日々の暮らしから

「街中の案山子」「庭にいます。」から更にタイトル変更します。

こんな国に暮らしているとしたら

2007-07-18 11:06:16 | 私の雑感あれこれ
日本では、収めた年金が宙に浮いたと、連日の報道。行政府のトップである安倍首相は「最後の一人まで、きちんと調べてお支払いします」と発言しています。

* * *

その国では、税金の徴収は、担当者が直接、事業者というか、例えば「お店」に出かけて、儲けの中から税金を払うように催促するそうです。
そして、
お店の人は、「儲からない」「利益がない」と主張します。
徴収担当者は、お店の人と交渉します。
「儲からなかったことにする」「そのお店は、そもそも営業していなかったことにする」
そう、報告することで、直接、「何がしかの謝礼を懐に入れる」

そりゃー、お店も徴収官も両得だから、阿吽の呼吸、なのでしょう。
だから税収が上がらない。
だから社会保障どころではない。
だから・・・、
だから・・・、
が多すぎて、聞いていてシンドクなる。

* * *

何年か前、別の国で、観光バスの中からみた光景と聞いた説明。

街中には、警察官がバイクの男と何か話している。
この国では交通違反の反則金は、警察官が現場で違反者から直接罰金を取るのだ、と。
とすると、交渉次第で、反則金の内容は自由自在。
事情次第では、「なかったことも可」だろうし、警察官の懐は、捕まえた違反者の懐次第ということか。

* * *
日本に暮らして、この暮らしがこれが当たり前だと、そう思っているから、
公(おおやけ)が手加減次第でどうにでも・・・という国のことを見聞きすると、その理不尽を何度聞いても、あきれる。

でも、「日本のように、自殺率は高くない」から、不思議でもある。
暮らす、生きていく、そのことの捉え方そのものが、うまくいえないけれど、異質になっているのだと思う。


コメント
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