私の映画玉手箱(番外編)なんということは無い日常日記

なんということは無い日常の備忘録とあわせ、好きな映画、韓国ドラマ、そして
ソン・スンホンの事等を暢気に書いていく予定。

オリヲン座からの招待状

2007-10-28 19:45:01 | 映画鑑賞
昭和30年代 行く当てもない若者留吉は映画館の映写技師見習いとして働くようになる。
先代が死んだ後も映画館を去ることなく映画館を守ろうとする留吉。
そんな留吉と一緒に映画館を守るトヨ。

夫婦でもない二人が映画館を守ることを回りは認めない。映画も斜陽期に入る。
周りの状況はどんどん厳しくなる。「やっぱり二人は一緒にいないほうが・・・」そんな展開があるのかと思ったが、そんなこともない。
暑い夏、蚊帳の中を静かに飛ぶ蛍。
若い留吉はトヨを慕い、ただただ映画館を守ろうとする。

非常にシンプルなストーリー。
現在の話も描かれるのだが、現在の話と上手くシンクロしているとは言いがたい。
現在の話を出すことによって、時の流れを感じさせたかったのかもしれないし、シンプルなストーリーにちょっとした味付けをしたかったのかもしれないが、現代のパートがかなり唐突な感じがして、そのあたりがちょっと勿体なかったなと思う。


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子供の頃、近所にあった映画館はあんな感じだった。
入り口の雰囲気も、ドアの感じも、そっくりだった。勿論本当の映画館はただ古いだけで、映画の中の映画館のように趣はなかったけれど・・・