小泉首相は、自民党総裁。総裁の任期は9月までで、次期総裁に立候補しないと明言しているので、そこで小泉政権は終了。
国会閉会となり、新聞やテレビでは、誰が次の政権の主となるか、話題でもちきりです。
小泉さん終始支持率が高い首相です。
なぜか。
テレビのディベート番組で言っていたいくつかの理由の中で、
「小泉氏にはお金の匂いがしなかった」
につていは、同感であり、このことが高い支持率維持に貢献していると思います。
ワンフレーズの談話、言い切り型のコメントで、そっけないように感じだけれど、言葉を捜しながら、自分の言葉で語っているのがわかった。
失言の多かった森首相。
世界一の借金王だといいのけた小渕首相。
説明がとかく多かったけれど、1億円疑惑も不知で潜り抜けた橋本首相。
いずれも、調整型。
私たちは(私はと言うべきかな?)、政治は「なるようにしかならない」という諦め、政治は「別次元で執り行われているもの」という感じがしていたけれど、小泉さんに変って、改革も「本当にあり」と、期待が持てるような気がしました。
①国の負っている債務を打ち出し、小さな政府実現を旗印にした。⇒道路公団の分割民営化、国立大学などの独立行政法人への移行、郵政民営化、国家予算とは別枠の特別会計が存在することの明確化(ずさんな社会保険庁のあり方が浮き彫りに)。
②護送船団方式をやめた。⇒銀行の不良債権に大鉈。保険会社の不正にもメス。
③癒着政治からの脱却。⇒天下りの指弾。競売談合にもメス。
勿論、これらが100%満足な達成を成し遂げたわけではないし、道半ばの問題もあります。
いずれも強いリーダーシップがないと、問題として掘り起こすこともできなかったのではないかと思うのです。
小泉さん以前は、景気がよくなると税収アップするから、借金は気にしなくてもいい、という流れもあったわけです。
収支バランスを把握することがなくて、財政健全化はありえません。景気回復頼みでOKと、安直な話だけを国民にしていては、それは「知らしむべからず、寄らしむべし」の政治です。
小泉さん以前の内閣は、自民党の各派閥から、閣僚候補者の名簿が提出され、各勢力に応じて、大臣人事が割り振られていたとのこと。
これが、従来の内閣だったのです。
官僚の文章を読むだけの答弁になっても仕方がありません。
議員になって派閥に所属し、順番を待って、「末は博士か大臣か」だったのですから。
小泉さんは、自分の政策を実現させるための人事を自分で考え、抜擢した。当然のことだけれど、初めてのことだったと。ディベートのテレビ番組で言っていました。
さて、次期総理はどうなさるのか。
上記①、②、③について、積み残しもまだまだあります。継続的スタンスであって欲しいな、とこれは街中の思い。
ここまで書くと、小泉さん賛歌のようですが、クレームも持ち続けてはいました。
(1)自衛隊のイラク派遣
イラクからは撤退が決まったことは、幸いです。でも、国連の意思ではなく、アメリカに追随、これは残念でした。
(2)靖国神社参拝
小泉さん個人の内心のために、外交的マイナスは大きい。首相は国の代表だということを心してほしかったのに。
最初に戻って、一見些細なことに思えるけれど、「お金の匂いがしない」「派閥にとらわれない」このことは、是非、次の方にも引き継いでもらいたいものです。
国会閉会となり、新聞やテレビでは、誰が次の政権の主となるか、話題でもちきりです。
小泉さん終始支持率が高い首相です。
なぜか。
テレビのディベート番組で言っていたいくつかの理由の中で、
「小泉氏にはお金の匂いがしなかった」
につていは、同感であり、このことが高い支持率維持に貢献していると思います。
ワンフレーズの談話、言い切り型のコメントで、そっけないように感じだけれど、言葉を捜しながら、自分の言葉で語っているのがわかった。
失言の多かった森首相。
世界一の借金王だといいのけた小渕首相。
説明がとかく多かったけれど、1億円疑惑も不知で潜り抜けた橋本首相。
いずれも、調整型。
私たちは(私はと言うべきかな?)、政治は「なるようにしかならない」という諦め、政治は「別次元で執り行われているもの」という感じがしていたけれど、小泉さんに変って、改革も「本当にあり」と、期待が持てるような気がしました。
①国の負っている債務を打ち出し、小さな政府実現を旗印にした。⇒道路公団の分割民営化、国立大学などの独立行政法人への移行、郵政民営化、国家予算とは別枠の特別会計が存在することの明確化(ずさんな社会保険庁のあり方が浮き彫りに)。
②護送船団方式をやめた。⇒銀行の不良債権に大鉈。保険会社の不正にもメス。
③癒着政治からの脱却。⇒天下りの指弾。競売談合にもメス。
勿論、これらが100%満足な達成を成し遂げたわけではないし、道半ばの問題もあります。
いずれも強いリーダーシップがないと、問題として掘り起こすこともできなかったのではないかと思うのです。
小泉さん以前は、景気がよくなると税収アップするから、借金は気にしなくてもいい、という流れもあったわけです。
収支バランスを把握することがなくて、財政健全化はありえません。景気回復頼みでOKと、安直な話だけを国民にしていては、それは「知らしむべからず、寄らしむべし」の政治です。
小泉さん以前の内閣は、自民党の各派閥から、閣僚候補者の名簿が提出され、各勢力に応じて、大臣人事が割り振られていたとのこと。
これが、従来の内閣だったのです。
官僚の文章を読むだけの答弁になっても仕方がありません。
議員になって派閥に所属し、順番を待って、「末は博士か大臣か」だったのですから。
小泉さんは、自分の政策を実現させるための人事を自分で考え、抜擢した。当然のことだけれど、初めてのことだったと。ディベートのテレビ番組で言っていました。
さて、次期総理はどうなさるのか。
上記①、②、③について、積み残しもまだまだあります。継続的スタンスであって欲しいな、とこれは街中の思い。
ここまで書くと、小泉さん賛歌のようですが、クレームも持ち続けてはいました。
(1)自衛隊のイラク派遣
イラクからは撤退が決まったことは、幸いです。でも、国連の意思ではなく、アメリカに追随、これは残念でした。
(2)靖国神社参拝
小泉さん個人の内心のために、外交的マイナスは大きい。首相は国の代表だということを心してほしかったのに。
最初に戻って、一見些細なことに思えるけれど、「お金の匂いがしない」「派閥にとらわれない」このことは、是非、次の方にも引き継いでもらいたいものです。