日々の暮らしから

「街中の案山子」「庭にいます。」から更にタイトル変更します。

橋梁談合摘発

2005-05-24 14:08:13 | 社会問題
長らく「談合」があったとして、住友金属工業、神戸製鋼所、川崎重工業、三菱重工業、石川島播磨重工業などの会社名が新聞一面に載っている。
40年以上にも亙るという。これらの会社の従業員総数はどれぐらいになるのだろうか。ずっと就職人気企業の上位常連の会社で、大卒の有能な人たちを採用してきただろうに。
22の歳や24の歳まで前向きにやってきたことと、会社へ入って与えられた現実。
「母は談合も止むなしと教えしか…」(与謝野晶子のパロディのつもり(笑))の思いを味わった人が幾人もいたことだろう。
悪い人はやさしい顔をしてやって来る。「談合」も、適正な競争入札の名前を冠したシステムの中に潜んでいたのだろう。
40年間に入社した有能な社員達のノーブレスオブリージは何処をさまよっていたのだろうか。
建設会社の若手社員の仕事は、選挙事務所の手伝いだとか、石油会社社員の仕事が宴会係だとか、と聞いたりすると、声にならない葛藤がある人もいるだろうなと思っていた(私が聞いた本人は既に結構割り切っていたけど…)。
正当な競争がなされないことによる、不当な価格設定がなされていたとしたら、当然それらは税金の無駄な支出となる。
国の税収減で赤字が叫ばれている今、是非調査をしていただき冗漫支出がなかったかを審査して欲しいものです。
先進国、先進国と自分の国を呼び習わしていても、こんな不明朗なことが国の産業の根幹を担う会社で長年にわたって行なわれていたのかと思うと、声も小さめになる。
税金の支出は支出側に直接の痛みをともなわない。
業界トップ企業が名を連ねている。関係官庁からの天下りはいないのだろうか。その天下りさんは適宜に見ざる聞かざる言わざる、の役目だったのだろうか。
「鉄橋を造るための橋渡し」をしていた天下りキャリアがいたとしたらシャレになるのか、ならないのか。
いくらかの税金を納めるものとして、税金の支出のともなうところのチェックはしっかりとなされことを常々願っている。


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