日々の暮らしから

「街中の案山子」「庭にいます。」から更にタイトル変更します。

介護と支援

2016-03-12 09:11:46 | 社会問題
身内に関係がない方には、耳には入ってきても、詳細までは不知だと思う。
私自身がそうだったから、ですけれど。

自分の生活が自分で維持できなくなると、それを補助する仕組み、要介護と要支援という制度ができました。
(自分に関係ないときは、どっちが軽度でどっちが重症なのかも不確かでした。その数字についても、大きいほうが重いのか軽いのかも知らず、だったのです)


それぞれがその重さによって、
1)要支援は1、2
2)要介護は1~5
に区分けされています。数字が大きいほうが重いのです。(そろばんや英検は、はじめは数字が大きいですけれど)

一連の判定で区分けされていたのに、去年だったか、1)、2)の管轄が切り離されました。
1)が介護保険を運営て強いる厚生労働省管理から自治体管理になったのです。

介護保険を利用する人になると、ケアマネージャーさんがついて、ケアプランを作り、ヘルパーさんが派遣されたり、介護施設を利用したりという流れになります。

要支援はそこまでに至らない、より軽度とみなされた場合です。
市町村の管轄に。

で、わが町では、来年度から「生活支援サポーター」を要請するということを知りました。
4月から12月までの講習を受けて、認定者が出るのでしょう。

何をするひとか、というと、
「要支援認定者などのお宅で買い物や掃除、調理などの生活支援を行う有償ボランティア」ということです。

旨く考えられているな、と思いました。
今後、団塊世代が大挙して高齢者になっていく時代です。ヘルパーでは追いつきません。保険が8割、9割負担する仕組みも莫大な赤字となって、若者世代にのしかかってくるでしょう。
それをできるだけ避けるために、身体介護までに至らない不都合生活者には、自治体で有償ボランティアでサポート隊を育成していく、苦肉の策、というか、よく考えられた仕組みだな、と思いました。
介護ヘルパー職には年齢制限があるそうですが、生活支援サポーターには年齢制限なし、とのこと。
元気でボランティアで役立ちたいという人には、自己を活躍させる場ができるというとらえ方もできるでしょうから。

人口12000万人超の日本丸。報道ではいつも課題山積、ええっと思うことも多々あると思いますが、この改革は身近な、目の前の変革です。
末端の「係り」をしているもので、知った情報をお伝えします。
…「係り」でなかったら、私は「知らない人」側の人だったと思います。

きっと、皆さんの地域でも同様な取り組みがなされていくのでしょうね。

読んでいただけたとしたら、ありがとうございます。








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10 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
glimiさんへ (案山子)
2016-03-31 07:56:00
glimiさんに理解できないほどの仕組みだとしたら、普及もしないでしょうね。笑
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Unknown (glimi)
2016-03-26 13:47:23
 ケアプラザから頼まれて、高齢者の話を聞く時に幾度か同席していましたが私にはよくわかりません。
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glimiさんへ (案山子)
2016-03-22 21:15:46
ご返事有難うございます。ご主人は多分、恩恵目当てでなさっているのではないでしょう。そのポイントで、提供を受けられるボランテイアの種類に、要支援者レベルの方が頼みたいと思う家事、調理、風呂掃除、買物などもあるのでしょうか。調理、風呂掃除、買物をする側のボランテアさんがいないと成り立ちませんね。うまく回っているのでしょうか。
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打ち間違いごめんなさい! (glimi)
2016-03-20 13:07:49
 またまた打ち間違い
講習によってボランテイアの質絵お高めること → 講習によってボランティアの質を高めること
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勘違いでした。 (glimi)
2016-03-20 13:04:57
ボランテイアqの点数制について夫に確認しました。はじめ夫も自分が使えると思っていたようですが使えるのは年に6000点だそうです。

 まず登録のために横浜市で行っているボランテイアになるための講習を受けるそうです。そうするとあるボランテイア活動について点数が登録されてゆくのだそうです。何点かせいでも良いそうですが使えるのは年間6000点でお金に換算して6000円分だそうです。現金て受け取ってもよいし、寄付しても良いそうです。
ちなみに夫は週2回ディサービスで紙芝居をしていますが、これが月に5000点ほどつくそうです。

 ボランテイアにとってそれほどのメリットはありませんが行政にとっては大きなメリットがあるように感じました。講習によってボランテイアの質絵お高めることができること、人手が必要な時に、その分野を得意とする人をすぐに探し当てることができること等々!
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後で確認します。 (glimi)
2016-03-14 21:10:15
 自分が動けなくなった時に使えると話していたように思います。が、後で確認します。
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glimiさんへ (案山子)
2016-03-13 17:24:30
そうですか。地域でいろいろ考えられているんですね。そのポイントってのは、要支援レベルで必要となる調理や風呂掃除、買物などをお願いする項目も入っているんでしょうか。
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福祉ボランティア (glimi)
2016-03-13 02:10:32
 私は良く知りませんが、夫がいろんな地域ケアプラザでボランティアをしています。数年前にある職員に勧められ福祉団体に登録したようです。
 自分のボランティアした時間が点数となって貯蓄され、自分が必要になった時に、無料でボランティアして貰える制度だそうです。
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さなえさんへ (案山子)
2016-03-12 19:52:01
そうでしたか、東京都ではすでにある仕組みなのですね。1億総活躍時代の掛け声にも合致するし、主婦層が現金収入を得る窓口が広がることにつながりますね。
私、施設より自宅で暮らす、を選択したいと考えています。団塊世代は常に大量の数で歳をとっていきますので、世の中も団塊対応バージョンができるだろうと、そんなに心配していません。
いつまでもブログに落書できるエネルギー持ち続けたいです。笑
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Unknown (さなえ)
2016-03-12 18:33:58
母たちは要支援の時に有償のサポートを区から受けていて食事とお掃除を頼んでいました。それは任意で区の団体に入って1時間確か600円程度でお願いできるもので重宝していましたよ。要介護になってからはそれが使えず、規定の時間数を超したら1時間4000円弱の高額な価格になり、二人の時間のやりくりに随分苦労しました。

要支援も要介護もそういう一種ボランティアの生活援助が必要なときに必要なだけ使えるようになればいいですね。多少支援して貰って自宅で暮らせたら一番良いですから。もう少し、家事の腕があって元気なら応募したいです。
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