日々の暮らしから

「街中の案山子」「庭にいます。」から更にタイトル変更します。

子供を持つ女性が仕事を続けていくこと その1

2005-05-25 07:24:48 | 社会問題
少子化という言葉もすっかり耳になじんだ。連日のように新聞で採り上げているが、では新聞社の実情はどうなのだろうか。模範例になるのかならないのか判らないけれど、公表してみるのはどうでしょうか。
「隗より始めよ」である。
「夜討ち朝駆けの記事取材とかもありますが、子育て可能なこんな条件を揃えています」などと、コメントが欲しいものです。
お聞きしたいのは40代、50代の男性社員の方の働き方についてです。
「共働きですか。それとも、奥様はあなたをサポートする専業(またはパート)主婦ですか」と。
そして、
「あなたの現在の仕事は、サポートする人がいないと成り立たないですか」と。
子育ては、どうしても女性(母親)が担う部分が多くあるので(多分若い女性たちは充分承知していす)、その上に、上司の殆どが専業主婦に支えられた仕事人間だとしたら、「子育ても仕事も」という頑張りも消えうせてしまうのではないのでしょうか。
どういう働き方のバリエーションがあり、その働き方を認知している会社であることを、先輩例で示すなり(いつも特集番組を企画したり連載記事を載せている進歩的(?)なマスコミがやってくれるといいのだけれど…)して、若い人にエールを送って欲しい。

随分以前に、俵萌子さんが新聞記者だった頃、子供が寝ているうちに仕事に行かなくてはならなくなり、横で寝ている子供を踏まないように、踏まないように、そっと出かけた、と書いておられたことを思い出す。
そして、もし自分が仕事をしているために子供が交通事故に遭ったりしたら、その責任は自分にあると、自分に言い聞かせながら仕事に行ったと。

今まで仕事をし続けてきた女性たちは、子供に何かあると、親の責任、母親の責任、そんな世間の目、自分の自分自身に対する目もある中で、続けてきているんだなと、俵さんのことを思い出す毎に思う。
俵さんの話を読んだのは、随分以前のことなのに、俵さんの仕事に対する姿勢がなんども頭の中を去来したものです。
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3 コメント

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各社の見解を聞きたいですね (Joeden)
2005-05-25 23:38:36
TBくださり、ありがとうございます。

マスコミ、特に新聞各社については、記者が産休や育休の体験をコラム的な記事で紙面に掲載しているのを時折見かけます。でも、社の方針として示しているのは、見ていないだけかもしれませんが、僕が知る範囲ではありませんね。

近年は署名入り記事を採用する社が増え、女性のお名前を拝見する機会が増えてきましたが、勤務実態はどうでしょうか。

僕が個人的に知っている方は産休をとられて復職されましたが、夫婦間でどのように役割を分担されているのかは聞けませんでした。

いずれにしろ、女性がもっと働きやすい、社会に出やすい環境は、まだまだ整えられているとはいいがたいように思えます。
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コメント・TBありがとうございます (案山子)
2005-05-26 06:29:47
署名記事に女性の名前を見かけると、名前だけでは年齢が判らないけど、「がーんばれ!」と、心なしかエールを送っていることもあります(笑い)。
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ありがとうございました (hatayak)
2005-05-26 16:09:32
TB&コメントありがとうございました。

これからも少子化について書いていくのでよろしくお願いします。
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