日々の暮らしから

「街中の案山子」「庭にいます。」から更にタイトル変更します。

こんなことも考えられている・・・。

2007-07-11 14:28:19 | 私の雑感あれこれ
週日にその大型スーパーに出かけたことがなかったので、初めて知りました。

-イエローレシートキャンペーンー
というのをやっていました。
通路に7、8人の人が襷をかけて、手にはボックスを持って、お願いしているのです。
私、最初は素通り。
軽食コーナーで一休みしていたら、「イエローレシート・・・」と、声が耳に止まり、目の前のレシート、そういえばいつもと違って「黄色」。
あー、買い物した後のこのレシートをボックスに、という呼びかけ、のようです。

お客には、ちょっと足を止めるわずらわしさがある程度で、レシートに記載された買い物金額の1パーセントが、その大型スーパーを運営している企業から障害者団体へ寄付されるそうです。
ふーん、そういうやり方もあったのかと、私、その日のレシート3枚協力。
聞くところによると、毎月11日はこのキャンペーンをやっているという。
にこやかに説明してくださったのは多分障害者のお母さんと思われる人。
私は、こんな場が、実は弱くて、白状すると、鼻の奥がツーンとしてしまうのです。
パートさんの時間給10円アップにも厳しい試験を課したりして、シビアな職場なのだと聞いていますが、企業もいろいろ健闘しているな、なんていう気分で帰宅しました。

できるところから世の中に貢献する。
結構、身近にも、できることがある。
そういえば、夫も「金銭問題で困っている人の法律相談は無料」としています。
貢献できる、という役得を得ているのですから、それで見返りはある、そんな人、そんな組織が、頭を持ち上げ始める。
世の中、捨てたものではないでしょう。

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もし、あなただったら・・・。

2007-07-11 08:15:13 | 私の雑感あれこれ
★寄付をする側
あなたが高齢の資産家で、身よりもない一人暮らしだったとしたら。
そう思って、読みすすめてください。

あなたは役に立つように遣ってもらおうと、公立病院に1000万円寄付しました。
1000万円はそれなりのお金です。
その後、あなたは身体を悪くして、その病院に入院しました。
20日ほど経って、「退院してください」と言われました。
一人暮らしのこともあり、今の状態で、即一人暮らしに不安です。
もう少し入院を継続していられないかと頼みました。
返事は、「それはできません」だとしたら・・・。

一人暮らしで老いを迎えている自分にできることと思って、高額の寄付した、良いことをしたと満足感で暮らしていたのに、その病院は、彼女にとって寂しい返事を投げ返してくるが病院でもあったのです。

もし仮に、私だとしたら1000万円の寄付は超高額、きっと忘れることはないでしょう(現実に寄付するかどうかはともかく(笑い))。

病院の担当医は、彼女が高額の寄付者だとは知らないと思います。
また、高額の寄付者と一般の患者との間に差をつけるのも、それはそれでどうかなとも思います。

若くない自分が、「自分の財産をいつかは入院することもあるだろう病院に1000万円寄付する」と言う場面を想像してみてください。
こんな場合でも、杓子定規な対応でよしと受け入れられることができるか。
元気な時と違って、気弱で心細くなっているときに・・・。

勤務医である担当医が、「どの患者も同じに治療する」は当然だけれど、よく言われている公立病院の赤字対策には、寄付は願ってもない収入であるのも現実です。

うーーん、どうあるべきなのでしょう。


皆さんのもとにも寄付を募る郵便物が届くと思います。
寄付を募る側の配慮も、要検討かもしれません。

★寄付を募る側
-その1-
最近、国立大学が独立採算になったとかで、某旧帝大からは、よく寄付を集める郵便物を送ってきます。
ざっと拾い読みしていたら、「寄付金10万円以上をした人は、総長と会う機会を持てる」ということが書いてありました。
「この感覚、何だろう?」と、ちょっと笑えました。
そりゃあ、天下の某大の総長だから、会って握手したら記念かもしれません。
でも、「10万円以上の寄付で…」とセットになっている、そのことが、滑稽です。
「知識の塔」のトップが、自分の大学で育った知識人を、総理大臣と握手したがるお歴々のように、一緒に写真に納まりたがっていると想定しているのかしら。
まー、人様々だから、「とにかく寄付をより多く集めたい」そんな思いでの提案が、募金委員会で通った、と言うことでしょうね。

「痩せたソクラテス」ではやっていけなくなったのでしょう。
ご苦労様です。
(ちなみに私の卒業大学ではありません)

-その2-
最近、何度か、こんな郵便物もきます。
「ユニセフに寄付することを遺言で書き残すのはいかがですか」というお誘い。
夫の仕事柄、遺言の相談も受けるだろうと想定しての郵便物でしょう。
みんな、どの団体も、どうしたら財源を確保できるだろうと、あれこれ考えているのでしょう。
でもネ、最初に書いたケースのように、寄付するときは、やさしく誘いかけてはきても、あとは大勢のひとり、というか、どこに消えたか分からなくなるってのが、実情と、ぼんやりそう考えたり・・・。









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