今、日本全国の多くの家庭で読むことができる短編小説です。
私のブログを訪問してくださる方であれば、ほぼ全員。笑
昨日、何とはなしに新聞に掲載されている大学入試センター試験問題「国語」をのぞいてみた。長文でも読んでみるか、と。
最初は、1965年に発売開始されたという、りかちゃん人形の話。
1970年頃のクリスマス前にデパートのおもちゃ売り場でアルバイトをしたことがあり、りかちゃん人形の箱を包装紙でくるんだ記憶が残っている。
筆者は、現在も引き続き販売されているりかちゃん人形の形態が当時と変わってきていることを社会の変化に結びつけて論述しているが、ワタシへの説得力はいま一つ。苦笑
実は、ここ1,2年、孫へのプレゼントのためにおもちゃ売り場をうろつく人になっているのですが、売られているおもちゃへの感慨のポイントは、この筆者と別のところにあるからです。後日文章にしてみたい、、、かも。うっふふ
さて、タイトルの長文。小説全文です、とあったので、プロレタリア作家佐多稲子の名前だけしか知らなかったから、これ幸いとして読んでみました。
1950年の作品。
東京から西へ向かう列車内での話。
混雑する三等車の座席が闇で200円で、という社会風俗は、私にも耳新しい。
3歳(らしい)と1歳の子供を抱えて乗り込んだ夫婦。きっと当時なら20代後半かしら。
通路も満杯状況で、父親は見送りらしく列車を降り、幼子二人を抱えた母親の生活の匂いが伝わってきそうです。
全国の多くの18歳の高校生が土曜日にこの文章を読んで、どう思っただろう。自分の国の話と思えただろうか。(私が育てた子供たちよりも、さらに若い)彼らに、この困窮が想像できるだろうか。
ひとのことはいえない。私だって三等列車も闇売買も知らない。かろうじて長距離夜行列車は知っているけれど。短時間で読みながら設問に回答していった彼らは、抒情になど浸っていられないから、どうでもいいのだ、と言ってしまえばそれまでだけれど、なんだか、私たちの国の先輩たちの足跡を見たような気がして、文章から立ち上ったきた映像がまだ頭の中を去来する。
実は、年末に、同じような年頃の子供二人を抱えて娘は、東京から西方面に帰省してきた。授乳室に一番近い指定席を二人分確保して。乗車時間は1時間半あまり。改札口までくれば、迎えが待っている、という環境。それでも、娘としては連日夜泣きの激しい1歳児に睡眠不足~~と悲鳴状態。
あ~大変さの容量って、、、とも思う。娘よ、ゴメン。
「男の人って封建的ね」とつぶやかせている。佐多稲子が時代に感じた思い、なんでしょうね。
あれから、ずいぶん時が流れて、男女の立ち位置が変わりました。いろいろ思うことも多々ありの分野です。
時間がなく垂れ流し文章です。修正要ですね。すみません。
日曜日の朝刊、まだお手元にあると思いますので、小説「三等列車」時間があればどうぞ。
私のブログを訪問してくださる方であれば、ほぼ全員。笑
昨日、何とはなしに新聞に掲載されている大学入試センター試験問題「国語」をのぞいてみた。長文でも読んでみるか、と。
最初は、1965年に発売開始されたという、りかちゃん人形の話。
1970年頃のクリスマス前にデパートのおもちゃ売り場でアルバイトをしたことがあり、りかちゃん人形の箱を包装紙でくるんだ記憶が残っている。
筆者は、現在も引き続き販売されているりかちゃん人形の形態が当時と変わってきていることを社会の変化に結びつけて論述しているが、ワタシへの説得力はいま一つ。苦笑
実は、ここ1,2年、孫へのプレゼントのためにおもちゃ売り場をうろつく人になっているのですが、売られているおもちゃへの感慨のポイントは、この筆者と別のところにあるからです。後日文章にしてみたい、、、かも。うっふふ
さて、タイトルの長文。小説全文です、とあったので、プロレタリア作家佐多稲子の名前だけしか知らなかったから、これ幸いとして読んでみました。
1950年の作品。
東京から西へ向かう列車内での話。
混雑する三等車の座席が闇で200円で、という社会風俗は、私にも耳新しい。
3歳(らしい)と1歳の子供を抱えて乗り込んだ夫婦。きっと当時なら20代後半かしら。
通路も満杯状況で、父親は見送りらしく列車を降り、幼子二人を抱えた母親の生活の匂いが伝わってきそうです。
全国の多くの18歳の高校生が土曜日にこの文章を読んで、どう思っただろう。自分の国の話と思えただろうか。(私が育てた子供たちよりも、さらに若い)彼らに、この困窮が想像できるだろうか。
ひとのことはいえない。私だって三等列車も闇売買も知らない。かろうじて長距離夜行列車は知っているけれど。短時間で読みながら設問に回答していった彼らは、抒情になど浸っていられないから、どうでもいいのだ、と言ってしまえばそれまでだけれど、なんだか、私たちの国の先輩たちの足跡を見たような気がして、文章から立ち上ったきた映像がまだ頭の中を去来する。
実は、年末に、同じような年頃の子供二人を抱えて娘は、東京から西方面に帰省してきた。授乳室に一番近い指定席を二人分確保して。乗車時間は1時間半あまり。改札口までくれば、迎えが待っている、という環境。それでも、娘としては連日夜泣きの激しい1歳児に睡眠不足~~と悲鳴状態。
あ~大変さの容量って、、、とも思う。娘よ、ゴメン。
「男の人って封建的ね」とつぶやかせている。佐多稲子が時代に感じた思い、なんでしょうね。
あれから、ずいぶん時が流れて、男女の立ち位置が変わりました。いろいろ思うことも多々ありの分野です。
時間がなく垂れ流し文章です。修正要ですね。すみません。
日曜日の朝刊、まだお手元にあると思いますので、小説「三等列車」時間があればどうぞ。