、政治家のコメントで何度も登場しています。
これはむなしい。高額のパーティー券を買ってもらうという形で資金形成していらっしゃる方が多い業界の方が、何を思って諭していらっしゃるのか・・・。

「格差社会」を問題提起した自民党次期総裁候補と言われている方々の言葉についても。
これについても、「なーんだか」という感がぬぐえません。
4氏はいずれも、政治家2大目3代目。内3方は、父または祖父が総理大臣経験者。
生まれながらにして「乳母日傘」の立場の方々なのではないでしょうか。
地盤、看板、鞄に守られて人生をスタートしている人の対極にある「相続税100%でいい」といっている若者ホリエモンに元気を貰っている若者も多いのではと思いますけれど。

今回の騒動、きっと彼を大きく育てるでしょうね。
株式分割の上限が設けられたりして、株式市場のルールの見直しがなされたりして、成熟するきっかけにはなっているのですから。


コメント
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