日々の暮らしから

「街中の案山子」「庭にいます。」から更にタイトル変更します。

「ライブドアに家宅捜索」という報道

2006-01-17 08:14:20 | 社会問題
昨日の帰宅後のニュースにびっくり。そして今朝の新聞紙面に盛りだくさんに報じられています。
ニュースを聞いて、「風説の流布」でこんなに捜査員が出動するなんて、後ろで後押ししている人がいるのではないだろうかという思い。
検察庁はなかなか動かないというイメージなのに。
そしてマスコミはつい先日まで堀江氏を番組に招いて、成功した若手金持ち社長としてにこやかに応対してきたのに、ニュースステーションの古館さんなどは早速手のひらを返したような話題の運び方です。
検察庁さんへ
嫌疑があるのならしっかりと調べてください。
但し、他の、他社の不正に対しても後回しやなし崩しにしないで欲しいと願います。
テレビ朝日さんへ
1年以上前の案件が捜査の対象です。「捜査が入った」このことひとつで彼のことをコメントする論調がすっかり様変わりする古館さんの見識、テレビ朝日のスタンスなのでしょうか。朝日の加藤論説委員も専門外なのか差し障りなく同調しておられましたけれど…。


「悪いものは悪い」だけれども、その事案よりも拡大されたり、矮小化されたりしてしまうことがなんかいやですね。
マスコミもすぐ話題性に乗っかる癖があるようで、一番目の人が負わなくてはならない習いなのでしょうけれども。
この捜査が嫌疑なしだったら、多分今日一日加熱するだろうテレビ報道、これらの報道による株価下落のマイナスの責任は誰も取らないのですよね。
きっと堀江さんにはピンチがチャンスとなるでしょうね。
乗り越えて進んでいって欲しいものです。
「マスコミなんて都合のいいことばかり言うんですよ」と、言い放っていたの聞いたことありますから。
でも、近頃の彼はマスコミを利用していたのでここらで冷や水としてよかったかもしれませんね。
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今冬は雪が多いという・・・

2006-01-15 13:54:19 | あの頃(~昭和40年代)
久しぶりの暖かい日差し。
雪国も今日は晴れ間が覗いているのでしょうか。
雪崩の危険が…と、ニュースでは繰り返し報道しています。
連日屋根の上にうず高く積もった雪がテレビ画面に登場するから、雪国で暮らしたことのない人にも雪国の大変さが届いていると思います。
でも、実感ってなかなか…、なのでは。
休日は家族揃って雪かき。
しばらくするとゴム長靴の足の指が、段々汗ばむように、むずがゆく、暖かくなってきたものです。
就職して初めて雪のない冬を過ごしたとき、何の不便もなく続いていく冬という季節を不思議におもったこと記憶にありますから。
「屋根にこんなに雪が積もってね。電線の周りにも雪がついて、こんなに棒状のアイスキャンデーのように…」と、黒板に下手な絵を描いていたのは、教科書にある雪国の話が教材だった頃。
都会の冬でもオーバーコートが制服にない雪を知らない中学生に何が伝わったのか(苦笑)。
そういえば小学生の頃、学年末になって劇をやることになり、初めて書いた脚本が、屋根雪下ろしをしていて、屋根から落ちて長期休暇している先生を見舞いにいく話だった。
ぼんやりとしか覚えていないけれど、考えてみれば台本作ったの一回のきりです。
大したことない話ばかりだけれど、雪国で暮らしたからのこぼれ話です。
あっ、「38・1豪雪」も体験しています。
子供だから、休校になるかどうかでワイワイ・ワクワク。
まあ、子供は元気でした。
天気がいいと日差しに雪が輝いていると思います。
どうぞ雪国の皆様、事故がないようにお過ごしください。
なんて、だーれも雪国からの訪問者ないと思いますが…。


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亡き犬「モモ」を想う

2006-01-12 08:09:40 | その他
ピンチヒッターだったこともあり、決して良い飼い主だとは思っていなかった。
先月飼い犬「モモ」が16歳になる少し前に死んだ。
だけれども、日に1~2度、そのことが私の感覚にまだ馴染んでいないことに気付く。

寒中の今ごろは仕事から帰宅するときは、とっぷりと暗い。
ガレージに入れた車から降りるとき、「モモはいないから、待っているわけじゃないんだ」と、一呼吸している自分に気付く。

「朝からずっと留守番で悪いね。待っていた?」
「こっちも草臥れているんだから、今しばらくまっていてね」
と、無意識のうちにやり取りしていたのだろう。

そして「もう寒いの我慢することもなくなったのだから…」と、そう自分と会話している。

そこから去ったものは何も言わない。形もない。
だけれど、「モモが待っていないから、もういいんだ」なんて、自分のココロに説明している。
そういえば、ずっと「子供が夕飯を待っているから」と気が急いた時期を過ごしてきた。
「待っているから」と気が急いていたことが一つ一つ取り払われて、先月死んだモモに対するこの感覚も消えうせてしまうと、若かった月日も失せるように思ったりする。

人はわがままで、いくつもの枷(かせ)に縛られていると、その枷のあることを嘆き、枷から自由になると、必要とされていないことを嘆くようになるのだろうか。

あっ、「人」って言ってはいけませんね。「わたし」です。


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近松門左衛門は20歳で戯作の世界へ

2006-01-11 23:13:54 | 本・映画・テレビドラマ・絵・音楽
今日の「その時歴史は動いた」のテーマは近松門左衛門。
江戸になって70年、4代将軍の時代とのこと。平安な世の中になり、武士の仕事も大層なこともない時代。上方に住む20才の武士であった近松は人形浄瑠璃の面白さにはまる。
そして、武士をやめ人形浄瑠璃の世界に弟子入りする。
なんと革新的なこと。
年代物の作品の焼き直し上演だった世界にあって彼の書いた新作は話題をさらったという。
案内役の松平定知さんのお相手は現在の劇作家協会の会長さんだとか(30代の方に見受けられたけれど、メモしていないので名前は不知)。
会長さんの初代は井上ひさしさん。役目は劇作家の地位を少しでも高めようと…と、口にして微苦笑しておられました。
そして「劇作家の初代は近松門左衛門さんですね」と。
「今の時代にサラリーマンにならないで劇作家になるというよりも、近松の時代では、もっと格段に回りは驚くでしょう」と。
こんな説明を受けると青年近松が身近に思えてしまう。
曽根崎心中は大層人気になり、連日満員。観劇に訪れる客は庶民、綿繰り女たちが一日の手間賃を握り締めて舞台を見ようと駆けつけたと…。
その劇作家さんは
「その100年前のイギリスでシェークスピアがいたわけだけれど、彼は王室をはじめパトロンの援助があっての作家活動だった。近松の場合は綿繰り女の、庶民の、見たいという人気で成り立っていた。
その頃の日本(上方)の庶民の間には、人情の機微に感動する素地が育っていたんですね」と。
現代は娯楽の多様化で観劇に向かう人の割合はかつてほどではないのだろうか。
劇作家協会の会長さんだから、観客動員数も気になるところなのでしょう。
江戸であっても平成の今であっても、お芝居の面白さやめられない人がいるのはなんとなく想像できます。
あぁ、一日の日当を握り締めて、観に行くのは映画かしら、美術館かしら(笑い)。
私が舞台の観客になったのはもう2年前です。

お話ってね、人の考えている世界(展開)のチョット先を書けばいいの。
二歩も三歩も先の話を書くと、人は共感しない。チョット先だと、「あぁ、私もそう思う」と、自分の思っていることを説いてくれているように感じて、感動するものよ。
と、こうのたまった人がいました。

成る程、そういうものかもしれません。
お話を拵えるなど、私にはなかなか遠い世界ですけれど。

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「東京タワー」-オカンと僕と、時々オトンー を読む。

2006-01-11 12:27:18 | 本・映画・テレビドラマ・絵・音楽
昨年12月に読んだ。
もうブログに読んだことを書いたかしらと、記事一覧を追いかけたけれど見当たらなかったので、ここに。
「泣けます」という評をどこかで読みました。
そうですね。泣けます。
夜半一人で読んでいて、泣いてもいいんだよと先輩読者が囁いてくれているようで、遠慮なく泣きました。(笑い)
他にもグッと来るところがあるのだけれど、そのひとつを。
自分がホモだと弟に伝えたら、弟は「お母さんには(悲しむから)内緒にしとけよ」と。
ということで、毎月毎月、母親宛に男っぽい手紙と小遣いを送り続ける話。
何年もたち、どうしてもお母さんに一目会いたくなって帰るのだけれど、窓越しに見るだけで、手紙を差し込んで会わずに帰る。
一週間後かに、お母さんから手紙が届く。
うすうす事情は知っていたと。
お母さんから口にするのも躊躇われたので、知らないことにしていたのだと…。
親と子。
泣いちゃいました。
活字を追っているだけなのに、頭の中にはすっかり映像が…。
読まれた方いらっしゃいますか。

フランキ-さんの感受性、きっと多くの人が頷くから、人気なのでしょうね。

追記:なんか一度ブログで話題にしたようなと、後ろめたい気分があったので、再度探したら12月17日にチョコッと話題にしていますね。まぁ、話が重なっていないようで、このままにしておきます。
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新年早々

2006-01-10 07:53:22 | 社会問題
新生児営利誘拐、無事解決して何よりです。
借金の金額と要求した金額がほぼ同じとは…。返済金を営利誘拐事件により確保したかったのでしょうか。
もうひとつ、結婚2年の夫婦が車ごと海にダイビング。夫に掛けられていた保険金が目当てだったとか。彼女結婚1年余りで夫の1千万円超の預金を使い果たしていたと…。
共通点はお金。
お金だけの問題であれば、「破産」という仕組みを使ってリセットできるのに、彼らの中で悪魔の誘いが訪れて、この一瞬さえ世間が見逃せば、誰にも知れずにリセットできると考えるのだろうか。
きっと、闇金融などから怖い催促が来ていたのだろうな、と、彼ら、彼女らは、普通の人にはこの恐ろしさがわからないと、そう弁解しているのだろうなと、勝手に想像してみる。
それでも、お金の問題です。
お金の問題で命を落とす人も見かけます。
自分の命を落とさないで、人を傷つけることをしないで、解決する方法はこの国にはあるのです。

そういえば、昨年末に偽装問題もありましたね。
あぁ、自殺者が出なければと思っていたのですが、残念ながらひとりお亡くなりになりました。
幸いにして、まだお金の問題なのですから、これ以上の被害が発生しないように解決して欲しいと思います。
マスコミの個人攻撃って無責任で、真実を報道しようとしているのか、視聴率をとるのが目的なのかわからないところが困ります。
話題の人の表情が、当初よりすっきりした感じで、精神的な峠は超えたのだとひとり思っています。
悪いのは悪いのですが、この国の個人攻撃はすざまじいから。

お金の問題のうちに、それ以上の事件が起こらないうちに、解決の糸口へ導いていって欲しいものです。

年末に東京から帰省した娘。
私のマンションすごくゆれるの。
彼女は昨年11月に転居している。
耐震強度不足なのではないの、と話題にしたけれど、そのまま。
他人のこといっていないで、身内のこと心配したら…。
という立場でもあるのに、ココロのうちだけで困ったものだと心配している。
きっと、震度5で困ったことになる建物って、東京に相当あるんではないかしら。
あぁ、地震が起きませんように。







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明けましておめでとうございます

2006-01-05 11:00:38 | 私の雑感あれこれ
お尋ねくださっている皆様も、初春のスタート気分を味わっておられるのでしょうか。
例年の我が家はテレビは恒例の駅伝を中継し、着飾った人々がブラウン管に映ってお正月気分は四角い画面からやってくるのですが、おせち料理も最大限カットしたためか、私の中では冬季休暇気分でした。
サツマイモの裏ごしや伊達巻つくりのためのはんぺん探し(スーパーでは年末になるとかまぼこがずらっと並びはんぺんが姿を隠します)、あれがお正月を迎える雰囲気を盛り上げていたらしいのです。
29日まで立込んだ仕事があったという理由をつけて、おせち作りをカットしたのは誰からも取り立てて文句は無いものの、どこか自分が自分で寂しい。
あの必死で昆布と鰹節の出汁作りをしていた自分に、そのときの今より少しばかりの若さ、元気さに嫉妬しているのだろうか。

面倒で大変だ、いやだなーと思っていても、心底のところでは、実はそのことに満足している部分があったのかも。
まことに厄介なものです。

というわけで、帰省していた子供らも本拠地に戻り、今は今年の試運転です。
これからの季節、まだまだ寒中ですが、日差しが少しずつ明るくなるようで、それを支えに立春までこらえるのが例年です。

あっ、暖かくなるのは良いのですが、次の季節を早く早くと思うと、終わりの季節まで手繰り寄せるような気にもちょっとなるので、今という時間を有意義に使い切ることを考えるべきなのですね。

どうぞまたお越しください。
皆様に良いお年でありますように。
         





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