私の映画玉手箱(番外編)なんということは無い日常日記

なんということは無い日常の備忘録とあわせ、好きな映画、韓国ドラマ、そして
ソン・スンホンの事等を暢気に書いていく予定。

涙が流れる

2010-07-01 21:21:46 | 韓国ドラマ・映画
信頼していたスタッフの裏切りが追い打ちに…(スポーツニッポン) - goo ニュース





スンホンが一緒に出演した恋歌では、この歌がパク・ヨンハが演じたキャラクターのテーマ曲だったはずだ。(ややうろ覚えで未確認だが・・・)
2年前、恋歌コンサートにいけず、いい加減にこの歌を訳したりしていたのだが・・・
こんな寂しい気持ちで聴くことになるとは思わなかった。


涙が流れる 拭いても止まらない
君が流れる 涙を流しても全身が切られる

風を送る 君も記憶ものせて送る それでも僕は男だと笑ってみるだろう

君を愛していたと 生きる理由だったと
君の行く手をさえぎり 声を出して泣きたいけれど
恋しくても我慢してみるよ 
君にしてあげることは何もないから
君の幸せを願い 送るよ

君を呼ぶ 胸で叫ぶ
涙を我慢する 呼んでも君は来ないから
愛はどうして ただの挨拶もなく去るのか
僕を捨てた君 今日も恨む

今も君だけを探すバカだから
大丈夫 愛してたじゃないか 
一緒にいる間 幸せだったじゃないか
君を送り出したこと 死ぬほど嫌だけれど
恋しくても 我慢してみるよ
君にあげるものはないから 君の幸せを願い 送り出すよ


裂壊

2010-07-01 21:17:38 | たまに読んだ本
失踪人捜査課の室長と連絡が取れなくなった。
所内の査察までもう時間がない。
居なくなったのには何か特別の理由があると考えたチーム員達は仕事の基本である「ホウレンソウ」を封印し、自分たちで自分たちのリーダーを救おうとする。
リーダーが自分たちの助けを望まないかもしれないと思いながらも、自分たちの上長を守るべく、動き出すチーム員。

失踪人捜査課シリーズの5作目。
「警察官であること、子の親であることがどんな風に関係しあうのか?」というテーマは、先日読んだ著者の作品「棘の街」とずいぶん被っているテーマなのではないだろうか?
シリーズ物のこちらは、自分たちの職場の歴史と重ね合わせつつ、上長の救出を願うチーム員の苦悩にも大きい比重がかけられているが、人の親としての責任感も大きなテーマだと思う。親としての責任感が直接描かれる棘の街とは違い、こちらは上長の行動を通じて、親としての思いと職業人としての葛藤が炙り出される。
ワンクッションあるだけで逆に冷静に考えられるし、物語としてはこちらの方が面白いのではないだろうか。
棘の街は、「警官である続けることがそんなに素晴らしいことなのか?」というところに共感できなかったのだが、この作品は警官であり続けることイコール女性として職業を持ち続けることの難しさと戦うことでもある。
その難しさは、警察という職場環境を除いても共感できることであるので、より面白く感じられたのかもしれない。

シリーズ物5作目というのは、シリーズとしての歴史も感じられ、かといってマンネリにならない一番いい頃合いなんではないかと思う。
私は結構面白く読む。



裂壊―警視庁失踪課・高城賢吾 (中公文庫)
堂場 瞬一
中央公論新社

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